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開いた口には戸は立たぬ


開いた口には戸は立たぬ
あいたくちにはとはたたぬ

人間というものは、えてして相手の迷惑も考えず、
勝手な評判をたてたりするが、
開いた口に戸を立てて防ぐわけにはいかないように、
他人の口は封じようがない。
噂というものはどうやっても防ぐことができないということ。
類語、下種(げす)の口には戸は立たてられぬ 
人の口には戸は立たてられぬ 
下臈(げろう)は口さがないもの




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青菜に塩


青菜に塩
あおなにしお

葉や茎に水分を含んでいる青菜は生き生きとして元気だが、
塩を振りかけるととたんに水分がなくなってしおれることから、
元気だったものが、急に元気をなくしてしょんぼりしてしまうこと。
人が打ちひしがれて、うなだれている状態をいう。
今まで元気だったものが、急に元気をなくしてしまう状態を言うので、
初めから元気が無い場合には使わない。
類義語、青菜に塩をかける。青菜をお湯につけたよう。なめくじに塩。




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赤子を裸にしたよう


赤子を裸にしたよう
あかごをはだかにしたよう

赤子のように自力ではどうすることも出来ない弱い者を、
さらに弱体化させるということ。
また、放っておけば自滅するよりほかに方法がない
絶望的な状態のたとえ。




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秋荒れ半作


秋荒れ半作
あきあれはんさく

秋になり稲などの農作物の収穫期に天候が荒れると、
作物の収穫は半分に減ってしまうということ。
類義語、秋日和半作




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秋鯖の刺身にあたると薬がない


秋鯖の刺身にあたると薬がない
あきさばのさしみにあたるとくすりがない

秋の鯖の中毒は激しいものであるということ。
「さばの生きぐされ」ということばもあるほど、
さばは腐りやすいとされている。




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上げ膳据え膳


上げ膳据え膳
あげぜんすえぜん

自らは何もせず、食事の善を上げ下げしてもらう意から、
自分では何もせず、すべて他人にやってもらうこと。
非常に優遇する事のたとえ。
また、人から大切にされたり、
子供を甘やかして育てたりすることにもいう。




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阿漕が浦に引く網


阿漕が浦に引く網
あこぎがうらにひくあみ

人知れず行う隠し事も、
回数が多くなると結局は人に知られてしまうというたとえ。
「阿漕が浦」は三重県津市にある海岸で、
伊勢神宮に供える魚をとる場所として禁猟区になっていた。
ある漁夫が、老母の難病に効くといわれた
矢柄(ヤガラ/からだが細長くウロコがない魚)欲しさに
夜ごと網をいれていた。
はじめのうちは見つからなかったが、
何度もとっていたため、ついには見つかって捕らえられ、
密漁の罪で簀巻きにされ沖に沈められたという伝説から。
度重なることで悪事が露見する、というたとえ。
また、「あこぎな商売」(図々しい方法でボロもうけを企むこと)や、
「あこぎな奴」(無慈悲で義理人情に欠けあくどいさま)などで言う
「あこぎ」の語源。
類義語、度重なれば顕わるる




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朝油断の夕かがみ


朝油断の夕かがみ
あさゆだんのゆうかがみ

大した仕事ではない、まだ朝のうちだと油断して怠けていると、
夕方になって追い込んでも間に合わず、へこたれてしまうこと。
類義語、小馬の朝駆け。




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足が地につかぬ


足が地につかぬ
あしがちにつかぬ

恐ろしさで足ががたがた震えたり、
緊張や興奮のため落ち着きがなくて
しっかり立っていられないことから、
宙に浮いてるような不安定な状態を想像していったもの。
また、基礎ができておらず、
考えや行動がしっかりしていないことにもいう。




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足が棒になる


足が棒になる
あしがぼうなる

長い間歩いたり、立っていたりして、足が非常に疲れた状態の形容。
足が充血して重く、固く張って痛いために歩くのも困難で、
屈伸もできないような感じを表現したことば。




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足寒うして心を痛む


足寒うして心を痛む
あしさむうしてしんをいたむ

さまざまの災いも、下々の者の不平不満から起こるというたとえ。
また現在では、足を冷やすと心臓に悪いという意味に使う。
東洋医学では、頭を冷やして足を暖かくするのが健康の常道とされ、
その逆に足を冷やすのは心臓に悪いのをはじめ、
万病のもととされている。
類義語、頭寒足熱。禍は下から。




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朝に夕べを謀らず


朝に夕べを謀らず
あしたにゆうべをはからず

朝のうちは目前のことで頭がいっぱいで、
夕方のことまで考えられない状態のこと。
事態がきわめて急迫して、
一日の成り行きを考える余裕がないことをいう。
また、将来について長期的な見通しをもたずに、
その場限りの生き方をしていること。
類義語、朝に夕べを慮(おもんぱか)らず。
朝夕べに及ばず。




