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愛屋烏に及ぶ


愛屋烏に及ぶ
あいおくうにおよぶ

「屋烏の愛」ともいい、その人を深く愛していると、
その人の家の屋根にとまっている烏(からす)までも
いとおしく思えること。
相手に対する愛情が、きわめて深いことのたとえ。
反対語、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。




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愛犬に手を噛まれる


愛犬に手を噛まれる
あいけんにてをかまれる

日頃から目をかけて世話をしていた者や、信用していた者に、
裏切られたりひどい目にあわされることのたとえ。
類義語、飼犬に手を噛まれる。恩を仇で返す。




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愛する所には駑馬を相するを教う


愛する所には駑馬を相するを教う
あいするところにはどばをそうするをおしう

伯楽という馬の鑑定名人が、
自分の好かない者には名馬の鑑定法を教え、
愛する者には駄馬の鑑定法を教えたという故事による。
名馬は少なく駄馬は多いから利用価値が高い。
「相」は鑑定法のこと。「駑馬」は駄馬のこと。
「伯楽(はくらく/ばくろう)」は「博労/馬喰(ばくろう)」とも書き、
馬の鑑定の名人から、(転じて)馬の売買、仲介する人にも用いる。




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逢い戻りは鴨の味


逢い戻りは鴨の味
あいもどりはかものあじ

一度別れた男女の仲が元に戻ると、
その情愛は以前にも増して睦まじくなるものだということ。
それを、うまい鴨肉の吸い物にたとえて言ったもの。
類義語、いとこ同士は鴨の味




                                                             | 動物 鳥

敢えて後れたるに非ず馬進まざるなり


敢えて後れたるに非ず 馬進まざるなり
あえておくれたるにあらず うますすまざるなり

自分の手柄を誇らずに、へりくだることのたとえ。
謙遜の心こそ、すばらしい徳であるということ。

魯の大夫孟之反(たいふもうしそ)という人物がいた。
戦争で味方の敗軍が確定的になった時、
味方の退却を助けるため、自軍はわざと遅れて引き上げた。
その功績により軍隊は難を免れることができた。
軍は大夫孟之反の功績を讃えようとしたが
「敢えて後れたるにあらず馬進まざるなり」
(私がわざと遅れて殿(しんがり)をつとめたわけではない、
馬が疲れてしまって前に進まなかっただけである)
と言って自分の功績を誇らなかった、という故事から。




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商いは牛の涎


商いは牛の涎
あきないはうしのよだれ

牛のよだれが切れ目なく長く垂れるように、
商売は気長に辛抱強く励む事が大事であるということ。
急いで大儲けをしようとすると失敗する事が多く、
地道にこつこつ続けるのが成功する秘訣である。




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秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる


秋の雨が降れば 猫の顔が三尺になる
あきのあめがふれば ねこのかおがさんじゃくになる

秋雨は南から暖気が流れ込んで気温が上ってくる。
だから秋は晴れの日よりも雨の日のほうが比較的暖かいので、
寒がりの猫がのんびり顔を長くして喜ぶということ。
三尺は1メートル弱だが、
ここでは猫がよろこんで顔を長くするとの形容。
類義語、冬の雨が降れば猫の顔が三尺のびる




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秋の鹿は笛に寄る


秋の鹿は笛に寄る
あきのしかはふえによる

鹿は秋になると発情期の為に雌雄は互いに求め合うが、
人間の吹く牝鹿の鳴き声に似せた鹿笛の音に、
雄鹿はだまされて近づき捕らえられる。
(転じて)
人が恋に身を滅ぼしたり、
弱みに付け込まれて利用されたりすることのたとえ。
類義語、妻恋う鹿は笛に寄る。
笛に寄る鹿ははかない契りに命を失う。




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秋日に照らせりゃ犬も食わぬ


秋日に照らせりゃ犬も食わぬ
あきびにてらせりゃいぬもくわぬ

秋の日ざしは暑くも寒くもなく非常に気持ちがいいので、
日焼けを気にすることなく素肌を出している事が多い。
しかし秋の日ざしはまだまだ強くて日焼けしやすい。
昔は色白が美人の条件だったので、
日焼け肌の女性は相手にされないということを
少々大げさに言ったもの。




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朝駆けの駄賃


朝駆けの駄賃
あさがけのだちん

朝のうちは馬も元気が良く、
少しぐらいの荷物は苦にもしないことから、
物事が容易に出来る事のたとえ。
「駄賃」とは、駄馬で荷を届ける運賃のこと。
午前中は仕事の能率が上るという意でもつかわれる。
「行きがけの駄賃」をもじったことば。
類義語、朝飯前のお茶漬け。
朝の時間は口に黄金をくわえている。




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海驢の番


海驢の番
あしかのばん

海洋哺乳類のアシカは用心深く、
海岸で群れをなして眠るときには必ず見張りを一頭置くことから、
交代で寝て不寝番を立てることのたとえ。
「海驢番」とも言い「海驢」は「葦鹿」とも書く。




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足下から鳥が立つ


足下から鳥が立つ
あしもとからとりがたつ

意外な出来事が突然身辺で生じたときのたとえ。
また、急に思いついてあわただしく物事を始める場合にもつかう。
鳥は巣の中にいるとき、人が近づいてもなかなか飛び立たないもの。
しかしそこに巣があるとは知らずに人がどんどん近づいて来ると、
いよいよ危険が迫ったと感じた鳥が不意に飛び立つので、
かえって人間のほうがその羽音に驚いてしまうという情景から。
類義語、寝耳に水。




