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哀哀たる父母我を生みて苦労せり


哀哀たる父母 我を生みて苦労せり
あいあいたるふぼ われをうみてくろうせり

おいたわしい、両親は私を生み、苦労して育ててくださったの意。
「哀哀」は痛み苦しむさま。
この心があればこそ、今に楽をさせてあげようとの思いにつながる。
出典、古代中国の詩を集めた「詩経」の一節で、
親孝行の詩として名高い。




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開いた口へ牡丹餅


開いた口へ牡丹餅
あいたくちへぼたもち

開いた口に、おいしい牡丹餅が入ってくるように、
運がいいときツイてるときは、
努力しなくても幸いが向こうからくること。
また、思いがけない幸運が舞い込んでくることのたとえ。
類義語、棚から牡丹餅。開いた口へ団子。
鴨がネギを背負って舞いこむ。




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相見る何ぞ晩きや


相見る何ぞ晩きや
あいみるなんぞおそきや

もっと早く出会っていたら、
どんなによかっただろうと嘆くこと。




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逢うは別れのはじめ


逢うは別れのはじめ
あうはわかれのはじめ

人が誰かと出会えば、たとえ親子でも夫婦でも恋人でも友人でも、
いずれは別れの時がやってくるということ。
出会いは必ず別れをもたらすという人生の無常を教えたことば。
「会うは別れの始め」とも書く。
類義語、合わせ物は離れ物。会うは別れ。会うは別れの基(もと)。
会者定離(えしゃじょうり)。




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仰いで天に愧じず


仰いで天に愧じず
あおいでてんにはじず

心にやましいところがなければ、天に対しても少しも恥じることがないということ。
よく身を修め、恥じることが何一つない公明正大な心のこと。
「孟子」の「仰いで天に愧じず、俯して人に愧じず」による。
類義語、「俯仰(ふぎょう)天地に愧じず」




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青柿が熟柿弔う


青柿が熟柿弔う
あおがきがじゅくしとむらう

熟して落ちた柿がつぶれたのを見て、まだ青い柿が気の毒に思い、やがて自分も熟して落ちることも忘れて弔うということ。
弔う者もいつかは弔らわれる者と同じ運命となるため、
それほど差はないということ。
また、多少の差異や優劣を大げさに考えるべきではないということ。
類義語、「うみ柿が熟柿弔う」「昨日は人の上今日は我が上」
「目糞鼻糞を笑う」「五十歩で百歩を笑う」




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秋の入り日と年寄りは落ち目がはやくなる


秋の入り日と年寄りは 落ち目がはやくなる
あきのいりひととしよりは おちめがはやくなる

夏の日長にかわり秋が深まるにつれて日没は日に日に
早くなるように、老人も年をとるごとに従って衰えが
目に見えて早くなるものである。
年々衰えの早くなる年寄りの健康状態を、
あっという間に落ちていく秋の日没に例えて言った言葉。




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秋の扇


秋の扇
あきのおうぎ

夏の間重宝していた扇も、
秋になり涼しくなると不要になってしまうことから、
季節はずれで役に立たないもののたとえ。
また、男性の愛を失って棄てられた女性のことにもいう。
漢(かん)の成帝(せいてい)の寵愛(ちょうあい)を失った
班婕、(はんしょうよ)が、自身を不要になった秋扇に
たとえた故事による。
類義語、夏炉冬扇。




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秋深し隣は何をする人ぞ


秋深し隣は何をする人ぞ
あきふかしとなりはなにをするひとぞ

秋も深まったある日、床に伏せって静かにしていると、
隣の人の生活の音が聞こえ、隣の人は何をしている人だろうなどと想いを寄せること。
また、物音一つたてずひっそりと暮らしている隣人に、
一体何を生業に世を渡っているのだろうと気にかけているようすから、都会の孤独さを表すのによく引用されることば。

松尾芭蕉(まつおばしょう)の「秋深き隣はなにをする人ぞ」の「き」を「し」にかえて、ことわざとした。
本来は、芭蕉が出席するはずだった俳席に、病気のため欠席することとなった。
その俳席に出席している方々のために、
「私は床に伏せっておりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか」という意をこめて送った一句。
その10数日後に亡くなったので、これが芭蕉最後の句となった。




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諦めは心の養生


諦めは心の養生
あきらめはこころのようじょう

失敗したことや不運な出来事などを、
いつまでもくよくよ思いわずらっているのはよくない。
きっぱりあきらめて次へ備えるようにした方が
精神の健康のためには良いということ。
将来の希望に生きるのが大切である。




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商人に系図なし


商人に系図なし
あきんどにけいずなし

商人として成功する為には、家柄を示す系図などは必要なく、
努力や実力によるものである。
大切なのは家柄や格式ではなく、手腕であるということ。




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商人の子は算盤の音で目を覚ます


商人の子は算盤の音で目を覚ます
あきんどのこはそろばんのおとでめをさます

商人の子供は幼い時から金銭の勘定や損得に敏感になり、
たとえ眠っていてもパチパチと算盤の玉をはじく音がすると
目を覚ますという意味から。
人は環境に支配されるもので、
子供がそれぞれの生活環境の中で習い性(ならいせい)
となって成長していくことをたとえたもの。
類義語、乞食の子は茶わんの音で目を覚ます。
武士は轡(くつわ)の音で目を覚ます。




