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ああ言えばこう言う


ああ言えばこう言う
ああいえばこういう

あれこれと理屈をつけて言い返し、
相手のことばを素直に聞こうとしないこと。
人のはなしに口ごたえして、
なかなか従おうとしない態度のこと。
ことばじりをとらえたり、
筋の通らない屁理屈を並べたりする人にいう。
類語、右と言えば左。
山と言えば川。




                                                             | 無知な人 愚者

明るけりゃ月夜だと思う


明るけりゃ月夜だと思う
あかるけりゃつきよだとおもう

考えが浅く、世間知らずであることのたとえ。
夜、外が明るいのにはさまざまな原因があるはずだが、
それを単純に明るければ月夜だと思うということから。
単純でのんきな者を嘲笑する時などに使う。
類義語、団子さえ食えば彼岸だと思う




                                                             | 無知な人 愚者

空き樽は音が高い


空き樽は音が高い
あきだるはおとがたかい

内容の伴わない軽薄なおしゃべりのこと。
中身のつまった樽は、たたいても重々しい音がするが、
からっぽの樽をたたくと高い音をたてることから。
(転じて)
内容のないおしゃべりのこと。中身もなくつまらない話をすること。
また、浅薄な人ほど騒々しく、おしゃべりだということのたとえ。
同義語、空樽は音高し
類義語、浅瀬に仇波 吠える犬は噛みつかぬ




                                                             | 無知な人 愚者

浅瀬に仇波


浅瀬に仇波
あさせにあだなみ

考えの浅い者ほど騒々しいということ。
川の深いところは波は立たないが、浅いところは立ち騒ぐことから、
(転じて)
思慮の浅い軽薄な者ほど、
つまらないことにやかましく騒ぎたてるという意。
「仇波」は「徒波」とも書く。
類義語、空き樽は音が高い やせ犬は吠える 
能なし犬の高吠え 弱い者のから威張り




                                                             | 無知な人 愚者

小豆飯を炊けば 初午とみる


小豆飯を炊けば 初午とみる
あずきめしをたけば はつうまとみる

単純で早合点すること。
独りよがりで能天気だという意。
初午は二月の初の午の日をいい、
京都の伏見稲荷に神が降りた日として「初午祭」が行われる。
この日は日本各所にある稲荷神社でも祭られ、
赤飯や小豆飯をお供えする。
小豆飯を炊くのを見て、初午の日だと勘違いしてしまうことから。
馬鹿の一つ覚えで、
物事を深く考えない軽薄な者を嘲笑する時などに使う。
類義語、団子さえ食えば彼岸だと思う。明るけりゃ月夜だと思う。




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明日食う塩辛に今日から水を飲む


明日食う塩辛に今日から水を飲む
あすくうしおからにきょうからみずをのむ

手まわしがよすぎて、かえって意味がないことのたとえ。
明日塩辛を食ってのどがかわくからと、今日水を飲むことから、
目的と手段が前後していることをいう。
これでは手まわしがいいというよりも、
無意味で何の役にも立たっていない。
同義語、塩辛食うとて水の飲み置きする
類義語、夕立のせぬ先に下駄はいて歩く 
小舟の宵拵え 暮れぬ先の提灯




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頭隠して尻隠さず


頭隠して尻隠さず
あたまかくしてしりかくさず

追われた雉(きじ)が、草むらに首だけ突っ込んで
隠れたつもりになることから、
(転じて)
自分の悪事や欠点をすべて隠したつもりでも、
実際は一部しか隠れていないこと。
隠し事がまわりの者にばれていることに
気が付いていない愚かさをたとえたことば。




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頭の上の蝿を追え


頭の上の蝿を追え
あたまのうえのはえをおえ

他人のことに口出しするよりも、自分のことをしっかりやれということ。
自分の頭の上にたかる蠅さえ、ろくに追い払うことが出来ない者が、
他人の頭の上の蠅を追い払おうとするなという意味から。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。




