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ああ言えばこう言う


ああ言えばこう言う
ああいえばこういう

あれこれと理屈をつけて言い返し、
相手のことばを素直に聞こうとしないこと。
人のはなしに口ごたえして、
なかなか従おうとしない態度のこと。
ことばじりをとらえたり、
筋の通らない屁理屈を並べたりする人にいう。
類語、右と言えば左。
山と言えば川。




                                                             | 言葉 会話

相槌を打つ


相槌を打つ
あいづちをうつ

相手の話に調子を合わせて、受け答えをする。
鍛冶(かじ)で、赤く熱した鉄を槌(つち)で打ち鍛(きた)える際に、
もう一人が相手となり、呼吸を合わせて槌を入れることから、
相手の話に調子を合わせて受け答えのことばをはさんだり、
うなずいたりすること。
「合いの手を入れる」と混同して、「相槌を入れる」とするのは誤り。




                                                             | 言葉 会話

開いた口には戸は立たぬ


開いた口には戸は立たぬ
あいたくちにはとはたたぬ

人間というものは、えてして相手の迷惑も考えず、
勝手な評判をたてたりするが、
開いた口に戸を立てて防ぐわけにはいかないように、
他人の口は封じようがない。
噂というものはどうやっても防ぐことができないということ。
類語、下種(げす)の口には戸は立たてられぬ 
人の口には戸は立たてられぬ 
下臈(げろう)は口さがないもの




                                                             | 言葉 会話

空き樽は音が高い


空き樽は音が高い
あきだるはおとがたかい

内容の伴わない軽薄なおしゃべりのこと。
中身のつまった樽は、たたいても重々しい音がするが、
からっぽの樽をたたくと高い音をたてることから。
(転じて)
内容のないおしゃべりのこと。中身もなくつまらない話をすること。
また、浅薄な人ほど騒々しく、おしゃべりだということのたとえ。
同義語、「空樽は音高し」
類義語、「浅瀬に仇波」「吠える犬は噛みつかぬ」




                                                             | 言葉 会話

汗を反す


汗を反す
あせをかえす

一度命令したことを取り消したり、
もとに戻したりして行わないことをいう。
また、容易に契りを忘れること、約束にそむく意味にも使う。




                                                             | 言葉 会話

逢った時は笠をぬげ


逢った時は笠をぬげ
あったときはかさをぬげ

知ってる人に逢った時は、なによりもまず笠をぬいで挨拶すべし。
どんなに親しい間柄でも、礼儀は粗略にしてはならないという教え。
同義語、会った時は笠を脱げ
類義語、門に入らば笠をぬげ




                                                             | 言葉 会話

あったら口に風邪ひかす


あったら口に風邪ひかす
あったらくちにかぜひかす

せっかく親切心で口を利いてやったのに、
無駄になってしまったことのたとえ。
「あったら」は、「あたら」の転じたことばで、
もったいないことに、惜しくもの意。
「口に風邪を引かす」は、言ったことが無駄になること。
類義語、無用の口に風邪ひかす




                                                             | 言葉 会話

後から剥げる正月言葉


後から剥げる正月言葉
あとからはげるしょうがつことば

「正月言葉」は、正月に用いるていさいぶった言葉で、
使いなれないだけに、つい言い間違えて
化けの皮が剥がれるということ。
よそ行きことばや、うわべだけ飾ったお世辞は、
すぐにばれるということ。
柄に似合わない上品ぶりなどにもいう。




                                                             | 言葉 会話

油紙に火の付いたよう


油紙に火の付いたよう
あぶらがみにひのついたよう

紙はよく燃えるが、油の付いた紙は、
よりいっそう燃えやすいことから、
勢い良くぺらぺらとよくしゃべるさまをいう。
類義語、油のきいた口車 油口



                                                             | 言葉 会話

油をかける


油をかける
あぶらをかける

人をおだてること。
言動などにより煽動すること。
類義語、火に油をかける 火に油を注ぐ




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余りしゃべるとお里が知れる


余りしゃべるとお里が知れる
あまりしゃべるとおさとがしれる

人は会話をしているうちに、性格、教養などが判断されてしまう。
どれだけ豪華で綺麗なものを身につけて上品に振舞ったとしても、
話し方などでその人の生まれ育った環境がわかってしまうということ。
見かけによらず下品に育ったことがばれる場合など、
悪い意味に用いられる。
また、長話しをしていると、
自然に出身地の方言も出て生国がわかるということ。
同義語、お里が知れる お里が現れる
口の利きよでお里が知れる




                                                             | 言葉 会話

言い勝ち功名


言い勝ち功名
いいがちこうみょう

少しぐらい筋の通らない意見でも、
たくさんしゃべる人の発言のほうが
多くの支持を得て勝ちとなるということ。
黙っていては正論であろうと良い案であろうと、
他者に知ってもらえないことには意見も通らない。
「言い勝ち」は、相手に負けずに盛んにしゃべりまくること。
「功名」は、手柄を立て名をあげること。
「言い勝ち高名」とも書く。
類義語、言わぬ事は聞こえぬ
反対語、言わぬは言うに勝る/雄弁は銀沈黙は金




