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愛多ければ憎しみ至る


愛多ければ憎しみ至る
あいおおければにくしみいたる

上司から特別に可愛がられたり、多くの異性から慕われたりすると、
その一方で他人から嫉まれ、憎しみを招くようになる。
地位の高い人や異性からの愛情に甘えてはならないという
戒めのことば。
出典、老荘系の「亢倉子」に愛多ければ則ち憎しみ生ず、とある。
愛され慕われるのは、それだけ徳もあることで、
中国戦国時代の立法などのことを述べた「管子」には、
徳は怨みのもとということばもある。






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愛犬に手を噛まれる


愛犬に手を噛まれる
あいけんにてをかまれる

日頃から目をかけて世話をしていた者や、信用していた者に、
裏切られたりひどい目にあわされることのたとえ。
類義語、飼犬に手を噛まれる。恩を仇で返す。




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愛してその悪を知り憎みてその善を知る


愛してその悪を知り 憎みてその善を知る
あいしてそのあくをしり にくみてそのぜんをしる

愛憎にかられて理性をくもらせることなく、
善悪、長所、短所を率直に認めること。
人を愛しても、その人の欠点を認め、
また、憎いと思ってる人でも、その人の長所を
認めるべきである、という教え。
出典、中国の古札を集めた「札記(らいき)」




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相槌を打つ


相槌を打つ
あいづちをうつ

相手の話に調子を合わせて、受け答えをする。
鍛冶(かじ)で、赤く熱した鉄を槌(つち)で打ち鍛(きた)える際に、
もう一人が相手となり、呼吸を合わせて槌を入れることから、
相手の話に調子を合わせて受け答えのことばをはさんだり、
うなずいたりすること。
「合いの手を入れる」と混同して、「相槌を入れる」とするのは誤り。




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愛想も小相も尽き果てる


愛想も小相も尽き果てる
あいそもこそもつきはてる

あきれはてて好意が持てなくなること。
「愛想」は愛着心、「小相」は語調を強めた語呂あわせ。
もともと愛情や好意を持って接していた者に対して、
すっかり愛着心がうせて、いやになってしまったという意。
したがって、始めから嫌いな相手や初対面の人に対しては使えない。
また、「愛想もクソも尽き果てる」というのは誤り。




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間の壁が愛情を長持ちさせる


間の壁が愛情を長持ちさせる
あいだのかべがあいじょうをながもちさせる

友達や恋人のあいだには仕切りがあってこそ、
その関係は長つづきするものである。
類義語、間の垣根は友情を新しく保つ。




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挨拶より円札


挨拶より円札
あいさつよりえんさつ

口先のお礼では、いくらされても腹はふくれない。
虚礼よりも実利の方が良いということ。
ことばによる礼より、実際に役立つ金銭を貰う方がありがたい。
挨拶の「挨」と円札の「札」をゴロ合わせにしたことば。
類義語、花より団子。




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あいの返事に難は無し


あいの返事に難は無し
あいのへんじになんはなし

誰にでも逆らわず、どんなことについても従順に、
「あい(ハイ)」と素直に返事していれば何事も無事であるということ。




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愛は憎悪の始めなり


愛は憎悪の始めなり
あいはぞうおのはじめなり

愛と憎しみは紙一重で、愛し合う間柄でも一つ間違えば、
愛は憎しみに変わってしまうということ。
愛にも節度が必要であるという戒め。
「愛は憎しみの始まり」ともいう。
類義語、愛多ければ憎しみもまた多し 可愛さ余って憎さ百倍




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逢うは別れのはじめ


逢うは別れのはじめ
あうはわかれのはじめ

人が誰かと出会えば、たとえ親子でも夫婦でも恋人でも友人でも、
いずれは別れの時がやってくるということ。
出会いは必ず別れをもたらすという人生の無常を教えたことば。
「逢う」は「会う」とも書く。
類義語、会うが別れの始め。会うは別れ。会うは別れの基(もと)。
会者定離(えしゃじょうり)。




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敢えて主とならずして客となる


敢えて主とならずして客となる
あえてあるじとならずしてきゃくとなる

自分が中心となって進んで行動するのではなく、
いつも控えめで受身でいること。
人の先頭に立とうとして他人と争わないのが
保身の道であるということ。




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逢えば五厘の損がいく


逢えば五厘の損がいく
あえばごりんのそんがいく

人と交際すると時間を取られたり、
必ず何等かの出費があって損をするということ。
だから、できるだけ余計な付き合いは避けて、
出費を少なくするよう心掛ける事が賢明である。
ただ、義理人情を欠いてまで出費を防ぐのは行き過ぎであろう。
「五厘」は一銭の半分。




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上がって三代下がって三代


上がって三代下がって三代
あがってさんだいさがってさんだい

親類関係は前にも後にも三代までは知れていたり、
交渉があったりするが、
それ以上になると他人と同じでわかりにくいということ。




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秋深し隣は何をする人ぞ


秋深し隣は何をする人ぞ
あきふかしとなりはなにをするひとぞ

秋も深まったある日、床に伏せって静かにしていると、
隣の人の生活の音が聞こえ、
隣の人は何をしている人だろうなどと想いを寄せること。
また、物音一つたてずひっそりと暮らしている隣人に、
一体何を生業に世を渡っているのだろうと気にかけているようすから、都会の孤独さを表すのによく引用されることば。

