【PR】





顎振り三年


顎振り三年
あごふりさんねん

何事でも、身に付くまでには長い年月がかかるということ。
尺八をならうと、最初はあごをうまく振って調子のとり方を学ぶのだが、上達するには三年間はかかるということから。
人知れない苦心と努力が必要とされる。
一芸一能に達する修業のきびしさを一言でいったことば。
同義語、首振り三年/首振り三年ころ八年/頤(あご)振り三年
類義語、石の上にも三年/商い三年/櫂は三年櫓は三月




                                                             | 芸術 芸能

阿呆にも一芸


阿呆にも一芸
あほうにもいちげい

常人で有る無しにかかわらず、
世俗の雑念にまどわされないで一事一芸に打ち込むこと。
馬鹿と天才は紙一重と言うが、
そのような人は集中力が非常にあるので
案外傑作を生み出すことがある。
なお、阿呆でも一つぐらいは取り柄がある、
という意味で使うのは誤り。




                                                             | 芸術 芸能

意到りて筆随う


意到りて筆随う
いいたりてふでしたがう

優れた詩や文章が思うままに、すらすらと書けるようす。
文章を書くとき、なかなか思うように筆が進まないものだが、
心にこう書きたいと思えば、筆がそのように動いてくれるということ。




                                                             | 芸術 芸能

一芸に名あれば遊ぶことなし


一芸に名あれば遊ぶことなし
いちげいになあればあそぶことなし

何か一つことに優れていれば、
世渡りしていくうえで食いはぐれることはない。
同義語、一芸に名ある者は必ず用いらる/
芸は身を助く




                                                             | 芸術 芸能

一芸は道に通ずる


一芸は道に通ずる
いちげいはみちにつうずる

一つの芸道について奥義を極めた者は、他の分野においても、
法則や道理、心得が身についているということ。
どのような芸でも、つきつめていけば、
単なる技術を超えた普遍的な「道」に到達するとの意。
同義語、一芸は百芸に通ず/一芸に達する者は諸芸に達する




                                                             | 芸術 芸能

一日の名匠


一日の名匠
いちにちのめいしょう

一日でもよいから、よい師匠について学べということ。
独学や至らぬ師について学ぶよりも、
短くとも優れた師から教えを授けるほうが
その効果は計り知れないものがあるということ。




                                                             | 芸術 芸能

謡長じて舞となる


謡長じて舞となる
うたいちょうじてまいとなる

謡を習って上達いくうち、それに満足しなくなり、
こんどは舞までやるようになるとの意。
趣味や道楽はだんだん深入りしてしまうものであるというたとえ。




                                                             | 芸術 芸能

歌より囃子


歌より囃子
うたよりはやし

話をする人よりも、その話を聞いて相づちを打ったり
話をまとめたりする人のほうが、重要な存在であるというたとえ。
「囃子」は能や歌舞伎の演技で雰囲気を出すための伴奏の音楽。
歌の文句よりも囃子のほうが面白いということから。
将軍より参謀、主役より助演、講演者より司会者というように、
脇役の上手下手によって、当事者の効果が違ってくることも多い。
類義語、搗(つ)くより手返し




                                                             | 芸術 芸能

馬の足


馬の足
うまのあし

演技の下手な俳優のたとえ。
歌舞伎などの芝居で、張り子の馬を二人でかぶって、
前脚と後脚になる馬の脚の役のことで、
下級の役者がつとめるところから。
同義語、馬の脚
類義語、大根役者




                                                             | 芸術 芸能

梅に鶯


梅に鶯
うめにうぐいす

取り合わせのよい二つのものにいう。
二つの物が調和して、よく似合ったりする場合のたとえ。
日本画の題材には取り合わせに型があり、梅に鶯も代表的な一例。
類義語、竹に雀/竹に虎/牡丹に蝶/松に鶴/紅葉に鹿/
柳に燕/波に千鳥/猿に絵馬/桐に鳳凰




                                                             | 芸術 芸能

大見得を切る


大見得を切る
おおみえをきる

自信満々に大きなことを言ったり、
大げさな言動で自分を誇示したりすること。
また、出来もしないことを出来るように言うこと。
「見得」は、歌舞伎役者が特に際だった場面で動きを止め、
ことさら目立つ表情や身振りをする決めの演技で、
「大見得」は、それをさらに大げさに演じること。
(転じて)自分のいいところを見せようとして
大げさな振る舞いをすることをいう。
なお、「見得」を「見栄」と書き誤らないように注意。
「見栄」は、見た目、外観、みばえの意で、見た目の姿を意識して、
実際以上によく見せようとする態度をいうときは
「見栄を張る」をつかう。