                                                             | 言葉 会話

言いたいことは明日言え


言いたいことは明日言え
いいたいことはあしたいえ

言いたいことがあっても、
心に浮かんだことを感情的にその場で口にしないで、
時間をおいてじっくり考えてから言うようにすればよい。
そのほうが失言も少なく、よい考えも加わり効果もある。
感情的になっているときは失言もしやすく、
相手に話を聞き入れてもらえないことのほうが多い。
また、相手が興奮しているときは話を押さえて、
後から言うほうがよい。
類義語、腹の立つ事は明日言え/月日がたてば気も変わる




                                                             | 言葉 会話

言い出しこき出し笑い出し


言い出しこき出し笑い出し
いいだしこきだしわらいだし

周りの人がまだ何も気が付いていないうちに、臭いぞなどと言って
騒いだり笑いだした者が、おならをした張本人であるということ。
人前でのおならは、実に恥ずかしいもので、
おならをしたことをごまかす為に、「誰だ」と
犯人探しの側に廻ることで容疑から逃れようと先手を打つが、
そのことがかえって怪しまれることになる。
類義語、屁と火事は元が騒ぐ/言い出し屁




                                                             | 言葉 会話

言うた損より言わぬ損が少ない


言うた損より言わぬ損が少ない
いうたそんよりいわぬそんがすくない

言い過ぎや言い間違いから生まれる損よりも、
黙っていたためにする損の方が少ないということ。
おしゃべりは慎むべきという戒めのことば。




                                                             | 言葉 会話

言うは易く行うは難し


言うは易く行うは難し
いうはやすくおこなうはかたし

口ではいくらでも大きなことを言えるが、
それを実行するのは容易ではないということ。
なんだそれくらいと思えるような事でも、
大変難しくて出来にくいもの。
類義語、言うは行うより易し/口では大阪城も建つ




                                                             | 言葉 会話

意見と餅はつくほど練れる


意見と餅はつくほど練れる
いけんともちはつくほどねれる

餅はつけばつくほどよく練れて、粘りのあるうまいよい餅となる。
それと同じで人の意見も話し合えば話し合うほど、
考えが練れてよい意見になるということ。
意見を尽くすと餅を搗くのかけことば。
同義語、意見と餅はつくほど練れが良い/
人の言い条と餅はつくほどよし




                                                             | 言葉 会話

石に謎かける


石に謎かける
いしになぞかける

少しも反応がないこと。
「なぞかけ」とは、お題(問題)を与えて、
相手に即興で答えさせる、
なぞなぞの一種と言える言葉遊びである。
その謎かけを、石を相手にするということで、
少しも反応がないこと。
また、話しかけても無視されて返事がないさま。




                                                             | 言葉 会話

石の物言う世の中


石の物言う世の中
いしのものいうよのなか

秘密や隠し事が外に漏れやすいというたとえ。
聞いたり話たりすることができないはずの石が、
人の話を聞いて誰かに話すことで、
どこでだれが聞いてるかわからない、
秘密が漏れやすい世の中であるということ。
また、民衆が悪政に憤るときには物言わぬ石までもが
物を言うという意味でも使う。
類義語、石に耳あり/壁に耳あり/岩に口




                                                             | 言葉 会話

急ぎの文は静かに書け


急ぎの文は静かに書け
いそぎのふみはしずかにかけ

急ぎの手紙ほど重要な用件である場合が多いもの、
だから努めて落ち着いて、書き誤りや書き落としのないように、
また相手が読み違いをしないよう、丁寧に書かなければならない。
こちらの気持ちが焦っているからといって、
乱暴な走り書きでは意を尽くことができない。
急ぐ時ほど落ちついて丁寧にゆっくり書けということ。




                                                             | 言葉 会話

一議に及ばず


一議に及ばず
いちぎにおよばず

あれこれ議論するまでもないということ。
とりたてて問題にするまでもないこと。
すぐに同意することで、一度の議論も必要ない。
待ち望んでいた事柄が持ち込まれた際などに使われる。




                                                             | 言葉 会話

一言を以てこれを蔽う


一言を以てこれを蔽う
いちげんをもってこれをおおう

一言ですべてを要約すること。
一言で全体をしめくくったり、全部の意味を言い尽くしたり、
複雑な事柄を概括(がいかつ)したりすること。
同義語、一言以て之を蔽う




                                                             | 言葉 会話

一誹り二笑い三惚れ四風邪


一誹り二笑い三惚れ四風邪
いちそしりにわらいさんほれしかぜ

誰かが自分の噂をしているとくしゃみが出るというが、
くしゃみは数回続けて出ることが多い為、
くしゃみの回数に意味付けをしたことば。
一つなら悪口を言われ、二つなら笑われ、
三つなら惚れられ、
四つ以上なら風邪を引いたかもしれないということ。
同義語、一誹しられ二笑われ三惚れられて四風邪引く
類義語、一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪引く/
褒められ嫌われ惚れられ風邪を引く




                                                             | 言葉 会話

一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ


一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ

一匹の犬が何かの影を見て驚き吠えると、
あたりにいる他の犬までもがそれにつられ吠え出すということ。
(転じて)
一人がいい加減なことを言うと、
世間の人々はそれを本当の事として広めてしまうというたとえ。
同義語、一犬影に吠ゆれば万犬声に吠ゆ/
一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ/
一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う/
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う/
一人虚を伝うれば百人実を伝う