松尾芭蕉(まつおばしょう)の「秋深き隣はなにをする人ぞ」の
「き」を「し」にかえて、ことわざとした。
本来は、芭蕉が出席するはずだった俳席に、病気のため欠席することとなった。
その俳席に出席している方々のために、
「私は床に伏せっておりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか」という意をこめて送った一句。
その10数日後に亡くなったので、これが芭蕉最後の句となった。




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商人と屏風は曲がらねば世に立たず


商人と屏風は 曲がらねば世に立たず
あきんどとびょうぶは まがらねばよにたたず

まっすぐに伸ばした屏風は必ず倒れてしまうので、
立てるためには角度をつけて折り曲げなければならない。
商人も同じで、正しいことを言っても理屈が理屈で通らないこともあり、正直一方では商売を繁盛させる事ができない。
なので商人は自分の感情を押し殺し、
筋を曲げてでも客に合わせる心掛けが必要であるということ。
類義語、商人と屏風は直には立たぬ。
人と屏風は直には立たぬ。曲がらねば世が渡られぬ。




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悪衣悪食を恥ずる者は未だ与に議するに足らず


悪衣悪食を恥ずる者は 未だ与に議するに足らず
あくいあくしょくをはずるものは いまだともにぎするにたらず

自分の粗末な衣服や質素な食事を恥ずかしく思うような者は、
まだまだ精神的に未熟である、
人の道について一緒に語り合う資格はないということ。
人格の修養を志す人は、
外面的なものに心を奪われてはならないという意味を表す。




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悪縁契り深し


悪縁契り深し
あくえんちぎりふかし

悪い縁ほど結びつきが強く、断ち切りにくいということ。
「悪縁」は「腐れ縁」ともいい、離れようと思っても離れにくい縁のこと。
男女関係にも使われる。
悪友や悪の道、また悪い習慣などは断ちがたいものである。
その逆で、良友や良い習慣は失いやすいものである。
類義語、腐れ縁離れず。悪女の深情け。




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悪性の気よし


悪性の気よし
あくしょうのきよし

浮気や道楽などをする者は、
他人からは不良視されがちだが、
気のよい者が多いということ。
悪気がなく、さっぱりしているので女にもてる。
「悪性」とは浮気者、道楽者のことで、
女性側の嫉妬心から出たことば。




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悪人には友多し


悪人には友多し
あくにんにはともおおし

悪人は言葉が巧みだったり利益で人を誘い込むので、
すぐに多くの友人や仲間を集めるということ。
その反対で善人は良い友を選ぶので、
すぐには仲間が出来ないものである。




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欠伸を一緒にすれば三日従兄弟


欠伸を一緒にすれば三日従兄弟
あくびをいっしょにすればみっかいとこ

あくびは眠かったり、物事にあきたりするとよく出るものだが、
軽い貧血や酸素不足の状態になるためで、
同じ部屋に一緒にいるときなど、
一人があくびをすると、たちまち人にうつることから。
人のあくびにつられて一緒にあくびをするのは、
多少の縁があると言う意。
「三日従兄弟」は、血のつながりの薄い縁者のことで、
ちょっとした親しみを血縁的に表したもの。




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麻の中の蓬


麻の中の蓬
あさのなかのよもぎ

環境が良いと、ほおっておいても、善良になるということ。
蓬は横に生長していく植物だが、上に真っすぐに伸びる麻の中に植えれば、麻と同じように真っすぐに育つ。
このように、人も善良な友人と交わるようにすれば、自然と良い人間になるという意。
類義語、麻につるる蓬。芝蘭の室に入るが如し。




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明日は雨降り他人は泥棒と思え


明日は雨降り 他人は泥棒と思え
あすはあめふり たにんはどろぼうとおもえ

油断は禁物であるということ。
明日もし雨でも困らないように用意を忘れず、
見知らぬ人には一応警戒するに越したことはない。
何事にも用心深く慎重に立ち向かってこそ、
失敗せずに成功するものである。
類義語、人を見たら泥棒と思え




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汗を反す


汗を反す
あせをかえす

一度命令したことを取り消したり、
もとに戻したりして行わないことをいう。
また、容易に契りを忘れること、
約束にそむく意味にも使う。




                                                             | 人付き合い

頭押さえりゃ尻上がる


頭押さえりゃ尻上がる
あたまおさえりゃしりあがる

頭を抑えれば尻が持ち上がるように、
一方がうまくいけば他方がうまくいかない。
双方がうまくいくことは少ないということ。
類義語、あちら立てればこちらが立たぬ 
右を踏めば左が上がる
両足上げればひっくりかえる




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頭が動けば尾も動く


頭が動けば尾も動く
あたまがうごけばおもうごく

頭も尾も同じ体についているので、
頭が動けば自然と尾も動くという意から。
上の者の行動に下の者は自然と従うものである。
したがって上に立つ者は率先して範を示すことが大切である。




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仇も情けも我が身から出る


仇も情けも我が身から出る
あだもなさけもわがみからでる

他人から憎まれたり愛情を受けたりするのは、
こちらの心掛けや行いが招いたものであるということ。
自分が相手に良くしてあげれば相手も敬愛してくれるし、
悪くすれば恨まれる。
愛されるか憎まれるかは、ふだんからの心掛け次第である。
同義語、仇も情けも我が身より出る
類義語、自業自得 因果応報 身から出た錆




