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愛してその醜を忘る


愛してその醜を忘る
あいしてそのしゅうをわする

本気で惚れこむと相手のよい点ばかりが目につき、
悪いところがわからなくなる。
しまいには悪い所も良く見えてくるということ。
類義語、あばたも笑くぼ。惚れた欲目。
恋すれば色の文目(あやめ)もわきまえず。




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匕首に鍔


匕首に鍔
あいくちにつば

不釣合い、不調和なことのたとえ。
鍔は刀剣の柄と刀身との境に挟み、
柄を握る手を防御するもので、
鍔のない短刀である匕首に鍔をつけようということから、
ふさわしくないものや釣り合わないもののたとえ。
「匕首」は「合口」、「鍔」は「鐔」とも書く。
類義語、小刀に鍔(こがたなにつば)




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相手変われど主変わらず


相手変われど主変わらず
あいてかわれどぬしかわらず

相手はたびたび変わるが、
それに対するこちらはいつも同じであるということ。
同じことの繰り返しを意味することば。
また、世俗変転の相を暗示したり、
旧態依然としているのにも使う。
同義語、相手変われど手前変わらぬ 
相手変わって主変わらず




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朝起き千両夜起き百両


朝起き千両 夜起き百両
あさおきせんりょう よおきひゃくりょう

朝早く起きて働くほうが、夜遅くまで起きていて働くよりも能率がよく、
十倍も得だということ。
類義語、朝の一時(ひととき)は晩の二時(ふたとき)に当たる




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朝の一時は晩の二時に当たる


朝の一時は 晩の二時に当たる
あさのひとときは ばんのふたときにあたる

朝は仕事がはかどるので、
夜に仕事をする時とくらべて二倍も能率が上がるということ。
だから、仕事はなるべく朝のうちにやるほうがよい。
「一時」は、昔の時刻の数え方で約二時間。
「二時」は、約四時間。
早起きをすすめることば。
類義語、朝起き千両夜起き百両




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明日の百より今日の五十


明日の百より今日の五十
あすのひゃくよりきょうのごじゅう

明日くれるという口約束の百文(百両)よりも、
今日確実にくれる五十文(五十両)のほうが値打ちがあるということ。
明日のことは当てにならないので、
そのうちたくさんくれるという大きな話に乗るよりも、
少なくても今実際にもらったほうが賢明であるということ。
また、さし迫っている今日、
少なくてももらったほうがよいという意でも使う。
類義語、即時一杯の酒 明日の親鳥より今日の卵 
聞いた百文より見た一文




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明日はまだ手つかず


明日はまだ手つかず
あすはまだてつかず

明日という日はまだ来ていないので、明日一日はまるまる使える。
時間はじゅうぶんにあるから、慌てる事は無いということ。
仕事などで残り時間が少なく苦しい立場に追い込まれたときに、
まだ少し時間の余裕があるから頑張れと励ます意で用いられる。
反対語、明日は来たらず




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頭押さえりゃ尻上がる


頭押さえりゃ尻上がる
あたまおさえりゃしりあがる

頭を抑えれば尻が持ち上がるように、
一方がうまくいけば他方がうまくいかない。
双方がうまくいくことは少ないということ。
類義語、あちら立てればこちらが立たぬ 
右を踏めば左が上がる
両足上げればひっくりかえる




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中らずと雖も遠からず


中らずと雖も遠からず
あたらずといえどもとおからず

射た矢が的に命中はしていなくとも、
それほど外れてもいないということから。
ぴたりと的中してはいないが、だいたい推測していた通りで、
さほど大きな間違いではないこと。
「中らず」は「当たらず」とも書くが、
一般に「当たらずとも遠からず」というのは本来誤用である。




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姉は菅笠妹は日傘


姉は菅笠妹は日傘
あねはすげがさいもうとはひがさ

同じ両親のもとに育った姉妹でも、
それぞれの嫁入り先により、境遇にも大きな差が出てくるのをいう。
「菅笠」は農作業などでかぶるスゲの葉で編んだ笠で、
貧乏世帯のたとえ。
「日傘」は盛装などのおりにさす日除けの傘のことで、
富裕層や上流階級のたとえ。
姉は菅笠をかぶり真っ黒になってあくせく働き、
妹は日傘をさして優雅に遊びに出かける生活をいう。
ただし、生活の違いと幸不幸は別であり、
幸を掴んだかどうかは、人それぞれの心の持ちようである。




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あの声で蜥蜴食らうか時鳥


あの声で蜥蜴食らうか時鳥
あのこえでとかげくらうかほととぎす

情緒あふれる鳴き声の美しさから、俳句や歌に読まれるほととぎす。
だが、その同じ口でトカゲを食うとは驚いたものだということ。
(転じて)
人や物事は容貌や外見だけでは、実態や本質がわからないということのたとえ。
外見と中身が違って驚かされる場合が多いものである。
江戸時代の俳人、宝井其角(たからいきかく)の句から。
類義語、蛇食うと聞けば恐ろし雉の声 人は見かけによらぬもの