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頭の上の蝿も追われぬ


頭の上の蝿も追われぬ
あたまのうえのはえもおわれぬ

自分の頭にたかる蠅さえ満足に追い払えない意から。
自分一人の始末さえも何一つ満足にできかねることのたとえ。




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後先見ずの猪武者


後先見ずの猪武者
あとさきみずのいのししむしゃ

猪はまっしぐらに前方に進む習性があることから、
向こうみずに敵中に突進する武士のこと。
(転じて)
後先考えずに、がむしゃらに物事に突入する人をいう。
状況を考えない無分別な人、思慮に欠ける人のたとえ。
類義語、猪突猛進(ちょとつもうしん)




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穴の狢を値段する


穴の狢を値段する
あなのむじなをねだんする

狢は穴熊の異名で、まだ穴の中にいて捕らえてもいないうちから、
いくらに売れるか、などと値段を言い合って予想することから。
当てにならない先のことを当てにして、
あれこれと目論(もくろ)む愚を評したことば。
同義語、捕らぬ狸の皮算用




                                                             | 無知な人 愚者

阿呆に取り合う馬鹿


阿呆に取り合う馬鹿
あほうにとりあうばか

阿呆や馬鹿にはかかわるなと言ういましめ。
阿呆を相手に本気で怒ったり喜んだりする者は、
やはり馬鹿者であるということ。




                                                             | 無知な人 愚者

阿呆に法なし


阿呆に法なし
あほうにほうなし

阿呆や馬鹿には法律も理屈も無く、常識が通らない。
だから何をやらかすかわからないということ。
類義語、馬鹿ほどこわいものはない 
馬鹿は火事よりこわい。




                                                             | 無知な人 愚者

阿呆の一徹


阿呆の一徹
あほうのいってつ

愚かな者はつまらないことに自説を固執し融通のきかないこと。
たとえ自分が間違っていようとも主義主張を繰り返し、
それを押し通そうとすること。
人一倍利口そうな人が、愚直に撤するのにいったりもする。




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阿呆の三杯汁


阿呆の三杯汁
あほうのさんばいじる

汁のおかわりは二杯まではふつうであるが、
三杯目ともなると作法を知らない馬鹿者であるということ。
また、馬鹿者にかぎって大食をすることのたとえ。
類義語、馬鹿の大食い




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阿呆の鳥好き貧乏の木好き


阿呆の鳥好き 貧乏の木好き
あほうのとりずき びんぼうのぼくずき

愚者が珍鳥を飼って楽しんだり、
貧乏人が高価な古木を愛玩したりするのは、
物好きであるというより、
むしろこっけいであるということ。




                                                             | 無知な人 愚者

阿呆の高笑い


阿呆の高笑い
あほうのたかわらい

馬鹿者がよくやるという大笑いのこと。
物事の裏表を深く考える能力が無く、つつしみを欠く者は、
笑うときにも前後を顧みることはない。
人が笑っているその笑いの裏には、
悲しみがあるかもしれないのを読み取ろうとしないで、
大声で高々と笑いこける愚かさをいう。




                                                             | 無知な人 愚者

阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ


阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
あほうのはなげでとんぼをつなぐ

トンボを結んで繋ぐことができるほど
鼻毛をのばしているということで、
愚か者は身なりまでもだらしないというたとえ。
鼻毛が伸びているのは見た目も悪く、
だらしない愚かな人間だと思われやすい。
愚かな人間ほど鼻毛も伸び放題が多いということで、
トンボがしばれるほどと誇張していう。