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足下に火がつく


足下に火がつく
あしもとにひがつく

危険が身辺に迫っていることをいう。
他人に起こった災難や危険な出来事を、
自分には関係ないと思って傍観していると、
思いがけなく身近に迫ったり、
自分の身に及んで慌てることのたとえ。
また、物事をすすめる時、
もっと先になってからやればいいと思っていて、
気がつくといつのまにか余裕がないなくなっていた
というような時にも使う。
類義語、足下から火がつく 頭から火が付く 
尻に火がつく




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足を出す


足を出す
あしをだす

予算または収入を超える金額を支出することのたとえ。
赤字になること。
お金のことを俗に(お足)と言い、支払いが足りないとき、
また損をしたときにいう。
「お足」は、もとは旅の意で、日本で貨幣流通の始まった頃は、
徒歩で旅をしていた。
そこで、旅をするときの持ち物が食料からお金へと変わり、
旅費のことをお足といい、
やがてお金のことをお足というようになった。
今でも旅費や交通費のことを足代ということがある。




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寇に兵を藉し盗に糧を齎す


寇に兵を藉し 盗に糧を齎す
あだにへいをかし とうにかてをもたらす

敵に利益を与え、味方の損害を大きくすることのたとえ。
敵に武器や兵器を貸し与えたり、盗賊に食料を与えることから。
自分に害をなす者の利益となるように行動することで、
その害がますますはなはだしくなることをいう。
また、そのような行動をしてはならないと戒める時のことば。




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徒花に実は生らぬ


徒花に実は生らぬ
あだばなにみはならぬ

徒花とは、無駄花の意で雄花のことをいう。
綺麗に咲くが実を結ぶことがないことから、
転じて、見かけは立派だが実質が伴っていない場合にいう。
また、悪事を働く者に都合の良い口実を与えてやること。
計画は立派だが成功しないことのたとえ。見かけ倒し。
なお、実際には雄花がなくて雌花だけでは実を結ぶことはできない。
雄花が無駄に咲いている花ではないことはいうまでもない。




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頭押さえりゃ尻上がる


頭押さえりゃ尻上がる
あたまおさえりゃしりあがる

頭を抑えれば尻が持ち上がるように、
一方がうまくいけば他方がうまくいかない。
双方がうまくいくことは少ないということ。
類義語、あちら立てればこちらが立たぬ 
右を踏めば左が上がる
両足上げればひっくりかえる




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頭の濡れぬ思案


頭の濡れぬ思案
あたまのぬれぬしあん

いま降っている雨に、頭を濡らさない工夫をすることが
まず必要であるということ。
(転じて)
先のことをあれこれ考えるより、
まず自分の身に及んでいる問題を解決することが
肝心であるということ。




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彼方立てれば此方が立たぬ


彼方立てれば 此方が立たぬ
あちらたてれば こちらがたたぬ

物事を両立させにくいというたとえで、
一方をよくするともう一方が悪くなるということ。
双方の体面が傷つかないようなことをするのは
困難なことであるという意味。
喧嘩の仲裁やふたりの異性から言い寄られたときに使う。
また、ふたりの主人に使えるのはうまくいかないということ。
両方立てれば身が立たぬ、と続く。
類義語、あなたを祝えばこなたの怨み 
出船によい風は入り船に悪い




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当て事と越中褌は向こうから外れる


当て事と 越中褌は 向こうから外れる
あてごとと えっちゅうふんどしは むこうからはずれる

「当て事」は、相手の都合も考えずに
自分の都合のいいように勝手に当てにすること。
「越中褌」は、約1メートルの小幅の布に紐を付けた男性用下着。
これが、体の前から外れることと、
先方の都合で当て事が外れることとの掛けことば。
また単に、当て事は向こうから外れる、ともいう。




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後の祭り


後の祭り
あとのまつり

祭りの終わった翌日のことで、
祭りに参加することも見物することもできないということから、
物事が時機を逃して手遅れのことをいう。
もとは、大切にしてこなかった人が亡くなり、
死後に手厚くお祭りしてもどうにもならない、
生きてるうちに孝行や恩返しをしないで、
死んでしまってからでは手遅れだという意味であった。
類義語、あとの薬 証文の出しおくれ 六日の菖蒲十日の菊




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後腹が病める


後腹が病める
あとばらがやめる

出産後の腹痛、後陣痛を後腹といい、
産後しばしば腹が痛むように、
物事が一段落してからも
それに関する出費が無くならないで苦しむこと。
また、一応事が済んだ後に、
なお好ましくない事が残って苦しむこと。
同義語、後腹痛む 後腹病む




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後へも先へも行かぬ


後へも先へも行かぬ
あとへもさきへもゆかぬ

万策つきることのたとえ。
前に進むもならず後ろへ退くもならず、どうにもならなくなること。
進退きわまってどうにも身動きが取れなくなっている様子をいう。




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穴あらば入りたい


穴あらば入りたい
あなあらばはいりたい

恥ずかしい事をしてしまって気まりが悪く、
身のおき場もないとき、顔や姿を見られないように、
身を隠す場所があったら入りたいということ。




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穴の端を覗く


穴の端を覗く
あなのはたをのぞく

墓穴を覗くという意から。
死期の近い病人や高齢者など、余命いくばくも無いことのたとえ。
同義語、穴端に腰かける 穴端が近い
類義語、棺桶に片足をつっこむ




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危ない事は怪我のうち


危ない事は怪我のうち
あぶないことはけがのうち

危険な行為は怪我そのものであるということで、
用心して最初から行わなければ問題ないということ。
また、危険な場所に近づくことも同様と心得えよという戒め。
「怪我」は、失敗や過ちの意味をふくむ。
類義語、君子危うきに近寄らず 賢人は危うきを見ず
対義語、虎穴に入らずんば虎子を得ず




