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逆引き 故事 ことわざ 慣用句 > けんか もめごと 争い



挨拶は時の氏神


挨拶は時の氏神
あいさつはときのうじがみ

喧嘩口論はだんだんエスカレートして、なかなか収まらないもの。
そんなとき双方の顔をつぶさないよう、仲に入って挨拶してくれる者があると、まるく収めることが出来る。
争いごとや けんかの仲裁に入ってくれる人が現れたなら、氏神様だと思ってありがたくその人の言うとおりにした方が良いということ。
「挨拶」は、仲介、仲裁、とりなしの意。
「氏神」は、先祖を祭った神、
または生まれた土地「うぶすな」の鎮守の神。
類義語、仲裁は時の氏神。仲人は時にとっての氏神。




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相手のさする功名


相手のさする功名
あいてのさするこうみょう

自分の実力や努力に関係なく、
相手が劣っていたり失策などのために、
思わぬ手柄をたてることをいう。
類義語、ひろった勝ち




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相手見てからの喧嘩声


相手見てからの喧嘩声
あいてみてからのけんかごえ

相手が自分より弱そうだ見ると、
途端に威勢よく大声を張り上げ喧嘩を売る態度をとること。
空威張りのこと。




                                                             | けんか もめごと 争い

相手の無い喧嘩はできぬ


相手の無い喧嘩はできぬ
あいてのないけんかはできぬ

どんな乱暴者でも一人で喧嘩はできないのだから、
喧嘩を仕掛けられても相手になるなということ。
相手がいなければ喧嘩は決して起こらないのだから、
売りことばに買いことばで簡単に相手になるなという戒め。
類義語、喧嘩とモッコは一人では担げぬ。
一人喧嘩はならぬ。相手無ければ訴訟無し。




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赤子の手をひねる


赤子の手をひねる
あかごのてをひねる

力が弱い赤ちゃんの手をひねることが容易であることから
(転じて)
相手をたやすく負かしたり、
ものごとを思いのままに行ったりすることのたとえ。
力の強い者が弱い立場の者を苦しめたり、
力量が劣る者をたやすく打ち負かすこと。
また、自分の力が強いことを誇る場合や、
相手の力が極めて弱いことを言う場合などに用いる。
類義語、赤子の手をねじる。




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赤恥をかかせる


赤恥をかかせる
あかはじをかかせる あかっぱじをかかせる

多くの人前で相手にひどい恥をかかせること。
面目が損なわれるほどの屈辱与えること。
「赤」は恥を強めていうことば。




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秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む


秋風と夫婦喧嘩は 日が入りゃ止む
あきかぜとふうふげんかは ひがいりゃやむ

秋風というのは、日暮れになると静まるのが普通である。
それと同様に夫婦喧嘩も夜になり、就寝前には大抵
収まってしまうとの意。
類義語、夫婦喧嘩と北風は夜凪ぎする




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揚げ足を取る


揚げ足を取る
あげあしをとる

人の言い間違いにつけこんだり、言葉じりをとらえて、
相手をやりこめたり皮肉を言うこと。
相撲で、技を掛けようとして地面から宙に浮いた相手の足を取って、
倒そうとしたところからきたことば。




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朝雨と女の腕まくり


朝雨と女の腕まくり
あさあめとおんなのうでまくり

朝の雨はすぐにあがるものだから、
心配はないということ。
女が腕まくりをして気勢を示しても、
朝の雨のように長続きはしないもの。
だから、どちらも恐れるに足りないということ。
類義語、朝雨に傘いらず。朝の雨は晴れの兆し。




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仇を恩にして報ずる


仇を恩にして報ずる
あだをおんにしてほうずる

非情な仕打ちを受けて、恨んで当然の相手のことを恨まず、
かえって反対に恩をかけること。
類義語、仇を情にひきかえる 汝の敵を愛せよ




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後の喧嘩先でする


後の喧嘩先でする
あとのけんかさきでする

誰かと一緒に物事を始める場合、仲の良い者同士であっても、
事を始める前なら少々のことでは喧嘩にならないものだが、
事の後ではほんのわずかな行き違いでも、それが喧嘩の原因になることがあるもの。
だから後でごたごたが起きないように、もめそうな事柄については、
あらかじめ十分に議論しておくことが大事である。




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後の喧嘩はゆっくりとせよ


後の喧嘩はゆっくりとせよ
あとのけんかはゆっくりとせよ

物事を行う時、細かい事柄は後回しにして、
おおよそのことを決めたらさっそく着手せよという意。
事前にこまごまとした事を延々と論じ合っていたのでは、
いつまでたっても事は運ばないということ。




