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愛想も小相も尽き果てる


愛想も小相も尽き果てる
あいそもこそもつきはてる

あきれはてて好意が持てなくなること。
「愛想」は愛着心、「小相」は語調を強めた語呂あわせ。
もともと愛情や好意を持って接していた者に対して、
すっかり愛着心がうせて、いやになってしまったという意。
したがって、始めから嫌いな相手や初対面の人に対しては使えない。
また、「愛想もクソも尽き果てる」というのは誤り。




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相見る何ぞ晩きや


相見る何ぞ晩きや
あいみるなんぞおそきや

もっと早く出会っていたら、どんなによかっただろう、と嘆くこと。




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悪女は鏡を疎む


悪女は鏡を疎む
あくじょはかがみをうとむ

美人は鏡に向うのを好み、顔かたちの美しくない醜女(しゅうじょ)は、
鏡で自分の顔かたちを見ることを好まないということから、
人間はだれでも自分の欠点や弱点をあからさまにすることを好まないというたとえ。
「悪女」は、悪い心の女ではなく、容貌の醜い女のこと。




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悪女の深情け


悪女の深情け
あくじょのふかなさけ

容貌が醜い女ほど情が深く、嫉妬心が強いということ。
男にとってありがた迷惑であるという意にも用いる。
ここでいう「悪女」は、悪い心の女ではなく、容貌が悪い女のこと。
類義語、悪縁契り深し。腐れ縁離れず。




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挙句の果て


挙句の果て
あげくのはて

物事の最後の結果、最後の最後ということ。
連歌、連句で最後の句を「挙句」といい、
さらにその「果て」ということから。
これ以上はもうどうしようもなくなった最終的な結末をいう。
気分的にどたん場で、
多少悲観的な気持ちをこめて使う場合が多い。




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開けて悔しい玉手箱


開けて悔しい玉手箱
あけてくやしいたまてばこ

期待はずれでがっかりすること。
おとぎばなしで、浦島太郎が乙姫からもらった玉手箱を開けると、
中から白い煙が立ちのぼり、
一瞬にして白髪の老人になったということから。
期待していたものが、結果を見ると予想に反した
意外なものであることがわかって残念という意。




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足が地につかぬ


足が地につかぬ
あしがちにつかぬ

恐ろしさで足ががたがた震えたり、
緊張や興奮のため落ち着きがなくて
しっかり立っていられないことから、
宙に浮いてるような不安定な状態を想像していったもの。
また、基礎ができておらず、
考えや行動がしっかりしていないことにもいう。




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頭掻くか字を書くか


頭掻くか字を書くか
あたまかくかじをかくか

悪筆の人間が、どうしても文字を書かなければならないときの情景。
あまりにも字が下手で、恥ずかしい思いをして頭でもかくしかないという、困り果てている様子をからかっていうことば。
「掻く」と「書く」を重ねた語呂合わせのことば。
同義語、恥をかくか字を書くか




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暑さ忘れりゃ陰忘れる


暑さ忘れりゃ陰忘れる
あつさわすれりゃかげわすれる

夏の日差しの暑さを日陰で凌いでいた者が、
涼しくなると日陰を作ってくれた物のありがたさを忘れてしまう。
(転じて)
困った時に人から受けた恩も、
その苦しい時期が過ぎるとすぐに忘れてしまうということ。
類義語、雨晴れて笠を忘れる 魚を得て筌を忘れる 
喉元過ぎれば熱さ忘れる 病治って医師わする




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熱火子に払う


熱火子に払う
あつびこにはらう

暖炉にあたっているときなど、
自分の身に火の粉が飛んでくると、人はとっさに反応して、
愛する子のいる方へでもかまわずに払いのける。
危急の場合には極端な利己心があらわれ、
自分自身の安全しか考えられなくなる。
人間の利己心の醜さのたとえ。




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羹に懲りて膾を吹く


羹に懲りて膾を吹く
あつものにこりてなますをふく

失敗したことに懲りて臆病になるさま。
勢いよく熱い吸い物をすすって口にやけどをしたのに懲りて、
冷たいなますや刺し身を食べるにも警戒して吹いてさます。
前の失敗に懲りて必要以上に警戒心を持つことのたとえ。
「羹」は、野菜や魚肉などを入れて作る熱い吸い物。
「膾」は、魚介類や野菜などを刻み、酢で味付けした料理。
四字熟語、懲羹吹膾(ちょうこうすいかい)