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あの世千日此の世一日


あの世千日 此の世一日
あのよせんにち このよいちにち

あの世に極楽があるというが、
見てきた人はいないし本当にあるかわからない。
だから、極楽で千日楽しむよりも、
この世で一日楽しむほうがよいということ。
また、死んでから千日供養してもらうよりも、
生きてるうちに一日楽しむほうがよいということ。
現実主義の考え方のたとえ。
同義語、死しての先年より生きての一日




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余りしゃべるとお里が知れる


余りしゃべるとお里が知れる
あまりしゃべるとおさとがしれる

人は会話をしているうちに、性格、教養などが判断されてしまう。
どれだけ豪華で綺麗なものを身につけて上品に振舞ったとしても、
話し方などでその人の生まれ育った環境がわかってしまうということ。
見かけによらず下品に育ったことがばれる場合など、
悪い意味に用いられる。
また、長話しをしていると、自然に出身地の方言も出て
生国がわかるということ。
同義語、お里が知れる お里が現れる
口の利きよでお里が知れる




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過ちを観て仁を知る


過ちを観て仁を知る
あやまちをみてじんをしる

人はその人となりによって、過失の内容が違ってくる。
もしその過失が、本人の誠実さから出たものであれば、
むしろ過失を犯したその人自身が仁者であることを知る。
人が過失を犯したときは、十分に観察することが大切である。
「仁」は、他を思いやる心が強いという特質。




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有りそうで無いのが金


有りそうで無いのが金
ありそうでないのがかね

他人の懐ぐあいはなかなかわからないもので、
外見から判断するのは難しい。
金持ちのように見えても、
思いのほかの借金をかかえている者が多かったりする。
無さそうで有るのが借金、と続く。
類義語、有るのは借銭無いは金/無い物は金と化物




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言い勝ち功名


言い勝ち功名
いいがちこうみょう

少しぐらい筋の通らない意見でも、
たくさんしゃべる人の発言のほうが
多くの支持を得て勝ちとなるということ。
黙っていては正論であろうと良い案であろうと、
他者に知ってもらえないことには意見も通らない。
「言い勝ち」は、相手に負けずに盛んにしゃべりまくること。
「功名」は、手柄を立て名をあげること。
「言い勝ち高名」とも書く。
類義語、言わぬ事は聞こえぬ
反対語、言わぬは言うに勝る/雄弁は銀沈黙は金




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石に判


石に判
いしにはん

確実なものをさらに確実にすること。絶対に間違えないことのたとえ。
判は確実なことの証拠に押すが、その判を石に押すとあっては、
絶対に確かなこと間違いない。
類義語、石の証文岩の判/石屋の尻に老中の判




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石の物言う世の中


石の物言う世の中
いしのものいうよのなか

秘密や隠し事が外に漏れやすいというたとえ。
聞いたり話たりすることができないはずの石が、
人の話を聞いて誰かに話すことで、
どこでだれが聞いてるかわからない、
秘密が漏れやすい世の中であるということ。
また、民衆が悪政に憤るときには
物言わぬ石までもが物を言うという意味でも使う。
類義語、石に耳あり/壁に耳あり/岩に口




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石橋を叩いて渡る


石橋を叩いて渡る
いしばしをたたいてわたる

腐って落ちる心配のない丈夫な石橋を渡るときにも、
叩いて安全を確認してから渡るということから、
念には念を入れて用心すること。
慎重で細心、手堅さの形容。
同義語、石の橋も叩いて渡れ
類義語、浅い川も深く渡れ/念には念を入れよ/
三遍回って煙草にしょ/石橋に金の杖/石に錠




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医者の自脈効き目なし


医者の自脈効き目なし
いしゃのじみゃくききめなし

医者は他人の病気を治せても、
自分の病気となると上手く治療することができないことから。
医者は自分の病気をはじめ家族の診断や治療となると主観が入り、
過重に感じたり良い目に観たりして、
客観的な判断が出来ずに迷うものであるということ。
人はたとえ専門のことでも、
自分のこととなると確実な処理が出来ないものだということ。
類義語、陰陽師身の上知らず




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何れ菖蒲か杜若


何れ菖蒲か杜若
いずれあやめかかきつばた

どちらも優れていて優劣がつけにくいこと。
美しい花を咲かせる菖蒲も杜若もアヤメ科の花で、よく似ている。
どちらも良くて甲乙つけがたく、選択に迷うことのたとえ。
源三位頼政(げんざんみよりまさ)が、十二人の美女の中から
「菖蒲前(あやめのまえ)」という美女を見つけるよう
言われた時に詠んだ歌から。
出典、太平記




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何れを見ても山家育ち


何れを見ても山家育ち
いずれをみてもやまがそだち

大勢いても、どれもこれも田舎者みたいで、
上品な顔立ちや物腰のものは一人もいない。
また、無教養なものばかりで、
役に立ちそうなのは一人もいないと言う事。
日本三大歌舞伎の一つ
「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」
に登場する「武部源蔵(たけべげんぞう)」が、
大恩ある師匠の息子「菅秀才(かんしゅうさい)」の
身替わりとなりそうな、品格ある面立ちの子供が見つからず、
思案に暮れて言ったことば。
類義語、どんぐりの背比べ