                                                             | 無知な人 愚者

言うなり地蔵


言うなり地蔵
いうなりじぞう

何でもはいはいと人の言いなりになっていて、
自分の信念や主義主張のないお人好しを、
意思をもたない地蔵にたとえたことば。
イエスマンのことを言う。




                                                             | 無知な人 愚者

軍見て矢を矧ぐ


軍見て矢を矧ぐ
いくさみてやをはぐ

戦いが始まってから矢を作り出すという意味で、
何か事が起こってから慌てて対策を講じたり、
準備したりする愚かさをいう。
目前に必要が迫ってから行動したのでは手おくれだというたとえ。
「矧ぐ」は、矢竹に羽をつけて矢を作ること。
同義語、鹿を見て矢を矧ぐ/敵を見て矢を矧ぐ
類義語、盗人を見て縄を綯(な)う/泥棒を捕らえて縄を綯う




                                                             | 無知な人 愚者

一文惜しみの百知らず


一文惜しみの百知らず
いちもんおしみのひゃくしらず

ほんのわずかな出費を惜しんだために、
あとで大きな利益を失う愚に気付かないたとえ。
一文ほどのわずかな金を惜しんだばかりに、
後で百文もの大損をする愚かさをいった言葉。
目先の小さな損得にこだわってはならないという戒めのことば。
同義語、一文吝みの百失い/一文吝みの百損/一文儲けの百失い
類義語、小費を苦しみ大利を失う/小利を貪り大利失う/
一文拾いの百落とし/安物買いの銭失い
反対語、損して得とれ




                                                             | 無知な人 愚者

一を識りて二を知らず


一を識りて二を知らず
いちをしりてにをしらず

知識や見識の浅く狭いことをいう。
あることの一面、また、一つの場合だけを知っていて、
別の面や別の場合は知らないということ。
他の側面や変化を知らず、応用力が弱い事のたとえ。
同義語、一を執りて二を顧みず/
其の一を識りて其の二を知らず
類義語、馬鹿の一つ覚え




                                                             | 無知な人 愚者

一丁字を識らず


一丁字を識らず
いっていじをしらず

たった一個の文字さえも知らないということ。
また、教養のない人をいうことば。
中国では「一個」のことを「一个」と書くが、
「个」と「丁」が似てるため、
伝写の間に丁と誤られてしまったということから。
同義語、目に一丁字なし
類義語、無学文盲




                                                             | 無知な人 愚者

犬の糞に手裏剣


犬の糞に手裏剣
いぬのくそにしゅりけん

犬の糞を手裏剣でわきへどけるように、
つまらない事に貴重な物を使うたとえ。
類義語、玉を以て鳥に擲(なげう)つ




                                                             | 無知な人 愚者

井の中の蛙大海を知らず


井の中の蛙大海を知らず
いのなかのかわずたいかいをしらず

井戸の中の狭い世界に住んでいる蛙は、
広大な海というものを知らないという意味で、
自分の狭い知識や見解にとらわれ、
他に広い世界のあることを知らない人をあざけっていうことば。
同義語、井蛙(せいあ)は以(もっ)て海を語るべからず/
井底の蛙(せいていのあ)
類義語、天水桶のボウフラ/夏の虫氷を笑う/井戸の鮒




                                                             | 無知な人 愚者

芋の煮えたもご存じない


芋の煮えたもご存じない
いものにえたもごぞんじない

芋が煮えたかどうかの区別も出来ないということで、
簡単なことさえわからないお坊っちゃんお嬢ちゃんなど、
世事に疎い世間知らずをからかったり、あざけったりすることば。




                                                             | 無知な人 愚者

魚の釜中に遊ぶが如し


魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし

死が近づいていることのたとえ。
もうすぐ煮られることもしらず釜の中で泳ぐ魚の意で、
滅亡の近いことも知らずに、
暢気(のんき)に遊んでいることのたとえ。
また、危険が目前に迫っていることのたとえにもいう。
四字熟語、魚遊釜中(ぎょゆうふちゅう)
同義語、釜中の魚/魚釜中におよぐ




                                                             | 無知な人 愚者

牛に対して琴を弾ず


牛に対して琴を弾ず
うしにたいしてことをだんず

牛に琴を聞かせても反応がないように、
愚かな人にどんな立派な道理を説いても
無益であるというたとえ。
同義語、牛の前に琴調べ
類義語、犬に論語/馬の耳に念仏/牛に経文