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仇を恩にして報ずる


仇を恩にして報ずる
あだをおんにしてほうずる

非情な仕打ちを受けて、恨んで当然の相手のことを恨まず、
かえって反対に恩をかけること。
類義語、仇を情にひきかえる 汝の敵を愛せよ




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彼方立てれば此方が立たぬ


彼方立てれば 此方が立たぬ
あちらたてれば こちらがたたぬ

物事を両立させにくいというたとえで、
一方をよくするともう一方が悪くなるということ。
双方の体面が傷つかないようなことをするのは
困難なことであるという意味。
喧嘩の仲裁やふたりの異性から言い寄られたときに使う。
また、ふたりの主人に使えるのはうまくいかないということ。
両方立てれば身が立たぬ、と続く。
類義語、あなたを祝えばこなたの怨み 
出船によい風は入り船に悪い




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暑さ忘れりゃ陰忘れる


暑さ忘れりゃ陰忘れる
あつさわすれりゃかげわすれる

夏の日差しの暑さを日陰で凌いでいた者が、
涼しくなると日陰を作ってくれた物のありがたさを忘れてしまう。
(転じて)
困った時に人から受けた恩も、
その苦しい時期が過ぎるとすぐに忘れてしまうということ。
類義語、雨晴れて笠を忘れる 魚を得て筌を忘れる 
喉元過ぎれば熱さ忘れる 病治って医師わする




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逢った時は笠をぬげ


逢った時は笠をぬげ
あったときはかさをぬげ

知ってる人に逢った時は、なによりもまず笠をぬいで挨拶すべし。
どんなに親しい間柄でも、礼儀は粗略にしてはならないという教え。
同義語、会った時は笠を脱げ
類義語、門に入らば笠をぬげ




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後足で砂をかける


後足で砂をかける
あとあしですなをかける

恩義を受けた人に報いるどころか、背いて去るだけでなく、
去りぎわに裏切るような行為をして迷惑をかけること。
犬や猫がふんをしたあと後向きになって、
後足で砂や土をかけて去っていく様子から。
類義語、蹴って砂をかける 陰にいて枝をおる 恩を仇で返す
対義語、立つ鳥跡を濁さず




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油に水の混じる如し


油に水の混じる如し
あぶらにみずのまじるごとし

互いに気が合わず反発し合って仲が悪いことのたとえ。
油と水は混ぜても溶け合わず、
油は水に浮いてしまうことから。
お互いにしっくりしないこと。
また、性質が違うためうまくいかないこと。
同義語、油に水 水と油




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ありがたいは有難い


ありがたいは有難い
ありがたいはありがたい

感謝すること、人間は何事にもこの心が大切とする意。




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有る時払いの催促なし


有る時払いの催促なし
あるときばらいのさいそくなし

金銭の貸し借りにおける最も寛大な返済条件。
返済期日も決めず、貸した方からはいっさいの催促をせずに、
借りた方の金銭的な余裕が出来た時に返せばよいということ。
類義語、出世払い




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怒れる拳笑顔に当たらず


怒れる拳笑顔に当たらず
いかれるこぶしえがおにあたらず

怒って振り上げた拳でも、こちらが笑顔を見せていると
気勢をそがれて打ち下ろせないということ。
相手が暴力的な態度の時には
柔和に対応するのが効果的だということ。
争いごとを避ける為の、相手の怒りに対する効果的な方法の一つ。
同義語、握れる拳笑める面に当たらず
類義語、尾を振る犬は叩かれず/袖の下に回る子は打たれぬ




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意地張るより頬張れ


意地張るより頬張れ
いじはるよりほおばれ

ほんとは腹がへっているのに、食事をすすめられても、
卑しく思われるのがいやで、腹はへっていないと断る人がいるが、
意地を張っても損するだけで何の意味もない。
そんなときは素直に食べる方が良いということ。
虚栄より実利が勝ち。




                                                             | 人付き合い

居候居て合わず置いて合わず


居候居て合わず置いて合わず
いそうろういてあわずおいてあわず

他人の家に世話になっている居候は、
肩身の狭い思いをしており、
置く方は余分な生計費がかかるので、
双方とも不満だらけで苦労する。
だから、居候はどちらにしても
割に合わないものだということ。
同義語、居候は居ても損置いても損




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居候三杯目にはそっと出し


居候三杯目にはそっと出し
いそうろうさんばいめにはそっとだし

居候が食事の時に、三杯目のお代わりの茶碗を気兼ねしながら
差し出すようすをうたった江戸後期の川柳より。
昔はご飯を三杯食べるのが常識で、一杯では失礼、
二杯では遠慮と目されていた。
でも居候は三杯目のお代わりのときには、
遠慮がちにそっと茶碗を出すということから。
他人の家に厄介になっている負い目から、
食事のときも遠慮しがちになるということ。
同義語、居候の三杯目