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痛くもない腹を探られる


痛くもない腹を探られる
いたくもないはらをさぐられる

医者が腹痛患者の腹をあちこち押さえて、
ここは痛むか、こちらはどうかと聞くが、
腹が痛くもないのにやられるのは不愉快である。
そこから、やましくもないのに疑いをかけられ、
あれこれ詮索されて迷惑をこうむることにいう。
同義語、食わぬ腹探られる




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痛し痒し


痛し痒し
いたしかゆし

皮膚病などで肌が痒いと掻きたくなるが、掻けば痛くなってしまう。
だからといって、掻かずに痒みに耐えるのも辛いということから。
やってみたいがそれを実行すると、別の面で困る事情もあるため、
やるべきかどうか判断に苦しむということ。
両方に同程度の良い面と悪い面があって、
どちらか片方を取るのに迷ったり苦しんだりすることのたとえ。
同義語、痛し痒しの豆瘡




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一瓜実に二丸顔


一瓜実に二丸顔
いちうりざねににまるがお

女性の容貌の良さをいったことば。
細長くて鼻筋が通った中高の瓜実顔が上品で一番良い、
次に丸顔が愛敬があってよいということ。
また、三平顔に四長顔五までさがった馬面顔と続く。
さらに、五盤台に六目かんち七みっちゃに八ぼちん
九アゴなしに十しかみ、と続けるものもある。




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一押し二金三男


一押し二金三男
いちおしなかねさんおとこ

女性の心を射止める条件の順序をいったことば。
第一に押しが強いことで、第二に金があること、
第三が男ぶりがよいこと。
女性を口説くためには「押し」が効果的であるとすることば。
同義語、一押し二押し三も押し/一押し二に金三に暇/
一押し二金三暇四男五芸
類義語、一暇二金三男/
一見栄二男三に金四芸五声六おぼこ七せりふ八力九きも十評判





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一髪二化粧三衣装


一髪二化粧三衣装
いちかみにけしょうさんいしょう

女性を美しくみせるものは、第一は髪かたちの美しさ、
次に化粧、その次は衣装、という意。
髪の長いは七難隠すということばがあるほど、
女性にとって髪は大切なものであることがうかがえる。
だから、女性を褒める時は服装よりも
ヘアスタイルを褒めたほうが効果があるようだ。




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一議に及ばず


一議に及ばず
いちぎにおよばず

あれこれ議論するまでもないということ。
とりたてて問題にするまでもないこと。
すぐに同意することで、一度の議論も必要ない。
待ち望んでいた事柄が持ち込まれた際などに使われる。




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一事が万事


一事が万事
いちじがばんじ

一つの事がそのすべての事を表すという意味。
一つの出来事や現象を見れば、
表には現われていない他のすべてまで推察できるということ。
ほとんどの場合、あまり好ましくない一面によって、
隠れた面を推察する時に使われる。
類義語、一斑を見て全豹を卜す/一斑全豹




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一日の長


一日の長
いちじつのちょう

一日だけ年長ということから、ほんの少し年上という意。
(転じて)
他人より経験や知識・技能などが少し優れていること。
孔子が弟子たちに、「私がお前達より多少年が上だからといって、
私に遠慮しなくてもよい」と言った故事から。
年の功で経験や知識・技能などが勝(まさ)っていることを指す。
自分の経験・能力・技能などを謙遜(けんそん)していうことば。




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一と言うたら二と悟れ


一と言うたら二と悟れ
いちというたらにとさとれ

人から何か頼まれたとき、
その用件を済ませるだけでは駄目で、
その先にある用件まで推察して用を果たせという意味。
人の役に立つ人間かどうかは、
先々まで頭を働かせて行動しているかどうかで
判断されることが多いもの。
気を利かせることの大切さを言ったことば。
類義語、鏨(のみ)と言えば槌(つち)




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一度は習慣にならぬ


一度は習慣にならぬ
いちどはしゅうかんにならぬ

良い事でも悪い事でも、一度だけでは習慣にならないが、
二度三度と重なると元に戻りがたいもの。
どんな習慣にも一度目があり、それから始まるわけだから、
良い事なら続けるべきであるし、悪い事は禁止すべきである。




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一日の計は朝にあり


一日の計は朝にあり
いちにちのけいはあさにあり

物事をうまくやるにはしっかりとした計画を立てなければならない。
一日をうまく過ごすためには朝早いうちに計画を立てるのがよい。
何事も最初の計画が肝心であるということ。
「一年の計は元旦にあり」と続く。
「朝」は、「あした」ともよむ。
同義語、一日の計は晨(あした)にあり一年の計は春にあり




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市に虎あり


市に虎あり
いちにとらあり

町に虎がいるという虚報を一人や二人から聞いても信じられないが、
三人から聞くと信じるようになる。
根も葉もないうそや噂も一人や二人から聞くと疑わしいと思うが、
大勢の人が口にすれば信用されるようになるということ。
類義語、三人虎を成す/曾参(そうしん)人を殺す




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一引き二才三学問


一引き二才三学問
いちひきにさいさんがくもん

出生する為の条件を順に言ったもの。
まず上の人からの引き立てが大切であり、
その次に才能、三番目が学問であるということ。
コネのないものはいつも不利なようだ。
類義語、一引き二運三器量/一蔓二才三学問