                                                             | 無知な人 愚者

独活の大木


独活の大木
うどのたいぼく

体が人並み外れて大きいだけで、
何の取り柄もなく、役に立たない者のたとえ。
また、そのような者をあざけっていうことば。
「独活」は約二メートルに生長する植物だが、
茎はやわらかくて木材のような利用価値がないことから。
同義語、独活の大木柱にならぬ
類義語、大男総身に知恵が回りかね/大男の殿(しんがり)




                                                             | 無知な人 愚者

馬の耳に念仏


馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ

いくらよい意見や忠告など言っても、
当人は何とも感じず聞き流す態度のこと。
また、まるっきり効果がないこと。
念仏は尊いものだが、馬に唱えて聞かせたところで
何とも感じないことから。
同義語、馬の耳に風/馬耳東風
類義語、犬に論語/牛に対して琴を弾ず/蛙のつらに水/
どこふく風/人の意見を馬の耳/放れ駒の耳に風




                                                             | 無知な人 愚者

生まれぬ前の襁褓定め


生まれぬ前の襁褓定め
うまれぬさきのむつきさだめ

男の子か女の子かもわからなければ、
いつ生まれるかもわからない初生児に、
着せる産衣(うぶぎ)やおむつ作りで大騒ぎすること。
手回しがはやすぎることのたとえ。
また、準備が大げさすぎることのたとえ。
類義語、海も見えぬに舟用意/とらぬ狸の皮算用/
生まれぬ先のこしまき




                                                             | 無知な人 愚者

売り家と唐様で書く三代目


売り家と唐様で書く三代目
うりいえとからようでかくさんだいめ

初代が苦労して築き上げ、
その苦労を知る二代目が引き継いで大きくした財産も、
三代目ともなると遊芸に凝ったりして、
使い果たしてしまうことが多い。
その結果、家を売りに出すことになるが、「売り家」と書いた文字も、
オシャレな書体で書かれていたという三代目の愚行を皮肉った川柳。
「唐様」は中国風の書体。
類義語、長者に二代なし




                                                             | 無知な人 愚者

益者三友損者三友


益者三友損者三友
えきしゃさんゆうそんしゃさんゆう

交際して自分の有益となる三種類の友人と、
自分が損をする三種類の友人があるということ。
有益になるのは、正直な友、誠実な友、博学な友であり、
損になるのは、へつらう友、心に誠のない友、
口先ばかり上手な友を指している。




                                                             | 無知な人 愚者

えせ侍の刀いじり


えせ侍の刀いじり
えせざむらいのかたないじり

武士としての精神修養ができていない臆病な侍ほど
むやみに刀に手をかけたり、振り回したりして、
人前で虚勢を張ることのたとえで、
実力の乏しい者が外見を取り繕うことのたとえ。
「えせ」は、「似非」と書き、偽(にせ)の意。
「えせ侍」は武士としての心得がない侍という意味。
類義語、えせ者の空笑い




                                                             | 無知な人 愚者

えせ者の空笑い


えせ者の空笑い
えせもののそらわらい

下心ある者は、おかしくもない話を聞いても、
高笑いや追従笑いをするものだということ。
軽薄な者が他人のご機嫌取りに笑ったり、
腹黒い者が悪巧みをしているときに、
真実を隠す為にごまかし笑いをするのを卑しんだことば。
「えせ」は偽(にせ)の意。
同義語、曲者の空笑い/阿呆の高笑い/馬鹿のそら笑い
類義語、えせ侍の刀いじり




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燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや


燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや

小人物には大人物の大きな志はわからないということ。
「燕雀」は、ツバメとスズメのことで小人物をさし、
「鴻鵠」は、オトトリやクグイのことで大人物にたとえる。
「安んぞ」は、疑問・反語を表すのに用いられる漢文訓読語で、
下に推量を伴って「どうして」「なんで」の意味。
小さな鳥には、大きな鳥の志すところは理解できない。
小人物は大人物の心の中を知り得ないという例え。
四字熟語、燕雀鴻鵠
同義語、燕雀何ぞ大鵬の志を知らんや/鴻鵠の志
類義語、鶯鳩大鵬を笑う/升を以て石を量る/猫は虎の心を知らず




