【PR】





秋荒れ半作


秋荒れ半作
あきあれはんさく

秋になり稲などの農作物の収穫期に天候が荒れると、
作物の収穫は半分に減ってしまうということ。
類義語、秋日和半作




                                                             | 季節

秋風が吹く


秋風が吹く
あきかぜがふく

秋に吹く風が肌寒く冷めたいことから
(転じて)
熱かった男女間の愛情が冷めてしまうことをいう。
「秋」と「飽き」を掛けた言葉。
類義語、秋風が立つ。




                                                             | 季節

秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む


秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む
あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ

秋風というのは、日暮れになると静まるのが普通である。
それと同様に夫婦喧嘩も夜になり、
就寝前には大抵収まってしまうとの意。
類義語、夫婦喧嘩と北風は夜凪(な)ぎする




                                                             | 季節

秋魳は嫁に食わすな


秋魳は嫁に食わすな
あきかますはよめにくわすな

秋のかますは美味しいので、嫁には食べさせるなということ。
旬の美味しいものを、憎い嫁には食べさせるなという
姑の嫁いびりの言葉。
類義語、五月蕨(わらび)は嫁に食わすな。
秋茄子嫁に食わすな。秋鯖(さば)嫁に食わすな。




                                                             | 季節

秋鯖の刺身にあたると薬がない


秋鯖の刺身にあたると薬がない
あきさばのさしみにあたるとくすりがない

秋の鯖の中毒は激しいものであるということ。
「さばの生きぐされ」ということばもあるほど、
さばは腐りやすいとされている。




                                                             | 季節

秋柴嫁に焚かせろ


秋柴嫁に焚かせろ
あきしばよめにたかせろ

秋の柴は煙が多く出て焚きにくいもの。
仕事の苦労や難易を形容するのに、
つらい仕事は嫁にやらせて楽な事は娘にやらせると言う、
嫁いびりになぞらえたことば。
類義語、夏の火は嫁に焚かせろ。冬の火は娘に焚かせろ。




                                                             | 季節

秋茄子嫁に食わすな


秋茄子嫁に食わすな
あきなすびよめにくわすな

秋のなすびは特に味がいいので、そんなにおいしいものを
嫁に食べさせてはもったいないという、姑(しゅうとめ)の
嫁いびりの道具立てにした言葉。
また、上の意味とは全く反対に、なすびは体を冷やす為、
毒になってはいけないから大切な嫁に食べさせないという、
嫁のことを思いやる気持ちをいったものと、
なすびは種が少ないことから子種とかけて、
子供ができないと困るので食べさせないという、
縁起をかついだとされる言葉であるという説もある。
類義語、秋カマスは嫁に食わすな。秋鯖嫁に食わすな。
反対語、秋茄子嫁に食わせよ。コチの頭は嫁にくわせ。




                                                             | 季節

秋になればほいと腹になる


秋になれば ほいと腹になる
あきになれば ほいとばらになる

秋になると誰もが食欲旺盛となり、
どんどんと食が進むようになるということ。
「ほいと」は、乞食(こじき)の意で、
「ほいと腹」は、乞食のようにガツガツ食べたがること。
類義語、秋のかわきは人につく。
秋の腹さ餓鬼はいってる。




                                                             | 季節

秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる


秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる

秋雨は南から暖気が流れ込んで気温が上ってくる。
だから秋は晴れの日よりも雨の日のほうが比較的暖かいので、
寒がりの猫がのんびり顔を長くして喜ぶということ。
三尺は1メートル弱だが、
ここでは猫がよろこんで顔を長くするとの形容。
類義語、冬の雨が降れば猫の顔が三尺のびる




                                                             | 季節

秋の𩺊と娘の粗は見えぬ


秋の𩺊と娘の粗は見えぬ
あきのあらとむすめのあらはみえぬ

若い娘の欠点は見逃されがちであると言う事
𩺊(あら)は北陸沿岸に多い深海魚で、
秋は岩陰に棲んで姿を見せず漁獲される事が無い。
秋に見つけにくい𩺊と、若い娘の粗(欠点)との掛けことば。