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鼬の道切り


鼬の道切り
いたちのみちきり

交際や音信がぱったりと途切れることのたとえ。
また、常に往来していたのにばったり行き来しなくなることにもいう。
イタチは同じ道を二度と通らないという俗信から、
人の前をイタチが横切ると親しくしていた者と交際が途絶えたり、
不吉なことが起きる前兆とされた。
同義語、鼬の道/鼬が道を切る




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一樹の陰一河の流れも他生の縁


一樹の陰一河の流れも他生の縁
いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん

たまたま出会った知らない者と、同じ木の下で雨宿りしたり、
同じ川の水をすくって飲むことがある。
それらは、前世からの因縁によるものなのでおろそかにせず、
仲良くしたり親切にしたりすべきだという意味。
この世のことは前世からの浅からぬ因縁によるものだという
仏教の教えに基づくことば。
「他生」は「多生」とも書く。
同義語、一樹の陰も他生の縁
類義語、袖すり合うも他生の縁/
袖ふり合うも他生の縁/躓く石も縁の端




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一目置く


一目置く
いちもくおく

自分より優れた人に敬意を示すこと。
また、敬意の印として一歩譲って遠慮すること。
囲碁では弱い方が勝負を始める前に先に盤上に
石を一つ(一目)置くことから。
相手を評価する意味合いがあるので、
目上の人に対して使うのは失礼にあたる場合がある。
同義語、一目も二目も置く




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居ない者貧乏


居ない者貧乏
いないものびんぼう

その場に居合わせないと、分け前にあずかれなかったり、
言い分をのべることができずに欠席裁判にされたり、
噂話の材料にされたり、知らぬは本人ばかりだったりと、
いろいろな面で損をするということ。




                                                             | 人付き合い

犬と猿


犬と猿
いぬとさる

仲が悪いことのたとえ。
昔から犬と猿は仲が悪いとされており、
犬と猿が激しく吠えたり噛みついたりするように、
事有るごとにいがみあうような仲の悪さをいう。
同義語、犬猿の仲/犬と猫/水と油




                                                             | 人付き合い

犬になるなら大家の犬になれ


犬になるなら大家の犬になれ
いぬになるならおおやのいぬになれ

犬でも金持ちに飼われるのと、そうでないのとは大きな違いである。
小物についたのでは大をなすことはできない。
同じ仕えるなら、頼りがいのある大物を選ぶのがよい
とのたとえである。
同義語、犬になるなら庄屋の犬になれ/犬になるなら大所の犬
類義語、寄らば大樹の陰/箸と主人は強いがよい




                                                             | 人付き合い

犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ


犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ

三日飼ってもらった犬はその恩を三年もおぼえているということ。
動物の犬でさえ受けた恩を長年おぼえているのだから、
人間たるものが恩知らずであってはならないという、
恩を忘れてしまいがちな人への戒めのことば。
同義語、犬も三日飼えばその主を忘れぬ
類義語、犬はその主を知る/飼い養(か)う犬も主を知る
反対語、猫は三年の恩を三日で忘れる/飼犬に手を噛まれる




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犬も朋輩鷹も朋輩


犬も朋輩鷹も朋輩
いぬもほうばいたかもほうばい

鷹狩りから出たことばで、犬が地を走って鳥を追い立て、
舞い上がったところを鷹が空から捕らえる。
役目は違うが、同じ目的で主人に使えているということから。
同じ主人に使えている者同士は、役目や待遇が違っても、
尚且つ気が合わなくても、
同僚として仲良くしていく必要があるということ。
同じ職場や作業現場で働く者同士にもいえることである。




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居仏が立ち仏を使う


居仏が立ち仏を使う
いぼとけがたちぼとけをつかう

座っている者は立つのがおっくうだから、
立っている者に用事を頼むこと。
また、用事をさせることのたとえ。
「居仏」は、すわった姿の仏像。
「立仏」は、立った姿の仏像。
同義語、立っている者は親でも使え/
座仏使うより立仏なら親でも使え




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言わぬが花


言わぬが花
いわぬがはな

口に出して全部を言ってしまわないほうがかえってよいということ。
全てをあらわにしてしまってはみもふたもないので、
ある程度から先は相手の想像に任せるという意味。
また、露骨に言うと角が立つから、
はっきり言わないほうがよいという意味でも使う。
類義語、言わぬは言うに勝る/
言わぬことばは言うことばの百倍/沈黙は金




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魚心あれば水心


魚心あれば水心
うおごころあればみずごころ

魚が水に対して好意を持つならば、
水も魚に好意を示すということで、
こちらが好意を持てば、相手も好意を持つものだということ。
先方の出方次第で当方にも応じ方があると言いたい場合に使う。
本来は、「魚、心あれば、水、心あり」であった。
同義語、水心あれば魚心あり/網心あれば魚心
類義語、落花流水の情




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浮世渡らば豆腐で渡れ


浮世渡らば豆腐で渡れ
うきよわたらばとうふでわたれ

豆腐は四角四面できちんとした形だが、実際は柔らかい。
このように、外面は生真面目で物事のけじめをつけるとともに、
内面は柔軟性を保って事に処するのが賢明な世渡りをするコツだということ。




