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秋鯖の刺身にあたると薬がない


秋鯖の刺身にあたると薬がない
あきさばのさしみにあたるとくすりがない

秋の鯖の中毒は激しいものであるということ。
「さばの生きぐされ」ということばもあるほど、
さばは腐りやすいとされている。




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秋の𩺊と娘の粗は見えぬ


秋の𩺊と娘の粗は見えぬ
あきのあらとむすめのあらはみえぬ

若い娘の欠点は見逃されがちであると言う事
𩺊(あら)は北陸沿岸に多い深海魚で、
秋は岩陰に棲んで姿を見せず漁獲される事が無い。
秋に見つけにくい𩺊と、若い娘の粗(欠点)との掛けことば。




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朝の蜘蛛は福がくる夜の蜘蛛は盗人がくる


朝の蜘蛛は福がくる 夜の蜘蛛は盗人がくる
あさのくもはふくがくる よのくもはぬすびとがくる

朝に現れる蜘蛛は吉兆をもたらす存在で、
夜に現れる蜘蛛は災いを招く存在だということ。
このほかにも、「夜の蜘蛛は親と思っても殺せ」や、
万葉集には、「蜘蛛が巣を張ると恋人が来る」、
詩経には、「蜘蛛が体につくと縁起いい」など、
蜘蛛と縁起をあわせたことばは多いが、科学的根拠は何もない。
また、多くの蜘蛛は害虫を食べる益虫として
古来から重用されていたようで、むやみに殺さないほうがよい。




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浅みに鯉


浅みに鯉
あさみにこい

浅瀬で鯉がぱちゃぱちゃと泳いでいて手づかみで取れることから、
めったにないことや、思いがけない幸運にであうことのたとえ。
類義語、千載の一遇。




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頭の上の蝿を追え


頭の上の蝿を追え
あたまのうえのはえをおえ

他人のことに口出しするよりも、自分のことをしっかりやれということ。
自分の頭の上にたかる蠅さえ、ろくに追い払うことが出来ない者が、
他人の頭の上の蠅を追い払おうとするなという意味から。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。




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頭の上の蝿も追われぬ


頭の上の蝿も追われぬ
あたまのうえのはえもおわれぬ

自分の頭にたかる蠅さえ満足に追い払えない意から。
自分一人の始末さえも何一つ満足にできかねることのたとえ。




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あの声で蜥蜴食らうか時鳥


あの声で蜥蜴食らうか時鳥
あのこえでとかげくらうかほととぎす

情緒あふれる鳴き声の美しさから、俳句や歌に読まれるほととぎす。
だが、その同じ口でトカゲを食うとは驚いたものだということ。
(転じて)
人や物事は容貌や外見だけでは、実態や本質がわからないということのたとえ。
外見と中身が違って驚かされる場合が多いものである。
江戸時代の俳人、宝井其角(たからいきかく)の句から。
類義語、蛇食うと聞けば恐ろし雉の声 人は見かけによらぬもの




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虻蜂取らず


虻蜂取らず
あぶはちとらず

蜘蛛が巣にかかった虻と蜂の両方を同時に捕ろうとして、
どちらも取り逃がしてしまった様子から。
(転じて)
欲を張り二つの物を同時に手に入れようとして、
結局どちらも手に入らないこと。
一つだけなら手に入るものも
欲を出し過ぎると双方取らずとなるたとえ。
「虻も取らず蜂も取らず」の略。
類義語、一も取らず二も取らず 二兎追う者は一兎をも得ず
反対語、一挙両得 両手に花




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阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ


阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
あほうのはなげでとんぼをつなぐ

トンボを結んで繋ぐことができるほど
鼻毛をのばしているということで、
愚か者は身なりまでもだらしないというたとえ。
鼻毛が伸びているのは見た目も悪く、
だらしない愚かな人間だと思われやすい。
愚かな人間ほど鼻毛も伸び放題が多いということで、
トンボがしばれるほどと誇張していう。