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網代の魚


網代の魚
あじろのうお

自由を失うこと。捕われの身になることのたとえ。
網代は冬季の川魚漁獲の仕掛けで、川瀬に杭を打ち立て並べ、
その下に竹製の簀(す)を設けたもの。
上流から下ってきた魚が杭に防がれてその下の簀に入る。
自然に網の中へ入ってくるようにした魚を捕る仕組み。
類義語、籠の鳥。網代の氷魚




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葦を啣む雁


葦を啣む雁
あしをふくむかり

渡り鳥の雁は、遠く海を渡る前に途中でとまって翼を休めるために、
枯れた葦をくわえて飛び立つという故事から。
用意が良いこと。準備に手抜かりがないことのたとえ。
鳥にしては出来すぎるほど用意の良い話だが、
実際は雁が枯れ葦をくわえて渡りをすることはなく、
これは人間を戒めるために作られたことばであろう。
出典は淮南子(えなんじ)。




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小豆飯を炊けば初午とみる


小豆飯を炊けば 初午とみる
あずきめしをたけば はつうまとみる

単純で早合点すること。
独りよがりで能天気だという意。
初午は二月の初の午の日をいい、
京都の伏見稲荷に神が降りた日として「初午祭」が行われる。
この日は日本各所にある稲荷神社でも祭られ、
赤飯や小豆飯をお供えする。
小豆飯を炊くのを見て、初午の日だと勘違いしてしまうことから。
馬鹿の一つ覚えで、
物事を深く考えない軽薄な者を嘲笑する時などに使う。
類義語、団子さえ食えば彼岸だと思う。明るけりゃ月夜だと思う。




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頭の黒い鼠


頭の黒い鼠
あたまのくろいねずみ

主人の金品をくすねる使用人のこと。
また、盗んだのは身近にいる人間だろうとほのめかすときにも使う。
鼠は食物などを盗むことから、泥棒の代名詞にもなっており、
屋根裏に住み着くことから、同じ家の住人をさす。
頭の黒いとは、頭髪が黒いことから、人間のこと。
金や物がなくなった時、この家の人間が盗んだと暗にいうことば。




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後先見ずの猪武者


後先見ずの猪武者
あとさきみずのいのししむしゃ

猪はまっしぐらに前方に進む習性があることから、
向こうみずに敵中に突進する武士のこと。
(転じて)
後先考えずに、がむしゃらに物事に突入する人をいう。
状況を考えない無分別な人、思慮に欠ける人のたとえ。
類義語、猪突猛進(ちょとつもうしん)




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後の雁が先になる


後の雁が先になる
あとのかりがさきになる

仕事や学問などで遅れていた者が、先に進んでいた者を凌ぐこと。
後輩が先輩の地位や学力を追い抜くこと。
雁は「雁行」といって、独特の列を作って空を飛ぶが、
遅れていた雁が先の雁を追い越す場合があることから。




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穴の狢を値段する


穴の狢を値段する
あなのむじなをねだんする

狢は穴熊の異名で、まだ穴の中にいて捕らえてもいないうちから、
いくらに売れるか、などと値段を言い合って予想することから。
当てにならない先のことを当てにして、
あれこれと目論(もくろ)む愚を評したことば。
同義語、捕らぬ狸の皮算用




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あの声で蜥蜴食らうか時鳥


あの声で蜥蜴食らうか時鳥
あのこえでとかげくらうかほととぎす

情緒あふれる鳴き声の美しさから、俳句や歌に読まれるほととぎす。
だが、その同じ口でトカゲを食うとは驚いたものだということ。
(転じて)
人や物事は容貌や外見だけでは、実態や本質がわからないということのたとえ。
外見と中身が違って驚かされる場合が多いものである。
江戸時代の俳人、宝井其角(たからいきかく)の句から。
類義語、蛇食うと聞けば恐ろし雉の声 人は見かけによらぬもの




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家鴨が文庫を背負う


家鴨が文庫を背負う
あひるがぶんこをせおう

背が低く、尻の大きい女の不格好を言ったことば。
アヒルは背が低く腰周りが大きい。
足も短いのでヨチヨチ歩く姿は愛嬌があるが、
それが本箱を背負っているとなると、
今にも地面にへばりつきそうな低さになることから。
背丈が低い女性がお尻を振ってよたよたと歩く様子のことをいう。




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阿呆の鳥好き貧乏の木好き


阿呆の鳥好き 貧乏の木好き
あほうのとりずき びんぼうのぼくずき

愚者が珍鳥を飼って楽しんだり、
貧乏人が高価な古木を愛玩したりするのは、
物好きであるというより、むしろこっけいであるということ。




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鞍上人なく鞍下馬なし


鞍上人なく鞍下馬なし
あんじょうひとなくあんかうまなし

馬術の名人が馬を巧みに乗りこなす様子をたとえたことば。
乗り手と馬との呼吸がぴったり合って走っているときは、
馬は鞍の上に人が乗ってることを感ぜず、
人も鞍の下の馬を意識しない。
一心同体の境地にあることをいったことば。
類義語、人馬一体




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家に鼠国に盗人


家に鼠 国に盗人
いえにねずみ くににぬすびと

家には鼠がいて食べ物を食い荒らし、
国には泥棒がいて人々の生活を害することから。
一軒の家から国家まで、
すべてのものに害をなす者がいるということ。
規模や程度の差はあっても、
盗人はどこにでもいるというたとえ。
「徒然草」の、「身に虱(しらみ)あり、
家に鼠あり、国に賊あり」から。