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商人は損していつか倉が建つ


商人は損していつか倉が建つ
あきんどはそんしていつかくらがたつ

商人は口癖のように「損をした」「もうからない」
「去年のほうがましだ」などと言いながら、
いつの間にか倉が建つほどの金持ちになっているということ。
類義語、損と元値で倉を建て




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悪妻は六十年の不作


悪妻は六十年の不作
あくさいはろくじゅうねんのふさく

気性や性格に欠点のある悪い妻をめとると、
一生(六十年)苦しめられて生きる事になるとの意。
また、「悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)」
ともなると、夫を一生不幸にするだけでなく、
子供や孫にも悪い影響を残すということ。
だから結婚の相手は慎重に選ぶべきであるということ。
このことは、女性の立場からみて、
夫を選ぶ場合にもあてはまるであろう。
類義語、女房の悪いは六十年の不作。
かかあ外すと六十年の不作。悪妻はこの世の地獄のはじめ。
反対語、女房のよいのは六十年の豊作。




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悪人は畳の上では死なれぬ


悪人は畳の上では死なれぬ
あくにんはたたみのうえではしなれぬ

善人は家族に看取られて死ぬことができるが、
悪事を働くものは刑場で死んだり、
悲惨な最期をとげたりするので畳の上では
死ぬことはないということ。




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悪の裏は善


悪の裏は善
あくのうらはぜん

人生は悪い事ばかりは続かないのもので、
悪い事があればその次には善い事があるもの。
また、善い事のあったあとには悪い事がめぐってくるということ。
人生はあざなえる縄の如くで、
今が悪い時でもいずれ善い時が来るので希望を捨ててはならない。
類義語、一の裏は六。善の裏は悪。




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上げ膳据え膳


上げ膳据え膳
あげぜんすえぜん

自らは何もせず、食事の善を上げ下げしてもらう意から、
自分では何もせず、すべて他人にやってもらうこと。
非常に優遇する事のたとえ。
また、人から大切にされたり、
子供を甘やかして育てたりすることにもいう。




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朝顔の花一時


朝顔の花一時
あさがおのはなひととき

人の世の栄華のはかないこと。
また、物事の盛りの時期がきわめて短いこと。
朝顔は朝咲いて、昼を待たずしてしぼんでしまうことから。
類義語、槿花一朝の夢(きんかいっちょうのゆめ)。
槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)。




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浅みに鯉


浅みに鯉
あさみにこい

浅瀬で鯉がぱちゃぱちゃと泳いでいて手づかみで取れることから、
めったにないことや、思いがけない幸運にであうことのたとえ。
類義語、千載の一遇。




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薊の花も一盛り


薊の花も一盛り
あざみのはなもひとさかり

アザミのような見栄えのしない
あまりもてはやされない花でも、それなりに美しく咲く時期がある。
容姿のあまりよくない女性でも、年頃になると
それなりに魅力がでてくるものだということ。
人間の魅力や運などにも必ず一度は盛りがあるものだということ。
類義語、鬼も十八番茶も出花。蕎麦の花も一盛り。




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朝に紅顔ありて夕べに白骨となる


朝に紅顔ありて 夕べに白骨となる
あしたにこうがんありて ゆうべにはっこつとなる

朝は顔色もよく元気だった者も、
夕方には急死して火葬され白骨となってしまう。
人はいつどのような時に、死がおとずれるかわからないという意。
この世の無常、はかないことの意。
浄土真宗の連如が信者に寄せた御文章の一説。




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朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり


朝に道を聞かば 夕べに死すとも可なり
あしたにみちをきかば ゆうべにしすともかなり

朝、人としての真実の道を聞いて悟ることができれば、
その日の夕方に死んでもかまわないという意。
人生の目的が達成されたなら、たとえその晩に死んだとしても、
少しも心残りはないということ。
論語の里仁(りじん)より、
人としての道を追求することの重要さを説いた孔子のことば。




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朝に夕べを謀らず


朝に夕べを謀らず
あしたにゆうべをはからず

朝のうちは目前のことで頭がいっぱいで、夕方のことまで考えられない状態のこと。
事態がきわめて急迫して、一日の成り行きを考える余裕がないことをいう。
また、将来について長期的な見通しをもたずに、その場限りの生き方をしていること。
類義語、朝に夕べを慮(おもんぱか)らず。朝夕べに及ばず。




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明日は明日の風が吹く


明日は明日の風が吹く
あしたはあしたのかぜがふく

明日の事は明日考えればよい、将来の不安や先のことを
思い悩むよりは、成り行きに任せて生きよということ。
明日になれば今日とは違った風が吹くという意から。
無駄な取り越し苦労はせずに、
その時になってから心配しても遅くはない。
くよくよ考えずに開き直ることで、
不遇の身から変った運命が訪れるかも知れぬと言う励ましのことば。
また、本来は明日に希望を託するように励ますことばだったが、
今では、明日のことは明日の運に任せて、現在を十分に楽しむほうがよい、なるようになるという意味合いで使われることが多い。
類義語、明日の事は明日案じよ。明日は明日の神が守る。