                                                             | 言葉 会話

一矢を報いる


一矢を報いる
いっしをむくいる

圧倒的な攻撃をしかけてくる敵陣に一本の矢を射返すという意味で、
ちょっとした反撃をすること。
(転じて)
議論をけしかけられたり批判をされたりした時に、
大勢は変えられないまでも、わずかでも反論することをいう。




                                                             | 言葉 会話

田舎者の国自慢


田舎者の国自慢
いなかもののくにじまん

田舎者は世間が狭いためか見識も狭く、
つまらないお国自慢をする者が多いということ。
ただし江戸っ子の江戸自慢も相当だったようで、
田舎者にかぎらず出身地の自慢はしたくなるようである。
類義語、井の中の蛙




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犬が西向きゃ尾は東


犬が西向きゃ尾は東
いぬがにしむきゃおはひがし

理の当然であること。
当たり前のことをとりたてていうことば。
また、さも目新しいことのようにいう場合にも使う。
類義語、雨の降る日は天気が悪い/親父は俺より年が上




                                                             | 言葉 会話

犬に論語


犬に論語
いぬにろんご

犬に論語を読み聞かせても全然理解しないのと同じで、
まったくありがたみが通じないこと。
道理の通じない者には、何を言っても無駄であるということのたとえ。
類義語、牛に対して琴を弾ず/馬の耳に念仏




                                                             | 言葉 会話

いらぬお世話の蒲焼


いらぬお世話の蒲焼
いらぬおせわのかばやき

余計なお節介だということを、
世話を焼くと蒲焼をかけていった洒落ことば。
同義語、いらぬお世話の焼豆腐




                                                             | 言葉 会話

曰く言い難し


曰く言い難し
いわくいいがたし

微妙な意味合いが含まれているので、
簡単に言い表すことが出来ず、説明しにくいということ。
質問されて、簡単に説明出来ない時に使う。
孟子が弟子の公孫丑(こうそんちゅう)から
「浩然の気」とはどんなものかと質問されて、
「言い難し」と答えたという故事による。
「(孟子)曰く、言い難し(曰、難言也)」から。




                                                             | 言葉 会話

言わぬが花


言わぬが花
いわぬがはな

口に出して全部を言ってしまわないほうがかえってよいということ。
全てをあらわにしてしまってはみもふたもないので、
ある程度から先は相手の想像に任せるという意味。
また、露骨に言うと角が立つから、
はっきり言わないほうがよいという意味でも使う。
類義語、言わぬは言うに勝る/言わぬことばは言うことばの百倍/沈黙は金




                                                             | 言葉 会話

言わぬ心に恥じよ


言わぬ心に恥じよ
いわぬこころにはじよ

口に出して責めないで、相手が自らの反省するのを待つこと。
ガミガミときつく責めたりせずにそっとしておく、
そうした心待ちに対して、恥ずかしさを感じなければならない、
ということ。




                                                             | 言葉 会話

言わぬ事は聞こえぬ


言わぬ事は聞こえぬ
いわぬことはきこえぬ

言わなくてもわかるだろうと判断して、はっきり言わずにいると、
こちらの意思や考えは相手に十分に伝わらないということ。
後になって、聞いてなかったと言われないように、
誤解の無いよう念を押して相手に伝えるほうがよいということ。




                                                             | 言葉 会話

言わぬは言うに勝る


言わぬは言うに勝る
いわぬはいうにまさる

思いを言葉にして言うよりも、沈黙を守っているほうが、
より深い思いや意思を相手に伝えるのに効果的な場合が
多いということ。
言外の意味を強調することば。
類義語、言葉多きは品少なし/雄弁は銀沈黙は金/
鳴く虫よりも鳴かぬ螢が身を焦がす




                                                             | 言葉 会話

言わねば腹脹る


言わねば腹脹る
いわねばはらふくる

言いたいことを気がねして言わずに我慢していると、
そのために気がはれないで腹の中に不満がたまって苦しくなる。
だから言いたいことは言ったほうがよいということ。
同義語、思う事言わねば腹ふくる




                                                             | 言葉 会話

因果を含める


因果を含める
いんがをふくめる

原因あれば結果のあることを言い聞かせること。
原因と結果の筋道や物事の道理、あるいは事情などに触れ、
よくよく言い聞かせて納得させる。
やむを得ない状況を説明し、仕方がないとあきらめさせること。
類義語、因果を含めて引導渡す




                                                             | 言葉 会話

引導を渡す


引導を渡す
いんどうをわたす

「引導」とは仏教語で迷っている衆生を導いて、
悟りの道に入らせることだが、
実際には死者を済度(さいど)する儀式として葬式の際、
お坊さんが棺前に立って、唱え事をすること。
死んだことを相手に解らせる儀式であるところから、
最終的な宣告をして相手に仕方がないとあきらめさせることをいう。
類義語、因果を含めて引導渡す