                                                             | 無知な人 愚者

大石で卵を砕く


大石で卵を砕く
おおいしでたまごをくだく

なんの造作もない簡単なことのたとえ。
ただし、小さなことに大きな努力を費やすのは賢明ではない
という意味を含む。




                                                             | 無知な人 愚者

大男総身に知恵が回りかね


大男総身に知恵が回りかね
おおおとこそうみにちえがまわりかね

体が大きすぎて全身に知恵が行き渡らないという意味で、
図体が大きいだけで、なんの役にも立たない愚か者や
仕事ぶりのはかばかしくない者を皮肉っていった悪口。
類義語、独活の大木/でっかの能なし/
大男の見かけ倒し/大男の殿/大きな頭に小さな知恵/
小男の総身の知恵も知れたもの




                                                             | 無知な人 愚者

大男の殿


大男の殿
おおおとこのしんがり

体は目立つほど大きいのに、いつも人に後れをとっている男のこと。
何事にも人に遅れをとる男をあざけって言うことば。
「殿」は、列や順番などの最後尾。最下位。
類義語、独活の大木/大男総身に知恵が回りかね




                                                             | 無知な人 愚者

大河を手で堰く


大河を手で堰く
おおかわをてでせく

出来ないことのたとえ。
大きな川の流れを手で堰き止めようとすることから、
無謀で不可能な方法のたとえ。
類義語、大海を手で塞(ふさ)ぐ/大空の星を竿で落とす/
大山の崩れを線香で支える




                                                             | 無知な人 愚者

大風呂敷を広げる


大風呂敷を広げる
おおぶろしきをひろげる

大げさなことを言ったり、大ぼらを吹いたりすること。
大きな風呂敷を広げても、
その中に包むような大きなものがないことから。
常識的に見てとうてい実現不可能と思えるような
大計画を立てて人々に吹聴すること。
類義語、大口を叩く/大言壮語




                                                             | 無知な人 愚者

沖な物当て


沖な物当て
おきなものあて

まだ手に入れていない物をあてにすることのたとえ。
沖は海や湖などで、岸から遠く離れたところ。
その沖にいるものは捕まえてみなければわからないのに、
もう捕まえたような気になって当てにすること。
「沖な物」は、沖にある物、まだ捕まっていない沖の獲物の意味。
「当て」は、あてにすること。
類義語、穴の貉を値段する/捕らぬ狸の皮算用/飛ぶ鳥の献立




                                                             | 無知な人 愚者

お先棒を担ぐ


お先棒を担ぐ
おさきぼうをかつぐ

よく考えもせずに人の手先になって行動したり、
軽々しく騒いだりすること。
また、権力者に取りいって、その手先になって働くことのたとえで、
よい意味で用いることはない。
「先棒」は駕籠(かご)の棒を前で担ぐ人のこと。
なお、駕籠の前を担ぐ様子から、先頭立って仕事をすることの意味と混同しがちだがそれは誤り。
その場合は「率先垂範(そっせんすいはん)」があり、また、人のために喜んで働くという意味なら「一肌脱ぐ」がある。
さらに、似たようなことばで、「片棒を担ぐ」があるが、この場合は自分の意思で仲間に加わっているので意味が異なることば。




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小田原評定


小田原評定
おだわらひょうじょう

大勢の人々が集まって相談しても、
あれこれと意見が出るだけでまとまらず、
いっこうに結論が出ないこと。
天正十八年(1590)相模小田原城の
北条氏康が豊臣秀吉に攻められ、
戦いを続けるのか和睦すべきかを連日評議を行ったが、
意見が出るばかりでいつまでも決定せず、
ぐずぐずしているうちに滅ぼされてしまったことから。
また、その意見の内容の低さを皮肉ってもいう。
同義語、小田原評議/小田原談合/小田原相談