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油に水の混じる如し


油に水の混じる如し
あぶらにみずのまじるごとし

互いに気が合わず反発し合って仲が悪いことのたとえ。
油と水は混ぜても溶け合わず、
油は水に浮いてしまうことから。
お互いにしっくりしないこと。
また、性質が違うためうまくいかないこと。
同義語、油に水 水と油




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雨降って地固まる


雨降って地固まる
あめふってじかたまる

雨が降る前より降った後のほうが、地面が固く締まることから、
(転じて)
いざこざやもめ事の後のほうが、かえって円満に物事が納まり、
よい結果を生むことになるたとえ。
類義語、いさかいの果てのこの契り 
雨のあとは上天気 嵐のあとの凪ぎ




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嵐の前の静けさ


嵐の前の静けさ
あらしのまえのしずけさ

台風や暴風雨が襲う時、
大荒れになる直前に風が止まって静寂が訪れることから、
紛争や動乱、または大事件が起きる前に感じる
不気味な静けさをたとえたもの。
また、人が怒りを激発させる前の抑えた状態でも使う。




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怒りは敵と思え


怒りは敵と思え
いかりはてきとおもえ

怒りの感情は、結局自分自身を滅ぼす
敵になってしまうものであるということ。
怒るということは自分が正しく
相手が悪いという思いから起こるもので、
そうすると相手にも怒りや恨みの感情が起こり、
新しい敵を作るのと同じ結果になる。
また、腹を立てれば自分の判断力を曇らせ、
正しい判断ができなくなる。
だから怒ることは身を滅ぼす敵と思って、
慎むことが大切だという戒めの言葉。
徳川家康の遺訓の一節から。




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怒りを遷さず


怒りを遷さず
いかりをうつさず

特定の誰かに対する怒りはその相手に向けられるべきで、
関係のない者には怒らないということ。
関係のない者に八つ当りしないこと。




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怒れる拳笑顔に当たらず


怒れる拳笑顔に当たらず
いかれるこぶしえがおにあたらず

怒って振り上げた拳でも、こちらが笑顔を見せていると
気勢をそがれて打ち下ろせないということ。
相手が暴力的な態度の時には柔和に対応するのが
効果的だということ。
争いごとを避ける為の、相手の怒りに対する効果的な方法の一つ。
同義語、握れる拳笑める面に当たらず
類義語、尾を振る犬は叩かれず/
袖の下に回る子は打たれぬ




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諍い果てての契り


諍い果てての契り
いさかいはててのちぎり

喧嘩をすると、相手の言い分、気性、
力量などが互いによくわかり、
かえって仲良しになることが多い。
類義語、喧嘩後の兄弟名乗り




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諍い果てての乳切り木


諍い果てての乳切り木
いさかいはててのちぎりぎ

時期に遅れることのたとえ。
また、時期に遅れて間にあわず役にたたないこと。
「乳切り木」は、人の胸あたりまでの長さに切った棒のことで、
喧嘩のときに振り回すのに手ごろな武器となるが、
喧嘩のすんだ後で乳切り木を持って駆けつけて来ても
役にたたないということから。
同義語、争い果てての乳切り木
類義語、生まれた後の早め薬/六日の菖蒲十日の菊/
葬式すんで医者話/火事後の火の用心/
取られたのちの戸締まり




                                                             | けんか もめごと 争い

一籌を輸す


一籌を輸す
いっちゅうをゆす

わずかに劣る、一歩遅れをとっているという意味。
「籌」は勝負事の点数を数えるのに使う竹の棒。数取りの事。
「輸す」は負ける事。
勝負事で負けた方が相手に数取りの棒を一本渡すということから。
わずかな差で負けてしまう事のたとえ。
同義語、一籌を遜ずる




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一朝の怒りにその身を忘る


一朝の怒りにその身を忘る
いっちょうのいかりにそのみをわする

一時の怒りのために前後を忘れて行動し、身を滅ぼすこと。
「一朝」は、日の出から朝食までの間のことで、
わずかな時間の意味。
一時の腹立ちに分別を失ってしまう事で、
そのような行動は自分の一生を駄目にすると言う戒め。
同義語、一朝の怒りに一生を過(あやま)つ
類義語、怒りは敵と思え