                                                             | 言葉 会話

嘘から出た実


嘘から出た実
うそからでたまこと

はじめは嘘や冗談のつもりで言ったことが、
結果的には本当になること。
また、冗談半分で言ったことが、偶然にも真実になること。
同義語、嘘より出たまこと/嘘から出た真/嘘から出た誠
類義語、灰吹きから蛇がでる/瓢箪から駒が出る/
おどけがほんになる




                                                             | 言葉 会話

馬を鹿


馬を鹿
うまをしか

馬を鹿と言い通すこと。
間違ったことを無理やり押し通すこと。
秦の始皇帝の死後、幼い胡亥(こがい)を二世の皇帝とし、
趙高(ちょうこう)という悪臣が首相となり専横をきわめた。
ある日、趙高は自分の権勢のほどをためしてみようと思い、
幼君に鹿を献上し、これは馬だといった。
まわりの者は幼主を愚弄した行為に驚いたが、
趙高の権威にへつらって反論する者はいなかったという故事から。
詭弁をおして白を黒と言いくるめたり、愚弄すること。
人をバカにすること。
「馬鹿」の語源となったともいわれることば。
同義語、鹿を馬/鹿を指して馬と為す/烏を鷺(うをさぎ)




                                                             | 言葉 会話

売り言葉に買い言葉


売り言葉に買い言葉
うりことばにかいことば

相手の暴言に対して、負けずにこちらも暴言で言い返すこと。
「売り」と「買い」は「喧嘩を売る」「喧嘩を買う」と同じ意味。
喧嘩を売ることばに対して、喧嘩を買うことばで応ずる意から。
同義語、売る言葉に買う言葉




                                                             | 言葉 会話

瓜に爪あり爪に爪なし


瓜に爪あり爪に爪なし
うりにつめありつめにつめなし

「瓜」という字と「爪」という字は
見た目が非常に似ているために間違えやすい。
そこで、混同せずに正しく覚えるためにつくられた言葉。
「瓜」にはツメに似た形が付いているが、
逆に「爪」には付いていないことに注意させている。
同義語、爪に爪なく瓜に爪あり
類義語、戌(いぬ)に棒あり戊(ぼう)に棒なし/
巳は上 已は中 己下(みはうえ いはなか おのれした)




                                                             | 言葉 会話

噂をすれば影がさす


噂をすれば影がさす
うわさをすればかげがさす

その場にいない人の噂をしていると、
たまたま当人が現われることがよくあるということ。
よい噂であっても悪い噂であっても、
聞かれては困るような話の場合が多いもので、
そんなところへ話題の人がひょっこり現われる不思議さにもいう。
「影がさす」は、その人の姿が現れること。
同義語、噂をすれば影/噂を言えば主が来る/
人事言えば影がさす




                                                             | 言葉 会話

膿んだとも潰れたとも言わぬ


膿んだとも潰れたとも言わぬ
うんだともつぶれたともいわぬ

できものができた事を聞かされたが、
その後どうなったか連絡がなくてわからないことから。
物事の経過や成否、または消息などについて、
返事もよこさずに、音沙汰が無いことのたとえ。




                                                             | 言葉 会話

得たり賢し


得たり賢し
えたりかしこし

結果に満足して得意げにいうことばで、
物事が自分の思い通りに運んだときなどに
喜びの気持ちを表すことば。
「しめた」「うまくいった」「待ってました」
「よっしゃ」などの意。




                                                             | 言葉 会話

江戸べらぼうに京どすえ


江戸べらぼうに京どすえ
えどべらぼうにきょうどすえ

方言は使われる土地の気風を示していて、
その特色をとらえたことば。
江戸では乱暴な「べらぼう」、
京都ではやさしい「どすえ」が目立つということ。
「べらぼう」は、甚だしい、馬鹿、とてもたくさんの意。
「どすえ」は、「・・・ですよ」の意。
同義語、大阪さかいに江戸べらぼう/
長崎ばってん江戸べらぼう




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柄のない所に柄をすげる


柄のない所に柄をすげる
えのないところにえをすげる

柄は器具などにつけた握りの部分で、
必要がない所にその柄を取り付けるということから、
屁理屈や無理矢理に口実をつけて
自分の意地を押し通そうとすること。
また、無理な言いがかりをつけることのたとえ。
同義語、柄に柄をすげる/柄をすげる
類義語、盗人にも三分の理/理屈と膏薬は何処ヘでもつく/
鷺を烏と言いくるめる




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老いの繰り言


老いの繰り言
おいのくりごと

年寄が、言ってもしかたのないことを、くどくどと繰り返し言うこと。
「繰り言」は、繰り返して言う愚痴のこと。




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鸚鵡返し


鸚鵡返し
おうむがえし

オウムが人の言うことをそっくり真似するように、
会話などで相手のことばを即座にそのまま口にして
言い返したり、問い返したりすること。




                                                             | 言葉 会話

大口をたたく


大口をたたく
おおぐちをたたく

身の丈や実力に合わない大きなことを言うこと。
分不相応に偉そうなことを言うこと。
多く非難の意をこめていう。
類義語、大風呂敷を広げる




                                                             | 言葉 会話

大風呂敷を広げる


大風呂敷を広げる
おおぶろしきをひろげる

大げさなことを言ったり、大ぼらを吹いたりすること。
大きな風呂敷を広げても、
その中に包むような大きなものがないことから。
常識的に見てとうてい実現不可能と思えるような
大計画を立てて人々に吹聴すること。
類義語、大口を叩く/大言壮語