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おだをあげる


おだをあげる
何人かが集まって威勢のいいことを言ったり、
得意げに勝手なことを言ったりして気炎をあげること。
用例「酔っぱらって盛んにおだをあげる」




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鬼の首を取ったよう


鬼の首を取ったよう
おにのくびをとったよう

鬼を退治して首を取ったとしたら、最高の大手柄であることは言うまでもないが、大した功績もないのに、自分のやったことについて、そのような大手柄を立てたと思って得意げに自慢している様子。
また、大した事もしてないのに、大手柄を立てたように喜ぶさま。
同義語、鬼の首でも取ったよう




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己の頭の蝿を追え


己の頭の蝿を追え
おのれのあたまのはえをおえ

人の頭の上で、飛びまわる蝿を気にするより、
まず自分の頭の上にたかる蝿を追い払えということから、
人の世話をやく前に、まず自分自身のことをしっかりやれということ。
「蝿」は、人につきまとう煩わしい問題のたとえ。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。
同義語、頭の上の蝿を追え/己(おの)が頭の蝿を追え/
人の蝿を追うより己の蝿を追え





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己を知って他を知らぬ


己を知って他を知らぬ
おのれをしってたをしらぬ

自分の狭い見聞に頼り、広い世間のことを知らないこと。
また、自分の利害や思惑だけを考えて、他人のことを考えないこと。
類義語、一を知って二を知らず/井中(せいちゅう)の蛙/
井の中の蛙大海を知らず





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己を以て人を量る


己を以て人を量る
おのれをもってひとをはかる

自分を基準に他人の気持ちをあれこれ推察すること。
自分が卑しい心を持ち、卑しい行いをしていると、
他人もそうだろうと考えがちになり、
立派な人の心や行いが、何か作為があるのだろうと、
つい卑しく考えてしまう。
人はとかく自分自身を基準にして
他人の心中や力量を推量しがちだということ。
類義語、下司(げす)の勘ぐり





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親馬鹿子馬鹿


親馬鹿 子馬鹿
おやばか こばか

親は我が子を溺愛するあまり、子供が馬鹿なのに気づかず、
子はその親の愛に甘えて馬鹿息子のようになっていること。
傍から見れば、親も馬鹿なら子も馬鹿だということ。
また、親は子のために心ならずも馬鹿になり、
子はそうした親の心も知らず、ますます馬鹿をするの意もある。
類義語、親馬鹿子機嫌/親馬鹿子畜生





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お山の大将俺一人


お山の大将俺一人
おやまのたいしょうおれひとり

小さな山の頂上に立って一番偉くなった気分を味わうように、狭い世界やつまらない仲間の中で第一人者だと得意になっている人。
また、小さな成功でいい気になっている人のこと。
「お山の大将」は、盛り土などの頂上を奪い合う子どもの遊び。
類義語、お山の大将空威張り





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及ばざるはそしる


及ばざるはそしる
およばざるはそしる

力の劣る者はとかく相手をねたんで、悪口をいうものであるということ。





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愚か者に福あり


愚か者に福あり
おろかものにふくあり

愚か者といわれるのもさまざまだが、
鈍感な者や利口ではない者はそのため大きな野心ももたず、
常に心が平和で人に憎まれたりもせず、災難を受けることも少なく、
幸福に一生を全うすることができるということ。
類義語、果報たわけにつく/馬鹿果報/
愚かでも正直者には神が嘉(よみ)して福授く