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危ない橋を渡る


危ない橋を渡る
あぶないはしをわたる

腐った木の橋や今にも落ちそうな橋を、
危ないとわかっていながらあえて渡るように、
危険を承知で物事をあえてやること。
危険を冒す、冒険をする。
また、法律に触れそうな方法で仕事をしたり、
悪い結果を招く可能性の高い仕事をする時に使うことが多い。




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虻蜂取らず


虻蜂取らず
あぶはちとらず

蜘蛛が巣にかかった虻と蜂の両方を同時に捕ろうとして、
どちらも取り逃がしてしまった様子から。
(転じて)
欲を張り二つの物を同時に手に入れようとして、
結局どちらも手に入らないこと。
一つだけなら手に入るものも
欲を出し過ぎると双方取らずとなるたとえ。
「虻も取らず蜂も取らず」の略。
類義語、一も取らず二も取らず 二兎追う者は一兎をも得ず
反対語、一挙両得 両手に花




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油紙に火の付いたよう


油紙に火の付いたよう
あぶらがみにひのついたよう

紙はよく燃えるが、油の付いた紙は、
よりいっそう燃えやすいことから、
勢い良くぺらぺらとよくしゃべるさまをいう。
類義語、油のきいた口車 油口




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脂に画き氷に鏤む


脂に画き氷に鏤む
あぶらにえがきこおりにちりばむ

苦労したわりには効果がないことのたとえ。
脂肪のかたまりの表面に絵を描いたり、
氷に彫刻してうまく仕上げても、
暖かくなれば溶けて消えてしまうということから、
努力しても甲斐のない事のたとえ。
「鏤む」は、彫刻する、また、彫って金銀珠玉をはめること。
四字熟語、画脂鏤氷(がしろうひょう)
類義語、水に絵を描く 骨折り損の草臥(くたびれ)儲け




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甘い物に蟻がつく


甘い物に蟻がつく
あまいものにありがつく

甘いものには自然に蟻がたかることから、
(転じて)
多額の利益や利権などに人々が次々に集まってくること。
類義語、窪い所に水溜まる




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網呑舟の魚を漏らす


網呑舟の魚を漏らす
あみどんしゅうのうおをもらす

漁網は小さな魚はよく捕らえるが、
舟を呑みこむような巨大な魚はかからないということ。
(転じて)
大悪人は法律の網目をくぐって
悪事を働くので捕らえることが出来ないということ。
また、法律が大まかで大罪人を罰することが出来ないということ。
類義語、網にかかるは雑魚ばかり
対義語、天網恢恢疎にして漏らさず




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網にかかるは雑魚ばかり


網にかかるは雑魚ばかり
あみにかかるはざこばかり

悪事の大物はたくみに法の網をすり抜けて
なかなか捕まらないということ。
漁網を引き揚げると大きな魚は逃げて
小さな雑魚だけがかかっていることがある。
この漁網を法の網にたとえて、
悪事の張本人である大物は逃げてしまい、
逮捕されるのは小物ばかりだということをいったことば。
類義語、網呑舟の魚を漏らす 皿嘗めた猫が科を負う 




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網にかかった魚


網にかかった魚
あみにかかったうお

ひとたび網にかかれば、
もういくら逃れようにも逃れられない状態のこと。
(転じて)
ある境遇、運命におちいり、逃れる手段を失った状態のたとえ。




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網の目に風とまらず


網の目に風とまらず
あみのめにかぜとまらず

風を防ぐために網を張ったとしても、
網の目から風が吹き抜けてしまう。
そこから、やり甲斐のないこと、無駄なことのたとえ。
類義語、蜘蛛の網に風たまらず 籠で水を汲む




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危うきこと朝露の如し


危うきこと朝露の如し
あやうきことちょうろのごとし

人の運命や生命が、極めて危険な状態にあることのたとえ。
また、日が出ると乾いて消えてしまう朝露のように、
人の命ははかないものであるということ。




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危うきこと累卵の如し


危うきこと累卵の如し
あやうきことるいらんのごとし

高く積み上げられた卵は、
いつ崩れ落ちるかわからないことから、
(転じて)
非常に危険な状態のたとえ。
同義語、累卵の危うき 
四字熟語、累卵之危
類義語、虎の尾を踏む 薄氷を履むが如し




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過ちは好む所にあり


過ちは好む所にあり
あやまちはこのむところにあり

自分の苦手なことや、経験の少ない事をする時は慎重になり、
よく注意するのであまり失敗しないもの。
しかし、好きなことや得意なことは、
つい油断して失敗してしまうということ。
類義語、河童の川流れ 弘法にも筆の誤り 猿も木から落ちる 
好きなことにはだまされやすい 得手に鼻突く 川立ちは川で果てる