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一枚の紙にも裏表


一枚の紙にも裏表
いちまいのかみにもうらおもて

どんなに簡単そうに見える物事でも、
内実は複雑だということのたとえ。
紙に裏表があるように物事にも裏表があるので、
物事を判断するときは表面だけでなく
裏面もよく見て対処することが大切である。
また、人間にも本音と建て前があるし、
表の顔と裏の顔を持つ者もあるので、
人の心は外見だけでは分らぬものである。
同義語、一枚の紙にも表裏(ひょうり)あり




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一目置く


一目置く
いちもくおく

自分より優れた人に敬意を示すこと。
また、敬意の印として一歩譲って遠慮すること。
囲碁では弱い方が勝負を始める前に先に
盤上に石を一つ(一目)置くことから。
相手を評価する意味合いがあるので、
目上の人に対して使うのは失礼にあたる場合がある。
同義語、一目も二目も置く




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一文高の世の中


一文高の世の中
いちもんだかのよのなか

世間は少しでも多くの財産を持つ者を偉いとされる。
人間万事金の世の中で、
成功するとは金を握ることとさえ思われており、
金さえあれば馬鹿でも賢く見られ、若くても偉く思われる。
一文でも多く持っている者が尊敬され、その高で順位づけられる。
類義語、商人は一文高/金に頭を下げる




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一升徳利に二升は入らぬ


一升徳利に二升は入らぬ
いっしょうどくりににしょうはいらぬ

一升用の徳利に二升は入らないことから、
人には能力や才能には限界があり、
それ以上望みを大きくしても、
実現するのは無理であるということ。
また、物には用途に応じた限度があるということ。
「一升徳利」は「いっしょうどっくり」とも読む。
類義語、一升桝には一升しか入らない/
田舎の一升は江戸でも一升




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一斑を見て全豹を卜す


一斑を見て全豹を卜す
いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす

ものごとの一部分だけを見て、
全体を推しはかり批評したりすること。
見識がきわめて狭いことのたとえ。
「一斑」は豹の皮の一つのまだらの意から、
(転じて)全体のうちの一部分。
「全豹」は全体のようす。物事の全容、全貌のこと。
狭い管から豹をのぞき、
見えた一つの斑点から豹全体を類推するという意から。
四字熟語、全豹一斑
同義語、一斑を見て全豹を評す/
一斑を見て全豹を知る/豹の一斑
類義語、一事が万事




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田舎の学問より京の昼寝


田舎の学問より京の昼寝
いなかのがくもんよりきょうのひるね

田舎で一生懸命勉強にいそしんだとしても、
学問的な環境に恵まれていないので、
到達する水準はたかが知れている。
それより、京都のように文化的な刺激が多い都会にいれば、
優れた人材も多く集まっていて、良い影響を受けるため、
怠けていても自然に知識が身につくので有利だということ。
同義語、田舎の三年京の昼寝




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犬になるなら大家の犬になれ


犬になるなら大家の犬になれ
いぬになるならおおやのいぬになれ

犬でも金持ちに飼われるのと、そうでないのとは大きな違いである。
小物についたのでは大をなすことはできない。
同じ仕えるなら、頼りがいのある大物を選ぶのがよいとのたとえ。
同義語、犬になるなら庄屋の犬になれ/犬になるなら大所の犬
類義語、寄らば大樹の陰/箸と主人は強いがよい




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祈るより稼げ


祈るより稼げ
いのるよりかせげ

幸福を得たいと神に祈るだけで、
怠けていてもご利益(りやく)などあろうはずがない。
自分で働いて稼ぐほうが確実であるということ。
また、困難に直面した時は祈ってばかりいても解決しない、
一生懸命に努力して自力で運命を打開すべきだということ。




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茨に棘あり


茨に棘あり
いばらにとげあり

美しい茨の花には触れると痛いトゲがある。
そのように美しいものには、必ずといっていいほど、
恐るべきものがひそんでいるものだということ。
また、美しさに惑わされて安易に近づいてはいけないという戒め。
類義語、綺麗な薔薇には棘がある/棘のない薔薇はない




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いらぬ物も三年経てば用に立つ


いらぬ物も三年経てば用に立つ
いらぬものもさんねんたてばようにたつ

今は不用の物であっても、
三年も取っておけば役に立つ機会がきっとあるという意味。
今必要ないからと性急に判断して、
むやみに物を捨てたりするものではないという教え。
類義語、禍も三年経てば用に立つ




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入り船の逆らうは出船の順風


入り船の逆らうは出船の順風
いりふねのさからうはでふねのじゅんぷう

港に入ってくる船に逆風なら、出て行く船には追風であることから、
一方に利になれば他方には不利になるというたとえ。
同義語、入船に良い風出船に悪い




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色気よりも食い気


色気よりも食い気
いろけよりもくいけ

異性に好かれたいと思う色欲より、食欲のほうを優先するということ。
食欲が満たされてから色欲が出るということ。
また、色気よりも食欲が盛んな年ごろをいう場合がある。
さらに、外見より実質を重んじる意味でも使われる。
類義語、色取るより食い取れ/花より団子/詩を作るより田を作れ