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当てられた茸汁


当てられた茸汁
あてられたきのこじる

おまえさんの言う通りになったという意。
ご推量の通り当たったと、
茸汁に当たった(中毒した)とかけたもの。
多分にいまいましさを含む駄洒落。




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後は野となれ山となれ


後は野となれ山となれ
あとはのとなれやまとなれ

当面の事がなんとかなれば、
後はどうなってもかまわないということ。
作物を収穫した後の耕地が荒れ果てて
野や山になろうと知ったことではないということから、
目前の自分の利益さえ得られるならば、
後はどうなっても知らないということ。
自分の行為が原因で、どんな結果が生じようともかまわない、
という利己的、自棄的な気持ちを誇張したもの。
反対語、立つ鳥あとを濁さず




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穴あらば入りたい


穴あらば入りたい
あなあらばはいりたい

恥ずかしい事をしてしまって気まりが悪く、
身のおき場もないとき、顔や姿を見られないように、
身を隠す場所があったら入りたいということ。




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穴蔵で雷聞く


穴蔵で雷聞く
あなぐらでかみなりきく

程度を越えて用心深いことのたとえ。
雷が鳴ると蚊帳の中に潜り込むくらいのことならまだしも、
穴蔵に逃げ込むのは臆病者のすることだということから。
用心深さをいうよりも、臆病者をあざけるのに近いことば。




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油に水の混じる如し


油に水の混じる如し
あぶらにみずのまじるごとし

互いに気が合わず反発し合って仲が悪いことのたとえ。
油と水は混ぜても溶け合わず、
油は水に浮いてしまうことから。
お互いにしっくりしないこと。
また、性質が違うためうまくいかないこと。
同義語、油に水 水と油




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阿呆の一徹


阿呆の一徹
あほうのいってつ

愚かな者はつまらないことに自説を固執し融通のきかないこと。
たとえ自分が間違っていようとも主義主張を繰り返し、
それを押し通そうとすること。
人一倍利口そうな人が、愚直に撤するのにいったりもする。




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阿呆の高笑い


阿呆の高笑い
あほうのたかわらい

馬鹿者がよくやるという大笑いのこと。
物事の裏表を深く考える能力が無く、つつしみを欠く者は、
笑うときにも前後を顧みることはない。
人が笑っているその笑いの裏には、
悲しみがあるかもしれないのを読み取ろうとしないで、
大声で高々と笑いこける愚かさをいう。




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嵐の前の静けさ


嵐の前の静けさ
あらしのまえのしずけさ

台風や暴風雨が襲う時、
大荒れになる直前に風が止まって静寂が訪れることから、
紛争や動乱、または大事件が起きる前に感じる
不気味な静けさをたとえたもの。
また、人が怒りを激発させる前の抑えた状態でも使う。




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暗夜に灯火を失う


暗夜に灯火を失う
あんやにともしびをうしなう

頼りにしていた人や物を失い、
どうしていいのかわからず途方にくれる様子をいう。
暗い夜道を歩く時に明かりを失ったり、
灯火を目指して進んでいたのに消えてしまって、
どうしたらよいのかわからなくなってしまうことから。
同義語、闇の夜に灯火を失う




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怒りは敵と思え


怒りは敵と思え
いかりはてきとおもえ

怒りの感情は、結局自分自身を滅ぼす
敵になってしまうものであるということ。
怒るということは自分が正しく相手が悪いという思いから
起こるもので、そうすると相手にも怒りや恨みの感情が起こり、
新しい敵を作るのと同じ結果になる。
また、腹を立てれば自分の判断力を曇らせ、
正しい判断ができなくなる。
だから怒ることは身を滅ぼす敵と思って、
慎むことが大切だという戒めの言葉。
徳川家康の遺訓の一節から。