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足下から鳥が立つ


足下から鳥が立つ
あしもとからとりがたつ

意外な出来事が突然身辺で生じたときのたとえ。
また、急に思いついてあわただしく物事を始める場合にもつかう。
鳥は巣の中にいるとき、人が近づいてもなかなか飛び立たないもの。
しかしそこに巣があるとは知らずに人がどんどん近づいて来ると、
いよいよ危険が迫ったと感じた鳥が不意に飛び立つので、
かえって人間のほうがその羽音に驚いてしまうという情景から。
類義語、寝耳に水




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網代の魚


網代の魚
あじろのうお

自由を失うこと。捕われの身になることのたとえ。
網代は冬季の川魚漁獲の仕掛けで、川瀬に杭を打ち立て並べ、
その下に竹製の簀(す)を設けたもの。
上流から下ってきた魚が杭に防がれてその下の簀に入る。
自然に網の中へ入ってくるようにした魚を捕る仕組み。
類義語、籠の鳥 網代の氷魚




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明日ありと思う心の仇桜


明日ありと思う心の仇桜
あすありとおもうこころのあだざくら

今日は美しく満開に咲き誇る桜を、明日もまた見られるだろうと思って安心していると、その日の夜のうちに強い風が吹き荒れて散ってしまうかもしれないということ。
未来の不確実さ、人の世の無常を説いたことば。
また、明日をあてにしていると、
せっかくの機会や貴重なチャンスを失うということ。
浄土真宗を開いた親鸞(しんらん)が、わずか九歳のとき歌った、
「明日ありと思う心の仇桜、夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」
という歌の前半。
類義語、諸行無常。世の中は三日見ぬ間の桜かな。
反対語、明日は明日の風が吹く。明日のことは明日案じよ。




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飛鳥川の淵瀬


飛鳥川の淵瀬
あすかがわのふちせ

世の中は変転極まりなく、人の身も浮き沈みが激しいということ。
また、明日はどうなるかわからないというたとえ。
奈良県中部を流れる飛鳥川は、氾濫しやすかったため河床が変化し、川辺が淵になったり瀬になったりと絶えず移り変わったことから。
「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬となる」
という古今集の歌より。
類義語、昨日の淵は今日の瀬。昨日の花は今日の塵。
昨日の友は今日の怨。昨日の敵は今日の友。桑田碧海。




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明日知らぬ世


明日知らぬ世
あすしらぬよ

今日はどうにか無事に過ごせても、
未来はもとより、明日のことさえもわからない。
定めのないのがこの世で、永久不変のものなど無いということ。
現世の無常をいったことば。
類義語、一寸先は闇 定めなき世




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明日の事は明日案じよ


明日の事は明日案じよ
あすのことはあすあんじよ

物事は予想通りに進まないのが常で、
明日のことをあれこれと考えるより、
今日をより充実させることが大切である。
どうなるかもわからない将来のことまで、
取り越し苦労するのはやめよということ。
明日は明日でなるようになるのだから、
くよくよしてもはじまらないという意味でも使う。
同義語、明日は明日今日は今日 
明日は明日の風が吹く




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あだし野の露鳥辺山の煙


あだし野の露 鳥辺山の煙
あだしののつゆ とりべやまのけむり

人の命は短くて、人生の無常をたとえることば。
「あだし野」は、京都市嵯峨にあって昔は墓地だったところ。
「鳥辺山」は、同じく京都の東山にあって昔は火葬場であった。
露も煙も、はかなく消えることから人生の無常のたとえで、
あだし野の露は墓地におりたものであり、
鳥辺山の煙は火葬場にたちのぼるのを対比させたもの。




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当たるものは風ばかり


当たるものは風ばかり
あたるものはかぜばかり

行く手をさえぎるものは何ひとつない、
意気揚々として得意満面のありさま。
しいて当たるものといえば、
爽やかな春風くらいのものということ。
前途洋々である状態をいう。




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有って地獄無うて極楽


有って地獄 無うて極楽
あってじごく のうてごくらく

財産があれば盗難や詐欺などの犯罪の心配、
子供がいれば子育てに苦労はつきもので、
教育費用が生活に大きな負担となる。
お金と子供はあればあるで苦労がたえないものだから、
結局はお金も子供もないほうが楽だということ。
これは、お金も子供もない者の負け惜しみか、
両方ともたくさん持っている者の嘆きのことばであろうか、
人生の苦楽は人それぞれの考えによるものであるということ。




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有っても苦労無くても苦労


有っても苦労 無くても苦労
あってもくろう なくてもくろう

お金がたくさんあると盗難にあわないかと心配し、
子供がいれば子育てに苦労する。
しかし、お金がなければ貧乏で苦労し、
子供がなければ老後の心配があるという。
お金と子供はあればあるで苦労がたえないが、
なければないでまた苦労するもの。
いずれにしても人の世の苦労が滲んだことば。




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穴の端を覗く


穴の端を覗く
あなのはたをのぞく

墓穴を覗くという意から。
死期の近い病人や高齢者など、余命いくばくも無いことのたとえ。
同義語、穴端に腰かける 穴端が近い
類義語、棺桶に片足をつっこむ




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姉は菅笠妹は日傘


姉は菅笠 妹は日傘
あねはすげがさ いもうとはひがさ

同じ両親のもとに育った姉妹でも、
それぞれの嫁入り先により、境遇にも大きな差が出てくるのをいう。
「菅笠」は農作業などでかぶるスゲの葉で編んだ笠で、
貧乏世帯のたとえ。
「日傘」は盛装などのおりにさす日除けの傘のことで、
富裕層や上流階級のたとえ。
姉は菅笠をかぶり真っ黒になってあくせく働き、
妹は日傘をさして優雅に遊びに出かける生活をいう。
ただし、生活の違いと幸不幸は別であり、
幸を掴んだかどうかは、人それぞれの心の持ちようである。