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生き馬の目を抜く


生き馬の目を抜く
いきうまのめをぬく

生きている馬の目さえも抜き取ってしまうということから、
素早く他人を出し抜いて、抜け目なく利益を得ること。
また、油断もすきもならないことのたとえ。
実際に馬の目をくり抜くことではない。
同義語、生き牛の目を抜く/生き馬の目を抉(くじ)る




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交喙の嘴


交喙の嘴
いすかのはし

イスカという鳥のくちばしのように物事が食い違って
うまくいかないこと。
「交喙」はスズメ科の鳥で、日本には冬に来る渡り鳥。
「嘴」は、くちばし。
イスカのくちばしは松毬(まつかさ)から種をついばむのに
便利なように、上下がぴたりと合わず左右に交差している。
同義語、イスカの嘴の食い違い




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伊勢屋稲荷に犬の糞


伊勢屋稲荷に犬の糞
いせやいなりにいぬのくそ

どこにでもあるありふれたもののたとえ。
徳川家康が江戸幕府を設けると、
伊勢の国(今の三重県)出身の商人が陸続と移住してきて、
それぞれ伊勢屋ののれんをかかげ、商売の神である稲荷を祭り、
新開地で物騒だから犬を飼うので、道端に犬の糞も多かった。
当時の情景をイ音でいった語呂合わせのことば。
同義語、江戸名物伊勢屋稲荷に犬の糞/
江戸に多きものは伊勢屋稲荷に犬の糞




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鼬の最後っ屁


鼬の最後っ屁
いたちのさいごっぺ

困った時に使う非常手段のたとえ。
追い詰められたイタチが尻から悪臭を放ち、
相手がひるむ間に逃げることから、
人が窮した時に思い切った非常手段で
打開しようとするたとえ。




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鼬の道切り


鼬の道切り
いたちのみちきり

交際や音信がぱったりと途切れることのたとえ。
また、常に往来していたのにばったり行き来しなくなることにもいう。
イタチは同じ道を二度と通らないという俗信から、
人の前をイタチが横切ると親しくしていた者と交際が途絶えたり、
不吉なことが起きる前兆とされた。
同義語、鼬の道/鼬が道を切る




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市に虎あり


市に虎あり
いちにとらあり

町に虎がいるという虚報を一人や二人から聞いても信じられないが、
三人から聞くと信じるようになる。
根も葉もないうそや噂も一人や二人から聞くと疑わしいと思うが、
大勢の人が口にすれば信用されるようになるということ。
類義語、三人虎を成す/曾参(そうしん)人を殺す




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一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ


一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ

一匹の犬が何かの影を見て驚き吠えると、
あたりにいる他の犬までもがそれにつられ吠え出すということ。
(転じて)
一人がいい加減なことを言うと、
世間の人々はそれを本当の事として広めてしまうというたとえ。
同義語、一犬影に吠ゆれば万犬声に吠ゆ/
一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ/
一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う/
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う/
一人虚を伝うれば百人実を伝う




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一斑を見て全豹を卜す


一斑を見て全豹を卜す
いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす

ものごとの一部分だけを見て、
全体を推しはかり批評したりすること。
見識がきわめて狭いことのたとえ。
「一斑」は豹の皮の一つのまだらの意から、
(転じて)全体のうちの一部分。
「全豹」は全体のようす。物事の全容、全貌のこと。
狭い管から豹をのぞき、
見えた一つの斑点から豹全体を類推するという意から。
四字熟語、全豹一斑
同義語、一斑を見て全豹を評す/
一斑を見て全豹を知る/豹の一斑
類義語、一事が万事




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一匹狂えば千匹の馬も狂う


一匹狂えば千匹の馬も狂う
いっぴきくるえばせんびきのうまもくるう

群れをなす馬の中の一匹が異常な行動をして騒ぎ出すと
その群れ全体が巻き込まれて騒ぎ出す。
この様子を群集心理にたとえたもので、
群集は暗示にかかりやすく、付和雷同しやすいことをいう。
付和雷同(明確な主義主張がなく、自分でものごとを判断せずに、
他人の意見や行動にすぐ同調すること)
同義語、一匹の馬が狂えば千匹の馬が狂う
類義語、一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ/
一鶏鳴けば万鶏うたう/鴨の共立ち




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鷸蚌の争い


鷸蚌の争い
いつぼうのあらそい

両者が争ってるすきに、
第三者に利益を横取りされることのたとえ。
鷸(しぎ)と蚌(どぶがい)が争っているうちに
どちらも漁夫に捕らえられたという故事から、
両者が争ううちに第三者にその利益を占められ、
自分たちは共倒れになることの戒め。
「鷸」は、水鳥の鷸(しぎ)で、「蚌」は蚌(どぶ貝)
どぶ貝の身を食べようとするしぎのくちばしを、
どぶ貝が殻ではさんで争っていると、
漁師がやってきて両方ともに捕らえてしまったという話から。
四字熟語、鷸蚌之争
類義語、漁夫の利




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従兄弟はとこは道端の犬の糞


従兄弟はとこは道端の犬の糞
いとこはとこはみちばたのいぬのくそ

昔は子供が多かったので、従兄弟や、
はとこ(またいとこ)も自然とたくさんだった。
また、犬の糞はそこいらの道端にたくさんあるが、
肥料の足しにもならないということから。
従兄弟や、はとこはたくさんいても、
大して頼りにならないというたとえ。
「はとこ」は「従々兄弟」とも書く。
類義語、従兄弟はとこは他人も同様