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兎も七日なぶれば噛み付く


兎も七日なぶれば噛み付く
うさぎもなぬかなぶればかみつく

どんなにおとなしい者でも、たびたびいじめられたり、
辱めを受けたりすれば、怒り出すというたとえ。
類義語、仏の顔も日に三度/堪忍袋の緒が切れる




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牛は牛連れ馬は馬連れ


牛は牛連れ 馬は馬連れ
うしはうしづれ うまはうまづれ

牛と牛、馬と馬といったように、
同類やそれぞれにふさわしい相手が自然によってくるということ。
また、似た者同士で行動するほうが釣り合いがとれるので
好ましいということ。
地位や身分、立場が違っては同調しにくいものである。
同義語、牛は牛連れ
類義語、同気相求む/同類相求む/目の寄る所へは玉も寄る/
類は友を呼ぶ/似た者夫婦/割れ鍋に閉じ蓋
対義語、牛啼いて馬応ぜず




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嘘も方便


嘘も方便
うそもほうべん

嘘をつくのは悪いことだが、
物事を円満におさめるには必要な場合があるということ。
真実ばかりを口にするのは、事態を悪化させたり、
人間関係に亀裂が生じたりと、悪い結果になることがある。
良い結果を生むのに役立たせるためや、
円満に事を運ばせる手段として嘘もときには必要ということ。
「方便」は仏教語で、仏法を教え導くための便宜的な手段、方法。
仏法を一般大衆に悟らせるために、
釈迦も嘘を用いたという仏教の教えから。
同義語、嘘も重宝/嘘も誠も話の手管/嘘も世渡り/
釈迦も方便




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内兜を見透かす


内兜を見透かす
うちかぶとをみすかす

相手の弱点、内情、秘密などを見抜くこと。
「内兜」は兜の眉庇(まびさし)の内側のことで、
転じて、その人の隠された本心の意味。
同義語、内兜を見抜く
類義語、足下を見る




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旨い物食わす人に油断すな


旨い物食わす人に油断すな
うまいものくわすひとにゆだんすな

あまり親しくもない人や、日ごろ気前のよくない人が、
ただでご馳走することはないと思ってよい。
そんなことをしたり、ご機嫌をとったりするのは、
必ず何か下心があると考えて間違いない、
だからその様な者には油断しないように心がけること。
類義語、旨い物食うて油断すな/旨い物にはあてられる/
進物くれる人には油断すな/食わせておいてさてと言い




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馬が合う


馬が合う
うまがあう

人と人との関係で、お互いの性格、気持ち、気心などが合い、
何をするにもしっくりいくことのたとえ。
意気投合すること。
もとは、乗馬で使われた言葉で、
馬と騎手の呼吸が無理なく自然に合っている様子から。
なお、お互いの気持ちが合うことに言うため、
車・バイクや道具など、心をもたない物には使えない。
対義語、馬が合わない




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馬には乗ってみよ人には添うてみよ


馬には乗ってみよ人には添うてみよ
うまにはのってみよひとにはそうてみよ

馬の善し悪しは見ただけではわからない。
実際に乗ってみて馬の本当の値打ちがわかるように、
人も見かけだけではどういう人間かはわからない。
夫婦として連れ添ってみれば相手の隠れていた長所が
発見できるということ。
また、一緒に仕事をしてみることで相手のことがわかるということ。
さらに、何事も経験が大切という意味で、経験することによって、
そのもののよさが初めてわかるのだから、
始める前から軽々しく批判するのはよくないという戒め。
同義語、人には添うてみよ馬には乗ってみよ
類義語、人は添うて知れ馬は乗って知れ/
人には逢うてみよ荒馬も乗ってみよ/人は見かけによらぬもの




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馬持たずに馬貸すな


馬持たずに馬貸すな
うまもたずにうまかすな

物の扱い方を知らない心のない者には、
物を貸してはいけないというたとえ。
「馬持たず」は、馬を飼った経験がないため、
飼育する苦労や辛さを知らない。
それゆえ馬への愛情やデリケートな心づかいを
欠いていると思ってよい。
だから馬を貸してもろくに可愛がり方さえ知らないだろうから、
粗末に扱われてひどい目にあうということから。
類義語、子無しに子を呉れるな




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怨みに報ゆるに徳を以てす


怨みに報ゆるに徳を以てす
うらみにむくゆるにとくをもってす

人からひどい仕打ちを受けても、怨んで報復するのではなく、
逆に恩恵を与えるほどの温かい心で接すること。
怨みには怨みで応じることはせずに恩徳で応じること。
類義語、仇を恩にして報ずる/仇を情にひきかえる
対義語、恩を仇で返す




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噂をすれば影がさす


噂をすれば影がさす
うわさをすればかげがさす

その場にいない人の噂をしていると、
たまたま当人が現われることがよくあるということ。
よい噂であっても悪い噂であっても、
聞かれては困るような話の場合が多いもので、
そんなところへ話題の人がひょっこり現われる不思議さにもいう。
「影がさす」は、その人の姿が現れること。
同義語、噂をすれば影/噂を言えば主が来る/
人事言えば影がさす




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膿んだとも潰れたとも言わぬ


膿んだとも潰れたとも言わぬ
うんだともつぶれたともいわぬ

できものができた事を聞かされたが、
その後どうなったか連絡がなくてわからないことから。
物事の経過や成否、または消息などについて、
返事もよこさずに、音沙汰が無いことのたとえ。