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あの世千日此の世一日


あの世千日 此の世一日
あのよせんにち このよいちにち

あの世に極楽があるというが、
見てきた人はいないし本当にあるかわからない。
だから、極楽で千日楽しむよりも、
この世で一日楽しむほうがよいということ。
また、死んでから千日供養してもらうよりも、
生きてるうちに一日楽しむほうがよいということ。
現実主義の考え方のたとえ。
同義語、死しての先年より生きての一日




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雨垂れ落ちは三途の川


雨垂れ落ちは三途の川
あまだれおちはさんずのかわ

家の軒から一歩外に出ると、
どんな危険なことに遭遇するかわからないから、
用心するようにとのいましめ。
「三途の川」は、仏教語で、
死後に冥土へ行く途中で渡るといわれている川で、
この世とあの世の境にあることから、
家の内と外との境にある軒下の雨垂れを
「三途の川」に見立てていったことば。
類義語、男は閾を跨げば七人の敵あり




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甘やかし子を捨てる


甘やかし子を捨てる
あまやかしこをすてる

わが子を甘やかして育てることは、
その子を捨てることと同じであるということ。
甘やかして、我がままいっぱいに育てた子は、
ついには勘当するか、家出されることになる。
いずれにしても子を失う結果になるという戒め。




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網にかかった魚


網にかかった魚
あみにかかったうお

ひとたび網にかかれば、
もういくら逃れようにも逃れられない状態のこと。
(転じて)
ある境遇、運命におちいり、
逃れる手段を失った状態のたとえ。




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危うきこと朝露の如し


危うきこと朝露の如し
あやうきことちょうろのごとし

人の運命や生命が、極めて危険な状態にあることのたとえ。
また、日が出ると乾いて消えてしまう朝露のように、
人の命ははかないものであるということ。




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有りそうで無いのが金


有りそうで無いのが金
ありそうでないのがかね

他人の懐ぐあいはなかなかわからないもので、
外見から判断するのは難しい。
金持ちのように見えても、
思いのほかの借金をかかえている者が多かったりする。
無さそうで有るのが借金、と続く。
類義語、有るのは借銭無いは金 
無い物は金と化物




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いい後は悪い


いい後は悪い
いいあとはわるい

良い事の後は、とかく悪い事が起こりがちである。
良い事ばかりが続くなど、そうあるものではない。
だからあまり調子に乗ってはいけないということ。
さもないといっぺんにどん底に落ち込んだりするもの。
さらに「悪い後はいい」と続けて、
幸不幸がくり返されやすいことに用いる。
類義語、禍福はあざなえる縄の如し




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生き二両に死に五両


生き二両に 死に五両
いきにりょうに しにごりょう

子供が生まれれば二両の出費となり、
誰かが死んで葬式をすれば五両かかるということ。
この世は人が生まれても死んでもお金がかかるもの、
なにかといえば費用がかかるということ。




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生き身に餌食


生き身に餌食
いきみにえじき

生活に困ってると言いながらも、みんなそれぞれ何とかして、
毎日結構食べていけるものである。
生きてさえいれば自然と食べ物は得られるものだということ。
類義語、生物に餌あり/口あれば食い肩あれば着る




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生き身は死に身


生き身は死に身
いきみはしにみ

今生きているということは、遅かれ早かれ必ず死ぬ。
この体もいつかは必ず死ぬ体である。
いつ死ぬか予測できないのがこの身だということ。
類義語、生ある者は死あり/生きものは死にもの/生者必滅




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生け簀の鯉


生け簀の鯉
いけすのこい

「生け簀」は料理の食材として使う魚介類を
生かしておく場所のことで、
そこに入れられれば逃げることができず、
いずれ料理される運命にあることから。
やがて死ぬ運命にあることのたとえ。
また、束縛されて自由を奪われているたとえにも使う。
類義語、屠所(としょ)の羊/生簀に躍(おど)る魚




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医者寒からず儒者寒し


医者寒からず儒者寒し
いしゃさむからずじゅしゃさむし

一般的に、医者は金持ちで、学者は貧乏なものであるということ。
「寒い」は、貧しいの意。
お金がないことを、ふところが寒いということから。
「儒者」は、儒学を修めた学者のことだが、
ここでは学者全般のことを指している。
同義語、儒者貧乏医者福徳




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衣食足りて礼節を知る


衣食足りて礼節を知る
いしょくたりてれいせつをしる

生活にゆとりができて、初めて礼儀に心を向けるようになる。
人は生活に余裕が無く、
飢えや寒さを凌いでいる時は恥も外聞も気にしないが、
食べる物や着る物に不自由しなくなって生活に余裕が出来ると、
自然に礼儀や節度をわきまえるようになるということ。
同義語、衣食足りて栄辱を知る/倉廩実ちて礼節を知る
/礼儀は富足に生ず