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犬一代に狸一匹


犬一代に狸一匹
いぬいちだいにたぬきいっぴき

獲物を絶えず捜し回っている犬であっても、
狸のような大物を獲るのは、
犬の生涯で一度あるかどうかということ。
人も大きなチャンスには
なかなか巡り合うことがないということのたとえ。
類義語、鍛冶屋一代の剣




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犬が西向きゃ尾は東


犬が西向きゃ尾は東
いぬがにしむきゃおはひがし

理の当然であること。
当たり前のことをとりたてていうことば。
また、さも目新しいことのようにいう場合にも使う。
類義語、雨の降る日は天気が悪い/
親父は俺より年が上




                                                             | 動物 鳥

犬と猿


犬と猿
いぬとさる

仲が悪いことのたとえ。
昔から犬と猿は仲が悪いとされており、
犬と猿が激しく吠えたり噛みついたりするように、
事有るごとにいがみあうような仲の悪さをいう。
同義語、犬猿の仲/犬と猫/水と油




                                                             | 動物 鳥

犬に論語


犬に論語
いぬにろんご

犬に論語を読み聞かせても全然理解しないのと同じで、
まったくありがたみが通じないこと。
道理の通じない者には、何を言っても無駄であるということのたとえ。
類義語、牛に対して琴を弾ず/馬の耳に念仏




                                                             | 動物 鳥

犬になるなら大家の犬になれ


犬になるなら大家の犬になれ
いぬになるならおおやのいぬになれ

犬でも金持ちに飼われるのと、
そうでないのとは大きな違いである。
小物についたのでは大をなすことはできない。
同じ仕えるなら、頼りがいのある大物を選ぶのが
よいことのたとえである。
同義語、犬になるなら庄屋の犬になれ/
犬になるなら大所の犬
類義語、寄らば大樹の陰/箸と主人は強いがよい




                                                             | 動物 鳥

犬の川端歩き


犬の川端歩き
いぬのかわばたあるき

犬が餌を求めて川端をうろつくが、
餌になりそうな物はみんな流されていて、
むだな努力に終わることが多い。
そこから転じて、お金が無いのに店先をぶらついてみたり、
甲斐のない奔走をしたりするのにたとえる。
どんなに歩きまわっても何も得られないことのたとえ。
同義語、犬の川端/犬川/仔犬の只歩き




                                                             | 動物 鳥

犬の糞で敵を取る


犬の糞で敵を取る
いぬのくそでかたきをとる

卑劣な方法で仕返しをすることのたとえ。
気持ちいい朝に気分良く玄関を開けると、
犬の糞が散らかっていると非常に不愉快な思いになる。
恨みをおぼえる相手にそのような仕返しをすることから。
同義語、犬の糞で仇を討つ/犬の糞の仇討




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犬の糞に手裏剣


犬の糞に手裏剣
いぬのくそにしゅりけん

犬の糞を手裏剣でわきへどけるように、
つまらない事に貴重な物を使うたとえ。
類義語、玉を以て鳥に擲(なげう)つ




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犬の糞も所びいき


犬の糞も所びいき
いぬのくそもところびいき

だれでも所自慢はしたがるものだが、
自分の所にあるものならどんな物でも好ましいと思い、
まるで犬の糞のようなつまらないものでも自慢する人がいる。
そういう鼻持ちならない者に対して皮肉をいうときのことば。
類義語、犬も町びいき




                                                             | 動物 鳥

犬の小便道々


犬の小便道々
いぬのしょうべんみちみち

犬が散歩のとき、電柱などにたびたび小便をかけながら行く。
縄張りを誇示するためだともいわれるマーキングという行為だが、
普段歩きなれた道でも道々小便をしてゆくところから。
一々ばか丁寧に念をおしていくことをいう。




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犬の遠吠え


犬の遠吠え
いぬのとおぼえ

臆病者が陰でいばったり陰口を言ったりすることのたとえ。
弱い犬は相手に近づくのが怖いので、遠くから吠え立てる。
同じように、弱い者や臆病な者が、
面と向かっては何も言えず、尻込みするような相手に対して、
陰では虚勢をはって悪口をいうこと。
また、「遠吠え」とは、犬などが声を長く延ばして吠えることで、
実際に犬の遠吠えが遠くに聞こえると、よからぬ事件の発生か、
縁起の悪いことが起こる兆しだととらえる事もある。
類義語、負け犬の遠吠え




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犬は人につき猫は家につく


犬は人につき猫は家につく
いぬはひとにつきねこはいえにつく

引っ越しのとき犬は飼い主についていくが、
猫は家に残ってついていかないということ。
主人に忠義を尽くそうとする犬と、
自分の縄張りを守ろうとする猫の、
本性の違いを表したことば。
類義語、犬は三日飼えば三年恩を忘れず
猫は三年の恩を三日で忘れる




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犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ


犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ

三日飼ってもらった犬はその恩を三年もおぼえているということ。
動物の犬でさえ受けた恩を長年おぼえているのだから、
人間たるものが恩知らずであってはならないという、
恩を忘れてしまいがちな人への戒めのことば。
同義語、犬も三日飼えばその主を忘れぬ
類義語、犬はその主を知る/飼い養(か)う犬も主を知る
反対語、猫は三年の恩を三日で忘れる/飼犬に手を噛まれる




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犬骨折って鷹の餌食


犬骨折って鷹の餌食
いぬほねおってたかのえじき

鷹狩りで、犬が骨を折って草むらから追い立てた獲物を、
上空で待ち構えていた鷹が取るということから、
苦労してようやく手に入れかけた物を、
他人にやすやすと奪われてしまうことのたとえ。
類義語、鳶に油揚げをさらわれる