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大見得を切る


大見得を切る
おおみえをきる

自信満々に大きなことを言ったり、
大げさな言動で自分を誇示したりすること。
また、出来もしないことを出来るように言うこと。
「見得」は、歌舞伎役者が特に際だった場面で動きを止め、
ことさら目立つ表情や身振りをする決めの演技で、
「大見得」は、それをさらに大げさに演じること。
(転じて)自分のいいところを見せようとして
大げさな振る舞いをすることをいう。




                                                             | 言葉 会話

奥歯に衣着せる


奥歯に衣着せる
おくばにきぬきせる

事実や思っていることを率直に言わないで、
思わせぶりに言う話し方のこと。
類義語、奥歯に物が挟まる
反対語、歯に衣着せず




                                                             | 言葉 会話

奥歯に物が挟まる


奥歯に物が挟まる
おくばにものがはさまる

率直な言い方をしないために、わだかまりがあったり、
心が打ちとけないで、なんとなく隔意が感じられる態度のこと。
また、わざとはっきり言わない様子から、
何かを隠していたりするような感じがすることをいう。
食物のかすなどが奥歯の間に挟まった時のすっきりしない状態に、
その感覚をたとえたもの。
同義語、奥歯に物が挟まったよう
類義語、奥歯に衣着せる
反対語、歯に衣着せず




                                                             | 言葉 会話

噯気にも出さない


噯気にも出さない
おくびにもださない

やったこと、考えていることを心の底に隠して、口外しないばかりか、
素振りにも出さず、顔色も変えず、それらしいようすも見せないこと。
「噯気」は、げっぷのこと。
同義語、噯気にも見せない




                                                             | 言葉 会話

お里が知れる


お里が知れる
おさとがしれる

どう体裁をつくろっていても、言葉遣いやしぐさによって、
その人の生まれ育った環境や経歴がわかるということ。
「お里」は、郷里のことから、生まれ育った家のこと。
また、以前の身分や素性・経歴にもいう。
類義語、木は実によって知れる




                                                             | 言葉 会話

恐れ入谷の鬼子母神


恐れ入谷の鬼子母神
おそれいりやのきしもじん

恐れ入りました、ということをしゃれていったことば。
鬼子母神が祭られている、東京都台東区の「入谷」と
「恐れ入りやした」の「入りや」をかけたことば。
鬼子母神は(きしぼじん)ともいい、
インドの女神で一万人の子を産んだが、
他人の子どもを食うという凶暴で邪悪な神だった。
仏陀が戒めにその子一人を隠すと前非を悔い、
改心して出産・育児・生産の神となった。




                                                             | 言葉 会話

煽てと畚には乗り易い


煽てと畚には乗り易い
おだてともっこにはのりやすい

人からおだてられると、
誰でもいい気になって失敗しやすいものだということ。
「畚」は、縄を編んで作った網に、
土石や農作物を載せて棒で吊り上げて二人でかつぐ道具。
ここではモッコをカゴに見立てて乗り物としていったことば。
モッコに乗れば楽なので、
乗せてやると言われればつい乗ってしまうということと、
おだてには乗り易いということをおもしろくいったもの。
類義語、煽てと畚には乗るな/煽てと畚には乗りたくない/
煽てと畚には馬鹿が乗る




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煽てと畚には乗りたくない


煽てと畚には乗りたくない
おだてともっこにはのりたくない

おだてには乗りたくない、ということを強調して言うことば。
「畚」は、縄を編んで作った網に、土石や農作物を載せて
棒で吊り上げて二人でかつぐ道具。
江戸時代には、罪人を刑場に運ぶのに用いたことから。
他人のおだてにもモッコにも乗りたくないといったもの。
類義語、煽てと畚には乗り易い/煽てと畚には乗るな/
煽てと畚には馬鹿が乗る




                                                             | 言葉 会話

小田原評定


小田原評定
おだわらひょうじょう

大勢の人々が集まって相談しても、
あれこれと意見が出るだけでまとまらず、いっこうに結論が出ないこと。
天正十八年(1590)相模小田原城の北条氏康が豊臣秀吉に攻められ、
戦いを続けるのか和睦すべきかを連日評議を行ったが、
意見が出るばかりでいつまでも決定せず、
ぐずぐずしているうちに滅ぼされてしまったことから。
また、その意見の内容の低さを皮肉ってもいう。
同義語、小田原評議/小田原談合/小田原相談




                                                             | 言葉 会話

頤を解く


頤を解く
おとがいをとく

大きく口を開けて高笑いすること。
あごが外れるほど大笑いすること。
「頤」は、あごのこと。
「解く」は、はずすこと。
中国前漢の学者 匡衡(きょうこう)の「詩経」の講義はおもしろく、
人は大笑いしてあごをはずしたという故事から。
人を大笑いさせることにいう。
また、笑いが止まらないことにもいう。
同義語、顎をはずす/頤を放つ