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出雲の神の縁結び


出雲の神の縁結び
いずものかみのえんむすび

結婚は出雲大社の神様が男女を結びつけることであり、
人間の意志を超えたものであるという意で、
人の意志によってどうにもなるものではない。
出雲大社は島根県にある神社で、縁結びの神として有名。
類義語、合縁奇縁/縁は異なもの




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居候居て合わず置いて合わず


居候居て合わず置いて合わず
いそうろういてあわずおいてあわず

他人の家に世話になっている居候は、肩身の狭い思いをしており、
置く方は余分な生計費がかかるので、
双方とも不満だらけで苦労する。
だから、居候はどちらにしても割に合わないものだということ。
同義語、居候は居ても損置いても損




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居候三杯目にはそっと出し


居候 三杯目には そっと出し
いそうろう さんばいめには そっとだし

居候が食事の時に、三杯目のお代わりの茶碗を
気兼ねしながら差し出すようすをうたった江戸後期の川柳より。
昔はご飯を三杯食べるのが常識で、
一杯では失礼、二杯では遠慮と目されていた。
でも居候は三杯目のお代わりのときには、
遠慮がちにそっと茶碗を出すということから。
他人の家に厄介になっている負い目から、
食事のときも遠慮しがちになるということ。
同義語、居候の三杯目




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一か八か


一か八か
いちかばちか

吉となるか凶となるか検討もつかないが、結果はどうあろうと、
運を天に任せて思い切ってやってみること。
丁(偶数)か半(奇数)かを予想して勝敗を争うさいころバクチから出たことばで、「一」は「丁」の上部、「八」は「半」の上部をとったもの。
類義語、乾坤一擲(けんこんいってき)/伸(の)るか反るか




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一工面に二働き


一工面に二働き
いちくめんににはたらき

世渡りに成功するには金銭面のやりくりがうまいことが一番で、
勤勉に働くのはその次だという意味。
むやみに体を使って働くだけでは駄目で、頭を使えという教え。
「工面」は金を集めたり、動かしたりする才覚。
同義語、一工夫二働き




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一芸に名あれば遊ぶことなし


一芸に名あれば遊ぶことなし
いちげいになあればあそぶことなし

何か一つことに優れていれば、
世渡りしていくうえで食いはぐれることはない。
同義語、一芸に名ある者は必ず用いらる/芸は身を助く




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一合取っても武士は武士


一合取っても武士は武士
いちごうとってもぶしはぶし

どんなに貧しくとも、武士には武士の誇りがあるということ。
禄高はたとえ微々たる一合であろうと武士は武士であり、
農工商の上に立つ身分であることに違いはないという意味。
武士の誇り、気位の高さをいったことば。
類義語、一輪咲いても花は花




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一度が末代


一度が末代
いちどがまつだい

一生にたった一度きりの行為が、
死後まで批判の的となったり、
称賛されたりすることもあるということ。
だから何かをしようとする際は、
考えた上にも考えて実行すべきであると言うこと。




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一の裏は六


一の裏は六
いちのうらはろく

サイコロの目で最も小さい数が一、最も大きい数が六で、
その両方が裏表になっている。
そこから、悪いことの後には良いことがあるというたとえ。
人生には、良いこともあれば悪いこともあり、
それが循環するものであるということ。
不運な人を励ます時などに用いる。
類義語、悪の裏は善




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一引き二才三学問


一引き二才三学問
いちひきにさいさんがくもん

出生する為の条件を順に言ったもの。
まず上の人からの引き立てが大切であり、
その次に才能、三番目が学問であるということ。
コネのないものはいつも不利なようだ。
類義語、一引き二運三器量 一蔓二才三学問




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一炊の夢


一炊の夢
いっすいのゆめ

人の世の栄枯盛衰などは、はかなくむなしいというたとえ。
「一炊」は、黄梁(こうりょう/粟の事)が炊けるまでの
ほんの僅かの時間。
中国の唐の時代、趙(ちょう)の都 邯鄲(かんたん)にきた
青年盧生(ろせい)は、
仙人から栄華が思いのままになるという枕を借りて眠ったところ、
出世をし栄華をきわめる夢をみたが、ふと目覚めると、
炊きかけの黄梁が、まだ煮えていないほどの短い間であった。
人生は一場の夢のようにはかなく、
栄達や栄華のむなしさを悟ったという故事から。
同義語、邯鄲の夢




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一寸先は闇


一寸先は闇
いっすんさきはやみ

次に何が起こるか、全く予測がつかないことのたとえ。
真っ暗闇の中では、目の前にある物でさえ見ることができない。
だから目前に危険が迫っていたとしてもわからない。
人生とはこのような暗闇の状況に置かれているのと同じで、
明日はおろか間近な未来についても
まったく予測できないというたとえ。
同義語、一寸先は闇の世
類義語、無常の風は時を択ばず/
面前に三尺の闇あり/明日知らぬ世




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一寸の光陰軽んずべからず


一寸の光陰軽んずべからず
いっすんのこういんかろんずべからず

人の一生は短いものだから、
少しの時間でも無駄に過ごしてはいけない。
また、寸暇を惜しんで勉学に励めということ。
「光陰」は時間。「光」は昼、日、「陰」は夜、月の意味。
朱熹(しゅき)の
「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」から。
類義語、光陰矢の如し/光陰人を待たず/
歳月人を待たず