                                                             | 季節

秋の入り日と年寄りは落ち目がはやくなる


秋の入り日と年寄りは 落ち目がはやくなる
あきのいりひととしよりは おちめがはやくなる

夏の日長にかわり秋が深まるにつれて日没は
日に日に早くなるように、
老人も年をとるごとに従って衰えが目に見えて
早くなるものである。
年々衰えの早くなる年寄りの健康状態を、
あっという間に落ちていく秋の日没に例えて
言った言葉。




                                                             | 季節

秋の扇


秋の扇
あきのおうぎ

夏の間重宝していた扇も、
秋になり涼しくなると不要になってしまうことから、
季節はずれで役に立たないもののたとえ。
また、男性の愛を失って棄てられた女性のことにもいう。
漢(かん)の成帝(せいてい)の寵愛(ちょうあい)を失った班婕、
(はんしょうよ)が、自身を不要になった秋扇にたとえた故事による。
類義語、夏炉冬扇。




                                                             | 季節

秋の鹿は笛に寄る


秋の鹿は笛に寄る
あきのしかはふえによる

鹿は秋になると発情期の為に雌雄は互いに求め合うが、
人間の吹く牝鹿の鳴き声に似せた鹿笛の音に、
雄鹿はだまされて近づき捕らえられる。
(転じて)
人が恋に身を滅ぼしたり、
弱みに付け込まれて利用されたりすることのたとえ。
類義語、妻恋う鹿は笛に寄る。
笛に寄る鹿ははかない契りに命を失う。




                                                             | 季節

秋の空は七度半変わる


秋の空は七度半変わる
あきのそらはななたびはんかわる

秋の空模様はたびたび変りやすい事から、
心の変りやすい事をたとえたことば。
類義語、女心と秋の空。男心と秋の空。




                                                             | 季節

秋の日と娘の子はくれぬようでくれる


秋の日と娘の子はくれぬようでくれる
あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる

秋の日はなかなか暮れないようでいて、急に日暮れになってしまう。
娘も両親が大切にしていて、なかなか手放さない様に見えて、
申し込むと案外簡単にくれるものであるということ。
「くれる」は「暮れる」と与える意味の「呉れる」のかけことば。
反対語、一人娘と春の日はくれそうでくれぬ。

                                                             | 季節

秋の日は釣瓶落とし


秋の日は釣瓶落とし
あきのひはつるべおとし

秋の日が急速に暮れること。「釣瓶(つるべ)」は、
井戸の水を汲むために縄などをつけて下ろす桶(おけ)のことで、
井戸の中へ落とす時は勢いよく落ちていく。
秋の太陽があっというまに沈んでしまうことを、
この釣瓶にたとえたもの。
類義語、秋の日の鉈(なた)落し。




                                                             | 季節

秋の夕焼け鎌をとげ秋の朝照り隣へ行くな


秋の夕焼け鎌をとげ 秋の朝照り隣へ行くな
あきのゆうやけかまをとげ あきのあさでりとなりへいくな

美しい秋の夕焼けは、翌日が晴天になるしるしなので、
鎌をといで畑仕事のしたくをするのが良いし、
秋の朝焼けは、雨になるしるしだから、
となり近所へ行くのも取りやめたほうが良いということ。
類義語、夕焼けは晴朝焼けは雨。




                                                             | 季節

秋日に照らせりゃ犬も食わぬ


秋日に照らせりゃ犬も食わぬ
あきびにてらせりゃいぬもくわぬ

秋の日ざしは暑くも寒くもなく非常に気持ちがいいので、
日焼けを気にすることなく素肌を出している事が多い。
しかし秋の日ざしはまだまだ強くて日焼けしやすい。
昔は色白が美人の条件だったので、
日焼け肌の女性は相手にされないということを
少々大げさに言ったもの。