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鷸蚌の争い


鷸蚌の争い
いつぼうのあらそい

両者が争ってるすきに、第三者に利益を横取りされることのたとえ。
鷸(しぎ)と蚌(どぶがい)が争っているうちに
どちらも漁夫に捕らえられたという故事から、
両者が争ううちに第三者にその利益を占められ、
自分たちは共倒れになることの戒め。
「鷸」は、水鳥の鷸(しぎ)で、「蚌」は蚌(どぶ貝)
どぶ貝の身を食べようとするしぎのくちばしを、
どぶ貝が殻ではさんで争っていると、
漁師がやってきて両方ともに捕らえてしまったという話から。
四字熟語、鷸蚌之争
類義語、漁夫の利




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犬と猿


犬と猿
いぬとさる

仲が悪いことのたとえ。
昔から犬と猿は仲が悪いとされており、
犬と猿が激しく吠えたり噛みついたりするように、
事有るごとにいがみあうような仲の悪さをいう。
同義語、犬猿の仲/犬と猫/水と油




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犬の糞で敵を取る


犬の糞で敵を取る
いぬのくそでかたきをとる

卑劣な方法で仕返しをすることのたとえ。
気持ちいい朝に気分良く玄関を開けると、
犬の糞が散らかっていると非常に不愉快な思いになる。
恨みをおぼえる相手にそのような仕返しをすることから。
同義語、犬の糞で仇を討つ/犬の糞の仇討




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兎も七日なぶれば噛み付く


兎も七日なぶれば噛み付く
うさぎもなぬかなぶればかみつく

どんなにおとなしい者でも、たびたびいじめられたり、
辱めを受けたりすれば、怒り出すというたとえ。
類義語、仏の顔も日に三度/堪忍袋の緒が切れる




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怨み骨髄に入る


怨み骨髄に入る
うらみこつずいにいる

人から受けた仕打ちに対して心底から憤り、深く激しく怨むこと。
ひどく人を怨んで、その怨みが血にまじり、
肉に入りついには骨の髄にしみ込むほどであるということで、
それほど深く怨んでいることを表したことば。
同義語、怨み骨髄に達す/怨み骨髄に撤す




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怨みに報ゆるに徳を以てす


怨みに報ゆるに徳を以てす
うらみにむくゆるにとくをもってす

人からひどい仕打ちを受けても、怨んで報復するのではなく、
逆に恩恵を与えるほどの温かい心で接すること。
怨みには怨みで応じることはせずに恩徳で応じること。
類義語、仇を恩にして報ずる/仇を情にひきかえる
対義語、恩を仇で返す




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売られた喧嘩は買わねばならぬ


売られた喧嘩は買わねばならぬ
うられたけんかはかわねばならぬ

喧嘩をふっかけられたら黙っているわけにはいかない。
向かってこられたら応じなければならない。
危険が迫れば積極的にその危険を防がなければいけない。
類義語、降りかかる火の粉は払わねばならぬ




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売り言葉に買い言葉


売り言葉に買い言葉
うりことばにかいことば

相手の暴言に対して、負けずにこちらも暴言で言い返すこと。
「売り」と「買い」は「喧嘩を売る」「喧嘩を買う」と同じ意味。
喧嘩を売ることばに対して、喧嘩を買うことばで応ずる意から。
同義語、売る言葉に買う言葉




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烏鷺の争い


烏鷺の争い
うろのあらそい

囲碁で勝負を争うこと。
カラスは色が黒く、サギは色が白いことから、
それを碁石の黒と白に見立てて言ったことば。
同義語、烏鷺の戦い/烏鷺を争う/黒白を争う




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江戸の敵を長崎で討つ


江戸の敵を長崎で討つ
えどのかたきをながさきでうつ

江戸の地で自分をひどい目に遭わせた相手に対して、
遠く離れた長崎の地で敵討ちするということから。
意外な場所や領域、あるいは筋違いのことなど
ひょんなことから、かつて受けた恨みの仕返しをすること。
また、まったく関係ないことをして、
自分だけ気晴らしをする場合にも使う。
たとえば、成績では勝てない相手に、
異性にモテることで気を晴らすなど。

もとは「江戸の敵を長崎が討つ」とする説があり、
大阪から江戸の職人を凌ぐ職人がきて成功を収めたが、
長崎の職人がきて大阪の職人を超える大成功を収めた
ということから。

なお、遠く離れた場所まで追いかけていき、
恨みを晴らすほどの執念深さの意で使うのは誤り。




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惜しく欲しくの争い


惜しく欲しくの争い
おしくほしくのあらそい

一方は惜しくてやりたくない、
もう一方はどうしても欲しいと言う欲と欲との争い。
この社会に多い紛争や世相をいったことば。
また、娘の縁談にも使われている。




                                                             | けんか もめごと 争い

遅い助けは助けにならぬ


遅い助けは助けにならぬ
おそいたすけはたすけにならぬ

せっかくの助勢も時期に遅れては何の役にも立たないということ。
類義語、後の祭り/六日の菖蒲(あやめ)十日の菊




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お手上げ


お手上げ
おてあげ

対処の方法がなく、どうしようもならなくなること。
行き詰まって解決する手段が全くないこと。
また、降参すること。
なお、降参して両手をあげる様子からいうもので、
喜んだりうれしくて手をあげたり、良い意味で万歳することではない。