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怒りを遷さず


怒りを遷さず
いかりをうつさず

特定の誰かに対する怒りはその相手に向けられるべきで、
関係のない者には怒らないということ。
関係のない者に八つ当りしないこと。




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石を抱きて淵に入る


石を抱きて淵に入る
いしをいだきてふちにいる

重い石を抱えて川の深みに飛び込めば沈んでしまう。
そのように自分から命を失うかもしれない危険な行為や、
災難を招くようなことをするたとえ。
無謀な自殺行為をすること。
同義語、石を抱いて河に沈む/石を抱いて淵を望む
類義語、薪を負いて火に入る




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痛くもない腹を探られる


痛くもない腹を探られる
いたくもないはらをさぐられる

医者が腹痛患者の腹をあちこち押さえて、
ここは痛むか、こちらはどうかと聞くが、
腹が痛くもないのにやられるのは不愉快である。
そこから、やましくもないのに疑いをかけられ、
あれこれ詮索されて迷惑をこうむることにいう。
同義語、食わぬ腹探られる




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戴く物は夏も小袖


戴く物は夏も小袖
いただくものはなつもこそで

「小袖」は、袖口を狭くした絹の綿入れの着物のこと。
暑い夏に冬物の着物を着ることなどなく不要なのだが、
ただでくれるというなら、もらっておくということで、
人の欲深さを表したことば。
同義語、貰う物は夏も小袖




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一度死ねば二度は死なぬ


一度死ねば二度は死なぬ
いちどしねばにどはしなぬ

人間は一度死んだら二度と死ぬことはない。
死ぬのは一度きりだと、決死の覚悟を表したことば。
事に当たる時、覚悟をきめて自分自身に言い聞かせるときに使う。
また、やけっぱちになった時にも用いられる。
類義語、一度焼けた山は二度焼けぬ




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一度はままよ二度はよし


一度はままよ二度はよし
いちどはままよにどはよし

「ままよ」は「儘よ」と書き、ほどこす方法がなく
自暴自棄におちいったときなどに発する語で、
なるようになれの意。
一回目は良心がとがめ、
何とでもなれという気持ちで行った悪事でも、
二回目からはなんとも思わなくなり、
次第に悪を重ねていくことをいう。




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一朝の怒りにその身を忘る


一朝の怒りにその身を忘る
いっちょうのいかりにそのみをわする

一時の怒りのために前後を忘れて行動し、
身を滅ぼすこと。
「一朝」は、日の出から朝食までの間のことで、
わずかな時間の意味。
一時の腹立ちに分別を失ってしまう事で、
そのような行動は自分の一生を駄目にすると言う戒め。
同義語、一朝の怒りに一生を過(あやま)つ
類義語、怒りは敵と思え




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言わねば腹脹る


言わねば腹脹る
いわねばはらふくる

言いたいことを気がねして言わずに我慢していると、
そのために気がはれないで腹の中に不満がたまって苦しくなる。
だから言いたいことは言ったほうがよいということ。
同義語、思う事言わねば腹ふくる




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憂いも辛いも食うての上


憂いも辛いも食うての上
ういもつらいもくうてのうえ

辛い苦しいなどと不平がいえるのは、
衣食住がたりているからで、
食べることさえ不自由をしていると、
日常的な苦しみなど辛い内には入らない。
苦しいとか辛いとかそんな不平不満を
言っていられるのは贅沢だということ。
「憂い」も「辛い」も同じ意味で、
同義語を重ねて調子をよくしたもの。




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魚を得て筌を忘る


魚を得て筌を忘る
うおをえてせんをわする

目的が達せられると、手段は忘れられるということ。
筌(うえ)を使って魚を捕ると、
そのうれしさに筌のおかげで捕れたのだということを忘れてしまう。
(転じて)
目的を達してしまうと、それまで役に立っていたもののことを
忘れてしまい、かえりみなくなることのたとえ。
また、恩を受けて報いることを忘れる意にも用いる。
「筌」は、「うえ」「うけ」とも読み、
水中に沈めて魚を捕る道具で、竹で作ったかごのこと。
四字熟語、得魚忘筌(とくぎょぼうせん)