                                                             | 言葉 会話

男猫が子を生む


男猫が子を生む
おとこねこがこをうむ

とうていあり得ないことのたとえ。
雄猫が子猫を産むことなどあり得ないことから。
類義語、石に花咲く/炒り豆に花が咲く




                                                             | 言葉 会話

驚き桃の木山椒の木


驚き桃の木山椒の木
おどろきもものきさんしょうのき

すごく驚いたり、びっくりしたことを、
「驚き」の「き」に「木」をかけて語呂合わせでいったことば。




                                                             | 言葉 会話

推して知るべし


推して知るべし
おしてしるべし

言われなくても推察すれば容易にわかるだろうという意。
ある事実を根拠にして考えれば簡単にわかる。
推し量ればわかるはずだ、言うまでもないということ。
類義語、自明の理




                                                             | 言葉 会話

尾鰭が付く


尾鰭が付く
おひれがつく

話が伝わる間にあることないことが色々と付け加わって、
大げさに誇張されることのたとえ。
「尾鰭」は、魚の尾とひれのことで、
本体以外につけ加わった余分なものの意。
同義語、事が延びれば尾鰭が付く/話に尾鰭が付く




                                                             | 言葉 会話

お臍が茶を沸かす


お臍が茶を沸かす
へそがちゃをわかす

笑い過ぎておなかが熱くなり、茶を沸かせるほどだということで、
おかしくてたまらないことのたとえ。
また、ばかばかしくて話にならないにもいう。
多くは、あざけっていう場合に用いる。
同義語、臍が茶を沸かす/お臍で茶を沸かす/臍が宿換え/
臍がくねる/へそ茶




                                                             | 言葉 会話

思う事言わねば腹ふくる


思う事言わねば腹ふくる
おもうこといわねばはらふくる

心に思う事があっても差し障りがあるからと、
遠慮してなにも言わずに我慢していると、
あたかも食べ過ぎで腹がふくれているように、
不快な気が腹の内にたまってすっきりしないということ。
同義語、言わねば腹ふくる
類義語、思いを包むは罪深し



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思う仲に口さすな


思う仲に口さすな
おもうなかにくちさすな

お互いに思い合ってる男女の間に起こることは、
それが他人の口ぞえが必要であろういざこざであったとしても、
二人の仲に水を差すことになるので、なまじ口出ししないほうがよい。
自然に解決するからほおっておいてもよいということ。





                                                             | 言葉 会話

親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない


親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない
おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもあだはない

親が子への慈悲から出た意見には、
決して無駄な言葉などないということ。
茄子には仇花がほとんどなく、
花は必ずといっていいほど実になることから。
「仇はない」は、必ず身(実)になるということを暗にいったことば。
同義語、茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない/
親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない





                                                             | 言葉 会話

親の意見と冷や酒は後で効く


親の意見と冷や酒は後で効く
おやのいけんとひやざけはあとできく

冷や酒を飲んでもすぐには酔いが回らず、
少し時間がたってから効いてくる。
それと同じで、親の意見は聞かされた時にはうるさいと思ったり、
なんとも感じないものだが、後になって思い当たり、ありがたく思うものだということ。
同義語、冷や酒と親の意見は後薬





                                                             | 言葉 会話

おれは言わぬがわれ言うな


おれは言わぬがわれ言うな
おれはいわぬがわれいうな

おまえの秘密を知った俺は他人に言わないが、
当人のおまえこそ秘密をもらさぬよう気をつけろという戒め。
秘密を打ち明けたりするとき、相手に「人に言うな」と口止めするが、
むしろ、自分があちこちに漏らすことが多いということ。
類義語、地蔵言わぬがわれ言うな





                                                             | 言葉 会話

女三人寄れば姦しい


女三人寄れば姦しい
おんなさんにんよればかしましい

女性はおしゃべりが好きなので、
三人も集まると騒々しくてかなわないということ。
「姦」は不義を表す字だが、女三人寄った形なので、
やかましい(かまびすしい)の意の(かしまし)と読ませたことば。
同義語、女三人寄ると富士の山でも言いくずす/
女三人寄れば囲炉裏の灰飛ぶ/女三人とガチョウ一羽





                                                             | 言葉 会話

女は口さがないもの


女は口さがないもの
おんなはくちさがないもの

女性は深い思慮もなく、くだらないおしゃべりをよくするということ。
「さがない」は、たちが悪い、意地が悪いということで、
「口さがない」は、口うるさいということ。
女は口が軽く、言っていい事と悪い事の区別など意に介せず長談義するが、しかし自分の恥になるようなことは決して言わないのも特徴である。





                                                             | 言葉 会話

隠密の沙汰は高く言え


隠密の沙汰は高く言え
おんみつのさたはたかくいえ

内緒でこそこそ会ったり、ひそひそ話や密議は、かえって人の注意を引きやすい。
だから秘密のことはさりげなく、いつもの場所で会ったり、
普段の声の大きさで話たりするほうが、人々の好奇心をそそらないから漏れにくい。





                                                             | 言葉 会話

咳唾珠を成す


咳唾珠を成す
がいだたまをなす

せきやつばきが珠玉となること。
(転じて)
詩文の才能がきわめて豊かなことのたとえ。
何気なく口にする言葉がすべて珠玉のような美しい名句になるということから。
「咳唾」は、せきとつば。「珠」は、真珠や宝玉のこと。
他人の言語を敬っていう。
元は、権力者の言葉が人々に恐れられるさまであったが、後に文才に富んでいて立派な作品になる意味で用いるようになった。
四字熟語、咳唾成珠(がいだせいしゅ)