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犬も歩けば棒に当たる


犬も歩けば棒に当たる
いぬもあるけばぼうにあたる

犬も出歩くから棒で打たれるような災難にあう。
だから災難に遭いたくなければ、気やすく何かに手を出したり、
出しゃばったりしないほうがよいということ。
なお、現在では逆の意味で、
歩きまわっていれば思いがけない幸運にぶつかることもある。
だからじっとせずに積極的に行動したほうがよい、
という意味でも多く使われるが、本来は誤用。
類義語、歩く足には棒当たる




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犬も朋輩鷹も朋輩


犬も朋輩鷹も朋輩
いぬもほうばいたかもほうばい

鷹狩りから出たことばで、犬が地を走って鳥を追い立て、
舞い上がったところを鷹が空から捕らえる。
役目は違うが、同じ目的で主人に使えているということから。
同じ主人に使えている者同士は、
役目や待遇が違っても、尚且つ気が合わなくても、
同僚として仲良くしていく必要があるということ。
同じ職場や作業現場で働く者同士にもいえることである。




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命は鴻毛より軽し


命は鴻毛より軽し
いのちはこうもうよりかろし

正義、あるいは忠義のためであれば、
かけがえのない命を捨てても惜しくないということ。
「鴻毛」は、おおとりの羽毛で、最も軽いもののたとえ。
「軽し」は「かるし」とも読む。
同義語、死は鴻毛より軽し
類義語、命は軽く義は重し/命は義に縁りて軽し




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今鳴いた烏がもう笑う


今鳴いた烏がもう笑う
いまないたからすがもうわらう

たった今まで泣いていたのに、
もう機嫌を直して笑っているということで、
主に子供の感情の変わりやすさを表すことば。
類義語、今鳴いた烏屋上通る烏




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飢えたる犬は棒を恐れず


飢えたる犬は棒を恐れず
うえたるいぬはぼうをおそれず

空腹の犬は、人間の持つ警戒の棒にも恐れずに
食べ物にありつこうと近づく。
同じように人間も飢えや生活に困った者は、
悪事や危険なことを恐れずにしてしまうものだという意味。
類義語、痩馬鞭を恐れず/貧すれば鈍する




                                                             | 動物 鳥

上見ぬ鷲


上見ぬ鷲
うえみぬわし

猛鳥である鷲は他の鳥より高く飛ぶため、
上空からの攻撃を警戒する必要がない。
そこから、何者をも恐れる必要がない
高い地位や身分、権勢のたとえ。
また、上を恐れず傍若無人に振る舞うことにもいい、
それを暗に批判するときにも使う。
同義語、上見ぬ鷹




                                                             | 動物 鳥

浮世は牛の小車


浮世は牛の小車
うきよはうしのおぐるま

この世はつらく苦しいことばかりが、
めぐってくるものであるということ。
「牛」に「憂し」をかけたことばで、
「小車」は小さな車のことで、
回転が速いことから、しきりに回ってくるものだというと。
反対語、浮世は心次第




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鶯鳴かせたこともある


鶯鳴かせたこともある
うぐいすなかせたこともある

老女が自分の若い頃のことを自慢するときのことば。
こんなお婆さんになってしまったが、
若いころは男性にちやほやされていたよという意味。
「梅に鶯」の取り合わせで、
「梅」を若いころの自分、「鶯」を若い男性にたとえたもの。
歌舞伎の「質庫魂入替(しちやのくらこころのいれかえ)」より
「今は梅干婆あであれど、花の若い時や色香も深く、
鶯鳴かせたこともある」ということばから。




                                                             | 動物 鳥

鶯の卵の中の時鳥


鶯の卵の中の時鳥
うぐいすのかいごのなかのほととぎす

自分の子でありながら自分の子でないことのたとえ。
ほととぎすは自分で子育てせず、
卵の色が同じであるのをよいことにして、
ウグイスの巣の中に生み入れておく。
そうとは知らずにウグイスは、
ホトトギスのヒナを育てるということから。




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烏合の衆


烏合の衆 
うごうのしゅう
  
カラスの群れのように、統制も規律もなく、
ただ数だけ多く集まっただけの群衆。
「烏合」は、からすが群れ集まるように、秩序なく集まること。
統率のとれていない軍勢のたとえにもいう。
四字熟語、烏合之衆




                                                             | 動物 鳥

兎の登り坂


兎の登り坂
うさぎののぼりざか

得意分野で実力を発揮することのたとえ。
兎は前足が短く後足が長く、山なども駈け上がるのはお得意なので、
持ち前の力を振るうことができて、物事が早く進むたとえ。
反対語、兎の下り坂




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兎も七日なぶれば噛み付く


兎も七日なぶれば噛み付く
うさぎもなぬかなぶればかみつく

どんなにおとなしい者でも、たびたびいじめられたり、
辱めを受けたりすれば、怒り出すというたとえ。
類義語、仏の顔も日に三度/堪忍袋の緒が切れる




                                                             | 動物 鳥

兎の昼寝


兎の昼寝
うさぎのひるね

油断したために思わぬ失敗をすることのたとえ。
足の遅い亀と競走することになった兎が、
相手を侮って昼寝したために負けたという寓話から。
また、兎が昼寝をしている姿をよく見かけることから、
昼寝ばかりしている人をからかっていうこともある。
類義語、油断大敵/上手の手から水が漏る




                                                             | 動物 鳥

牛売って牛に成らず


牛売って牛に成らず
うしうってうしにならず

見通しを立てずに買い換えようとして損すること。
牛を買い換えようとして自分の牛を売ったものの、
新しい牛を買うにはお金が足らなかったということから。
牛に限らず、自分の物は高く評価しがちなもので、
買い換えはうまくいかないことが多いということ。