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益者三友損者三友


益者三友 損者三友
えきしゃさんゆう そんしゃさんゆう

交際して自分の有益となる三種類の友人と、
自分が損をする三種類の友人があるということ。
有益になるのは、正直な友、誠実な友、博学な友であり、
損になるのは、へつらう友、心に誠のない友、
口先ばかり上手な友を指している。




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江戸っ子は五月の鯉の吹き流し


江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
えどっこはさつきのこいのふきながし

鯉のぼりは空洞なので、口から勢いよく入った風が全部吹き抜ける。
この様子から、江戸っ子は言葉づかいなどは荒っぽいが、
腹の中はさっぱりして含むところがない。
物事を深く考えようとしない淡泊な性質をいったことば。
また、口先の威勢よさに反して胆力がないという意味もある。
このあとに「口先ばかりで腸(はらわた)なし」と続けてもいう。
類義語、江戸っ子は五月の鯉で口ばかり




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縁あれば千里


縁あれば千里
えんあればせんり

縁があれば遠く離れた所の人と夫婦になったり、
深い交際を結ぶようになったりするものだが、
縁がなければすぐ近くにいても、
口を利かないどころか出会うことさえなかったりするもの。
同義語、縁あれば千里を隔てても会い易し




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遠慮が無沙汰


遠慮が無沙汰
えんりょがぶさた

遠慮もほどほどにしないと、かえって失礼だということ。
たいした用事もないのに訪問しては相手が迷惑するだろうと
気をつかって遠慮してしまうことが多い。
しかし度が過ぎると御無沙汰になって、
よけいに行きづらくなってしまい、
疎遠になると、かえって礼を欠くことになるということ。
同義語、遠慮は無沙汰/遠慮が無沙汰になる




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遠慮ひだるし伊達寒し


遠慮ひだるし伊達寒し
えんりょひだるしだてさむし

見栄をはると、実質的な損をするというたとえ。
食事を勧められて遠慮していると、空腹を我慢しなくてはならないし、
伊達を気取って薄着をすると、寒さに震えることになる。
見栄を張ったり上辺を飾る事をからかい戒めたことば。
「ひだるし」は、ひもじいの意味。
「伊達」は、いきな服装をすること。
類義語、遠慮は腹へたまらぬ/伊達の薄着




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大きな物には呑まれる


大きな物には呑まれる
おおきなものにはのまれる

勝てる見込みのない者には、へたに反抗などしないで、
言いなりになっているほうが得である。
抵抗しても無駄だからおとなしく従ったほうがいいということ。
類義語、長い物には巻かれろ




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大所の犬になるとも小所の犬になるな


大所の犬になるとも 小所の犬になるな
おおどこのいぬになるとも こどこのいぬになるな

犬として飼い主を持つなら、
力があって頼れる飼い主がよいことから。
同じ身を寄せるからには、
頼りがいのある確かな主人を選べということ。
物事をなすには大きな相手や、
勢力・権力のあるところでなければ大成しない。
「大所」は、「おおどころ」とも読み、勢力の大きい者の意。
「小所」は、「こどころ」とも読み、勢力のない者の意。
同義語、大所の犬となるとも小家の犬となるな/
犬になるなら大所の犬になれ
類義語、寄らば大樹の陰




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大目に見る


大目に見る
おおめにみる

少しくらいの欠点や誤りを厳しくとがめず寛大に扱うこと。
人の過失や悪いところなどを深く追及しないこと。
対義語、毛を吹いて疵を求む




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大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然


大家と言えば親も同然 店子と言えば子も同然
おおやといえばおやもどうぜん たなこといえばこもどうぜん

借家人(しゃくやにん)からすれば家主は親と同様の存在であり、
家主からすれば借家人は我が子と同様の存在だということ。
「店子」は、借家人の意。
江戸時代には、借家人に公的な権利や義務がなく、
家主がその保証や責任を負ったところからいう。
昔の家主と借家人の関係を言ったことば。




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置き酌失礼持たぬが不調法


置き酌失礼 持たぬが不調法
おきじゃくしつれい もたぬがぶちょうほう

お酌のとき、置かれた杯に酒をつぐのは失礼である。
しかし注ぐとわかっていながら杯を持って受けないのは
不調法であるということ。
酒席でのたしなみを言った言葉。




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噯気にも出さない


噯気にも出さない
おくびにもださない

やったこと、考えていることを心の底に隠して、口外しないばかりか、
素振りにも出さず、顔色も変えず、それらしいようすも見せないこと。
「噯気」は、げっぷのこと。
同義語、噯気にも見せない




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お先煙草にお先まんま


お先煙草にお先まんま
おさきたばこにおさきまんま

訪問先で主人側が客人に、
おもてなしとして出す煙草と食事のこと。
また、費用はすべて先方まかせのことをいう。
反対語、手弁当




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お裾分け


お裾分け
おすそわけ

もらった物の一部を他人に分け与えること。
「裾」は衣服の裾のこと。
そこから末端部分を切り、分け与えることをいう。
なお、ちょっとしたもらい物をしたときなどに、そのうれしい気持ちも含めて、親しい間柄の人に分けるというのが本意であるため、たとえどんなに高価な物であっても、目上の人に使うのは適切ではない。
その場合「お福分け」を使うと目上の人でも失礼に当たらないとされている。
類義語、お福分け