                                                             | 言葉 会話

書いた物が物を言う


書いた物が物を言う
かいたものがものをいう

書類として残されたものは決定的な証拠になるということ。
口約束では後になって、言った言わないと水掛け論になるおそれがあるので、弁解や言い逃れを許さない為にも書類を証拠として残すのがよい。
同義語、証文が物言う/死んでも書いた物が物を言う





                                                             | 言葉 会話

怪力乱神を語らず


怪力乱神を語らず
かいりょくらんしんをかたらず

道理にそむいたこと、理性で説明がつかないようなものについては語らないものとし、また、怪しげなこと、不確かなことは語らないものだということ。
「怪」は不思議なこと疑わしいこと、「力」は力ずくですること、
「乱」は正義を乱すこと、「神」は神秘的な力の意。
孔子は、この四つのことは言うべきではないとしを語らなかったという。





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顧みて他を言う


顧みて他を言う
かえりみてたをいう

答えに困った時に、あたりを見回して関係のないことを言ってごまかすこと。
また、そのようにその場を言い逃れる事。
同義語、左右を顧みて他を言う
類義語、左右に託す、お茶を濁す





                                                             | 言葉 会話

蛙は口から呑まるる


蛙は口から呑まるる
かえるはくちからのまるる

蛙はうるさく鳴くために居場所がわかってしまい、蛇に見つけられ餌食になり呑まれてしまうことから。
黙っていればよいのに、人前でつまらぬことを言ったばかりに、予想もしなかったわざわいを招いたり、身を滅ぼすことのたとえ。
また、お節介や無用な差し出口への戒めのことば。
同義語、蛙は口から蛇に呑まるる/蛙は口ゆえ蛇に呑まるる/かわずは口ゆえ蛇に呑まるる
類義語、口は禍の門/雉も鳴かずば撃たれまい/鳴く虫は捕らる





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陰では殿の事も言う


陰では殿の事も言う
かげではとののこともいう

どんな人でも陰では悪口を言われるもので、避ける事は出来ないのだから、気にすることはないということ。
殿様でさえ陰口を言われるの意から。
同義語、陰では御所内裏の事も言う/陰では公方様の悪口も言う/陰では殿の首も切る/
A controller is not without contempt.(監督官も軽蔑をまぬかれぬ)





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数をいうまい羽織の紐


数をいうまい羽織の紐
かずをいうまいはおりのひも

口数が多いと余計なことまでしゃべってしまい、ろくなことにならないので慎もうということ。
「数をいうまい羽織の紐よ、かたく結んで胸に置く」という俗謡から。
「結ぶ」は羽織の紐を結ぶことと口を結ぶことを掛けている。
失敗のもとになるから口はかたく結んで、自分の考えは胸中にしまって置き他言は慎めということ。
類義語、口は禍の門





                                                             | 言葉 会話

風の便り


風の便り
かぜのたより

風は情報を遠くまで運ぶものという観念から、
どこからともなく伝わってくるうわさのこと。
類義語、風の噂/風の聞こえ/風聞





                                                             | 言葉 会話

語るに落ちる


語るに落ちる
かたるにおちる

何気なくしゃべっているうちに、本音や秘密をぽろっと話してしまうということ。
「問うに落ちず語るに落ちる」の前略。
人に追求された時には用心して、隠したい事実は語らず、しらを切ったり嘘を突き通すのに、何気ない会話のときや、得意になって自分から話すときには、ついうっかり真実を漏らしてしまうということ。




                                                             | 言葉 会話

鼎の沸くが如し


鼎の沸くが如し
かなえのわくがごとし

鼎の中で煮え立つ湯のように、多くの人が騒ぎ立てて収まりがつかないありさま。
会議の席などで激しく言い争い混乱して騒がしいさまなどのたとえ。
また、物事がもつれて紛糾すること。
「鼎」は食物を煮るための三本足の銅器で、権力の象徴とされた。
類義語、口角泡を飛ばす/議論百出/侃侃諤諤/蜂の巣を突付いたよう





                                                             | 言葉 会話

金轡を嵌める


金轡を嵌める
かなぐつわをはめる

口止め料を贈って相手を黙らせること。
「轡(くつわ)」は、馬を制御するための馬具で、手綱(たづな)をつけるために馬の口にかませる金具。
金品を与えて口止めしたり、余計な事をしゃべらせないようにすること。
また、苦情を言わせないように賄賂(わいろ)を贈ること。
金品を轡にみたてていったことば。
同義語、金の轡を食(は)ます
類義語、金の山を積む





                                                             | 言葉 会話

鉄棒引き


鉄棒引き
かなぼうひき

「鉄棒」は、夜警用の鉄棒のことで、棒の頭の部分に鉄輪数個をつけたもの。
本来はそれを錫杖(しゃくじょう)のように地面を突き、あるいは引きずって大きな音を立て鳴らし、注意をうながす人のこと。
(転じて)
ささいなことを大げさにふれまわることや、他人の陰口や噂を大げさにしゃべり歩くこと。
また、そのような人をもさす。
単に無駄口をたたいたり、おしゃべりをすること(またその人)のたとえにもいう。
「かなぼうひき」は「金棒引き」「鉄棒曳き」とも書く。