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嵐の前の静けさ


嵐の前の静けさ
あらしのまえのしずけさ

台風や暴風雨が襲う時、大荒れになる直前に
風が止まって静寂が訪れることから、
紛争や動乱、または大事件が起きる前に感じる
不気味な静けさをたとえたもの。
また、人が怒りを激発させる前の抑えた状態でも使う。




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有りそうで無いのが金


有りそうで無いのが金
ありそうでないのがかね

他人の懐ぐあいはなかなかわからないもので、
外見から判断するのは難しい。
金持ちのように見えても、
思いのほかの借金をかかえている者が多かったりする。
無さそうで有るのが借金、と続く。
類義語、有るのは借銭無いは金/無い物は金と化物




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合わせ物は離れ物


合わせ物は離れ物
あわせものははなれもの

集め合わせて作った物は、
いつかは離れ離れになってしまうということで、
夫婦が離婚する時によく使うことば。
もとは、人間の体は地、水、風、火の四元素から出来ていると考え、
死ぬとその四元素に戻るという意味で用いた。
同義語、合うた物は離れ物 夫婦は合わせ物離れ物
類義語、生き身は死に身/会うは別れのはじめ/会者定離




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暗中的を射る


暗中的を射る
あんちゅうまとをいる

まず当たらないこと。
暗闇の中で的に矢を射る意から。
当たる当たらないはわからないが、
ひょっとすると当たるかもと、まぐれ当たりを期待すること。
また、まったく見当のつかないことのたとえ。




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暗夜に灯火を失う


暗夜に灯火を失う
あんやにともしびをうしなう

頼りにしていた人や物を失い、
どうしていいのかわからず途方にくれる様子をいう。
暗い夜道を歩く時に明かりを失ったり、
灯火を目指して進んでいたのに消えてしまって、
どうしたらよいのかわからなくなってしまうことから。
同義語、闇の夜に灯火を失う




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暗夜の礫


暗夜の礫
あんやのつぶて

闇夜に飛んでくる小石の意から、
不意に受ける襲撃。不意打ちを食らうこと。
防ぎようのない危険のたとえ。
また、闇夜に投げる小石は当たらないことから、
効果のないこと、目当てのつかないことにもいう。
「礫」は、投げ付けるための小石のこと。




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いい後は悪い


いい後は悪い
いいあとはわるい

良い事の後は、とかく悪い事が起こりがちである。
良い事ばかりが続くなど、そうあるものではない。
だからあまり調子に乗ってはいけないということ。
さもないといっぺんにどん底に落ち込んだりするもの。
さらに「悪い後はいい」と続けて、
幸不幸がくり返されやすいことに用いる。
類義語、禍福はあざなえる縄の如し




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諍い果てての乳切り木


諍い果てての乳切り木
いさかいはててのちぎりぎ

時期に遅れることのたとえ。
また、時期に遅れて間にあわず役にたたないこと。
「乳切り木」は、人の胸あたりまでの長さに切った棒のことで、
喧嘩のときに振り回すのに手ごろな武器となるが、
喧嘩のすんだ後で乳切り木を持って駆けつけて来ても
役にたたないということから。
同義語、争い果てての乳切り木
類義語、生まれた後の早め薬/六日の菖蒲十日の菊/
葬式すんで医者話/火事後の火の用心/
取られたのちの戸締まり




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石が浮かんで木の葉が沈む


石が浮かんで木の葉が沈む
いしがうかんでこのはがしずむ

沈むはずの石が浮かんで、
浮くはずの木の葉が沈むというように、
物事が道理と逆になることのたとえ。
世の中が理不尽であることを嘆くことば。
同義語、石が流れて木の葉が沈む/
朝日が西から出る




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石に灸


石に灸
いしにきゅう

灸は熱いものだが、感覚のない石にすえたところで何も感じない。
また、灸をすえても凝り(硬さ)がほぐれないという意味から、
まったく何の効果もないことのたとえ。
同義語、石に鍼(はり) 土に灸 泥に灸(やいと)
類義語、牛の角を蜂が刺す/蛙の面に水




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石地蔵に蜂


石地蔵に蜂
いしじぞうにはち

石でできているお地蔵さまは、
蜂に刺されても痛くも痒くもない。
なんとも感じないことのたとえ。
類義語、石に灸/牛の角を蜂が刺す




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医者が取るか坊主が取るか


医者が取るか坊主が取るか
いしゃがとるかぼうずがとるか

生死の境をさまよっている重病人のこと。
生きていれば医者が金を取り、
死ねば坊主が金を取ることから。
同義語、医者が取らにゃ坊主が取る/
医者が取らなければ坊主が取る




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交喙の嘴


交喙の嘴
いすかのはし

イスカという鳥のくちばしのように物事が食い違って
うまくいかないこと。
「交喙」はスズメ科の鳥で、日本には冬に来る渡り鳥。
「嘴」は、くちばし。
イスカのくちばしは松毬(まつかさ)から種をついばむのに
便利なように、上下がぴたりと合わず左右に交差している。
同義語、いすかの嘴の食い違い