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兎も七日なぶれば噛み付く


兎も七日なぶれば噛み付く
うさぎもなぬかなぶればかみつく

どんなにおとなしい者でも、たびたびいじめられたり、
辱めを受けたりすれば、怒り出すというたとえ。
類義語、仏の顔も日に三度/堪忍袋の緒が切れる




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内の米の飯より隣の麦飯


内の米の飯より隣の麦飯
うちのこめのめしよりとなりのむぎめし

自分の家で食べる米の飯よりも、
隣の家の麦飯のほうがおいしそうに見えるということから。
自分の物より他人の物のほうが良い物に見えてしまい、
うらやましく思うことのたとえ。
同義語、内の飯より隣の雑炊/うちの鯛より隣の鰯
類義語、よその飯は白い/となりの芝生は青い/隣家の花は赤い




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自惚れと瘡気の無い者はない


自惚れと瘡気の無い者はない
うぬぼれとかさけのないものはない

他人には隠していても、
内心は誰でも多少の自惚れを持っているものだということ。
「瘡気」は梅毒の気味。ここでは皮膚病一般のこと。
良薬が無かった昔は、皮膚病に悩まされる人が少なくなかった。




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鬼の目にも見落とし


鬼の目にも見落とし
おにのめにもみおとし

何でも見通す鋭い目を持つ鬼でも、見落としがあるように、
老練な人や注意深い人が、
鬼のように厳しくすみずみにまで目を光らせていても、
やはり見落としや手抜かりがあるということ。
どんなに注意深くしても、ときには落ち度や不注意があること。
同義語、鬼の目にも見残し/鷹の目にも見落とし




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怨み骨髄に入る


怨み骨髄に入る
うらみこつずいにいる

人から受けた仕打ちに対して心底から憤り、深く激しく怨むこと。
ひどく人を怨んで、その怨みが血にまじり、
肉に入りついには骨の髄にしみ込むほどであるということで、
それほど深く怨んでいることを表したことば。
同義語、怨み骨髄に達す/怨み骨髄に撤す




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浮気と乞食はやめられぬ


浮気と乞食はやめられぬ
うわきとこじきはやめられぬ

浮気は恋愛のような深刻さがないためかしやすく、
乞食も生活は深刻なはずだが、
額に汗して働かなくても、どうにか食べていけるし、
一度したらなかなかやめられないということ。
悪い習慣が身につくと、改めにくいことをいう。
共に人間の心が弱いものであることを、
「うわき」と「こじき」の語呂合わせで言ったことば。




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江戸中の白壁は皆旦那


江戸中の白壁は皆旦那
えどじゅうのしらかべはみなだんな

この店をやめても、広い江戸には奉公先は
いくらでもあるという意味。
この店ばかりが勤め口じゃないと、
奉公人がふてくされて口にすることば。
「白壁」は白壁造りの土蔵で、大きい商家、
大店(おおたな)のこと。
「旦那」は商家の使用人が主人を呼ぶ名称。
類義語、此処(ここ)ばかりに日は照らぬ/
米の飯と天道様はどこへ行ってもついて回る/
世界中は白壁作り




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臆病風に吹かれる


臆病風に吹かれる
おくびょうかぜにふかれる

おじけづいたり、おびえたりすること。
臆病な気持ちになり、何かをする気力を失うこと。
同義語、臆病風が吹く/臆病風を引く/臆病風が立つ




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臆病の神降ろし


臆病の神降ろし
おくびょうのかみおろし

臆病者は何かあると、すぐ神々の名を口にして祈ったり、
加護を求めたりすること。
「神降ろし」は、神霊を祈り招く行為。
また、神霊を媒介する人のこと。




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奢る者は心常に貧し


奢る者は心常に貧し
おごるものはこころつねにまずし

人間の欲望は限りがないもので、贅沢な生活にふける者は
これで十分だということがなく、常に不平不満が絶えず、
いつまでたっても満足できずに、心が満たされることはない。
だから、贅沢にふける者は貧しい人と同じであるということ。




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落ち武者は薄の穂にも怖ず


落ち武者は薄の穂にも怖ず
おちむしゃはすすきのほにもおず

怖い怖いと思っていると、何でもないものにびくびくしてしまう。
戦に負けて敗走する武士は、敵の目を恐れて臆病になっているので、薄の穂が揺れるのを見ても敵ではないかとおびえてしまう。
人は臆病になっていると、何でもない事も恐れるという事のたとえ。
同義語、落人は薄の穂にも怖ず
類義語、疑心暗鬼を生ず/杯中の蛇影




