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愛多き者は則ち法立たず


愛多き者は 則ち法立たず
あいおおきものは すなわちほうたたず

民衆に対する慈愛の情も、度が過ぎると人々がつけ上がって
法が守られなくなるということ。
また、愛や慈悲も、度が過ぎるのは考えものだという意。
出典、政治の要諦を説いた「韓非子」にあり、
愛情ばかりで威厳が少なければ、下の者が上の者を馬鹿にし、
法令が行なわれなくなるということ。




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足寒うして心を痛む


足寒うして心を痛む
あしさむうしてしんをいたむ

さまざまの災いも、下々の者の不平不満から起こるというたとえ。
また現在では、足を冷やすと心臓に悪いという意味に使う。
東洋医学では、頭を冷やして足を暖かくするのが健康の常道とされ、
その逆に足を冷やすのは心臓に悪いのをはじめ、
万病のもととされている。
類義語、頭寒足熱。禍は下から。




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網呑舟の魚を漏らす


網呑舟の魚を漏らす
あみどんしゅうのうおをもらす

漁網は小さな魚はよく捕らえるが、
舟を呑みこむような巨大な魚はかからないということ。
(転じて)
大悪人は法律の網目をくぐって悪事を働くので
捕らえることが出来ないということ。
また、法律が大まかで大罪人を罰することが出来ないということ。
類義語、網にかかるは雑魚ばかり
対義語、天網恢恢疎にして漏らさず




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網にかかるは雑魚ばかり


網にかかるは雑魚ばかり
あみにかかるはざこばかり

悪事の大物はたくみに法の網をすり抜けて
なかなか捕まらないということ。
漁網を引き揚げると大きな魚は逃げて
小さな雑魚だけがかかっていることがある。
この漁網を法の網にたとえて、
悪事の張本人である大物は逃げてしまい、
逮捕されるのは小物ばかりだということをいったことば。
類義語、網呑舟の魚を漏らす/皿嘗めた猫が科を負う
 



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安石出でずんば蒼生を如何せん


安石出でずんば 蒼生を如何せん
あんせきいでずんば そうせいをいかんせん

偉大な政治家の出生を待望する国民の気持ちをいったことば。
「安石」は晋(しん)の政治家で、謝安(しゃあん)の字(あざな)。
「蒼生」は人民、万民のこと。




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家に鼠国に盗人


家に鼠国に盗人
いえにねずみくににぬすびと

家には鼠がいて食べ物を食い荒らし、
国には泥棒がいて人々の生活を害することから。
一軒の家から国家まで、
すべてのものに害をなす者がいるということ。
規模や程度の差はあっても、
盗人はどこにでもいるというたとえ。
「徒然草」の、「身に虱(しらみ)あり、家に鼠あり、
国に賊あり」から。




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砂長じて巌となる


砂長じて巌となる
いさごちょうじていわおとなる

小さくて取るに足りないものでも、
たくさん集まれば大きくて価値のあるものになるというたとえ。
昔は、小さな砂粒が長い年月を経て成長し、
大きな岩になると信じられていたことから、
長く久しく栄えることを祝福することばとして使われた。
類義語、塵も積もれば山となる




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石が浮かんで木の葉が沈む


石が浮かんで木の葉が沈む
いしがうかんでこのはがしずむ

沈むはずの石が浮かんで、浮くはずの木の葉が沈むというように、
物事が道理と逆になることのたとえ。
世の中が理不尽であることを嘆くことば。
同義語、石が流れて木の葉が沈む/朝日が西から出る




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伊勢屋稲荷に犬の糞


伊勢屋稲荷に犬の糞
いせやいなりにいぬのくそ

どこにでもあるありふれたもののたとえ。
徳川家康が江戸幕府を設けると、
伊勢の国(今の三重県)出身の商人が陸続と移住してきて、
それぞれ伊勢屋ののれんをかかげ、商売の神である稲荷を祭り、
新開地で物騒だから犬を飼うので、道端に犬の糞も多かった。
当時の情景をイ音でいった語呂合わせのことば。
同義語、江戸名物伊勢屋稲荷に犬の糞/
江戸に多きものは伊勢屋稲荷に犬の糞