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同じ釜の飯を食う


同じ釜の飯を食う
おなじかまのめしをくう

一つの釜で炊いた飯を一緒に食べるという意味から、
仲間として寝食を共にしたり、職場の仲間として働くなど、
苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ。
なお、親しい間柄で同じ釜の飯を食ったとしても、
遊び仲間には使わない。
同義語、一つ釜の飯を食う/一つ鍋の物を食う




                                                             | 人付き合い

同じ川の流れをむすぶ


同じ川の流れをむすぶ
おなじかわのながれをむすぶ

「むすぶ」は、両手で水をすくう動作。
同じ流れの川の水を口にもっていって飲むことから、
同じ事柄に関係して縁が深いことのたとえ。




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同じ羽の鳥は集まるものだ


同じ羽の鳥は集まるものだ
おなじはねのとりはあつまるものだ

英語の「Birds of a feather flock together.」より。
同じような趣味や考え方の人間は、自然と寄り集まり、
仲間を作るものだということ。
類義語、類は友を呼ぶ/類をもって集まる




                                                             | 人付き合い

鬼にもなれば仏にもなる


鬼にもなれば仏にもなる
おににもなればほとけにもなる

人は相手の出方次第で鬼のように恐ろしい存在にもなれば、
仏のようにやさしい存在にもなり、
敵にもなれば味方にもなるということ。
またときには、相手の出方を待つというふうにも使われる。
類義語、思えば思わる




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鬼の居ぬ間に洗濯


鬼の居ぬ間に洗濯
おにのいぬまにせんたく

上司や監督、先生など、気詰まりな人や怖い人を鬼にたとえ、
そのような人がいない間に思う存分気晴らしをし、楽しもうということ。
「洗濯」は「命の洗濯」のことで、
日頃の苦労から解放されて気ままに楽しむこと。
同義語、鬼の居ぬ間の洗濯/鬼の来ぬ間に洗濯/
鬼の留守に洗濯/命の洗濯/鬼の居ぬ間に命の洗濯
類義語、鬼の留守に豆拾い/鬼の留守に豆を炒る




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己に如かざる者を友とするなかれ


己に如かざる者を友とするなかれ
おのれにしかざるものをともとするなかれ

自分よりも劣った者を友としてつきあってはいけないということ。
自分より劣った者は、善を求め道を修める助けにならない。
だから自分をより向上させるためには、
自分よりすぐれた者と交際せよということ。




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己の欲する所を人に施せ


己の欲する所を人に施せ
おのれのほっするところをひとにほどこせ

自分が他人からしてもらいたいと思うことは、
人々にもしてやりなさいという教え。
出典は、「新約聖書」マタイによる福音書7章12節
「Do as you would be done by.」より。




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己の欲せざる所は人に施すなかれ


己の欲せざる所は人に施すなかれ
おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ

自分が他人にしてほしくないことは他人もしてほしくないのだから、
それを他人に対してしてはならないという戒めのことば。
孔子が弟子の子貢(しこう)に「思いやり」を説いたときのことば。
類義語、我が身をつねって人の痛さを知れ




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己を虚しうす


己を虚しうす
おのれをむなしうす

我(が)を捨てて、謙虚な態度で事に当たること。
この反対が我を張る、我を通すであり、
我を張り我を通すと、人と対立ができて争いが生じ、
やがて身を滅ぼすようになるが、
我を棄て、謙虚な態度で、人のいうことを聞き入れると
対立も生ぜず、争いも起こらず、
良い人間関係が築けて円満にやっていけるということ。




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御髭の塵を払う


御髭の塵を払う
おひげのちりをはらう

勢力のある人こびへつらうこと。おべっかを使うたとえ。
中国宋の丁謂(ていい)が、宰相の寇準(こうじゅん)と会食したとき、
寇準の髭が吸い物で汚れたのを見て、
その汚れをぬぐい取ったことから。
権力者や目上の者へのへつらいぶりを皮肉っていうことば。




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お百度を踏む


お百度を踏む
おひゃくどをふむ

神前や仏前まで百回往復して参拝し祈願すること。
(転じて)
頼み事を聞き入れてもらうために、
同じ人や場所を何度も何度も繰り返し訪ねることのたとえ。




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思う仲に口さすな


思う仲に口さすな
おもうなかにくちさすな

お互いに思い合ってる男女の間に起こることは、
それが他人の口ぞえが必要であろういざこざであったとしても、
二人の仲に水を差すことになるので、なまじ口出ししないほうがよい。
自然に解決するからほおっておいてもよいということ。




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親が憎けりゃ子まで憎い


親が憎けりゃ子まで憎い
おやがにくけりゃこまでにくい

子供に罪はないが、
親への憎悪がその子供にまでも及ぶのをいう。
類義語、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い




                                                             | 人付き合い

親擦れより友擦れ


親擦れより友擦れ
おやずれよりともずれ

人は親から受ける影響よりも、友人から受ける影響のほうが大きい。
知識などは友人との付き合いにより身につくことが多いので、悪い友人をもてば悪くなるということ。
「親擦れ」は、親との生活で世間を知ること。
「友擦れ」は、友人との交際で世事に慣れたり、悪擦れしたりすること。
類義語、朱に交われば赤くなる/善悪は友による