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鬼が出るか蛇が出るか


鬼が出るか蛇が出るか
おにがでるかじゃがでるか

どのような化け物や魔物が出てくるかわからず、
恐ろしい結果を招くであろうと予想されるたとえ。
結果が予測不可能で皆目見当がつかず、薄気味が悪い時や、
あるいは人の好奇心をそそる時に使うことば。
また、結果が吉と出るか凶と出るかわからないが、
恐れていても仕方がない、とにかくやってみようという意味もある。
「鬼」も「蛇」も不気味なものの意。
同義語、鬼が出るか仏が出るか




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己を以て人を量る


己を以て人を量る
おのれをもってひとをはかる

自分を基準に他人の気持ちをあれこれ推察すること。
自分が卑しい心を持ち、卑しい行いをしていると、
他人もそうだろうと考えがちになり、
立派な人の心や行いが、何か作為があるのだろうと、
つい卑しく考えてしまう。
人はとかく自分自身を基準にして
他人の心中や力量を推量しがちだということ。
類義語、下司(げす)の勘ぐり





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思う事言わねば腹ふくる


思う事言わねば腹ふくる
おもうこといわねばはらふくる

心に思う事があっても差し障りがあるからと、
遠慮してなにも言わずに我慢していると、
あたかも食べ過ぎで腹がふくれているように、
不満が腹の内にたまってすっきりしないということ。
同義語、言わねば腹ふくる
類義語、思いを包むは罪深し





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親が憎けりゃ子まで憎い


親が憎けりゃ子まで憎い
おやがにくけりゃこまでにくい

子供に罪はないが、親への憎悪がその子供にまでも及ぶのをいう。
類義語、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い





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尾を振る犬も噛むことあり


尾を振る犬も噛むことあり
おをふるいぬもかむことあり

普段はおとなしい者でも何かの拍子に、
思いがけない行動や反抗に出ることもあるということ。
従順なのにつけこんで、ひどい目にあわせる人もあるが、
どんなしっぺがえしを受けるかわからないから心せよという戒め。





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恩を仇で返す


恩を仇で返す
おんをあだでかえす

受けた恩には心から感謝し、恩をもって報いるのが人の道というものだが、人からいろいろと恩を受けたのに、その恩を忘れるだけでなく、恩人に対して傷つけたり、ひどい仕打ちをすること。
「恩」は、親切心から、他人への気くばりや、めんどうをみること。
「仇」は、怨みを含んだふるまいや、人を傷つけて害をなすこと。
同義語、恩を仇/恩を仇でする
類義語、後足で砂をかける/陰にいて枝を折る/愛犬に手を噛まれる/飼い犬に手を噛まれる/軒を貸して母屋を取られる
対義語、仇を恩で報ずる/怨みに報ゆるに徳を以てす/恩を以て怨みに報ず





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飼い犬に手を噛まれる


飼い犬に手を噛まれる
かいいぬにてをかまれる

犬は三日も飼えば三年恩を忘れぬといわれるほど飼い主に従順な動物なのだが、そのなついていたはずの飼い犬に手を噛まれるということ。
(転じて)
日頃から目を掛けて面倒をみていた部下や信じていた者に裏切られ、恩を仇で返す仕打ちを受けることのたとえ。
同義語、愛犬に手を噛まれる/飼い犬に足を食われる/飼い養う犬に手を噛まれる/飼い養う虫に手を食わる/手飼いの犬に足をくわるる
類義語、恩を仇で返す/後足で砂をかける





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顔から火が出る


顔から火が出る
かおからひがでる

恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になること。
失敗したり恥をかいたときなど、顔が上気して真っ赤になることの形容。





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踵で頭痛を病む


踵で頭痛を病む
かかとでずつうをやむ

的外れで見当違いの心配をあれこれとするたとえ。
また、自分に関係のないことを心配することにもいう。
類義語、他人の疝気を頭痛に病む





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隠すより現る


隠すより現る
かくすよりあらわる

秘密にしておいたつもりでも、隠し事はいつの間にか他人に知られてしまう。
隠すことによって、かえって知られるということ。
何事も隠そうとすればするほど、かえって様子や所作が不自然になり、目立ってしまい人に知れやすい。
同義語、隠していよいよ現る/隠す事は知れ易し/隠せばなお現る
類義語、思い内にあれば色外に現る/隠れたるより見るるは莫(な)し/隠す程知れる屁と火事の元