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色の白いは七難隠す


色の白いは七難隠す
いろのしろいはしちなんかくす

女性にとって色白は美人の大きな条件であり、
容貌に多少の難点があっても、
それを覆い隠してくれるほどの利点であるという意味。
「七難」は七つの欠点
同義語、色の白きは十難隠す
類義語、米の飯と女は白いほどよい




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曰く言い難し


曰く言い難し
いわくいいがたし

微妙な意味合いが含まれているので、
簡単に言い表すことが出来ず、説明しにくいということ。
質問されて、簡単に説明出来ない時に使う。
孟子が弟子の公孫丑(こうそんちゅう)から
「浩然の気」とはどんなものかと質問されて、
「言い難し」と答えたという故事による。
「(孟子)曰く、言い難し(曰、難言也)」から。




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言わぬは言うに勝る


言わぬは言うに勝る
いわぬはいうにまさる

思いを言葉にして言うよりも、沈黙を守っているほうが、
より深い思いや意思を相手に伝えるのに効果的な場合が
多いということ。
言外の意味を強調することば。
類義語、言葉多きは品少なし/雄弁は銀沈黙は金/
鳴く虫よりも鳴かぬ螢が身を焦がす




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いわれを聞けば有難や


いわれを聞けば有難や
いわれをきけばありがたや

予備知識がない状態で見るとつまらないものでも、
その由来を聞くと急にそれがとても尊く感じられ、
ありがたみが増すということ。




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印形は首と釣り替え


印形は首と釣り替え
いんぎょうはくびとつりかえ

実印に限らず判子(はんこ)は大切に扱うこと。
いったん押した以上は、首と引き替える覚悟が必要。
軽々しく捺印して、後で苦しむ例も世間には多い。
「印形」は、印章、印判、はんこ。




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上には上がある


上には上がある
うえにはうえがある

自分ではこれが最高だと思っていても、
世の中にはさらにその上の優れたものがあるということ。
何事においても上にはきりがなく、上限などないということ。
尚、優れた人物に対して
「上には上がいる」といってしまいがちだが、それは誤り。
人に対しても「上には上がある」が正しい。
同義語、上に上あり下に下あり/上見ればきりなし/
上を見れば方図がない
類義語、下には下がある




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魚の目に水見えず人の目に空見えず


魚の目に水見えず 人の目に空見えず
うおのめにみずみえず ひとのめにそらみえず

水中に棲んでいる魚には水が見えないし、
地上にいる人間には空気が見えないということ。
それと同じで、あまり身近にあるものはその存在が目にはいらず、
価値やありがたみもわからないということ。




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浮世は衣裳七分


浮世は衣裳七分
うきよはいしょうしちぶ

この世の中は、とかく外見が重んじられ、
少なくとも七割くらいまで、
それによって内容が判断されがちということ。
「七分」は、七十パーセントの意。




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浮世は心次第


浮世は心次第
うきよはこころしだい

この世は楽しいと思えば楽しく、苦しいと思えば苦しく、
心の持ちようのいかんにある。
類義語、憂喜は心にあり
反対語、浮世は牛の小車




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浮世の苦楽は紙一重


浮世の苦楽は紙一重
うきよのくらくはかみひとえ

この世の苦楽は変転極まりないから、
苦しいといって悲観することはないが、
楽しいと楽観するのも禁物であるということ。
類義語、浮世は回り持ち




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牛売って牛に成らず


牛売って牛に成らず
うしうってうしにならず

見通しを立てずに買い換えようとして損すること。
牛を買い換えようとして自分の牛を売ったものの、
新しい牛を買うにはお金が足らなかったということから。
牛に限らず、自分の物は高く評価しがちなもので、
買い換えはうまくいかないことが多いということ。




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牛を馬に乗り換える


牛を馬に乗り換える
うしをうまにのりかえる

歩みの遅い牛に乗っていた者が、早い馬に乗り換えるのは、
乗り物としては牛より馬のほうが優れているため。
そこから、機会を見て劣ったものや不利なものを捨てて、
優れたものや有利なものに取り替えることのたとえ。
同義語、牛を売って馬を買う/牛を以て馬に換う




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歌より囃子


歌より囃子
うたよりはやし

話をする人よりも、その話を聞いて相づちを打ったり
話をまとめたりする人のほうが、重要な存在であるというたとえ。
「囃子」は能や歌舞伎の演技で雰囲気を出すための伴奏の音楽。
歌の文句よりも囃子のほうが面白いということから。
将軍より参謀、主役より助演、講演者より司会者というように、
脇役の上手下手によって、当事者の効果が違ってくることも多い。
類義語、搗(つ)くより手返し




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内兜を見透かす


内兜を見透かす
うちかぶとをみすかす

相手の弱点、内情、秘密などを見抜くこと。
「内兜」は兜の眉庇(まびさし)の内側のことで、
転じて、その人の隠された本心の意味。
同義語、内兜を見抜く
類義語、足下を見る