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女賢しゅうして牛売り損なう


女賢しゅうして牛売り損なう
おんなさかしゅうしてうしうりそこなう

売り手の女が賢いと、売り物の牛について不必要なことをいったりして、売り時を失い結局損をするという意味。
女は利口そうに見えても目先のことにとらわれ、広い視野からものごとを判断できないため、大局を見失って失敗する事が多いということ。
牛を売る時に、少しでも高く売ろうとして
「この牛は丈夫で少しの欠点もない、足にも傷ひとつない。」
などと言ったために、買い手がその言葉をきっかけに調べまわり、
足に傷を発見して買うのをやめたという話から。
利口ぶる女性をなじったことば。
同義語、女賢しくて牛売り損なう/女発明で牛の値が下がる/女が口を叩けば牛の値が下がる
類義語、女の知恵は鼻の先/女の賢いのと東の空明かりは当てにならぬ





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貝殻で海を測る


貝殻で海を測る
かいがらでうみをはかる

貝殻のようなちっぽけな物で大海の水を汲み出して、
その量を測ることから、(転じて)
知識が浅く見聞の狭い者が、大きな問題を論じたり、
判断を下したりするたとえ。
同義語、貝殻で海を干す/貝を以て海を測る
類義語、管を以て天を窺う/針の穴から天を覗く/
葦の髄から天井覗く/蛤で海をかえる/蜆で海を干す/
草の茎で鐘突く





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蛙の願立て


蛙の願立て
かえるのがんだて

前ばかり見て後ろを顧みない者や、いいかげんな考えで失敗してしまうことのたとえ。
また、儲かる事ばかり考えて損をする事を考えずに失敗する者にもいう。
かえるが人間のように立って歩けるようにと願を立てて、清水寺にお参りした。
願いは叶ったが、目は元のまま後ろ向きなので、歩けずにひからびて死んだという話から。
同義語、蛙の立願(りゅうがん)





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踵で頭痛を病む


踵で頭痛を病む
かかとでずつうをやむ

的外れで見当違いの心配をあれこれとするたとえ。
また、自分に関係のないことを心配することにもいう。
類義語、他人の疝気を頭痛に病む





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餓鬼の断食


餓鬼の断食
がきのだんじき

あたりまえのことなのに、ことさら特別なことをしているかのようにとりつくろうことのたとえ。
「餓鬼」は仏教語で、生前の悪行のために餓鬼道に落ちた亡者のことで、飲食できずに飢えと渇きに苦しんで、骨と皮ばかりにやせている。
その餓鬼が断食してると言い立てる意から、
当然のことをいかにも善行らしく言うことのたとえ。
同義語、餓鬼の断食悪女の賢者ぶり





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餓鬼の花争い


餓鬼の花争い
がきのはなあらそい

不必要なことに夢中になる愚かさのたとえ。
「餓鬼」は、生前の悪行のために餓鬼道に落ちた亡者のことで、
飲食できずに飢えと渇きに苦しんで、骨と皮ばかりにやせている。
その餓鬼に必要なものは食べ物なのに、食えもしない花の事で争うということから。
貧しい者が生活の事はそっちのけにして、生計の足しにもならない趣味に熱中するたとえ。
同義語、餓鬼の花遊び





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書けぬ者理に疎し


書けぬ者理に疎し
かけぬものりにうとし

無学な者には、物の道理はわからないということ。
教育を受けていない者は道理に暗く、理解力に欠けているということ。





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片腹痛い


片腹痛い
かたはらいたい

そばにいてばかばかしくて見てられないこと。
身のほど知らずな者が実力以上のことを行っているのが、こっけいで苦々しく感じるさま。
本来は「傍(かたわ)ら痛い」といい、傍らで見ていていたたまれないの意で、「片腹」は誤解による当て字である。
なお、笑いすぎておなかが痛くなったり、
急に走ったりして脇腹が痛くなるという意味で使うのは誤り。
類義語、笑止千万/ちゃんちゃらおかしい