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一朝の怒りにその身を忘る


一朝の怒りにその身を忘る
いっちょうのいかりにそのみをわする

一時の怒りのために前後を忘れて行動し、身を滅ぼすこと。
「一朝」は、日の出から朝食までの間のことで、
わずかな時間の意味。
一時の腹立ちに分別を失ってしまう事で、
そのような行動は自分の一生を駄目にすると言う戒め。
同義語、一朝の怒りに一生を過(あやま)つ
類義語、怒りは敵と思え




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一擲乾坤を賭す


一擲乾坤を賭す
いってきけんこんをとす

運命をかけて、いちかばちかの勝負すること。
「一擲」はサイコロを一回投げて勝負すること、
「乾坤」はサイコロの奇数と偶数の目で天と地のことの意。
さいころを投げて、天が出るか地が出るか賭けるという意味から、
天下をとるかすべてを失うか、
運に任せて思いきってやってみるということ。
同義語、乾坤一擲




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犬一代に狸一匹


犬一代に狸一匹
いぬいちだいにたぬきいっぴき

獲物を絶えず捜し回っている犬であっても、
狸のような大物を獲るのは、
犬の生涯で一度あるかどうかということ。
人も大きなチャンスにはなかなか巡り合うことがない
ということのたとえ。
類義語、鍛冶屋一代の剣




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犬になるなら大家の犬になれ


犬になるなら大家の犬になれ
いぬになるならおおやのいぬになれ

犬でも金持ちに飼われるのと、そうでないのとは大きな違いである。
小物についたのでは大をなすことはできない。
同じ仕えるなら、頼りがいのある大物を選ぶのがよいことのたとえ。
同義語、犬になるなら庄屋の犬になれ/犬になるなら大所の犬
類義語、寄らば大樹の陰/箸と主人は強いがよい




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犬も朋輩鷹も朋輩


犬も朋輩鷹も朋輩
いぬもほうばいたかもほうばい

鷹狩りから出たことばで、犬が地を走って鳥を追い立て、
舞い上がったところを鷹が空から捕らえる。
役目は違うが、同じ目的で主人に使えているということから。
同じ主人に使えている者同士は、
役目や待遇が違っても、尚且つ気が合わなくても、
同僚として仲良くしていく必要があるということ。
同じ職場や作業現場で働く者同士にもいえることである。




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命長ければ恥多し


命長ければ恥多し
いのちながければはじおおし

長く生きていれば、
それだけ恥をさらす機会も多くなるということ。
また、早く死ねばこんな目に遭わなくてすんだのに、
という意味もある。
同義語、長生きは恥多し/長生きすれば恥多し




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命は鴻毛より軽し


命は鴻毛より軽し
いのちはこうもうよりかろし

正義、あるいは忠義のためであれば、
かけがえのない命を捨てても惜しくないということ。
「鴻毛」は、おおとりの羽毛で、最も軽いもののたとえ。
「軽し」は「かるし」とも読む。
同義語、死は鴻毛より軽し
類義語、命は軽く義は重し/命は義に縁りて軽し



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命は義に縁りて軽し


命は義に縁りて軽し
いのちはぎによりてかろし

一つしかない尊い命は大切ではあるが、
人間の行うべき道理にかなった義のためには
捨てても惜しくないということ。
「軽し」は「かるし」とも読む。
同義語、命は義に縁って軽し
類義語、命は鴻毛より軽し/命より名を惜しむ




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命より名を惜しむ


命より名を惜しむ
いのちよりなをおしむ

命を惜しんで辱めを受けたり、不名誉な生き方をするより、
名誉を重んじて潔く命を捨てたほうがよいということ。
命よりも名誉を重んじる武士道の精神を表わしたことばで、
戦国大名の長宗我部 元親(ちょうそかべ もとちか)の
初陣で言ったとされる言葉、
「人は命よりも名を惜しむものぞ」から。
類義語、命は鴻毛より軽し/命は義に縁りて軽し
虎は毛を惜しみ武士は名を惜しむ




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色の世の中苦の世界


色の世の中苦の世界
いろのよのなかくのせかい

人間の一生は、色欲と生活苦の連続であるということ。
この世に生きる者の多くはいくつになっても
色恋沙汰で悩み苦しんで一生を終わるもので、
それほど色欲は生活に占める割合が大きく
死ぬまで離れぬものである。
類義語、色と欲は灰になるまで/
色と欲とは死ぬまで離れぬ




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因果の小車


因果の小車
いんがのおぐるま

原因と結果が永久に繰り返されるさまのたとえ。
悪行に対する悪い報い、善行に対する善い報いは、
小さな車輪がぐるりと回転するように、
すぐに自分のところへめぐってくるということ。
同義語、因果は車の輪の如し/因果はめぐる小車




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上を見れば方図がない


上を見れば方図がない
うえをみればほうずがない

「方図」は定め、範囲。
上をうらやんでいては、上には上があって際限がない。
人生は分相応が肝心で、
下を見て歩むようにするのがよいということ。
類義語、上には上がある




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魚の釜中に遊ぶが如し


魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし

死が近づいていることのたとえ。
もうすぐ煮られることもしらず釜の中で泳ぐ魚の意で、
滅亡の近いことも知らずに、
暢気(のんき)に遊んでいることのたとえ。
また、危険が目前に迫っていることのたとえにもいう。
四字熟語、魚遊釜中(ぎょゆうふちゅう)
同義語、釜中の魚/魚釜中におよぐ