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甘い物に蟻がつく


甘い物に蟻がつく
あまいものにありがつく

甘いものには自然に蟻がたかることから、
(転じて)
多額の利益や利権などに人々が次々に集まってくること。
類義語、窪い所に水溜まる




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雨蛙が鳴くと雨


雨蛙が鳴くと雨
あまがえるがなくとあめ

有名な天気予報のことわざ。
アマガエルは、葉っぱの上などによくいる、緑色の小型の蛙で、
昔の人が、雨の前によく鳴くことから、雨蛙と名付けたとされる。
雨蛙がよく鳴いた翌日に雨が降る割合は
3割から4割程度といわれている。




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網呑舟の魚を漏らす


網呑舟の魚を漏らす
あみどんしゅうのうおをもらす

漁網は小さな魚はよく捕らえるが、
舟を呑みこむような巨大な魚はかからないということ。
(転じて)
大悪人は法律の網目をくぐって悪事を働くので
捕らえることが出来ないということ。
また、法律が大まかで大罪人を罰することが出来ないということ。
類義語、網にかかるは雑魚ばかり
対義語、天網恢恢疎にして漏らさず




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網にかかるは雑魚ばかり


網にかかるは雑魚ばかり
あみにかかるはざこばかり

悪事の大物はたくみに法の網をすり抜けて
なかなか捕まらないということ。
漁網を引き揚げると大きな魚は逃げて
小さな雑魚だけがかかっていることがある。
この漁網を法の網にたとえて、
悪事の張本人である大物は逃げてしまい、
逮捕されるのは小物ばかりだということをいったことば。
類義語、網呑舟の魚を漏らす 皿嘗めた猫が科を負う 




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網にかかった魚


網にかかった魚
あみにかかったうお

ひとたび網にかかれば、
もういくら逃れようにも逃れられない状態のこと。
(転じて)
ある境遇、運命におちいり、逃れる手段を失った状態のたとえ。




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蟻集まって樹を揺るがす


蟻集まって樹を揺るがす
ありあつまってきをゆるがす

蟻のような弱い虫でも、たくさん集まれば樹が揺さぶられる。
個々は無力な庶民も、群集になると大きな力になるというたとえ。
また、反対に蟻がいくら集まり力んでも、大木を揺るがすなどは不可能であることから、身分不相応の望みや、実現の見込みがない大望をいだくことにも使う。
類義語、蟻が大仏を曳く
蟻が塔を組む




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蟻の穴から堤の崩れ


蟻の穴から堤の崩れ
ありのあなからつつみのくずれ

頑丈に築いた堤防も、
小さな蟻の穴が原因となって崩壊することがある。
わずかな油断や手違いで
大きな失敗や損害を引き起こすことのたとえ。
同義語、蟻の穴から堤も崩れる 蟻の一穴天下の破れ 
千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ
類義語、小事は大事 油断大敵




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蟻の思いも天に届く


蟻の思いも天に届く
ありのおもいもてんにとどく

蟻のように地面をはう小さな虫でも、
一心に努力すれば願いも天に届きかなえられる。
(転じて)
弱小な者でも大志を立ててたゆまず努力すれば、
ついには目標に達し、成功するということ。
同義語、蟻の思いも天に昇る 蟻も天に昇る
類義語、一念天に通ず 蚤の息も天にあがる




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蟻の熊野参り


蟻の熊野参り
ありのくまのまいり

大勢の人がぞろぞろと絶え間なく行き来するようす。
昔、紀伊国(和歌山県)の熊野詣でが盛んで、
参詣する人が蟻の行列のように続いていたことから。
同義語、蟻の伊勢参り 蟻の観音参り 蟻の堂参り




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蟻の塔を組む如し


蟻の塔を組む如し
ありのとうをくむごとし

蟻が落葉や土くれを運び集め、一つ一つ積んで蟻塚をつくるように、
努力の結果を少しずつ重ねていくこと。
弱小な者でも、こつこつと怠りなく努力を重ねていけば、
いつかは大事業を成し遂げることのたとえ。
類義語、蟻集まって樹を揺るがす 蟻が大仏を曳く




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鮑の貝の片思い


鮑の貝の片思い
あわびのかいのかたおもい

あわびの貝殻は、皿のような形のものが
片側に一枚しかないことから、片思いとかけたことば。
一方的に恋しく思うだけで相手は何とも思っていないことのたとえ。
同義語、磯の鮑の片思い 鮑の片思い