                                                             | 言葉 会話

叶わぬ時には親を出せ


叶わぬ時には親を出せ
かなわぬときにはおやをだせ

言い訳にこまったときには、親を引き合いに口実をつくれということ。
金の無心や日程の変更など、なかなか了解してもらえないことであっても、「親が危篤」などといえば、快諾してくれることが多く、無理がきくものだということ。
同義語、苦しい時には親を出せ





                                                             | 言葉 会話

蟹の念仏


蟹の念仏
かにのねんぶつ

蟹が口から泡をふいているように、口の中でぶつぶつつぶやいていることのたとえ。
蟹が口の中でぶつぶつ泡を立てる様子が念仏を唱えているように見えることから。





                                                             | 言葉 会話

蟹は甲羅に似せて穴を掘る


蟹は甲羅に似せて穴を掘る
かにはこうらににせてあなをほる

蟹は自分の甲羅の大きさに合わせて、大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに、体に合った穴を掘って住む穴を作ることから、人はその身分や力量にふさわしい言動をしたり、望みを持ったりするということのたとえ。
また、不相応の願望を戒める時にも使う。
同義語、蟹は甲に似せて穴を掘る
類義語、一升枡に二升は入らぬ/根性に似せて家を作る/鳥は翼に従って巣を作る





                                                             | 言葉 会話

金が言わせる旦那


金が言わせる旦那
かねがいわせるだんな

人から「旦那、旦那」ともてはやされるのは人徳によるものでなく、
金の力が言わせているものであるということ。
時として金銭は言葉や道理を超えて威力を発揮するということ。
類義語、金さえやれば行く先で旦那/金が言わする追従/金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる/
人間万事金の世の中/金があれば馬鹿も旦那





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金が物を言う


金が物を言う
かねがものをいう

解決が困難な物事でも、金銭の力があれば容易に進展しうるように、
世の中のたいていのことは金銭で解決できるということ。
それほど金銭の威力は絶大だというのたとえ。
類義語、金の光は阿弥陀ほど/地獄の沙汰も金次第





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壁訴訟


壁訴訟
かべそしょう

訴える相手がなく、壁に向かって訴えるように一人で文句を言うこと。
陰で苦情を言うこと。
また、遠回しにあてこすりや不平を聞こえよがしに言うこと。





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壁に耳あり


壁に耳あり
かべにみみあり

秘密の話はこっそりとしているつもりでも、誰かが壁に耳をあてて聞いている可能性があるということ。
隠し事はとかく漏れやすいから注意せよという戒めのことば。
後に「障子に目あり」と続けることもある。
同義語、壁に耳/壁に耳あり障子に目あり/壁に耳天に口
類義語、石の物言う世の中





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噛み合う犬は呼び難し


噛み合う犬は呼び難し
かみあういぬはよびがたし

夢中で噛み合って喧嘩している犬は、いくら呼んでもこちらの声が聞こえず、気づきもしない。
そこから、何かに熱中している時には、他からどんなことを言われても耳に入らないものだというたとえ。
類義語、争う雀人を恐れず





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鎌をかける


鎌をかける
かまをかける

相手に本当のことをしゃべらせようと、上手に問いかけること。
本音や隠し事などの知りたいことを、それとなく自然に相手に言わせようと、巧みなことばを問いかけて話を誘導すること。
類義語、誘導尋問





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神様にも祝詞


神様にも祝詞
かみさまにものりと

すべてをお見通しの神様とはいえ、祈りの言葉を言わなければ、その人が何を願っているのか通じないものである、という意味から。
相手が分かりきってるっていると思われる事でも、黙っていては通じないので、はっきり言葉を口に出して相手に伝えることが重要であるということ。
「祝詞」は、神道において神徳を称え、崇敬の意を表する内容を神に唱えて加護や利益を得んとすることば。
類義語、神へも物は申しがち/言わぬ事は聞こえぬ





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枯れ木も山の賑わい


枯れ木も山の賑わい
かれきもやまのにぎわい

何もない山よりたとえ枯れ木だけでも在ればましで、趣を添えるのに役立つということから、
つまらないものでもないよりはあったほうがいいということ。
また、役に立たない者でも、いないよりはいたほうがましだということのたとえ。
なお、「賑わい」という言葉の印象から、にぎやかになっていいという良い意味で使うのは間違い。
あくまで自分を謙遜して使う言葉なので、他人に対して使うのは失礼にあたる。
同義語、枯れ木も森の賑わかし/枯れ木も山の飾り/歪み木も山の賑わい
類義語、蟻も軍勢/餓鬼も人数





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可愛可愛は憎いの裏


可愛可愛は憎いの裏
かわいかわいはにくいのうら

内心では憎らしいと思っていながら、口先では盛んに「可愛い、可愛い」とお世辞を言うこと。
また、度の過ぎた愛情は憎悪に変わりやすいという意味でも使う。
類義語、可愛さ余って憎さが百倍





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