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磯際で舟を破る


磯際で舟を破る
いそぎわでふねをやぶる

せっかく波打ち際まで舟を乗り着けながら、
上陸しないうちに舟を壊してしまうことから。
(転じて)
物事を行っていて達成目前で失敗することのたとえ。
また、九分九厘まで出来た達成直前が肝心で、
もう大丈夫と安心すると気がゆるんで失敗しやすいということ。
同義語、磯際で船を破る
類義語、港口で難破船/九仞の功を一簣に虧く/
草履履き際で仕損じる




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痛い上に針


痛い上に針
いたいうえにはり

不運や災難は続くものだということ。
痛いところに針が刺さり、もっと痛くなることから。
悪い出来事が起こった後に、
さらに悪い出来事が重なることのたとえ。
同義語、痛い上の針/痛む上の針
類義語、泣き面に蜂/踏んだり蹴ったり/
弱り目に祟り目/痛い上に塩をぬる




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痛くもない腹を探られる


痛くもない腹を探られる
いたくもないはらをさぐられる

医者が腹痛患者の腹をあちこち押さえて、
ここは痛むか、こちらはどうかと聞くが、
腹が痛くもないのにやられるのは不愉快である。
そこから、やましくもないのに疑いをかけられ、
あれこれ詮索されて迷惑をこうむることにいう。
同義語、食わぬ腹探られる




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鼬の最後っ屁


鼬の最後っ屁
いたちのさいごっぺ

困った時に使う非常手段のたとえ。
追い詰められたイタチが尻から悪臭を放ち、
相手がひるむ間に逃げることから、
人が窮した時に思い切った非常手段で
打開しようとするたとえ。




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痛む上に塩を塗る


痛む上に塩を塗る
いたむうえにしおをぬる

悪いことが起こって悩んでいるのに、
さらに悪いことが起こるたとえ。
傷口に塩を塗るとしみて痛みがひどくなることから、
災難や不運が重なること。
同義語、傷口に塩/切り目に塩
類義語、損して恥かく/泣き面に蜂/弱り目に祟り目




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一度ある事は二度ある


一度ある事は二度ある
いちどあることはにどある

何か事が起こると、再び同じような出来事が起こるということ。
とくに悪い事は度重なるものなので、
何か悪い事が起こった時は注意せよという戒めのことば。
「二度ある事は三度ある」と続く。
同義語、朝ある事は晩にある
類義語、一災起これば二災起こる




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一度は思案二度は不思案


一度は思案二度は不思案
いちどはしあんにどはふしあん

事にあたるとき最初は失敗がないようによく思案して行うが、
二度目からはとかく深い注意も払わず、慎重さに欠けるもの。
慣れるにつれて気がゆるんで注意が行き渡らず、
事故などを起こすことが多い。




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一寸延びれば尋延びる


一寸延びれば尋延びる
いっすんのびればひろのびる

いま目前に差し迫った困難や苦労を耐え凌げば、
それから先は楽になってゆとりができ、万事うまくいくという意味。
「一尋」は六尺(約一・八メートル)「一寸」は(約三センチメートル)
いま我慢して一寸延びておけば、将来一尋延びることができるということから。
苦しんでいる人に前途の希望を持たせる時に使う。
同義語、寸延びて尺となる




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一敗地に塗れる


一敗地に塗れる
いっぱいちにまみれる

二度と立ち上がることができないほど大敗すること。
完敗して再起不能の状態になることの形容。
また、失敗して収拾がつかなくなること。
四字熟語、一敗塗地
同義語、一敗地に塗る




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一髪千鈞を引く


一髪千鈞を引く
いっぱつせんきんをひく

一本の髪の毛で千鈞の重さのものを引っ張ることで、
いつ切れてもおかしくない、危うい状態のことから、
きわめて危険なことをするたとえ。
「鈞」は、周の時代の重さの単位で、
一鈞は30斤。一斤は約600グラム。
「千鈞」は、非常に重いもののたとえ。
四字熟語、一髪千鈞
類義語、危うきこと累卵の如し/
蜘蛛の巣で石を吊る




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一匹狂えば千匹の馬も狂う


一匹狂えば千匹の馬も狂う
いっぴきくるえばせんびきのうまもくるう

群れをなす馬の中の一匹が異常な行動をして騒ぎ出すと
その群れ全体が巻き込まれて騒ぎ出す。
この様子を群集心理にたとえたもので、
群集は暗示にかかりやすく、付和雷同しやすいことをいう。
付和雷同(明確な主義主張がなく、自分でものごとを
判断せずに、他人の意見や行動にすぐ同調すること)
同義語、一匹の馬が狂えば千匹の馬が狂う
類義語、一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ/
一鶏鳴けば万鶏うたう/鴨の共立ち