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内の米の飯より隣の麦飯


内の米の飯より隣の麦飯
うちのこめのめしよりとなりのむぎめし

自分の家で食べる米の飯よりも、
隣の家の麦飯のほうがおいしそうに見えるということから。
自分の物より他人の物のほうが良い物に見えてしまい、
うらやましく思うことのたとえ。
同義語、内の飯より隣の雑炊/うちの鯛より隣の鰯
類義語、よその飯は白い/となりの芝生は青い/隣家の花は赤い




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鰻登り


鰻登り
うなぎのぼり

物事がみるみるうちに急上昇するたとえ。
鰻には身をくねらせながら
水中を垂直に登って行く習性があることから。
物価の値上がり、温度の上昇、
人の出世などが急速なことをたとえていうことば。
同義語、鰻上り




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旨い事は二度考えよ


旨い事は二度考えよ
うまいことはにどかんがえよ

あまりにも都合のよい話には裏があったり、
危険が潜んでいたりする。
旨い話はまゆつば物だと思って、すぐに飛び付かず、
慎重に検討することが望ましい。
後になって、どうも話が旨すぎると思った、
などと言って嘆いても手遅れである。
世の中には、うまい話が転がっているものではないと思ってよい。
類義語、うまい話は怪我のもと/旨い物食わす人に油断すな/
食わせておいて扨(さて)と言い/好事魔多し




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馬には乗ってみよ人には添うてみよ


馬には乗ってみよ人には添うてみよ
うまにはのってみよひとにはそうてみよ

馬の善し悪しは見ただけではわからない。
実際に乗ってみて馬の本当の値打ちがわかるように、
人も見かけだけではどういう人間かはわからない。
夫婦として連れ添ってみれば相手の隠れていた長所が
発見できるということ。
また、一緒に仕事をしてみることで相手のことがわかるということ。
さらに、何事も経験が大切という意味で、経験することによって、
そのもののよさが初めてわかるのだから、
始める前から軽々しく批判するのはよくないという戒め。
同義語、人には添うてみよ馬には乗ってみよ
類義語、人は添うて知れ馬は乗って知れ/
人には逢うてみよ荒馬も乗ってみよ/人は見かけによらぬもの




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馬の前に荷車をつけるな


馬の前に荷車をつけるな
うまのまえににぐるまをつけるな

正しい順序で物事を行えということ。
荷馬車は馬が荷車を引くもので、
当然馬の後に荷車を繋げなくてはならない。
その馬の前に荷車をつないでも用を成さないことから。
物事の順序を誤るなと言う意味。
英語の「Don’t put the cart before the horse」から。
類義語、馬も買わずに鞍買う/本末転倒



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馬も買わずに鞍買う


馬も買わずに鞍買う
うまもかわずにくらかう

物事の順序が逆になったことのたとえ。
通常は馬を買った後に、その馬に合った鞍を買うものだが、
馬を手に入れるより先に鞍を買うことから。
常識的な順序が入れ替わって逆になったときにいう。
類義語、馬の前に荷車をつけるな/本末転倒




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海の物とも山の物ともつかぬ


海の物とも山の物ともつかぬ
うみのものともやまのものともつかぬ

物事の結果が予測しがたいことのたとえ。
海の物か山の物か明確に判定できないということから、
人の場合は出世できるかどうか、
計画などの場合には成功するかどうかなどのように、
今の段階では結果の予測が難しいことのたとえ。
同義語、海とも山ともつかぬ/
海の物とも川の物ともつかぬ




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占いは裏打つ


占いは裏打つ
うらないはうらうつ

凶の裏は吉といって、占いは逆に出ることもあるから、
凶が出たからといって心配することはないということ。
各々の努力と才能の結果が現実の吉凶となるものであり。
占いは吉凶ともに励ましや警告として理解し、
それ以上望むのは行き過ぎというもの。




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裏には裏がある


裏には裏がある
うらにはうらがある

物事は複雑に込み入った事情が多いので、
真相のとらえにくいことを言う。
「裏」は、表面からはわからない事情の意で、
裏の事情を見抜いたつもりでいると、
その裏にはさらに裏があるという意味から。
だから物事の真相を単純に考えないほうがよいという戒め。




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裏の裏を行く


裏の裏を行く
うらのうらをいく

相手が言っていることが実はたくらみで、
裏では別の計略を立てているようなことがある。
それを見抜いて、その計略にはまるように見せかけながら、
着々と相手の計略を打ち倒す用意をすすめていくこと。




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漆は剥げても生地は剥げぬ


漆は剥げても生地は剥げぬ
うるしははげてもきじははげぬ

漆器(しっき)の表面に塗った漆は剥げ落ちても、
その下にある生地はいつまでも同じであることから、
にわか仕込みの知識や態度などはすぐに剥げ落ちてしまうが、
人が持って生まれた素質や性格は変わらないというたとえ。




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雲泥の差


雲泥の差 
うんでいのさ

大変な差異があること。
天上の雲と地上の泥ほどの隔たりがあるということから、
比較にならないほどの大差があり、
違いがはなはだしいことのたとえ。
類義語、雲泥万里/霄壤の差(しょうじょうのさ)




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易者身の上知らず


易者身の上知らず
えきしゃみのうえしらず

他人の身の上について占う易者も、自分のことはわからない。
自分のことは主観が入って正しい判断ができなくなるということ。
また、他人のことをあれこれ批判するより、
自ら反省せよという意味にもつかう。
同義語、陰陽師身の上知らず/人相見の我が身知らず