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己を虚しうす


己を虚しうす
おのれをむなしうす

我(が)を捨てて、謙虚な態度で事に当たること。
この反対が我を張る、我を通すであり、我を張り我を通すと、
人と対立ができて争いが生じ、やがて身を滅ぼすようになるが、
我を棄て、謙虚な態度で人のいうことを聞き入れると、
対立も生ぜず争いも起こらず、良い人間関係が築けて円満にやっていけるということ。





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思う仲のつづり諍い


思う仲のつづり諍い
おもうなかのつづりいさかい

仲のよい者同士のちょいちょい喧嘩。
男女の仲がよすぎて遠慮がないために、かえってつまらないことでちょっとした喧嘩をよくするものであるということ。
類義語、好(よ)い仲の小(こ)いさかい/思う中の恋いさかい/
濃(こ)い仲の女夫(みょうと)いさかい/仲よいで喧嘩





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会稽の恥を雪ぐ


会稽の恥を雪ぐ
かいけいのはじをすすぐ/かいけいのはじをそそぐ

戦いに敗れた屈辱、また他人から受けた耐え難いほどの恥辱に仕返しをして、その恨みを晴らすことのたとえ。
「会稽の恥」は、戦いに敗れた屈辱、また人から受けた恥辱のこと。
「雪ぐ」は、その恨みを晴らすこと。

中国の春秋時代、覇権を争っていた越(えつ)の王・勾践(こうせん)は、呉(ご)の王・夫差(ふさ)に会稽山(かいけいざん)で惨敗した。
夫差の臣下(しんか)になることで命を助けられた勾践は、妻を召使に差し出し、馬小屋の番人にされるなどの屈辱を受けた。
苦労の後、越へ帰国した勾践は、そのとき受けたさまざまな恥辱を忘れず、多年の辛苦の末に、勾践は夫差を破って恨みを晴らしたという故事から。
類義語、臥薪嘗胆






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垣根と諍いは一人ではならぬ


垣根と諍いは一人ではならぬ
かきねといさかいはひとりではならぬ

垣根を作るには両側に別れ、互い違いに結ぶので相手がいなくてはできない。
諍いごとも同様に、一人では出来ないもので、相手がいるものである。
喧嘩の相手になってはいけないと言うこと。
類義語、公事と垣とは一人じゃゆえぬ/相手のない喧嘩は出来ぬ





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餓鬼の花争い


餓鬼の花争い
がきのはなあらそい

不必要なことに夢中になる愚かさのたとえ。
「餓鬼」は、生前の悪行のために餓鬼道に落ちた亡者のことで、
飲食できずに飢えと渇きに苦しんで、骨と皮ばかりにやせている。
その餓鬼に必要なものは食べ物なのに、食えもしない花の事で争うということから。
貧しい者が生活の事はそっちのけにして、生計の足しにもならない趣味に熱中するたとえ。
同義語、餓鬼の花遊び





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蝸牛角上の争い


蝸牛角上の争い
かぎゅうかくじょうのあらそい

狭い世界でのつまらない、些細な争いのこと。
「蝸牛」はかたつむり。その左の角にある触氏の国と右の角にある蛮氏の国が戦ったという寓話から。
小国どうしの争い。つまらない事で争うことのたとえ。
同義語、蝸角の争い/蝸牛の角争い/蛮触の争い
四字熟語、蝸牛角上/蝸角之争





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火事と喧嘩は江戸の華


火事と喧嘩は江戸の華
かじとけんかはえどのはな

江戸は大火事が多くて火消しの働きぶりが華々しかったことと、
江戸っ子は気が早いため派手な喧嘩が多かったことから、
華やかな江戸の特色を象徴する二大名物をいったことば。





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風に柳


風に柳
かぜにやなぎ

しなやかな柳の枝が風に従ってなびくように、相手に少しも逆らわないこと。
そのように、相手に逆らわなければ災いを受けないということから、
相手の怒りなどをさらりとかわして上手に受け流すことのたとえ。
なお、手応えがない、効き目がない、といった意味合いで使うのは誤り、その場合は「糠に釘」「暖簾に腕押し」といったたとえを用いる。
また、人の意見を心に留めず聞き流すことの意味で使うのも誤り、
その場合は「馬耳東風」を用いる。
同義語、柳に風/柳に風と受け流す/柳と受ける
類義語、豆腐に鎹/糠に釘/暖簾に腕押し/馬の耳に風