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犬の川端歩き


犬の川端歩き
いぬのかわばたあるき

犬が餌を求めて川端をうろつくが、
餌になりそうな物はみんな流されていて、
むだな努力に終わることが多い。
そこから転じて、お金が無いのに店先をぶらついてみたり、
甲斐のない奔走をしたりするのにたとえる。
どんなに歩きまわっても何も得られないことのたとえ。
同義語、犬の川端/犬川/仔犬の只歩き




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犬骨折って鷹の餌食


犬骨折って鷹の餌食
いぬほねおってたかのえじき

鷹狩りで、犬が骨を折って草むらから追い立てた獲物を、
上空で待ち構えていた鷹が取るということから、
苦労してようやく手に入れかけた物を、
他人にやすやすと奪われてしまうことのたとえ。
類義語、鳶に油揚げをさらわれる




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鰯で精進落ち


鰯で精進落ち
いわしでしょうじんおち

精進とは生臭物を断って菜食し、身を浄め心を慎むこと。
長い精進期間がやっと終わったのに、
その祝いを鰯のようなつまらない魚でするという意味で、
長い間の苦労や努力が十分に報われないこと。
また、精進期間中に鰯のようなつまらない魚をうっかり食べて
今までの努力を台無しにするという意味から、
つまらぬ事で大事な誓いを破ったり、
つまらない者を相手にして汚名をきせられる場合にもいう。
同義語、鰯で飲んで精進落とす




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飢えたる犬は棒を恐れず


飢えたる犬は棒を恐れず
うえたるいぬはぼうをおそれず

空腹の犬は、人間の持つ警戒の棒も恐れずに
食べ物にありつこうと近づく。
同じように人間も飢えや生活に困った者は、
悪事や危険なことを恐れずにしてしまうものだという意味。
類義語、痩馬鞭を恐れず/貧すれば鈍する




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飢えに臨みて苗を植える


飢えに臨みて苗を植える
うえにのぞみてなえをうえる

間に合わないことのたとえ。
必要に迫られてから準備をはじめても手遅れである。
食べ物がなくなってから苗の植え付けでは、
とても今の空腹が満たされることはない。
類義語、渇して井を穿(うが)つ/
軍(いくさ)見て矢を矧(は)ぐ




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上を下へ


上を下へ
うえをしたへ

上と下を取り違えることで混乱が生じること。
また、そのことで大騒ぎになる様子をいう。
なお、人がうろうろ移動する様子から「上や下へ」や
「上へ下へ」と言いがちだが、混乱する表現にはならない。
上にあるべきものが下に、下にあるべきものが上にあり、
混乱するさまをいうので「上を下へ」というのが正しい。
同義語、上を下への大騒ぎ




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魚の釜中に遊ぶが如し


魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし

死が近づいていることのたとえ。
もうすぐ煮られることもしらず釜の中で泳ぐ魚の意で、
滅亡の近いことも知らずに、
暢気(のんき)に遊んでいることのたとえ。
また、危険が目前に迫っていることのたとえにもいう。
四字熟語、魚遊釜中(ぎょゆうふちゅう)
同義語、釜中の魚/魚釜中におよぐ




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魚の水を離れたよう


魚の水を離れたよう
うおのみずをはなれたよう

ただ一つの頼りを失ってどうすることもできないさまのたとえ。
魚は水中にあればこそ自由に動きまわることができて、
本来の能力が発揮出来るのであり、
水という唯一のたよりを失うとどうにもならないことから。
唯一の頼みとするものを失ったり環境が変わったりして、
能力を発揮することができない様子のたとえ。
同義語、魚の水を離れたるが如し/魚の水を失えるが如し
類義語、大魚も陸に出れば蟻に攻めらる/
河童が皿の水をこぼしたよう




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烏合の衆


烏合の衆 
うごうのしゅう
  
カラスの群れのように、統制も規律もなく、
ただ数だけ多く集まっただけの群衆。
「烏合」は、からすが群れ集まるように、秩序なく集まること。
統率のとれていない軍勢のたとえにもいう。
四字熟語、烏合之衆




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兎の昼寝


兎の昼寝
うさぎのひるね

油断したために思わぬ失敗をすることのたとえ。
足の遅い亀と競走することになった兎が、
相手を侮って昼寝したために負けたという寓話から。
また、兎が昼寝をしている姿をよく見かけることから、
昼寝ばかりしている人をからかっていうこともある。
類義語、油断大敵/上手の手から水が漏る




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馬疲れて毛長し


馬疲れて毛長し
うまつかれてけながし

馬は疲れると痩せて毛だけが長く見える。
人間もその日暮らしに追われると、無精ひげだけが伸びてくる。
また、貧しくなると知恵の働きが鈍くなるという意味で使う。
同義語、馬痩せて毛長し
類義語、運尽くれば知恵の鏡も曇る/貧すれば鈍する




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生まれた後の早め薬


生まれた後の早め薬
うまれたあとのはやめぐすり

子供が生まれてしまってから早め薬を飲んでも意味がないことから。
時機に遅れて役に立たないことのたとえ。
「早め薬」は出産を促すための薬。
類義語、諍い果てての乳切り木/火事後の火の用心/
六日の菖蒲十日の菊