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一文高の世の中


一文高の世の中
いちもんだかのよのなか

世間は少しでも多くの財産を持つ者を偉いとされる。
人間万事金の世の中で、
成功するとは金を握ることとさえ思われており、
金さえあれば馬鹿でも賢く見られ、若くても偉く思われる。
一文でも多く持っている者が尊敬され、その高で順位づけられる。
類義語、商人は一文高/金に頭を下げる




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一葉落ちて天下の秋を知る


一葉落ちて天下の秋を知る
いちようおちててんかのあきをしる

一葉は、梧桐(あおぎり)の葉のことで、
大きな葉が他の木より早く落ちる。
その一葉が落ちるのを見て秋の季節の訪れを察すること。
(転じて)
わずかな前兆によって、
やがて来るであろう大事を察することのたとえ。
同義語、一葉秋を知る/一葉の秋/桐一葉(きりひとは)
類義語、霜を履んで堅氷至る




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稲妻や昨日は東今日は西


稲妻や 昨日は東 今日は西
いなずまや きのうはひがし きょうはにし

晩夏に多く発生する稲妻の素早さ、変化、凄烈さの情景を表現した
ことばで、江戸座主宰の榎本其角(えのもときかく)の句から。
世の中の移り変わりの激しいことを言いあらわすときに引用される。




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入り船あれば出船あり


入り船あれば出船あり
いりふねあればでふねあり

港に入ってくる船があるかと思えば出て行く船もあるように、
世の中のことはさまざまであるということ。
また、一定状態が続くものではないというたとえ。
類義語、一去一来/片山曇れば片山照る




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夷を以て夷を制す


夷を以て夷を制す
いをもっていをせいす

異民族どうし、もしくは外国同士が敵対関係なるよう工作し
牽制させて、自国は武力を使わずに巧みに利益と安全を図る事。
「夷」は、異民族、外国の意。
四字熟語、以夷制夷(いいせいい)
同義語、夷を以て夷を攻(せ)む




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隠として一敵国の如し


隠として一敵国の如し
いんとしていちてきこくのごとし

はっきりとした対立を見せないが、
自分と同等の勢力をもっていること。




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有為転変は世の習い


有為転変は世の習い
ういてんぺんはよのならい

この世の中はまことにはかなく、
すべてが激しく移り変わってとどまらないものだということ。
「有為」は、仏教語で、さまざまな因縁によって出来上がった
この世の物事一切をいう。
「習い」は、世の中の常という意。
類義語、移れば変わる世の習い/昨日の淵は今日の瀬/
世の中は三日見ぬ間の桜かな




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飢えては食を択ばず


飢えては食を択ばず
うえてはしょくをえらばず

飢えに苦しんでいる者は、どんなに粗末な食物であっても、
また嫌いな食物であっても、より好みせずに食べるということ。
そこから、困っている者は、ちょっとした親切でも喜んだり、
悪政に苦しんでいる人民は些細な善政にも喜ぶという
意味でも使われる。
類義語、空腹にまずいものなし/ひもじい時にまずい物なし




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歌は世につれ世は歌につれ


歌は世につれ世は歌につれ
うたはよにつれよはうたにつれ

どんな歌が流行するかは、その時代の有り様や
世相の変化に伴って変わっていき、
また、世の中も流行の歌に影響されるということ。




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移れば変わる世の習い


移れば変わる世の習い
うつればかわるよのならい

時代が移り変われば世の中の状況は
さまざまに変化するものである。
目まぐるしく移り変わろのも世の常のことであり、
それが当然のなりゆきだということ。
同義語、移り変わる習い/
移り変わるは浮世の習い




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驕る平家は久しからず


驕る平家は久しからず
おごるへいけはひさしからず

平家は栄華を極め、「平家にあらずんば人にあらず」とまで豪語し、
権勢を誇って傲慢な振る舞いをしていた。
しかし源氏の台頭であっけなく滅亡した。
このように、驕り高ぶる人は長く栄えることなく破滅を招くということ。
平家物語の「驕れる人も久しからず」より。
同義語、驕る平家に二代なし/驕る者久しからず
類義語、盛者必衰/盈(ミ)つれば虧(カ)く/
物盛んなれば則ち衰う/栄枯盛衰