                                                             | 芸術 芸能

大向こうを唸らせる


大向こうを唸らせる
おおむこうをうならせる

芝居通をも感心させるほどの名演で観客を感嘆させるたとえ。
「大向こう」は、舞台から見て正面後方にある観客席のこと。
(転じて)安価な席にたびたび通ってくる芝居通の観客のこと。
また、すぐれた技巧で多くの一般大衆の人気を博すること。




                                                             | 芸術 芸能

お茶を挽く


お茶を挽く
おちゃをひく

客にあぶれて暇でいること。
花柳界(かりゅうかい)や芸能界で客のないときの隠語。
芸者や遊女に客がつかないで暇していると、
茶葉を茶臼で挽いて粉にする仕事をさせられたことからといわれる。




                                                             | 芸術 芸能

男の目には糸を引け女の目には鈴を張れ


男の目には糸を引け 女の目には鈴を張れ
おとこのめにはいとをひけ おんなのめにはすずをはれ

男の目は細くて糸を引いたようにまっすぐなのが男らしく、
女の目はぱっちりと鈴のように丸く大きいのが
愛敬があって良いとされている。
日本画に画かれている人物の顔はそのようなものが多い。




                                                             | 芸術 芸能

十八番


十八番
おはこ

その人の最も得意とする芸や技のこと。
元来は「御箱」の意で、歌舞伎の市川家がお家芸とする当たり狂言を歌舞伎十八番と言い、その台本を箱に入れて秘蔵したことから。
なお、ふつうに音読して「じゅうはちばん」ともいう。





                                                             | 芸術 芸能

女は化け物役者は魔物


女は化け物 役者は魔物
おんなはばけもの やくしゃはまもの

女性は化粧することで年齢がわからなくなり、
役者ともなると、年齢はもとより性別さえもわからなくなるということ。
上手に化粧すれば、すかっり美しくなり年も若返って別人に変身する。





                                                             | 芸術 芸能

咳唾珠を成す


咳唾珠を成す
がいだたまをなす

せきやつばきが珠玉となること。
(転じて)
詩文の才能がきわめて豊かなことのたとえ。
何気なく口にする言葉がすべて珠玉のような美しい名句になるということから。
「咳唾」は、せきとつば。「珠」は、真珠や宝玉のこと。
他人の言語を敬っていう。
元は、権力者の言葉が人々に恐れられるさまであったが、後に文才に富んでいて立派な作品になる意味で用いるようになった。
四字熟語、咳唾成珠(がいだせいしゅ)





                                                             | 芸術 芸能

櫂は三年櫓は三月


櫂は三年 櫓は三月
かいはさんねん ろはみつき

櫂の使い方を覚えるには三年かかり、櫓の使い方を覚えるには三ケ月かかるということで、櫓の使い方に対して、櫂の使い方の難しいことを言ったことば。
同じようなものであっても難易度が違うため、習得にかかる時間には差があるということ。
また、なにごとにも技術を習得するにはそれ相応の期間が必要だということ。
類義語、棹は三年櫓は三月/櫓三年に棹八年/首振り三年ころ八年





                                                             | 芸術 芸能

楽屋で声を嗄らす


楽屋で声を嗄らす
がくやでこえをからす

むだな努力をするたとえ。
また、いくら苦労しても誰からも認められないことのたとえ。
役者が楽屋で一生懸命に稽古をしすぎて声を嗄らし、肝心の舞台で声が出なくなることから。
類義語、空き家で声嗄らす





                                                             | 芸術 芸能

画工闘牛の尾を誤って牧童に笑われる


画工闘牛の尾を誤って 牧童に笑われる
がこうとうぎゅうのおをあやまって ぼくどうにわらわれる

絵は実物のよく観察した上で描かないと、とんだ失敗をするということで、教育を受けていない人でも、専門の事には詳しい知識を持っているものだから、その者から教えを受けるべきだというたとえ。

勇ましく尾を振り上げて戦っている闘牛の絵を珍重していた男がいたが、闘牛が戦うとき、尾は股の間にはさんでいるものだ、こんなばかげた闘牛はないと牧童に笑われてしまい、その絵を燃やしてしまったという中国宋の故事から。
類義語、海のことは漁師に問え





                                                             | 芸術 芸能

歌人は居ながらにして名所を知る


歌人は居ながらにして名所を知る
かじんはいながらにしてめいしょをしる

古歌や歌枕についてよく研究している歌人は、実際にその場所へは行かなくても名所のことに詳しいという意味。





                                                             | 芸術 芸能
【PR】