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鮟鱇の待ち食い


鮟鱇の待ち食い
あんこうのまちぐい

努力しないで利益を得ようとすること。
アンコウは、大口を開けて小魚が近づいてくるのを待ち、
ぱくりと食ってしまうことから。
働きもせずに静かにじっとチャンスを待ち、
ごちそうにありつく要領のよさをたとえたことば。




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烏賊の甲より年の功


烏賊の甲より年の功
いかのこうよりとしのこう

年長者の言うことは、長い体験と知識から出た貴重なものだから、
おろそかにしてはいけないということ。
烏賊の甲は役に立たない物の意で、語呂合わせでいったもの。
「功」は「劫」とも書く。
同義語、亀の甲より年の劫/蟹の甲より年の功




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生け簀の鯉


生け簀の鯉
いけすのこい

「生け簀」は料理の食材として使う魚介類を
生かしておく場所のことで、
そこに入れられれば逃げることができず、
いずれ料理される運命にあることから。
やがて死ぬ運命にあることのたとえ。
また、束縛されて自由を奪われているたとえにも使う。
類義語、屠所(としょ)の羊/生簀に躍(おど)る魚




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石地蔵に蜂


石地蔵に蜂
いしじぞうにはち

石でできているお地蔵さまは、
蜂に刺されても痛くも痒くもない。
なんとも感じないことのたとえ。
類義語、石に灸/牛の角を蜂が刺す




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磯の鮑の片思い


磯の鮑の片思い
いそのあわびのかたおもい

あわびの貝殻は、
皿のような形のものが片側に一枚しかないことから、
片思いとかけたことば。
自分だけが一方的に恋しく思うだけで、
相手は何とも思っていないことのたとえ。
同義語、鮑の貝の片思い/鮑の片思い




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一寸の虫にも五分の魂


一寸の虫にも五分の魂
いっすんのむしにもごぶのたましい

わずか一寸の虫にも、その半分の五分という、
からだに似合わず大きな魂があるということから。
人はどんなに弱小であっても、
それ相当の意地や根性があるから
決して軽んじてはならないという戒めのことば。
同義語、一寸の虫にさえ五分の魂/一寸之虫
類義語、なめくじにも角/痩せ腕にも骨/
八つ子疳癪/匹夫も志を奪うべからず




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一匹の鯨に七浦賑う


一匹の鯨に七浦賑う
いっぴきのくじらにななうらにぎわう

大きな獲物は直接、間接を問わず、
恩恵をうける範囲も広いということ。
一頭の鯨がとれると、七つの浦がうるおうという意味。
「七浦」は多くの漁村のこと。
それほど、鯨一頭のもたらす経済効果は大きいものである。
同義語、鯨一本捕れば七里浮かぶ/
鯨を突き当つれば七郷浮かぶ/鯨一つ捕れば七浦潤う




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鷸蚌の争い


鷸蚌の争い
いつぼうのあらそい

両者が争ってるすきに、第三者に利益を横取りされることのたとえ。
鷸(しぎ)と蚌(どぶがい)が争っているうちに
どちらも漁夫に捕らえられたという故事から、
両者が争ううちに第三者にその利益を占められ、
自分たちは共倒れになることの戒め。
「鷸」は、水鳥の鷸(しぎ)で、「蚌」は蚌(どぶ貝)
どぶ貝の身を食べようとするしぎのくちばしを、
どぶ貝が殻ではさんで争っていると、
漁師がやってきて両方ともに捕らえてしまったという話から。
四字熟語、鷸蚌之争
類義語、漁夫の利




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いつも柳の下に泥鰌は居らぬ


いつも柳の下に泥鰌は居らぬ
いつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ

一度柳の下でたまたまドジョウをとったからといって、
いつも柳の下にどじょうがいるとは限らない。
同じ幸運を何度も期待するのは愚かであるという戒め。
同義語、柳の下にいつも泥鰌は居らぬ/柳の下の泥鰌
類義語、朔日(ついたち)ごとに餅は食えぬ/
大猟の翌日/狐は二度と同じ罠にはかからぬ
反対語、柳の下に泥鰌二匹