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貸した物は忘れぬが借りた物は忘れる


貸した物は忘れぬが借りた物は忘れる
かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる

自分が人に貸した物はいつまでも忘れずにいるが、人から借りた物はつい忘れてしまう。
自分に都合のよいことは忘れないが、自分に都合の悪いことは忘れがちであるということ。
そのように、人間は誰でも身勝手で自己本位だということをいったことば。
同義語、貸し物覚えの借り物忘れ





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堅い木は折れる


堅い木は折れる
かたいきはおれる

堅い木はしなやかさがないから、大風が吹くと折れやすいことから。
普段は強情で妥協をゆるさないような人が、何かの問題に直面して、いったん気力をなくすと意外に簡単にくじけたりするたとえ。
また、丈夫で病気など縁のないような人が大病にかかって急に倒れるたとえ。
同義語、木強ければ則ち折る/強い物は折れ易い
反対句、柳に雪折れなし





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固唾を呑む


固唾を呑む
かたずをのむ

ことの成り行きを心配して、息をこらして見守る様子。
「固唾」は、緊張して息を凝らしている時などに、口の中にたまる唾のこと。
事の成り行きを案じ、この固唾を飲み込んで見つめる様子から。





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片腹痛い


片腹痛い
かたはらいたい

そばにいてばかばかしくて見てられないこと。
身のほど知らずな者が実力以上のことを行っているのが、こっけいで苦々しく感じるさま。
本来は「傍(かたわ)ら痛い」といい、傍らで見ていていたたまれないの意で、「片腹」は誤解による当て字である。
なお、笑いすぎておなかが痛くなったり、
急に走ったりして脇腹が痛くなるという意味で使うのは誤り。
類義語、笑止千万/ちゃんちゃらおかしい





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肩身が狭い


肩身が狭い
かたみがせまい

世間に対して面目が立たなくて恥ずかしく思うこと。
他人に対して、引け目を感じること。
「肩身」は世間に対する面目、対面の意。
対義語、肩身が広い





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形見は思いの種


形見は思いの種
かたみはおもいのたね

形見の品があると、それが思い出の種となって、
かえって悲しみを生み、苦しい思いをするということ。





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癩の瘡うらみ


癩の瘡うらみ
かったいのかさうらみ

病気の人が、自分より軽い症状の病人を羨むということで、人間心理の愚かしさをいったことば。
「かったい」は、乞食(こじき)、または癩(らい)病(ハンセン病)の意。
「瘡」は、皮膚病、または梅毒の意。
「うらみ」は「うらやみ」が転じたことば。
重症のハンセン病患者は、鼻が曲がり目も潰れてしまうほどの容姿の変形を伴うため、鼻がかけたくらいですんでいる梅毒の患者を、うらやましく、あるいはねたましく思うという意味。
大きな差異がなくとも、自分よりわずかでもよいものをうらやむこと。
また、言ったところでどうにもならない愚痴をこぼすことにも言う。





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勝った自慢は負けての後悔


勝った自慢は負けての後悔
かったじまんはまけてのこうかい

勝つときもあれば負けるときもあるのが勝負事で、勝った時には自慢したくなるのが人情というものだが、
勝って有頂天になり自慢しすぎる者は、負けたときに面目丸つぶれになり、人一倍恥ずかしい思いをして後悔することになるということ。
対義語、勝って驕らず負けてくじけず





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鐘に恨みは数々ござる


鐘に恨みは数々ござる
かねにうらみはかずかずござる

長唄「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」の一節、
安珍を隠した釣鐘に対する清姫の恨みをいうくだりから。
刻を告げる鐘の音に、別れねばならぬ無情さを知らされ、
恨めしい思いをしたのもたびたびあるということ。
また、「鐘」に「金」をかけて「金に恨みは」と語呂合わせに用い、
金銭に対する恨みをいうようになった。