                                                             | 人付き合い

親の恩より義理の恩


親の恩より義理の恩
おやのおんよりぎりのおん

親から受けた恩よりも、主人や先生などの
恩義のある人に報いるほうが先決であるということ。
また、生みの親より育ての親のほうが重いということで、
外部の義理のためには内輪の情は犠牲にするものである。
類義語、親の恩より師匠の恩




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尾を振る犬は叩かれず


尾を振る犬は叩かれず
おをふるいぬはたたかれず

尾を振ってなついてくる犬が人から叩かれることがないように、
愛想のよい人や従順な人はひどい仕打ちを受けないということ。
同義語、尾を振る犬は打たれず/杖の下に回る犬は打てぬ
類義語、怒れる拳笑顔に当たらず/袖の下に回る子は打たれぬ





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尾を振る犬も噛むことあり


尾を振る犬も噛むことあり
おをふるいぬもかむことあり

普段はおとなしい者でも何かの拍子に、
思いがけない行動や反抗に出ることもあるということ。
従順なのにつけこんで、ひどい目にあわせる人もあるが、
どんなしっぺがえしを受けるかわからないから心せよという戒め。





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恩報じは出世の相


恩報じは出世の相
おんほうじはしゅっせのそう

恩義を感じ、報いるのに誠をもってするものは必ず出世する。
そうした真ごころは人々に認められるもので、
人柄はおのずと人相にも現れる。
反対語、恩知らずは乞食の相





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恩を仇で返す


恩を仇で返す
おんをあだでかえす

受けた恩には心から感謝し、恩をもって報いるのが人の道というものだが、人からいろいろと恩を受けたのに、その恩を忘れるだけでなく、恩人に対して傷つけたり、ひどい仕打ちをすること。
「恩」は、親切心から、他人への気くばりや、めんどうをみること。
「仇」は、怨みを含んだふるまいや、人を傷つけて害をなすこと。
同義語、恩を仇/恩を仇でする
類義語、後足で砂をかける/陰にいて枝を折る/
愛犬に手を噛まれる/飼い犬に手を噛まれる/
軒を貸して母屋を取られる
対義語、仇を恩で報ずる/怨みに報ゆるに徳を以てす/
恩を以て怨みに報ず





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恩を以て怨みに報ず


恩を以て怨みに報ず
おんをもってうらみにほうず

怨みのある者に対して、仕返しをするのではなく、広い心で恩徳をもって報いる事。
同義語、怨みに報ゆるに徳を以てす/徳を以って怨みに報ず
対義語、恩を仇で返す





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飼い犬に手を噛まれる


飼い犬に手を噛まれる
かいいぬにてをかまれる

犬は三日も飼えば三年恩を忘れぬといわれるほど飼い主に従順な動物なのだが、そのなついていたはずの飼い犬に手を噛まれるということ。
(転じて)
日頃から目を掛けて面倒をみていた部下や信じていた者に裏切られ、恩を仇で返す仕打ちを受けることのたとえ。
同義語、愛犬に手を噛まれる/飼い犬に足を食われる/
飼い養う犬に手を噛まれる/飼い養う虫に手を食わる/
手飼いの犬に足をくわるる
類義語、恩を仇で返す/後足で砂をかける





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顔に泥を塗る


顔に泥を塗る
かおにどろをぬる

なにか悪い事をしでかして、相手の面目を失わせたり、名誉を傷つけたりすること。
なお、「親の名前に傷を付ける」「親の名をけがす」と混同して、
「親の名前に泥を塗る」と言うのは誤り。
「顔」に泥を塗ることはできるが「名前」に泥を塗ることはできない。





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垣根と諍いは一人ではならぬ


垣根と諍いは一人ではならぬ
かきねといさかいはひとりではならぬ

垣根を作るには両側に別れ、互い違いに結ぶので相手がいなくてはできない。
諍いごとも同様に、一人では出来ないもので、相手がいるものである。
喧嘩の相手になってはいけないと言うこと。
類義語、公事と垣とは一人じゃゆえぬ/相手のない喧嘩は出来ぬ





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学者むしゃくしゃ


学者むしゃくしゃ
がくしゃむしゃくしゃ

学者は気むずかしくて近寄りにくい人が多いということ。
学者というのは学問を究めるために一切の妥協をゆるさないもので、
普段の生活にも理屈っぽい所が現れて気難しく近寄りがたいということを皮肉って言ったもの。
また、学者は気むずかしくて、難解なことばかりいうものだということ。
「学者」と「むしゃくしゃ」の「しゃ」との語呂合わせのことば。





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駆けつけ三杯


駆けつけ三杯
かけつけさんばい

酒の席に遅れて来た者に対して、罰として三杯の酒を立て続けに飲ませること。
同義語、遅れ三杯/今入り三杯





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陰に居て枝を折る


陰に居て枝を折る
かげにいてえだをおる

暑さをしのぐために木陰で涼んでいた者が、涼しい陰を作ってくれたその木の枝を折って去ること。
また、恩人の見ていないところでその家の枝を折ることともいう。
いずれにしても、恩人に対して仇をなす仕打ちをすることのたとえ。
類義語、後足で砂をかける/恩を仇で返す/鉈を貸して山を伐られる





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