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靨は七難隠す


靨は七難隠す
えくぼはしちなんかくす

えくぼは愛らしいものなので、ほかにいろいろな欠点があっても、
心は笑窪のほうにむくので、欠点のほうは目につかない。
類義語、えくぼ万両/目元千両口元万両/色の白いは七難隠す




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選んで粕を掴む


選んで粕を掴む
えらんでかすをつかむ

選択することは必要でもあり、悪いことではないが、
あれこれと条件をつけて選択していると、
かえって粕のようなつまらないものを掴むことがあるということ。
選り好みもほどほどにしないと失敗するという戒め。
結婚の相手選びに言うことも多い。
類義語、選れば選り屑/選りに選って選り粕/
あの男この男とて古くなり




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老いたる馬は道を忘れず


老いたる馬は道を忘れず
おいたるうまはみちをわすれず

老馬は早く駆けることは出来ないが、
通った道をよく覚えていて迷うことが無い。
そのように、経験が豊かな人は、
物事の判断や方針を誤らないということ。
また、旧主の恩義を忘れないというたとえにもいう。
他国を攻めた軍勢が帰り道に迷った時、
老馬を先に立てて無事に帰国したという故事から。
類義語、亀の甲より年の功/老馬の智/
年寄りの言うことと牛の鞦(しりがい)は外れない




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負うた子に教えられて浅瀬を渡る


負うた子に教えられて浅瀬を渡る
おうたこにおしえられてあさせをわたる

時に人は、年下の者などに、
いろいろなことを教えてもらうことがあるというたとえ。
幼い子を背負って川を渡る時、子供のほうが先がよく見えるので、
どこが浅いかを教えられて楽に対岸にたどり着くということから。
賢い者や熟練した者が、愚かな者や未熟な者から教えられるたとえ。
同義語、負うた子に浅瀬を習う/負うた子に教えられる/
三つ子に習うて浅瀬を渡る




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負うた子より抱いた子


負うた子より抱いた子
おうたこよりだいたこ

背負った子どもよりも、
抱いた子どものほうを優先的に世話することから、
身近なことを先にしたり、身近な者を大事にすることのたとえ。
同義語、負う子より抱く子/負うた子より抱く子/
負ぶった子より抱いた子/生んだ子より抱いた子




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大嘘は吐くとも小嘘は吐くな


大嘘は吐くとも小嘘は吐くな
おおうそはつくともこうそはつくな

大きな嘘は始めから嘘ではないかと疑ってかかり、
人が信用しないから実害は少ないが、
小さな嘘は真偽のほどが見分けにくく、
人が信用しやすいだけに実害が多い。
だからちょっとした嘘でもついてはいけないということ。




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大勢に手なし


大勢に手なし
おおぜいにてなし

大勢を相手にしては手段の施しようがないということ。
流行などのように、みんながすること、
みんながおもむくところは止めようがない。
抵抗しようがないということ。
勝つ手段がないこと。
類義語、多勢に無勢/大勢の雀には鷹もかなわぬ/
大勢の口にはかなわぬ




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大鍋の底は撫でても三杯


大鍋の底は撫でても三杯
おおなべのそこはなでてもさんばい

規模が大きいと何もかもが大きいというたとえ。
また、大したものだという意。
食べ物がもうおしまいかと思っても、
大鍋の底に残った料理をさっと撫でるようにすくって
集めただけでもお椀に三杯くらいはあるという意味で、
スケールが大きいと何もかもが他と比べて桁違いに
大きいということ。
類義語、一升徳利こけても三分/古川に水絶えず




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大目に見る


大目に見る
おおめにみる

少しくらいの欠点や誤りを厳しくとがめず寛大に扱うこと。
人の過失や悪いところなどを深く追及しないこと。
対義語、毛を吹いて疵を求む




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おたまじゃくしは蛙の子


おたまじゃくしは蛙の子
おたまじゃくしはかえるのこ

おたまじゃくしが蛙になるのは当然のことで、
見栄えのしない変化をいう。
また、おたまじゃくしと蛙とは、外見上はずいぶん違いはあるが、
成長するとそっくりになることから、成長後の変化のたとえにも使う。
類義語、嫁が姑になる




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鬼に衣


鬼に衣
おににころも

もともと鬼は裸でいるものだから衣類は身につけないことから、
不必要、不釣り合いなことのたとえ。
また、恐ろしい鬼が僧衣をまとうことから、
邪悪な者が巧みな見せかけで人を欺くことのたとえ。
類義語、狼に衣





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推して知るべし


推して知るべし
おしてしるべし

言われなくても推察すれば容易にわかるだろうという意。
ある事実を根拠にして考えれば簡単にわかる。
推し量ればわかるはずだ、言うまでもないということ。
類義語、自明の理





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己を以て人を量る


己を以て人を量る
おのれをもってひとをはかる

自分を基準に他人の気持ちをあれこれ推察すること。
自分が卑しい心を持ち、卑しい行いをしていると、他人もそうだろうと考えがちになり、立派な人の心や行いが、何か作為があるのだろうと、つい卑しく考えてしまう。
人はとかく自分自身を基準にして他人の心中や力量を推量しがちだということ。
類義語、下司(げす)の勘ぐり