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金の切れ目が縁の切れ目


金の切れ目が縁の切れ目
かねのきれめがえんのきれめ

金銭で成り立っている関係は、金がなくなったときが関係の切れるときだということ。
男女関係やその他の人間関係でも、一方に金があることで続いている関係は、一見すると親しい間柄のようだが、金が尽きれば掌を返すように冷淡になり、別れて去ってしまうということ。
元は遊女が遊客に接するときの心得とされていたが、一般にも通用するため用いられるようになった。
類義語、愛想尽かしも金から起きる。
When poverty comes in at the doors, 
love leaps out at windows.
(貧困がドアから入ってくると、愛は窓から飛び出していく)





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金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い


金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い
かねもちとはいふきはたまるほどきたない

金持ちは金が溜まれば溜まるほどけちになり、金に汚くなるものである。
「灰吹き」は煙管の吸い殻をたたいて入れる竹筒で、煙草盆に付いているもの。
金持ちは財産が溜まれば溜まるほど、もっと増やそうとしたりして心が卑しくなるもので、
それはまるで煙草の吸い殻が溜まっていく灰吹きのようなものだということ。
同義語、金と塵は積もるほど汚い/掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い





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神は非礼を受けず


神は非礼を受けず
かみはひれいをうけず

礼儀にかなった正しいやり方で祭らなければ、神に受け入れてもらえない。
(転じて)道にはずれた願い事や邪心は、神はけして聞き入れてくれないということ。
同義語、神は非礼を享けず/神は不義の願いを受けず/仏神非礼を受け給わず





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亀の年を鶴が羨む


亀の年を鶴が羨む
かめのとしをつるがうらやむ

千年も生きるといわれる鶴が、万年の寿命をもつといわれる亀を羨む意から、欲望には限りのないことのたとえ。
「鶴は千年亀は万年」ということわざがあるように、
鶴も亀もそれだけ長生きすることを前提としたことば。
実際には鶴(タンチョウ)は平均25〜35年位、
亀(ゾウガメ)は平均100〜150年位といわれる。
類義語、千石取れば万石羨む/隴(ろう)を得て蜀(しょく)を望む





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借りて来た猫


借りて来た猫
かりてきたねこ

ふだんと違っておとなしく小さくなっているようす。
他人の家から借りてきた猫があたりを警戒し、体を小さくしておとなしくしているように、環境が変化したために萎縮している人のようすをたとえたことば。





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借りる時の地蔵顔済す時の閻魔顔


借りる時の地蔵顔 済す時の閻魔顔
かりるときのじぞうがお なすときのえんまがお

金などを借りる時は地蔵菩薩に似たやさしい笑顔をするのに、
返す時は閻魔大王のような険しい不機嫌な顔をするということ。
人は身勝手なものであるということ。
「地蔵顔」は、地蔵菩薩に似た優しい顔のことで、
「閻魔顔」は、地獄の閻魔大王のような恐ろしい顔のこと。
「済す」は、返すの意。
同義語、借りる時の恵比須顔返す時の閻魔顔/済す時の閻魔顔/借りる時の大黒顔返す時の閻魔顔/借りる時の笑い顔済ます時の十王面/用ある時の地蔵顔用なき時の閻魔顔





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可愛可愛は憎いの裏


可愛可愛は憎いの裏
かわいかわいはにくいのうら

内心では憎らしいと思っていながら、口先では盛んに「可愛い、可愛い」とお世辞を言うこと。
また、度の過ぎた愛情は憎悪に変わりやすいという意味でも使う。
類義語、可愛さ余って憎さが百倍





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かわいさ余って憎さが百倍


かわいさ余って憎さが百倍
かわいさあまってにくさがひゃくばい

ふだんから可愛いと思う感情が強ければ強いほど、
いったん憎しみの感情が沸けば、その憎しみの感情は並外れたものになるという意味。
愛情と憎しみは表裏一体であるということがうかがえることば。
同義語、可愛さ余って憎さ百倍
類義語、可愛可愛は憎いの裏