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うかうか三十きょろきょろ四十


うかうか三十きょろきょろ四十
うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう

大したこともせずにうかうかしていると、すぐに三十代になる。
何をやろうかときょろきょろしていると、もう四十代。
これといった仕事もせずに一生を過ごしやすいということ。
また、二十代は夢の中、三十代も真剣に仕事をせずに、
四十代になって、あわてて何かをはじめるがうまくいかない、
とする解釈もある。
どちらも意味は同じで、これといった目立ったこともないうちに、
人生は過ぎてしまうのをいう。
類義語、光陰矢の如し/歳月人を待たず/
少年老いやすく学成り難し




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浮き川竹


浮き川竹
うきかわたけ

川辺に生えていて水に浸っている竹が
水の増減や流れによって浮き沈みすることから、
不安定な境遇の辛い身の上のたとえ。
また、遊女の身の上をたとえることが多い。
「浮き」は、「憂き」との掛け言葉。
同義語、浮き川竹の流れの身




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浮き沈み七度


浮き沈み七度
うきしずみななたび

人生には浮き沈みが何度もあるということ。
好調な時期と不調な時期が幾度もあり不安定なもので、
それを繰り返すのが人生であるということ。
「七度」は多数の意。
同義語、浮き沈みは世の習い/浮き沈みも一代に七度/
世は七下がり七上がり




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浮世三分五厘


浮世三分五厘
うきよさんぶごりん

この世をはかなく価値のないものと見立てたことば。
「浮世」は漢語の浮世(ふせい)に憂き世という仏教的生活感情をかけたことば。
「三分五厘」は一分が一両の四分の一だから、一両に満たないの意。
類義語、浮世は一分五厘ずつ/命の相場が一分五厘




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浮世は牛の小車


浮世は牛の小車
うきよはうしのおぐるま

この世はつらく苦しいことばかりが、
めぐってくるものであるということ。
「牛」は「憂し」をかけたことば。
「小車」は小さな車のことで、
回転が速いことから、
しきりに回ってくるものだというと。
反対語、浮世は心次第




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浮世は回り持ち


浮世は回り持ち
うきよはまわりもち

貴賤、貧富、幸不幸、苦楽など、この世の諸相は人から人へ、
家から家へと移り変わって、決して一か所にとどまることはない。
一人が永久に栄えたり、ある一族が永久に繁栄したりするようなことはあり得ないということ。
同義語、世は回り持ち
類義語、昨日は人の身今日の我が身/
きょうは人の身あすは我が身/
浮世は回る水車/浮世の苦楽は紙一重




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浮世の苦楽は紙一重


浮世の苦楽は紙一重
うきよのくらくはかみひとえ

この世の苦楽は変転極まりないから、
苦しいといって悲観することはないが、
楽しいと楽観するのも禁物であるということ。
類義語、浮世は回り持ち




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浮世は夢


浮世は夢
うきよはゆめ

人生を振り返ってみると、すべて夢のようにはかないことから。
この世の出来事すべてを夢にたとえたもの。
類義語、人生夢の如し/夢の浮世




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氏素性は争われぬ


氏素性は争われぬ
うじすじょうはあらそわれぬ

生まれや血統のよし悪しは、必ず人柄に現れるということで、
血は争われないものだと言う事。
多くはよい場合に使うが、悪い場合にもいう。
類義語、氏素性は恥かしきもの/恥ずかしきは氏育ち




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氏無くして玉の輿


氏無くして玉の輿
うじなくしてたまのこし

女性は家柄や身分が低くても家が貧しくても、
容姿が美しくて富貴の人に見染められて縁づけば、
たちまち高い地位に上れるということ。
「氏」は、名字と同じ意味で、
昔は一般庶民が名字を名乗ることは許されなかった。
「玉の輿」は富貴な身分の女性の乗り物のこと。
女性は身分や家柄の高い男性と結婚すれば、
玉の輿で外出する身分になれるということ。
同義語、女は氏無くして玉の輿に乗る/玉の輿に乗る




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氏より育ち


氏より育ち
うじよりそだち

家柄や血筋といったものより、
環境や育てられ方のほうが人間形成に深く関係するということ。
人間は素性もさることながら、教育や境遇が大切であるという意味。
同義語、生まれ付きより育ちが第一
対義語、氏素性は争われぬ




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内裸でも外錦


内裸でも外錦
うちはだかでもそとにしき

貧しくて家計は火の車のやりくりで、
家の中では裸同然のかっこうで生活していても、
外出する時は上等の衣服を身に着けて、
世間体は飾らなければならないことのたとえ。
また、そのようにして世間体をつくろうのが、
世渡りを上手にする秘訣だということ。
類義語、世間は張り物




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馬疲れて毛長し


馬疲れて毛長し
うまつかれてけながし

馬は疲れると痩せて毛だけが長く見える。
人間もその日暮らしに追われると、無精ひげだけが伸びてくる。
また、貧しくなると知恵の働きが鈍くなるという意味で使う。
同義語、馬痩せて毛長し
類義語、運尽くれば知恵の鏡も曇る/貧すれば鈍する