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帯に短し襷に長し


帯に短し襷に長し
おびにみじかしたすきにながし

帯にするには短くて使えないし、
かといって襷にすると長すぎて余分が邪魔になるので使えない、
中途半端な長さの紐ことから。
(転じて)中途半端で役に立たないもののたとえ。
類義語、褌には短く手拭には長い/次郎にも太郎にも足りぬ





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思し召しより米の飯


思し召しより米の飯
おぼしめしよりこめのめし

口先だけの好意より、実際に役立つ物をもらうほうがありがたいというたとえ。
困っているときは、いたわりのことばをかけてもらうよりも、腹を満たしてくれる御飯の方がありがたいという意味。
「召し」と「飯」との語呂合わせのことば。
類義語、情けより樽の酒/情けの酒より酒屋の酒/
心持ちより搗いた餅/心中より饅頭
対義語、米の飯より思し召し/食うた餅より心持ち/
搗いた餅より心持ち





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思い半ばに過ぐ


思い半ばに過ぐ
おもいなかばにすぐ

全部を見たり聞いたりしなくても十分に推察できること。
一部だけの情報で考えてみて、思い当たることが半分以上だという意から。
考え合わせてみると思い当たるふしが多く、おおよそそのことは推測できるということ。
思い当たること、想像できることが多い場合に使うことば。





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親に目なし


親に目なし
おやにめなし

子を持つ親にとって、我が子はなにより可愛いもの。
だから親にはその子をひいき目に見てしまい欠点がわからず、
正しい判断ができないということ。
自分の子供の才能や素質などを、
実際よりも高く評価してしまうことにもいう。
類義語、親の目はひいき目/親の欲目/子故に迷う親心/
わが子の悪事は見えぬ/自分の子には目口が明かぬ





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親の目はひいき目


親の目はひいき目
おやのめはひいきめ

親はその子を見るのに、何でも良いほうへ良いほうへと解釈したがるということ。
才能なども買いかぶり、実際よりも高く評価してしまいがちだということ。
類義語、親の欲目/親に目なし/子ゆえの闇/わが子の悪事は見えぬ/親馬鹿/人その子の悪を知る莫(な)し/子故に迷う親心





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親の欲目と他人の僻目


親の欲目と他人の僻目
おやのよくめとたにんのひがめ

親は我が子がかわいいあまりに、実際以上によく見ようとするが、
他人は反対に実際よりも悪く見ようとするものだということ。
同義語、親の欲目
類義語、親に目なし/子故に迷う親心/親の目は贔屓目





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隠陽師身の上知らず


隠陽師身の上知らず
おんみょうじみのうえしらず

他人の吉凶について占う陰陽師も、自分のことはわからない。
自分のことは主観が入って正しい判断ができなくなるということ。
また、他人のことをあれこれ批判するより、
自ら反省せよという意味にもつかう。
同義語、易者身の上知らず/人相見の我が身知らず





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貝殻で海を測る


貝殻で海を測る
かいがらでうみをはかる

貝殻のようなちっぽけな物で大海の水を汲み出して、
その量を測ることから、(転じて)
知識が浅く見聞の狭い者が、大きな問題を論じたり、
判断を下したりするたとえ。
同義語、貝殻で海を干す/貝を以て海を測る
類義語、管を以て天を窺う/針の穴から天を覗く/
葦の髄から天井覗く/蛤で海をかえる/蜆で海を干す/
草の茎で鐘突く





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書いた物が物を言う


書いた物が物を言う
かいたものがものをいう

書類として残されたものは決定的な証拠になるということ。
口約束では後になって、言った言わないと水掛け論になるおそれがあるので、弁解や言い逃れを許さない為にも書類を証拠として残すのがよい。
同義語、証文が物言う/死んでも書いた物が物を言う





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買うは貰うに勝る


買うは貰うに勝る
かうはもらうにまさる

他人から貰うことを当てにしたりするより、自分で努力して得た金で買うほうが勝っている。
理由もなしに人から物を貰うのは感心したことではない。
また、ただで物を貰えば気持ちの負担になるし、お返しをしないわけにもいかず、結局高価な物になるので、物は貰うよりも自分で買う方がよいということ。





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顔色をうかがう


顔色をうかがう
かおいろをうかがう

相手の表情から心の動きや機嫌をさぐろうとすること。
相手の反応を気にして、ようすを見ること。
同義語、顔色を見る





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顔に似ぬ心


顔に似ぬ心
かおににぬこころ

美しい顔立ちをしているが心は冷たい人はいるもので、
また鬼のような顔をしていても心の良い人はおり、顔と心は一致しないものだということ。
類義語、外面似菩薩内心如夜叉
(げめんじぼさつないしんにょやしゃ)





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懸かるも引くも折りによる


懸かるも引くも折りによる
かかるもひくもおりによる

物事を始めるのも終わらせるのも、ふさわしい機会をつかむことが大切だということ。
敵に攻めかかるにしても、退却するにしても適当な時機があるという意味から。
類義語、懸かるも引くも時による/駆くるも引くも折による





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