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雁が飛べば石亀も地団駄


雁が飛べば石亀も地団駄
がんがとべばいしがめもじだんだ

雁が飛び立つのを見た石亀が自分も飛ぼうとするが、飛べないので地団駄を踏んで悔しがる。
身のほどを忘れて他人の真似をしようとする愚かさのたとえ。
「石亀」は、日本の河川、湖沼、池、湿原、水田などにふつうに見られるもの。
同義語、石亀の地団駄
類義語、雁が立てば鳩も立つ/雁が飛べばひきもとぶ/鵜の真似する烏/鷹も飛べば蚊も飛ぶ/鷹も飛べば糞蠅も飛ぶ/鯉が踊れば泥鰌もおどる/一匹狂えば千匹の馬も狂う/鶴が飛べばひきがえるも飛ぶ/蠅が飛べば虻も飛ぶ





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顔色なし


顔色なし
がんしょくなし

相手にすっかり圧倒されてしまい手も足も出ないようす。
また、驚いたり怖れたりして顔色が真っ青になること。
なお、体の具合が悪くて顔色が悪かったり顔に表情がないという意味ではないため、「顔色」を「かおいろ」と読むのは誤り。





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堪忍袋の緒が切れる


堪忍袋の緒が切れる
かんにんぶくろのおがきれる

腹の立つ事をじっと我慢していたのが、もうこれ以上耐えられなくなって怒りが爆発すること。
「堪忍袋」は腹立ちを押さえる心を袋にたとえたもの。
その堪忍袋に怒りの感情をどんどん封じ込めていくのだが、許容量を超えてしまい、ふくらんだ紐が切れることから、じっとこらえていた怒りが爆発することをいう。
同義語、堪忍蔵の戸が開く/堪忍庫の戸が開く/堪忍袋が破れる/こらえ袋の緒を切る
類義語、兎も七日なぶれば噛みつく/地蔵の顔も三度/仏の顔も三度まで/仏の顔も日に三度/無理は三度





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歓楽極まりて哀情多し


歓楽極まりて哀情多し
かんらくきわまりてあいじょうおおし

喜びや楽しみが絶頂に達した後、あるいは長く続いた後は、
かえって悲哀の思いが沸々とわいてきて、しだいに深まってゆくということ。
類義語、楽しみ尽きて悲しみ来る





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聞いてびっくり見てびっくり


聞いてびっくり見てびっくり
きいてびっくりみてびっくり

話を聞かされてあまりにも意外なことなのでびっくりし、実際にそれを目の当たりにしたら、聞いた話とまったく違うことにまたびっくりすること。
聞いたことと見たことがはなはだしく食い違うことに言う。
類義語、聞くと見るとは大違い





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忌諱に触れる


忌諱に触れる
ききにふれる

相手の気に障ることを言ったり、いやがることを行ったりして、その人のご機嫌を損ねること。
「忌諱」は、慣用的に「きい」とも読み、忌み嫌うことの意。
類義語、逆鱗に触れる





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聞けば聞き腹


聞けば聞き腹
きけばききばら

聞かなければ知らないから別にどうとも思わなかったものを、なまじ聞いてしまったために腹が立つということ。
同義語、聞けば聞き損
類義語、聞けば気の毒見れば目の毒/知らぬが仏





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聞けば気の毒見れば目の毒


聞けば気の毒見れば目の毒
きけばきのどくみればめのどく

知らないままでいればそれで済んでいたのに、なまじ見たり聞いたりしたために煩悩が生じて苦しむ結果になるということ。
聞くもの見るものすべて煩悩の種となり心身の害になるということ。
同義語、聞くは気の毒見るは目の毒
類義語、聞けば聞き腹/知らぬが仏/見ぬは極楽知らぬは仏





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疑心暗鬼を生ず


疑心暗鬼を生ず
ぎしんあんきをしょうず

疑う心あらば暗やみに鬼の幻影を作るということで、
何かいるのではないかと心に疑いの気持ちがあると、暗いやみの中にいるはずのない鬼の姿を見てしまうということ。
そこから疑いの心をもっていると、何でもない普通のことが疑わしく思えたり、恐ろしくなったりするというたとえ。
読みは「疑心、暗鬼を生ず」と区切りをつけるのが本来。
四字熟語、疑心暗鬼
同義語、疑心暗鬼を作る
類義語、疑いは暗中の人影/疑えば目に鬼を見る/落ち武者は薄の穂にも怖ず/窃ぷの疑い/茄子を踏んで蛙と思う/盃中の蛇影





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