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馬に乗っても口車に乗るな


馬に乗っても口車に乗るな
うまにのってもくちぐるまにのるな

馬方に奨められて馬に乗ったとしても被害はないが、
言葉巧みな口車には乗るなということ。
うっかり乗るとひどい目にあうから気をつけよと、
人生を旅に見立てていったかけことば。
「口車」とは相手をおだてたり騙したりする為の、
口先だけの巧みな言いまわし。
同義語、馬に乗るとも口車に乗るな
類義語、おだてともっこには乗るな




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馬に乗るまでは牛に乗れ


馬に乗るまでは牛に乗れ
うまにのるまではうしにのれ

高い地位につくためには、
まずは低い地位で実力をつけよということ。
乗馬は難しいので、まず牛で乗り方を練習せよという意味から。
また、乗り物としては牛より馬のほうが足が早くて適している、
しかし、近くに馬がいなくて目の前に牛がいるなら、
馬が見つかるまではその牛に乗って
少しでも先に進んだほうがよいという意味から。
最善の方法が取れなければ、次善の方法で始めよ、
何もしないでいるより、
少しでも事を進めて目標に近づけるべきだという教え。




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浮気と乞食はやめられぬ


浮気と乞食はやめられぬ
うわきとこじきはやめられぬ

浮気は恋愛のような深刻さがないためかしやすく、
乞食も生活は深刻なはずだが、
額に汗して働かなくても、どうにか食べていけるし、
一度したらなかなかやめられないということ。
悪い習慣が身につくと、改めにくいことをいう。
共に人間の心が弱いものであることを、
「うわき」と「こじき」の語呂合わせで言ったことば。




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運は天に在り


運は天に在り
うんはてんにあり

成功不成功、生死、栄枯盛衰など、
人の運はすべて天命によるということ。
また、天の支配する運はいかにあがいても変えることはできないが、
くよくよせずに最善を尽くして天命を待っていれば、
道が開けるかもしれないという期待を含んだ意味もある。
類義語、運否天賦/富貴天に在り/命は天に在り/
運は天にあり牡丹餅は棚にあり




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栄枯常なし


栄枯常なし
えいこつねなし

運勢や事業などの栄えることと衰えること。
野山の草木が繁茂したり枯れたりするように、
人の一生も幸運や不運が交互に訪れて、
盛んなときがあるかと思えば衰える時もあるということ。
同義語、栄枯盛衰 
類義語、栄華の花/栄華の夢/栄華あれば必ず憔悴あり




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蝦躍れども川を出でず


蝦躍れども川を出でず
えびおどれどもかわをいでず

ものには天から与えられた運命があって、
それぞれ生き方が決まっているものであるということ。
川海老はどんなに跳ねても、
結局は一生川から外へ出られないことから。
同義語、海老踊れども斗(ます)を出でず




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栄耀の餅の皮


栄耀の餅の皮
えようのもちのかわ

贅沢が極まった生活のたとえ。
餅を食べる時にむく必要もない餅の皮を剥くほど
奢った生活をしているということ。
度を越した、不必要な贅沢をするたとえ。
「栄耀」は贅沢な生活をすること。
同義語、栄耀に餅の皮を剥く/豆腐の皮を剥く




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縁あれば千里


縁あれば千里
えんあればせんり

縁があれば遠く離れた所の人と夫婦になったり、
深い交際を結ぶようになったりするものだが、
縁がなければすぐ近くにいても、
口を利かないどころか出会うことさえなかったりするもの。
同義語、縁あれば千里を隔てても会い易し




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縁は異なもの味なもの


縁は異なもの味なもの
えんはいなものあじなもの

男女の結びつきには、予想がつかない巡り合わせや、
常識を超えた不思議な縁によるものであるということ。
お互い好きどうしでも結ばれなかったり、
まったく意識しなかった相手に、
なにげない出来事がきっかけで結びついたりと、
縁とは不思議なものだということ。
また、微妙な味わいのあるものだという意味。
同義語、縁は異なもの
類義語、合縁奇縁/出雲の神の縁結び/何事も縁





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老いてはますます壮んなるべし


老いてはますます壮んなるべし
おいてはますますさかんなるべし

年老いたからといって自分から老け込んでしまっては駄目で、
むしろ若者をしのぐほど意気盛んでなければならないということ。
年をとって肉体は衰えても、志を持つことは年齢に関係ないのだから、より一層盛んになるべきだという意。




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王侯将相寧んぞ種あらんや


王侯将相寧んぞ種あらんや
おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや

王侯や将軍・大臣となるのは、
決まった家系や血統によるのではないということ。
「王侯」は、王と諸侯のこと。
「将相」は、将軍と宰相(大臣)のこと。
「種」は、家系や血統の意。
秦(しん)を倒すために立ち上がった農民の首領、
陳勝(ちんしょう)のことば。
どんな人でも各々の才能や努力によって
栄達できる意で用いられる。




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大犬は子犬を攻め子犬は糞攻める


大犬は子犬を攻め 子犬は糞攻める
おおいぬはこいぬをせめ こいぬはくそをせめる

順おくりに弱いものいじめをすることで、
立場の弱い者は、自分より更に弱い者をいじめるものである。
子犬は攻める相手がいないから大犬の糞でも攻めるということから、
下には下があり、弱い者いじめは世の常であるということ。




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