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片口聞いて公事を分くるな


片口聞いて公事を分くるな
かたくちきいてくじをわくるな

一方の言い分だけを聞いて訴訟の判決をしてはいけないということ。
原告と被告の両方の言い分を聞いて、公平に判定を下さねばならないということ。
「片口」は、片方だけの言い分。「公事」は、訴訟。
類義語、片方聞きて下知なすべからず/一方聞いて下知をすな/
片口聞いて下知をすな/片口聞いて理をつけるな/両方聞いて下知をなせ





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勝てば官軍負ければ賊軍


勝てば官軍負ければ賊軍
かてばかんぐんまければぞくぐん

たとえ道理にそむいていても、戦いでは勝ったほうが理屈抜きに正義の軍と見なされ、負けたほうが不義となるということ。
物事の正邪善悪は勝敗によって決まり、強い者が正義者とされること。
「官軍」は、時の朝廷や政府を守る軍勢のことで、
「賊軍」は、朝廷や政府に反乱する軍勢のこと。
明治維新で敗れた幕府側は賊軍の汚名に泣いたということから来ている。
また、成功者には、その過程に不正があっても不問にされることにも用いる。
同義語、勝てば官軍
類義語、力は正義なり/強い者勝ち/無理が通れば道理引っ込む





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鼎の沸くが如し


鼎の沸くが如し
かなえのわくがごとし

鼎の中で煮え立つ湯のように、多くの人が騒ぎ立てて収まりがつかないありさま。
会議の席などで激しく言い争い混乱して騒がしいさまなどのたとえ。
また、物事がもつれて紛糾すること。
「鼎」は食物を煮るための三本足の銅器で、権力の象徴とされた。
類義語、口角泡を飛ばす/議論百出/侃侃諤諤/蜂の巣を突付いたよう





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金が敵


金が敵
かねがかたき

金銭のために苦労したり身を滅ぼしたりと、なにかとわざわいすることが多く、敵のようなものだということ。
また、敵討ちに出かけても敵に巡り合うのが困難なように、金を手に入れるのは難しいということ。
類義語、金が恨みの世の中/金が敵の世の中/銀は命の親命の敵





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金で面を張る


金で面を張る
かねでつらをはる

金銭の力で無理やりに相手を抑えつけたり、服従させたり手なづけたりすること。
また、反論する者達を金銭の力で黙らせること。
さらに、大金を見せつけて自分に力のあることを誇示するときにもつかう。
同義語、小判で面張る
類義語、札束でたたく





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金の貸し借り不和の基


金の貸し借り不和の基
かねのかしかりふわのもと

どんなに親しい間柄であっても、金銭の貸し借りは揉め事のもとである。
負い目ができたり、催促を受けて恨んで不仲になることも起こる。
親しい間柄ほど金銭の貸借を慎まなければならないという戒め。
類義語、金を貸せば友を失う





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金持ち喧嘩せず


金持ち喧嘩せず
かねもちけんかせず

喧嘩すると損ばかりで得がないことを金持ちはわかっているので、人と争うことはしないということ。
また、自分の立場を失わないために、もめごとを避けるのが金持ちの振舞い方だということ。
同義語、金持ち身が大事/金持ち舟に乗らず
類義語、重宝を抱くものは夜行せず





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兜を脱ぐ


兜を脱ぐ
かぶとをぬぐ

相手の力にとてもかなわず「参りました」と敗北を認め、戦意を失って降参すること。
戦いに敗れて相手の軍門に下るとき、敵の面前で弓の弦を断ち、兜を脱いで敗北を認める意思表示をしたことから。
また、相手が自分より能力が上であることを認めるときにもいう。
なお、「胄を脱ぐ」とも書く。





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壁訴訟


壁訴訟
かべそしょう

訴える相手がなく、壁に向かって訴えるように一人で文句を言うこと。
陰で苦情を言うこと。
また、遠回しにあてこすりや不平を聞こえよがしに言うこと。





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噛み合う犬は呼び難し


噛み合う犬は呼び難し
かみあういぬはよびがたし

夢中で噛み合って喧嘩している犬は、いくら呼んでもこちらの声が聞こえず、気づきもしない。
そこから、何かに熱中している時には、他からどんなことを言われても耳に入らないものだというたとえ。
類義語、争う雀人を恐れず





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