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井の中の蛙大海を知らず


井の中の蛙大海を知らず
いのなかのかわずたいかいをしらず

井戸の中の狭い世界に住んでいる蛙は、
広大な海というものを知らないという意味で、
自分の狭い知識や見解にとらわれ、
他に広い世界のあることを知らない人をあざけっていうことば。
同義語、井蛙(せいあ)は以(もっ)て海を語るべからず/
井底の蛙(せいていのあ)
類義語、天水桶のボウフラ/夏の虫氷を笑う/井戸の鮒




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入り口の蜘蛛の巣


入り口の蜘蛛の巣
いりぐちのくものす

入ろうとする者の顔に蜘蛛の巣がかかるというところから、
顔にかかわる、名誉にかかわる、体面にかかわるのしゃれことば。
同義語、入口の蜘蛛の巣で顔にかかる




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鰯網で鯨捕る


鰯網で鯨捕る
いわしあみでくじらとる

鰯漁の網に鯨がかかったということから、
思いがけない幸運や意外な収穫のたとえ。
また、鯨が鰯網で捕れるはずがないことから、
あり得ないことのたとえ。
類義語、鰯網へ鯛かかる/雀網で鶴とれる/
兎のわなに狐がかかる




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鰯で精進落ち


鰯で精進落ち
いわしでしょうじんおち

精進とは生臭物を断って菜食し、身を浄め心を慎むこと。
長い精進期間がやっと終わったのに、
その祝いを鰯のようなつまらない魚でするという意味で、
長い間の苦労や努力が十分に報われないこと。
また、精進期間中に鰯のようなつまらない魚をうっかり食べて
今までの努力を台無しにするという意味から、
つまらぬ事で大事な誓いを破ったり、
つまらない者を相手にして汚名をきせられる場合にもいう。
同義語、鰯で飲んで精進落とす




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鰯の頭も信心から


鰯の頭も信心から
いわしのあたまもしんじんから

第三者の目からはつまらない物でも、
信仰する人にとっては神であり、ありがたく見えるということ。
いわしの頭など捨てるようなつまらない物でも、
信仰すればありがたく思えるようになってくるということで、
信仰心の不思議さをたとえたことば。
平安時代の風習で、節分の夜に鰯の頭をひいらぎの枝にさして
門口に置くと悪鬼を払うと信じられていたことから。
「頭」は「かしら」とも読む。
同義語、鼻糞も尊みがら
類義語、竹箒も五百羅漢




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魚が水面に出て呼吸していると雨


魚が水面に出て呼吸していると雨
うおがすいめんにでてこきゅうしているとあめ

天気のいい日が続くと、水中の酸素が減ってくるので、
魚は水面に出て呼吸するのだという。
それほどいい天気が続いたのだからもうすぐ雨になるということ。
魚と天候との関連性がほとんど無く、
あてには出来ない天気予報のようだ。




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魚心あれば水心


魚心あれば水心
うおごころあればみずごころ

魚が水に対して好意を持つならば、
水も魚に好意を示すということで、こちらが好意を持てば、
相手も好意を持つものだということ。
先方の出方次第で当方にも応じ方があると言いたい場合に使う。
本来は、「魚、心あれば、水、心あり」であった。
同義語、水心あれば魚心あり/網心あれば魚心
類義語、落花流水の情




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魚のかかるは甘餌による


魚のかかるは甘餌による
うおのかかるはかんじによる

魚は用心深いものだが、うまい餌にだまされて針にかかる。
そのように人間も利欲に目がくらんで命を捨てたり
一生を台無しにしてしまうこと。
名誉や利益を餌にだまそうとする者がいるので、
名利(みょうり)を求めようとする気持ちがあると失敗するもの。
また、うまい話には用心するようにという戒めのことば。




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魚の木に登るが如し


魚の木に登るが如し
うおのきにのぼるがごとし

魚が木に登るように、
不可能なことや無謀なことをすること。
また、不得手なことをしようとして、
手も足も出なくなった状態のたとえ。
同義語、魚の陸に上がれるが如し/
魚の水を離れたるが如し