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烏有に帰す


烏有に帰す
うゆうにきす

何もかもすべて無くなってしまうこと。
「烏有」は「烏(いずく)んぞ有らんや」と訓読し、
「何かあるだろうか(何もない)」という意味で、
特に、火事で全焼した時などによく使われることば。
類義語、灰燼(かいじん)に帰す




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膿んだら潰せ


膿んだら潰せ
うんだらつぶせ

膿んだできものは潰して膿を出すと、
痛みも消え、はれも引いて早く治るように、
ごたごたや禍(わざわい)の元は、
思いきって取り除くと案外早く解決するということ。
同義語、膿んだ物は潰せ




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遠水近火を救わず


遠水近火を救わず
えんすいきんかをすくわず

遠い所にある水は近い所に発生した火事を消すのに
間に合わないことから。
どんなに有用な物でも、
遠くにあるものは急場に役立たないことのたとえ。
四字熟語、遠水近火
類義語、遠い親戚より近くの他人




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応接に暇あらず


応接に暇あらず
おうせつにいとまあらず

人の相手をするのに追われて多忙なさま。
あまりにも物事が続いて起きるので、
ゆっくり対応する余裕がないこと。
事柄が多すぎて処理しきれない場合などにも使う。
もとは、自然の美しい風景が次々に現れて、
ゆっくり味わっている暇がないことから。
同義語、席暖まるに暇あらず




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大犬は子犬を攻め子犬は糞攻める


大犬は子犬を攻め 子犬は糞攻める
おおいぬはこいぬをせめ こいぬはくそをせめる

順おくりに弱いものいじめをすることで、
立場の弱い者は、自分より更に弱い者をいじめるものである。
子犬は攻める相手がいないから大犬の糞でも攻めるということから、
下には下があり、弱い者いじめは世の常であるということ。




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大木の下に小木育たず


大木の下に小木育たず
おおきのしたにおぎはそだたず

大きな木の下は日光が遮られたり風通しも悪く、
栄養分も吸い取られるので、小さな木も育たない。
そこから、権勢のある者の庇護を受けていては、
立派な人物になれないというたとえ。
類義語、大樹の元に美草なし
対義語、大木の下に小木育つ




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陸に上がった河童


陸に上がった河童
おかにあがったかっぱ

得意とするわざや能力を発揮できず、お手上げ状態のたとえ。
「河童」は、日本に伝わる想像上の動物。
泳ぎが得意で、水中では思う存分活動できるが、
陸上では無力となる。
そこから、環境が変わったり、得意な仕事などから離れたりして
能力が発揮できなくなった人のたとえ。
同義語、陸へ上がった河童/陸に上がった船頭
類義語、魚の水を離れたよう/木から落ちた猿
対義語、水を得た魚のよう




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沖にも付かず磯にも離る


沖にも付かず磯にも離る
おきにもつかずいそにもはなる

頼りにして身を寄せるところがないこと、
頼りにする人がいないことのたとえ。
また、どっちつかずの状態にあること。
同義語、沖にも出でず磯にも付かず/
沖にも磯にも寄り付かず/沖にも付かず磯にも付かず
類義語、波間の棄て小舟




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屋上屋を架す


屋上屋を架す
おくじょうおくをかす

屋根の上に、さらに屋根を架けるという意味で、
無駄なことをすることのたとえ。
「屋上」は屋根の上、「屋」は屋根のこと。
なお、屋根が二重になるところから、
「屋上屋を重ねる」といってしまいがちだが、
屋根は「架す」ものなので「重ねる」というのは誤り。
同義語、屋下に屋を架す/床上に床を施す
類義語、雪の上に霜




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お蔵に火がつく


お蔵に火がつく
おくらにひがつく

危険が近づき、危うくなることのたとえ。
他人の家の火事だと思って安心しているうちに、
自分の家の蔵に火が及んでくることから。
蔵は家財や貴重品を火災や盗難などから守るためのもので、
この蔵に火がついたとあっては大変である。
事態が差し迫ってくることのたとえ。
類義語、焦眉の急/眉に火がつく




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桶が腐れば菜が腐る


桶が腐れば菜が腐る
おけがくさればながくさる

いれものが悪いとその中身も悪くなることで、
周りが劣悪だと、その影響が内部にまで及ぶ事のたとえ。
環境が人々の心身に及ぼすにもたとえる。




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お釈迦になる


お釈迦になる
おしゃかになる

物を作り損ねたり、役に立たなくなることをいう。
もとは鋳物職人のことばで、阿弥陀仏を鋳るはずが、
誤って釈迦の像を作ってしまったことからいう。
なお、人が死ぬことやだめになることではない。
ちなみに、人が死ぬのは「お陀仏になる」という。




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お手上げ


お手上げ
おてあげ

対処の方法がなく、どうしようもならなくなること。
行き詰まって解決する手段が全くないこと。
また、降参すること。
なお、降参して両手をあげる様子からいうもので、
喜んだりうれしくて手をあげたり、良い意味で万歳することではない。