                                                             | 季節

秋深し隣は何をする人ぞ


秋深し隣は何をする人ぞ
あきふかしとなりはなにをするひとぞ

秋も深まったある日、床に伏せって静かにしていると、
隣の人の生活の音が聞こえ、
隣の人は何をしている人だろうなどと想いを寄せること。
また、物音一つたてずひっそりと暮らしている隣人に、
一体何を生業に世を渡っているのだろうと気にかけているようすから、都会の孤独さを表すのによく引用されることば。
芭蕉の「秋深き隣はなにをする人ぞ」の「き」を「し」にかえて、
ことわざとした。
本来は、芭蕉が出席するはずだった俳席に、
病気のため欠席することとなった。
その俳席に出席している方々のために、
「私は床に伏せっておりますが、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか」という意をこめて送った一句。
その10数日後に亡くなったので、これが芭蕉最後の句となった。




                                                             | 季節

暑さ寒さも彼岸まで


暑さ寒さも彼岸まで
あつささむさもひがんまで

彼岸は春と秋にそれぞれあり、
春分の日と秋分の日を中日として前後七日間をいう。
春の彼岸になれば余寒も薄らぎ、
秋の彼岸になれば残暑も衰えてきて、
いずれもそのころから過ごしやすい気候になるということ。
類義語、暑い寒いも彼岸ぎり




                                                             | 季節

戴く物は夏も小袖


戴く物は夏も小袖
いただくものはなつもこそで

「小袖」は、袖口を狭くした絹の綿入れの着物のこと。
暑い夏に冬物の着物を着ることなどなく不要なのだが、
ただでくれるというなら、もらっておくということで、
人の欲深さを表したことば。
同義語、貰う物は夏も小袖




                                                             | 季節

一日千秋の思い


一日千秋の思い
いちにちせんしゅうのおもい

一日が千年もの長さに感じられること。
切実に恋に慕う気持ちや、人や物事を待ち遠しく思うさまのこと。
未来の事柄を待ち焦がれる気持ちの切なるさまを言う。
「千秋」は千年のこと。
「一日」は「いちじつ」とも読む。
同義語、一日三秋(いちじつさんしゅう)
四字熟語、一日千秋(いちじつせんしゅう)




                                                             | 季節

梅一輪一輪ほどの暖かさ


梅一輪一輪ほどの暖かさ
うめいちりんいちりんほどのあたたかさ

梅の蕾が一つ、また一つと日ごとに花開くのがふえていき、
まだ寒い中に、ほんのり春の気配を感じさせることば。
芭蕉の弟子の服部嵐雪(はっとりらんせつ)の句




                                                             | 季節

江戸っ子は五月の鯉の吹き流し


江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
えどっこはさつきのこいのふきながし

鯉のぼりは空洞なので、口から勢いよく入った風が全部吹き抜ける。
この様子から、江戸っ子は言葉づかいなどは荒っぽいが、
腹の中はさっぱりして含むところがない。
物事を深く考えようとしない淡泊な性質をいったことば。
また、口先の威勢よさに反して胆力がないという意味もある。
このあとに「口先ばかりで腸(はらわた)なし」と続けてもいう。
類義語、江戸っ子は五月の鯉で口ばかり




                                                             | 季節

男心と秋の空


男心と秋の空
おとこごころとあきのそら

秋の天候は変わりやすく空模様がさまざまに変化するように、
男心も同じように変わりやすく移り気だということ。
これは女性から見た男の愛情の冷めやすさを言ったことば。
男の側から女の移り気をいえば、「女心と秋の空」という。
同義語、夫の心と川の瀬は一夜に変わる/
男心と秋の空は一夜に七度(ななたび)変わる
対義語、女心と秋の空/女の心は猫の目




                                                             | 季節
【PR】