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魚の釜中に遊ぶが如し


魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし

死が近づいていることのたとえ。
もうすぐ煮られることもしらず釜の中で泳ぐ魚の意で、
滅亡の近いことも知らずに、
暢気(のんき)に遊んでいることのたとえ。
また、危険が目前に迫っていることのたとえにもいう。
四字熟語、魚遊釜中(ぎょゆうふちゅう)
同義語、釜中の魚/魚釜中におよぐ




                                                             | 魚 虫 生き物

魚の水を離れたよう


魚の水を離れたよう
うおのみずをはなれたよう

ただ一つの頼りを失ってどうすることもできないさまのたとえ。
魚は水中にあればこそ自由に動きまわることができて、
本来の能力が発揮出来るのであり、
水という唯一のたよりを失うとどうにもならないことから。
唯一の頼みとするものを失ったり環境が変わったりして、
能力を発揮することができない様子のたとえ。
同義語、魚の水を離れたるが如し/魚の水を失えるが如し
類義語、大魚も陸に出れば蟻に攻めらる/
河童が皿の水をこぼしたよう




                                                             | 魚 虫 生き物

魚も食われて成仏する


魚も食われて成仏する
うおもくわれてじょうぶつする

仏教では魚を食うのは殺生戒としてきらう。
しかし、魚は人間に食べられることによって成仏出来るので、
本望であろうということ。
特にお坊さんが魚を食べるときの都合のよい口実。
破戒僧だった一休宗純の逸話とされる。




                                                             | 魚 虫 生き物

魚の目に水見えず人の目に空見えず


魚の目に水見えず人の目に空見えず
うおのめにみずみえずひとのめにそらみえず

水中に棲んでいる魚には水が見えないし、
地上にいる人間には空気が見えないということ。
それと同じで、あまり身近にあるものはその存在が目にはいらず、
価値やありがたみもわからないということ。




                                                             | 魚 虫 生き物

魚を得て筌を忘る


魚を得て筌を忘る
うおをえてせんをわする

目的が達せられると、手段は忘れられるということ。
筌(うえ)を使って魚を捕ると、
そのうれしさに筌のおかげで捕れたのだということを忘れてしまう。
(転じて)
目的を達してしまうと、それまで役に立っていたもののことを
忘れてしまい、かえりみなくなることのたとえ。
また、恩を受けて報いることを忘れる意にも用いる。
「筌」は、「うえ」「うけ」とも読み、
水中に沈めて魚を捕る道具で、竹で作ったかごのこと。
四字熟語、得魚忘筌(とくぎょぼうせん)




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牛の角を蜂が刺す


牛の角を蜂が刺す
うしのつのをはちがさす

牛の角に蜂が刺したとしても、牛は痛くも痒くもない。
そこから、何も感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。
同義語、鹿の角を蜂が刺す/石地蔵に蜂/釣鐘を蜂がさす
類義語、石に灸/蛙の面に水




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鰻の寝床


鰻の寝床
うなぎのねどこ

細長い鰻が寝るのだから寝床も細長いだろうということから、
間口が狭くて奥行きが深く細長い形をした建物や、
かろうじて寝床を敷けるほどの窮屈な部屋のたとえ。
狭くて細長い場所についてもいう。




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鰻登り


鰻登り
うなぎのぼり

物事がみるみるうちに急上昇するたとえ。
鰻には身をくねらせながら水中を垂直に登って行く
習性があることから。
物価の値上がり、温度の上昇、人の出世などが
急速なことをたとえていうことば。
同義語、鰻上り





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蝦躍れども川を出でず


蝦躍れども川を出でず
えびおどれどもかわをいでず

ものには天から与えられた運命があって、
それぞれ生き方が決まっているものであるということ。
川海老はどんなに跳ねても、
結局は一生川から外へ出られないことから。
同義語、海老踊れども斗(ます)を出でず




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蝦で鯛を釣る


蝦で鯛を釣る
えびでたいをつる

小海老のような小さなえさで、
鯛のような大きな獲物を手に入れることから、
少しの元手で大きな利益を得ることのたとえ。
また、わずかな努力で大儲けすること。
同義語、海老で鯛を釣る/蝦鯛(えびたい)
類義語、雑魚で鯛釣る/麦飯で鯉を釣る