                                                             | 動物 鳥

牛に対して琴を弾ず


牛に対して琴を弾ず
うしにたいしてことをだんず

牛に琴を聞かせても反応がないように、
愚かな人にどんな立派な道理を説いても無益であるというたとえ。
同義語、牛の前に琴調べ
類義語、犬に論語/馬の耳に念仏/牛に経文




                                                             | 動物 鳥

牛に引かれて善光寺詣り


牛に引かれて善光寺詣り
うしにひかれてぜんこうじまいり

人に連れられて、ある場所にたまたま行くこと。
また、人に誘われてよいことをするたとえ。
長野県の善光寺近くに住む不信心の老婆がいた。
ある日、干していた布を、牛が角で引っ掛けて走り出すのを見て、
その牛を追って知らぬ間に老婆は善光寺にたどり着いた。
それが機縁で信心深くなったという故事から。




                                                             | 動物 鳥

牛の歩み


牛の歩み
うしのあゆみ

牛の歩みがのろのろであることから、
進歩や進捗(しんちょく)の遅いたとえ。
牛歩(ぎゅうほ)。




                                                             | 動物 鳥

牛の歩みも千里


牛の歩みも千里
うしのあゆみもせんり

歩みが遅い牛でさえ、たゆまず歩き続けていけば、
やがては千里先の遠くまで行くことができるということ。
何事も怠らずに毎日コツコツと努力を続けていけば、
いつかは大きな成果を上げることができるという教え。
類義語、雨垂れ石を穿つ/水滴りて石を穿つ




                                                             | 動物 鳥

牛の小便と親の意見


牛の小便と親の意見
うしのしょうべんとおやのいけん

牛の小便はだらだら長くて多いが、
肥料としての効き目はあまりない。
親の意見もそれと同じで、
長くてくどいばかりで一向に効果がないということ。
対義語、親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない




                                                             | 動物 鳥

牛の角を蜂が刺す


牛の角を蜂が刺す
うしのつのをはちがさす

牛の角に蜂が刺したとしても、牛は痛くも痒くもない。
そこから、何も感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。
同義語、鹿の角を蜂が刺す/石地蔵に蜂/釣鐘を蜂がさす
類義語、石に灸/蛙の面に水




                                                             | 動物 鳥

牛の骨


牛の骨
うしのほね

素性の知れない者をさげすんでいう言葉。
牛骨(ぎゅうこつ)ともいう。
同義語、馬の骨/どこの馬の骨/
どこの牛の骨やら馬の骨やら知れぬ




                                                             | 動物 鳥

牛は牛連れ馬は馬連れ


牛は牛連れ馬は馬連れ
うしはうしづれうまはうまづれ

牛と牛、馬と馬といったように、
同類やそれぞれにふさわしい相手が自然によってくるということ。
また、似た者同士で行動するほうが釣り合いがとれるので
好ましいということ。
地位や身分、立場が違っては同調しにくいものである。
同義語、牛は牛連れ
類義語、同気相求む/同類相求む/目の寄る所へは玉も寄る/
類は友を呼ぶ/似た者夫婦/割れ鍋に閉じ蓋
対義語、牛啼いて馬応ぜず




                                                             | 動物 鳥

牛を馬に乗り換える


牛を馬に乗り換える
うしをうまにのりかえる

歩みの遅い牛に乗っていた者が、早い馬に乗り換えるのは、
乗り物としては牛より馬のほうが優れているため。
そこから、機会を見て劣ったものや不利なものを捨てて、
優れたものや有利なものに取り替えることのたとえ。
同義語、牛を売って馬を買う/牛を以て馬に換う




                                                             | 動物 鳥

内で掃除せぬ馬は外で毛を振る


内で掃除せぬ馬は外で毛を振る
うちでそうじをせぬうまはそとでけをふる

飼い主が手入れをしない馬は、
外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするのでわかる。
(転じて)
家庭でしつけをしていない子どもは外での振る舞いで、
すぐにわかるというたとえ。
類義語、内の習は外で出る




                                                             | 動物 鳥

家の前の痩せ犬


家の前の痩せ犬
うちのまえのやせいぬ

後ろ盾があるときだけ強がり、
ないときは意気地がなくなる人のたとえ。
痩せていて見るからに弱そうな犬でも、
飼い主の家の前では威張って強そうに吠えることから。
同義語、内の前の痩せ犬は吠える/我が門で吠えぬ犬なし
類義語、内弁慶/虎の威を藉(か)る狐




                                                             | 動物 鳥

烏兎


烏兎
うと

太陽と月のこと。
さらに、月日や歳月のこと。
「金烏玉兎(きんうぎょくと)」の略で、
太陽には三本足の金の烏(からす)、
月には玉(ぎょく)でできた兎(うさぎ)が住むという中国の伝説から。
「烏兎匆匆(うとそうそう)」というと、月日のたつのは早いという意味。




                                                             | 動物 鳥

兎の毛で突いた程


兎の毛で突いた程
うのけでついたほど

きわめてわずかなことのたとえ。
うさぎの毛は非常に細くてやわらかい。
その一本の毛で突いた程度だという意味で、
わずかなこと、かすかなことのたとえ。
「兎の毛で突いた程のすきもない」のようにいう。
同義語、兎の毛先ほど/兎の毛の末