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火中の栗を拾う


火中の栗を拾う
かちゅうのくりをひろう

他人のために、あえて危険を冒したり困難なことに身を乗り出すことのたとえ。
また、自分の利益にもならないのに、もめごとに頭をつっこんだりすること。
ずる賢い猿におだてられた猫が、囲炉裏の中で焼けている栗を拾ったが、栗は猿に食べられてしまい、猫はやけどをしただけだったという、「イソップ物語」の寓話(ぐうわ)から生まれたフランスのことわざ。
類義語、手を出して火傷する





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癩の瘡うらみ


癩の瘡うらみ
かったいのかさうらみ

病気の人が、自分より軽い症状の病人を羨むということで、人間心理の愚かしさをいったことば。
「かったい」は、乞食(こじき)、または癩(らい)病(ハンセン病)の意。
「瘡」は、皮膚病、または梅毒の意。
「うらみ」は「うらやみ」が転じたことば。
重症のハンセン病患者は、鼻が曲がり目も潰れてしまうほどの容姿の変形を伴うため、鼻がかけたくらいですんでいる梅毒の患者を、うらやましく、あるいはねたましく思うという意味。
大きな差異がなくとも、自分よりわずかでもよいものをうらやむこと。
また、言ったところでどうにもならない愚痴をこぼすことにも言う。





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河童に水練


河童に水練
かっぱにすいれん

泳ぎが得意な河童に泳ぎ方を教えるということから、
ある分野に精通している人に対してその分野について教えようとする愚かさのたとえ。
「水練」は、水泳の練習の意。
同義語、河童に水練を教える。
類義語、極楽の入り口で念仏を売る/釈迦に説法/孔子に悟道/猿に木登り





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株を守りて兎を待つ


株を守りて兎を待つ
かぶをまもりてうさぎをまつ

一度成功した経験、または古い習慣にとらわれて融通がきかないことのたとえ。
偶然訪れた幸運な出来事をもう一度あてにする愚かさのたとえ。
昔、中国の宋の国で、切り株にぶつかって死んだ兎を得た農夫が、同じことを期待して仕事もせず毎日見守っていたが結局兎は捕れなかったという故事から。
「株」は「くいぜ」とも読む。
四字熟語、守株待兎(しゅしゅたいと)
類義語、柳の下にいつも泥鰌は居らぬ/舟に刻みて剣を求む





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雁が立てば鳩も立つ


雁が立てば鳩も立つ
がんがたてばはともたつ

春になり渡り鳥の雁は北の国へ向かって飛び立つ。それを見た鳩も同じように渡ろうと飛び立つことから。
自分の実力や能力を考えもしないで、みだりに人の真似をすることのたとえ。
雁は目的や意味があって飛び立ったのに対して、鳩は雁が飛び立ったからというだけで何の考えもなく追随して飛び立ってしまう。
そのように思慮分別なく真似ばかりして、主体性のない者をあざけったことば。
類義語、雁が飛べば石亀も地団駄/鵜の真似をする烏/雁が飛べばひきもとぶ/鷹も飛べば蚊も飛ぶ/鷹も飛べば糞蠅も飛ぶ/鯉が踊れば泥鰌もおどる/一匹狂えば千匹の馬も狂う/鶴が飛べばひきがえるも飛ぶ/蠅が飛べば虻も飛ぶ





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雁が飛べば石亀も地団駄


雁が飛べば石亀も地団駄
がんがとべばいしがめもじだんだ

雁が飛び立つのを見た石亀が自分も飛ぼうとするが、飛べないので地団駄を踏んで悔しがる。
身のほどを忘れて他人の真似をしようとする愚かさのたとえ。
「石亀」は、日本の河川、湖沼、池、湿原、水田などにふつうに見られるもの。
同義語、石亀の地団駄
類義語、雁が立てば鳩も立つ/雁が飛べばひきもとぶ/鵜の真似する烏/鷹も飛べば蚊も飛ぶ/鷹も飛べば糞蠅も飛ぶ/鯉が踊れば泥鰌もおどる/一匹狂えば千匹の馬も狂う/鶴が飛べばひきがえるも飛ぶ/蠅が飛べば虻も飛ぶ





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