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おたまじゃくしは蛙の子


おたまじゃくしは蛙の子
おたまじゃくしはかえるのこ

おたまじゃくしが蛙になるのは当然のことで、
見栄えのしない変化をいう。
また、おたまじゃくしと蛙とは、外見上はずいぶん違いはあるが、
成長するとそっくりになることから、成長後の変化のたとえにも使う。
類義語、嫁が姑になる




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頤で蝿を追う


頤で蝿を追う
おとがいではえをおう

痩せ衰えて元気のないさま。
「頤」は、あごのこと。
病人が床に臥せ、衰弱して手を動かすことすら思うようにならず、
体にとまる蝿を、あごを動かして追い払うことから。
同義語、頤で蝿やる/顎で蝿を追う/顎で蝿やる
類義語、火を吹く力もない




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男やもめに蛆が湧く


男やもめに蛆が湧く
おとこやもめにうじがわく

「男やもめに蛆が湧き 女やもめに花が咲く」の後略。
男は仕事などで外出が多く、
家の中のことは慣れないので面倒になり、
身の回りが不潔になりやすいが、
女やもめは炊事、洗濯、掃除から、
繕い物の量までへるし、化粧にかける時間がふえるので、
身ぎれいでどことなく華やかだということ。
「やもめ」は妻または夫を失った者、もしくは独身の者。
同義語、男後家にはぼろ下がり女後家には花が咲く





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己の頭の蝿を追え


己の頭の蝿を追え
おのれのあたまのはえをおえ

人の頭の上で、飛びまわる蝿を気にするより、
まず自分の頭の上にたかる蝿を追い払えということから、
人の世話をやく前に、まず自分自身のことをしっかりやれということ。
「蝿」は、人につきまとう煩わしい問題のたとえ。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。
同義語、頭の上の蝿を追え/己(おの)が頭の蝿を追え/
人の蝿を追うより己の蝿を追え




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親を睨むと鮃になる


親を睨むと鮃になる
おやをにらむとひらめになる

親に反抗してにらんだりすると、罰が当たって来世は鮃になるという。
鮃は海底はいつくばう不格好で陰気な魚。
睨む目をひらめとかけたことば。
親に反抗したり粗末にしてはいけないという戒め。
同義語、親をにらむと平目になる/親を睨むと鰈(かれい)になる





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及ばぬ鯉の滝登り


及ばぬ鯉の滝登り
およばぬこいのたきのぼり

鯉は激流をさかのぼるが、垂直に高くかかっている滝の場合は無理ということから、
能力以上のことに挑戦しても目的が達成できないという意味。
どんなに望んでもとうていむりなことのたとえ。
「鯉」を「恋」にかけて、望みがかなえられない恋としてよく用いる。
類義語、高嶺の花/花は折りたし梢(こずえ)は高し





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蛙の子は蛙


蛙の子は蛙
かえるのこはかえる

子は結局親に似るもの、平凡な人間の子は、やはり平凡な人間になるというたとえ。
また、子の性質や能力は親に似るものだということ。
親のカエルと子のおたまじゃくしとは似ても似つかない姿だが、成長すれば親と同じようにカエルになることから。
なお、褒め言葉では無いので「さすが蛙の子は蛙だ」などと感心していうような言い方には違和感が残る。
誤解されないためにもこのような使い方をしない方が無難である。
類義語、瓜の蔓(つる)に茄子はならぬ/鳶の子は鷹にならず
対義語、鳶が鷹を生む





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蛙の願立て


蛙の願立て
かえるのがんだて

前ばかり見て後ろを顧みない者や、いいかげんな考えで失敗してしまうことのたとえ。
また、儲かる事ばかり考えて損をする事を考えずに失敗する者にもいう。
かえるが人間のように立って歩けるようにと願を立てて、清水寺にお参りした。
願いは叶ったが、目は元のまま後ろ向きなので、歩けずにひからびて死んだという話から。
同義語、蛙の立願(りゅうがん)





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蛙の面に水


蛙の面に水
かえるのつらにみず

どんな目にあわされても、どんなことを言われても、いっこうに気にせず、平気でいることのたとえ。
蛙は水をかけられても少しもこたえないことから。
図々しい人やふてぶてしい人に対して、皮肉をこめて言うことが多い。
同義語、蛙の面に小便
類義語、石地蔵に蜂/石に灸/犬に念仏猫に経/犬に論語/兎に祭文/牛に経文/牛に説法馬に銭/牛に対して琴を弾ず/牛の角を蜂が刺す/馬に経文/馬の耳に風/馬の耳に念仏/馬耳東風/豚に念仏猫に経