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惜しく欲しくの争い


惜しく欲しくの争い
おしくほしくのあらそい

一方は惜しくてやりたくない、
もう一方はどうしても欲しいと言う欲と欲との争い。
この社会に多い紛争や世相をいったことば。
また、娘の縁談にも使われている。




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男は敷居を跨げば七人の敵あり


男は敷居を跨げば七人の敵あり
おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり

社会に出て働く男には、
競争相手や対立する者が大勢いるということ。
男が世の中で仕事や活動をする時の心得をいう。
「七人」は、数の多いことをいう。
同義語、家を出ずれば七人の敵あり/
男子家を出ずれば七人の敵あり/
門を出ずれば七人の敵あり/敷居を跨げば七人の敵あり
類義語、雨垂れ落ちは三途の川
反対語、女は敷居を跨げば七人の友あり




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親方日の丸


親方日の丸
おやかたひのまる

自分たちの親方は日本国であるということから。
たとえ経営がうまくいかなくても、自分たちの背後には国家が控えているから倒産の心配はない、という公務員などの真剣味に欠けた意識を皮肉っていうことば。
類義語、お役所仕事





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骸骨を乞う


骸骨を乞う
がいこつをこう

役人が退官や辞職を願い出ること。
年を取って痩せ衰えた自分を骸骨に見立てて言ったことばで、臣下として主君に捧げた体ではあるが、せめて無用になった骸骨だけを返してほしいということ。
中国楚の項羽に仕えた謀将の范増(はんぞう)が辞職を申し出たときに言ったことばによる。
なお、君主から辞職の許しが出ることを「骸骨を賜る」という。





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学者の取った天下なし


学者の取った天下なし
がくしゃのとったてんかなし

政治のあり方について学者は優れた見解を持っているが、その人が政治家になったとしても成功しないということ。
学者は学問上、政治や国家を論ずるが、現実の政治は学者が言うように理屈どおりにはならないものである。
理屈だけは達者だが現実にうとい学者を皮肉ったことば。





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駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人


駕籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋を作る人
かごにのるひとかつぐひと そのまたわらじをつくるひと

世の中には駕籠に乗る身分の人もいれば、駕籠を担いで生活している人もいて、さらに駕籠かきの履く草鞋を作る人もいるということ。
世の中の階級や職業はさまざまであり、そのさまざまな境遇の人が互いに助け合って社会が成り立っているというたとえ。





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火事と喧嘩は江戸の華


火事と喧嘩は江戸の華
かじとけんかはえどのはな

江戸は大火事が多くて火消しの働きぶりが華々しかったことと、
江戸っ子は気が早いため派手な喧嘩が多かったことから、
華やかな江戸の特色を象徴する二大名物をいったことば。





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苛政は虎よりも猛し


苛政は虎よりも猛し
かせいはとらよりもたけし

あまりにも厳しすぎる政治は、民衆にとって虎に食われたりする被害や恐ろしさよりもひどく、むごいということ。
「苛政」は苛酷な政治。重税や厳しい刑罰をおこなう政治。酷政。
孔子が泰山(たいざん)のふもとを通った時、
家族を虎に食い殺されて泣いている婦人に会った。
そこで孔子は、なぜここを逃げださないのかと尋ねたところ、
婦人がここには厳しい政治がないからだ、と答えた故事による。
四字熟語、苛政猛虎





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鼎の軽重を問う


鼎の軽重を問う
かなえのけいちょうをとう

権力者や権威者などがほんとうにそれなりの実力や能力を持っているのかと軽んじて疑うこと。
また、あわよくば上位者の権威や地位を自分が取ってかわろうとする野心のあること。
「鼎」は食物を煮るための三本足の銅器で、権力の象徴とされた。
中国楚の荘王が無礼にも周王室に伝わる宝物の鼎について大小や軽重を質問したという故事から。
現在では、単にその人の能力の有無を問うという意味にも用いられる。





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金は天下の回り物


金は天下の回り物
かねはてんかのまわりもの

金は人から人へ、世間をぐるぐる回っているもので、いつかは自分のところにも回ってくるはず、だから今は貧しいからといってくよくよすることはないという励ましのことば。
また、真面目に働いていればいつかは自分のもとにも回ってくるかもしれないという庶民の淡い期待を表したことば。
同義語、金は天下の回り持ち/金は世界の回り物/金は世界の回り持ち
類義語、金は浮き物/金は湧き物/金銀は回り持ち/宝は国の渡り物/貧乏難儀は時の回り
対義語、金と子供は片回り/金は片行き





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