                                                             | 動物 鳥

鵜の真似する烏


鵜の真似する烏
うのまねするからす

鵜は水に潜って魚を捕る鳥だが、
カラスが鵜のように水に潜ぐれば、
魚を捕るどころか溺れてしまうことから。
自分の能力を考えないで、
形だけ人の真似をすると失敗するという戒め。
同義語、鵜の真似する烏は大水を呑む/
鵜の真似する烏水に溺れる
類義語、雁が飛べば石亀も地団駄/
人真似すれば過ちする/一升袋は一升




                                                             | 動物 鳥

鵜の目鷹の目


鵜の目鷹の目
うのめたかのめ

鵜や鷹は獲物を見つけようとする時、鋭い目になる。
そのように、真剣に何かを探し求めて鋭い目つきになること。
あるいは態度のこと。
同義語、鵜の目になって探す




                                                             | 動物 鳥

馬が合う


馬が合う
うまがあう

人と人との関係で、お互いの性格、気持ち、気心などが合い、
何をするにもしっくりいくことのたとえ。
意気投合すること。
もとは、乗馬で使われた言葉で、
馬と騎手の呼吸が無理なく自然に合っている様子から。
なお、お互いの気持ちが合うことに言うため、
車・バイクや道具など、心をもたない物には使えない。
対義語、馬が合わない




                                                             | 動物 鳥

馬疲れて毛長し


馬疲れて毛長し
うまつかれてけながし

馬は疲れると痩せて毛だけが長く見える。
人間もその日暮らしに追われると、無精ひげだけが伸びてくる。
また、貧しくなると知恵の働きが鈍くなるという意味で使う。
同義語、馬痩せて毛長し
類義語、運尽くれば知恵の鏡も曇る/貧すれば鈍する




                                                             | 動物 鳥

馬に乗っても口車に乗るな


馬に乗っても口車に乗るな
うまにのってもくちぐるまにのるな

馬方に奨められて馬に乗ったとしても被害はないが、
言葉巧みな口車には乗るなということ。
うっかり乗るとひどい目にあうから気をつけよと、
人生を旅に見立てていったかけことば。
「口車」とは相手をおだてたり騙したりする為の、
口先だけの巧みな言いまわし。
同義語、馬に乗るとも口車に乗るな
類義語、おだてともっこには乗るな




                                                             | 動物 鳥

馬に乗るまでは牛に乗れ


馬に乗るまでは牛に乗れ
うまにのるまではうしにのれ

高い地位につくためには、
まずは低い地位で実力をつけよということ。
乗馬は難しいので、まず牛で乗り方を練習せよという意味から。
また、乗り物としては牛より馬のほうが足が早くて適している、
しかし、近くに馬がいなくて目の前に牛がいるなら、
馬が見つかるまではその牛に乗って
少しでも先に進んだほうがよいという意味から。
最善の方法が取れなければ、次善の方法で始めよ、
何もしないでいるより、
少しでも事を進めて目標に近づけるべきだという教え。




                                                             | 動物 鳥

馬には乗ってみよ人には添うてみよ


馬には乗ってみよ人には添うてみよ
うまにはのってみよひとにはそうてみよ

馬の善し悪しは見ただけではわからない。
実際に乗ってみて馬の本当の値打ちがわかるように、
人も見かけだけではどういう人間かはわからない。
夫婦として連れ添ってみれば
相手の隠れていた長所が発見できるということ。
また、一緒に仕事をしてみることで相手のことがわかるということ。
さらに、何事も経験が大切という意味で、経験することによって、
そのもののよさが初めてわかるのだから、
始める前から軽々しく批判するのはよくないという戒め。
同義語、人には添うてみよ馬には乗ってみよ
類義語、人は添うて知れ馬は乗って知れ/
人には逢うてみよ荒馬も乗ってみよ/人は見かけによらぬもの




                                                             | 動物 鳥

馬の足


馬の足
うまのあし

演技の下手な俳優のたとえ。
歌舞伎などの芝居で、張り子の馬を二人でかぶって、
前脚と後脚になる馬の脚の役のことで、
下級の役者がつとめるところから。
同義語、馬の脚
類義語、大根役者




                                                             | 動物 鳥

馬の前に荷車をつけるな


馬の前に荷車をつけるな
うまのまえににぐるまをつけるな

正しい順序で物事を行えということ。
荷馬車は馬が荷車を引くもので、
当然馬の後に荷車を繋げなくてはならない。
その馬の前に荷車をつないでも用を成さないことから。
物事の順序を誤るなと言う意味。
英語の「Don’t put the cart before the horse」から。
類義語、馬も買わずに鞍買う/本末転倒




                                                             | 動物 鳥

馬の耳に念仏


馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ

いくらよい意見や忠告など言っても、
当人は何とも感じず聞き流す態度のこと。
また、まるっきり効果がないこと。
念仏は尊いものだが、
馬に唱えて聞かせたところで何とも感じないことから。
同義語、馬の耳に風/馬耳東風
類義語、犬に論語/牛に対して琴を弾ず/蛙のつらに水/
どこふく風/人の意見を馬の耳/放れ駒の耳に風




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馬は馬方


馬は馬方
うまはうまかた

その道の専門家は専門家だけのことがあるということのたとえ。
馬は馴れない者が扱うとなかなかうまく動かない。
しかし、馬方が扱えば馬は意のままに動く、
だから馬を扱うのは馬方に任せよということから。
馬に限らず、やはりその道の専門家は一段と優れているということ。
類義語、餅は餅屋/海の事は漁師に問え




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馬も買わずに鞍買う


馬も買わずに鞍買う
うまもかわずにくらかう

物事の順序が逆になったことのたとえ。
通常は馬を買った後に、その馬に合った鞍を買うものだが、
馬を手に入れるより先に鞍を買うことから。
常識的な順序が入れ替わって逆になったときにいう。
類義語、馬の前に荷車をつけるな/本末転倒