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蛙は口から呑まるる


蛙は口から呑まるる
かえるはくちからのまるる

蛙はうるさく鳴くために居場所がわかってしまい、蛇に見つけられ餌食になり呑まれてしまうことから。
黙っていればよいのに、人前でつまらぬことを言ったばかりに、
予想もしなかったわざわいを招いたり、身を滅ぼすことのたとえ。
また、お節介や無用な差し出口への戒めのことば。
同義語、蛙は口から蛇に呑まるる/蛙は口ゆえ蛇に呑まるる/かわずは口ゆえ蛇に呑まるる
類義語、口は禍の門/雉も鳴かずば撃たれまい/鳴く虫は捕らる





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蝸牛角上の争い


蝸牛角上の争い
かぎゅうかくじょうのあらそい

狭い世界でのつまらない、些細な争いのこと。
「蝸牛」はかたつむり。その左の角にある触氏の国と右の角にある蛮氏の国が戦ったという寓話から。
小国どうしの争い。つまらない事で争うことのたとえ。
同義語、蝸角の争い/蝸牛の角争い/蛮触の争い
四字熟語、蝸牛角上/蝸角之争





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河童に水練


河童に水練
かっぱにすいれん

泳ぎが得意な河童に泳ぎ方を教えるということから、
ある分野に精通している人に対してその分野について教えようとする愚かさのたとえ。
「水練」は、水泳の練習の意。
同義語、河童に水練を教える。
類義語、極楽の入り口で念仏を売る/釈迦に説法/孔子に悟道/猿に木登り





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河童に塩を誂える


河童に塩を誂える
かっぱにしおをあつらえる

塩は海水からとれるが、川の中に棲む河童に、海の塩を注文するというわけで、見当違いのことをするたとえ。
同義語、河童に塩たのむ/獺に塩を誂える





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河童の川流れ


河童の川流れ
かっぱのかわながれ

泳ぎが達者な河童でさえ、時には川の流れに押し流されることがあるというところから、
名人や達人であっても失敗することがあるというたとえ。
なお、「川流れ」は川の流れに押し流されることを意味するので、
川の流れに乗って楽しく泳ぐことではない。
だから、特技や持ち前の技を発揮することではない。
類義語、弘法にも筆の誤り/猿も木から落ちる/上手の手から水が漏る





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河童の寒稽古


河童の寒稽古
かっぱのかんげいこ

寒中に泳ぎの稽古をするのつらそうに思われるが、一年中裸で水中に棲む河童にとっては平気であることから、一見他人の目には辛そうに見えても、本人は何とも感じていないことのたとえ。
同義語、河童の屁/餓鬼の断食





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蟹の念仏


蟹の念仏
かにのねんぶつ

蟹が口から泡をふいているように、口の中でぶつぶつつぶやいていることのたとえ。
蟹が口の中でぶつぶつ泡を立てる様子が念仏を唱えているように見えることから。





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蟹の横這い


蟹の横這い
かにのよこばい

蟹は横向きにしか歩けないため不便なようだか、蟹にはそれが適している。
他人の目には不自由に見えても、本人には最も適したやり方となっていることのたとえ。
また、蟹が前に進まないところから、物事が横道にそれ、なかなか進まないようすにもいう。
同義語、猿の木登り蟹の横這い





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蟹は甲羅に似せて穴を掘る


蟹は甲羅に似せて穴を掘る
かにはこうらににせてあなをほる

蟹は自分の甲羅の大きさに合わせて、大きければ大きいなりに、
小さければ小さいなりに、体に合った穴を掘って住む穴を作ることから、人はその身分や力量にふさわしい言動をしたり、望みを持ったりするということのたとえ。
また、不相応の願望を戒める時にも使う。
同義語、蟹は甲に似せて穴を掘る
類義語、一升枡に二升は入らぬ/根性に似せて家を作る/鳥は翼に従って巣を作る





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