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尾羽打ち枯らす


尾羽打ち枯らす
おはうちからす

見る影もないほど落ちぶれて、みすぼらしい姿になるようす。
大空の王者である鷹の尾や羽が傷ついて、
みすぼらしくなるという意味から、
隆盛を誇っていた者が、地位や財産を失って落ちぶれてしまい、
かつての面影すらなくなってしまうたとえ。





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御払い箱


御払い箱
おはらいばこ

使用人を解雇すること。
また、不用品を処分すること。
伊勢神宮の御祓いの札を入れた箱を「御祓箱」といい、
毎年新しいものが来て古いものを処分することから。
「祓い」と「払い」をかけていう。





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溺れる者は藁をも掴む


溺れる者は藁をも掴む
おぼれるものはわらをもつかむ

非常に困難な状況にある者は、頼りになりそうにない物でもすがりつき頼ろうとするたとえ。
溺れかけている時には、人は役に立たないワラでも掴んで助かろうとあがく。切羽詰まった危急の際は、それを脱するために何にでも頼るということのたとえ。
英語の「A drowning man will catch at a straw.」から。
なお、「藁」は頼りないもののたとえなので、頼み事をする相手に
「わらをも掴む思いで来ました」などと言わないほうがよい。仲のいい相手でも、怒らせるだけで話も聞いてもらえないことになりかねない。
同義語、切ない時は茨(いばら)をも掴む/藁にも縋(すが)る





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重荷に小づけ


重荷に小づけ
おもににこづけ

ただでさえ重い荷物を持っているのに、さらに小さな荷物が加えられること。
大きな負担に苦しんでいる上に、さらに負担が生じるたとえ。
その負担は小量であったとしても苦しい。
「小づけ」は、大きな荷物につけられる小さな荷物。
同義語、大荷に小づけ
類義語、最後の一束の藁は(ラクダの)背骨を折る(中東のことわざ)





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親の脛を噛る


親の脛を噛る
おやのすねをかじる

経済的に独立できない子が、
親に養ってもらったり援助してもらって生活していることのたとえ。
「脛(すね)」は、動き回る脚のことから、(転じて)労働の意で、
親が働いてかせいだお金で子供が食べてゆくこと。
同義語、親の脛噛り





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灰燼に帰す


灰燼に帰す
かいじんにきす

火事でいっさいが跡形もなく燃えて灰になってしまう。
「灰燼」は、灰と燃えかすの意。





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替え着なしの晴れ着なし


替え着なしの晴れ着なし
かえぎなしのはれぎなし

普段から一張羅の服を着てはいるが、 それ一枚だけで着替えの服を持っていないこと。
着替えがないから、やがてそれもぼろになるだろうということ。
同義語、常上着(じょうじょうぎ)の晴れ着なし
類義語、着たきり雀





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籠で水を汲む


籠で水を汲む
かごでみずをくむ

いくら苦労しても効果がなく、無駄骨折りにすぎないことのたとえ。
竹で編んだ籠で水を汲んでも、網の目から流れて水はすくえないことから、苦労しても少しも良い結果が得られず徒労(とろう)に終わることの意。
また、経済観念に欠けることにもいう。
類義語、網の目に風たまらず/ざるに水





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火事後の釘拾い


火事後の釘拾い
かじあとのくぎひろい

火事で家を焼き財産をなくしてから、焼けた釘を拾い集めて使おうとしたところで埋め合わせにもならず意味がない。
(転じて)大損をしたり、大金を無駄遣いした後で少しの倹約をしても役に立たないたとえ。
同義語、焼け跡の釘拾い





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苛政は虎よりも猛し


苛政は虎よりも猛し
かせいはとらよりもたけし

あまりにも厳しすぎる政治は、民衆にとって虎に食われたりする被害や恐ろしさよりもひどく、むごいということ。
「苛政」は苛酷な政治。重税や厳しい刑罰をおこなう政治。酷政。
孔子が泰山(たいざん)のふもとを通った時、
家族を虎に食い殺されて泣いている婦人に会った。
そこで孔子は、なぜここを逃げださないのかと尋ねたところ、
婦人がここには厳しい政治がないからだ、と答えた故事による。
四字熟語、苛政猛虎





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固唾を呑む


固唾を呑む
かたずをのむ

ことの成り行きを心配して、息をこらして見守る様子。
「固唾」は、緊張して息を凝らしている時などに、口の中にたまる唾のこと。
事の成り行きを案じ、この固唾を飲み込んで見つめる様子から。





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刀折れ矢尽きる


刀折れ矢尽きる
かたなおれやつきる

激戦のすえ、刀が折れ、矢ダネをすっかり使い果たし、武器が尽き果てることで、戦う手段がなくなり、精魂ともに尽きることから。
(転じて)
力の及ぶ限りやるべきことをやったが、物事を続けるための手段がなくなるということ。
四字熟語、刀折矢盡(とうせつしじん)
類義語、事ここに至る/万策尽きる/万事休す/弓折れ矢尽きる





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肩身が狭い


肩身が狭い
かたみがせまい

世間に対して面目が立たなくて恥ずかしく思うこと。
他人に対して、引け目を感じること。
「肩身」は世間に対する面目、対面の意。
対義語、肩身が広い





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