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馬持たずに馬貸すな


馬持たずに馬貸すな
うまもたずにうまかすな

物の扱い方を知らない心のない者には、
物を貸してはいけないというたとえ。
「馬持たず」は、馬を飼った経験がないため、
飼育する苦労や辛さを知らない。
それゆえ馬への愛情や
デリケートな心づかいを欠いていると思ってよい。
だから馬を貸してもろくに可愛がり方さえ知らないだろうから、
粗末に扱われてひどい目にあうということから。
類義語、子無しに子を呉れるな




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馬を鹿


馬を鹿
うまをしか

馬を鹿と言い通すこと。
間違ったことを無理やり押し通すこと。

秦の始皇帝の死後、幼い胡亥(こがい)を二世の皇帝とし、
趙高(ちょうこう)という悪臣が首相となり専横をきわめた。
ある日、趙高は自分の権勢のほどをためしてみようと思い、
幼君に鹿を献上し、これは馬だといった。
まわりの者は幼主を愚弄した行為に驚いたが、
趙高の権威にへつらって反論する者はいなかったという故事から。
詭弁をおして白を黒と言いくるめたり、愚弄すること。
人をバカにすること。
「馬鹿」の語源となったともいわれることば。
同義語、鹿を馬/鹿を指して馬と為す/烏を鷺(うをさぎ)




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梅に鶯


梅に鶯
うめにうぐいす

取り合わせのよい二つのものにいう。
二つの物が調和して、よく似合ったりする場合のたとえ。
日本画の題材には取り合わせに型があり、梅に鶯も代表的な一例。
類義語、竹に雀/竹に虎/牡丹に蝶/松に鶴/紅葉に鹿/
柳に燕/波に千鳥/猿に絵馬/桐に鳳凰




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烏有に帰す


烏有に帰す
うゆうにきす

何もかもすべて無くなってしまうこと。
「烏有」は「烏(いずく)んぞ有らんや」と訓読し、
「何かあるだろうか(何もない)」という意味で、
特に、火事で全焼した時などによく使われることば。
類義語、灰燼(かいじん)に帰す




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烏鷺の争い


烏鷺の争い
うろのあらそい

囲碁で勝負を争うこと。
カラスは色が黒く、サギは色が白いことから、
それを碁石の黒と白に見立てて言ったことば。
同義語、烏鷺の戦い/烏鷺を争う/黒白を争う




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鴛鴦の契り


鴛鴦の契り
えんおうのちぎり

夫婦の仲がよいことのたとえ。
また、仲のむつまじい夫婦の関係を結ぶこと。
「鴛」は雄のオシドリ、「鴦」は雌のオシドリのこと。
「鴛鴦(おしどり)」は、いつも雌雄一緒にいて
離れない習性があるところから、
夫婦仲のむつまじいたとえ。
類義語、比翼連理/偕老同穴




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猿猴が月を取る


猿猴が月を取る
えんこうがつきをとる

猿が木の下にある水面に映った月を取ろうとしたが、
ぶらさがっていた枝が折れて水の中に落ちて
死んでしまったという故事から。
分不相応のことをして大失敗することのたとえ。
身の程を知らない行為は災難のもとだということ。
また、ばかな事をして身を滅ぼすことにもいう。
「猿猴」は猿類の総称。
同義語、猿猴が月に愛をなす/猿猴の水の月/猿猴捉月




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燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや


燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや

小人物には大人物の大きな志はわからないということ。
「燕雀」は、ツバメとスズメのことで小人物をさし、
「鴻鵠」は、オトトリやクグイのことで大人物にたとえる。
「安んぞ」は、疑問・反語を表すのに用いられる漢文訓読語で、
下に推量を伴って「どうして」「なんで」の意味。
小さな鳥には、大きな鳥の志すところは理解できない。
小人物は大人物の心の中を知り得ないという例え。
四字熟語、燕雀鴻鵠
同義語、燕雀何ぞ大鵬の志を知らんや/鴻鵠の志
類義語、鶯鳩大鵬を笑う/升を以て石を量る/猫は虎の心を知らず




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猿臂を伸ばす


猿臂を伸ばす
えんぴをのばす

物をつかむために長く腕を伸ばすようす。
「猿臂」は、猿の腕のように長い腕の意。




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老いたる馬は道を忘れず


老いたる馬は道を忘れず
おいたるうまはみちをわすれず

老馬は早く駆けることは出来ないが、
通った道をよく覚えていて迷うことが無い。
そのように、経験が豊かな人は、
物事の判断や方針を誤らないということ。
また、旧主の恩義を忘れないというたとえにもいう。
他国を攻めた軍勢が帰り道に迷った時、
老馬を先に立てて無事に帰国したという故事から。
類義語、年寄りの言うことと牛の鞦(しりがい)は外れない/
亀の甲より年の功/老馬の智




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鸚鵡返し


鸚鵡返し
おうむがえし

オウムが人の言うことをそっくり真似するように、
会話などで相手のことばを即座にそのまま口にして
言い返したり、問い返したりすること。




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大犬は子犬を攻め子犬は糞攻める


大犬は子犬を攻め 子犬は糞攻める
おおいぬはこいぬをせめ こいぬはくそをせめる

順おくりに弱いものいじめをすることで、
立場の弱い者は、自分より更に弱い者をいじめるものである。
子犬は攻める相手がいないから大犬の糞でも攻めるということから、
下には下があり、弱い者いじめは世の常であるということ。




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