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阿吽の呼吸


阿吽の呼吸
あうんのこきゅう

二人以上で一つの作業を協力して行うとき、
お互いの調子や気持ちがぴったりと合っている様子をいうことば。
お互いの微妙な間合いや調子の変化などにも気持ちが通じ合い、
その微妙な変化にも対応できるほど、ぴったりと息があうこと。
「阿」は梵語の第一字母の最初の開口音。または吐く息のこと。
「吽」は最後の音で閉口音。または吸う息のこと。
「呼吸」は物事の調子のこと。
密教では、「阿吽」は、万有発生の根源と一切が帰着する知徳。
宇宙の初めと究極の意。
「阿吽の息」ともいう。
四字熟語、「阿吽之息」




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商い三年


商い三年
あきないさんねん

商売は始めてから三年ぐらいたたないと、
利益を上げるようにはならない。
だからたとえ儲けがなくても三年は辛抱が必要ということ。
また、何事においてもすぐに成功するということは殆どないから、
諦めないでその仕事を続けていくべきであるということ。
類義語、石の上にも三年。頤(あご)ふり三年。




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商い上手の仕入れ下手


商い上手の仕入れ下手
あきないじょうずのしいれべた

お客への応対がうまくて商品を売るのは上手だが、
仕入が下手で利益が上がらず儲からないということ。
人には長所短所、向き不向きがあるから、
独りで何でもできるものではない、ということをいったもの。
類義語、話し上手の聞き下手




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商いは牛の涎


商いは牛の涎
あきないはうしのよだれ

牛のよだれが切れ目なく長く垂れるように、
商売は気長に辛抱強く励む事が大事であるということ。
急いで大儲けをしようとすると失敗する事が多く、
地道にこつこつ続けるのが成功する秘訣である。




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商いは数でこなせ


商いは数でこなせ
あきないはかずでこなせ

値段を安くし、利益を少なくして品物を数多く売るのが
商売繁盛のこつであるという。
薄利多売が商売の本道であるという教え。




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商いは門々


商いは門々
あきないはかどかど

商売を成功させるには、お客をよく観察して、
そのお客に応じた商品を売るのがこつであるということ。
また、商売にはそれぞれの専門があるので、
その専門の店で買うのが安全であるということ。
類義語、餅は餅屋。芸は道によって賢し。




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商いは本にあり


商いは本にあり
あきないはもとにあり

商売の成功、不成功は投じられた資本の大小に
大きく左右されるということ。
大資本に威力にはかなわないということ。




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秋の夕焼け鎌をとげ秋の朝照り隣へ行くな


秋の夕焼け鎌をとげ 秋の朝照り隣へ行くな
あきのゆうやけかまをとげ あきのあさでりとなりへいくな

美しい秋の夕焼けは、翌日が晴天になるしるしなので、
鎌をといで畑仕事のしたくをするのが良いし、
秋の朝焼けは、雨になるしるしだから、
となり近所へ行くのも取りやめたほうが良いということ。
類義語、夕焼けは晴朝焼けは雨。




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商人と屏風は曲がらねば世に立たず


商人と屏風は 曲がらねば世に立たず
あきんどとびょうぶは まがらねばよにたたず

まっすぐに伸ばした屏風は必ず倒れてしまうので、
立てるためには角度をつけて折り曲げなければならない。
商人も同じで、正しいことを言っても理屈が理屈で
通らないこともあり、正直一方では商売を繁盛させる事ができない。
なので商人は自分の感情を押し殺し、
筋を曲げてでも客に合わせる心掛けが必要であるということ。
類義語、商人と屏風は直には立たぬ。
人と屏風は直には立たぬ。曲がらねば世が渡られぬ。




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商人に系図なし


商人に系図なし
あきんどにけいずなし

商人として成功する為には、家柄を示す系図などは必要なく、
努力や実力によるものである。
大切なのは家柄や格式ではなく、手腕であるということ。




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商人の嘘は神もお許し


商人の嘘は神もお許し
あきんどのうそはかみもおゆるし

商人が商談での駆け引きで言う嘘は止むを得ないとの意で、
神様もお許しになるということ。
だがこれは商人が言い出した言葉ともいわれているため、
本当に許しているかどうかはわからない。




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商人の子は算盤の音で目を覚ます


商人の子は算盤の音で目を覚ます
あきんどのこはそろばんのおとでめをさます

商人の子供は幼い時から金銭の勘定や損得に敏感になり、
たとえ眠っていてもパチパチと算盤の玉をはじく音がすると
目を覚ますという意味から。
人は環境に支配されるもので、子供がそれぞれの生活環境の中で
習い性(ならいせい)となって成長していくことをたとえたもの。
類義語、乞食の子は茶わんの音で目を覚ます。
武士は轡(くつわ)の音で目を覚ます。




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商人の空値


商人の空値
あきんどのそらね

商人は駆け引きや相手を見て値段をつけるため、
本当の値段は分りにくいものである。
類義語、商人の元値。商人の泣き言。




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商人の元値


商人の元値
あきんどのもとね

商人は客に商品を売る時、「これが原価です」とか
「これでは元値がきれる(原価割れしている)」とか言って勧めるが、
どこまでが本当かわからないということ。
客に元値以下で買わせることで「得した」とか「あの店は安い」と
思わせる為の手段の一つで、あらかじめ元値を高めに言うことが多く、
本当の元値は分らない事を言う。
類義語、商人の空値。商人の泣き言。




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商人は木の葉も錦に飾る


商人は木の葉も錦に飾る
あきんどはこのはもにしきにかざる

安価でつまらない品物でも、
豪華に飾り立てて高級品のように思わせて、
客に売りつけるのが商人の腕前であるということ。




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商人は損していつか倉が建つ


商人は損していつか倉が建つ
あきんどはそんしていつかくらがたつ

商人は口癖のように「損をした」「もうからない」
「去年のほうがましだ」などと言いながら、
いつの間にか倉が建つほどの金持ちになっているということ。
類義語、損と元値で倉を建て。




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商人は矢の下くぐれ


商人は矢の下くぐれ
あきんどはやのしたくぐれ

商人は時として思い切った冒険をおかさなくては、
大きい利益を得られないということ。
矢の下くぐれとは、商戦を戦場に見立てて
「命賭けの行動をせよ」と励ましたことば。
類義語、商人は矢弾(やだま)の下をくぐれ。




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あこぎな商売


あこぎな商売
あこぎなしょうばい

図々しい方法でボロもうけを企むこと。
無慈悲に金品をむさぼること。
「あこぎ」は、図々しいこと。義理人情に欠けあくどいこと。
また、しつこく何度も行うこと、という意味。

もとは、三重県津市にある「阿漕が浦」という海岸のことで、そこは伊勢神宮に供える魚をとる場所として禁猟区になっていたが、ある漁夫が夜ごと網をいれていた。
しかし何度もとっていたため、ついには見つかり密漁の罪で捕らえられたという。
類義語、阿漕が浦に引く網。あこぎな奴。





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朝起き千両夜起き百両


朝起き千両 夜起き百両
あさおきせんりょう よおきひゃくりょう

朝早く起きて働くほうが、夜遅くまで起きていて働くよりも能率がよく、十倍も得だということ。
類義語、朝の一時(ひととき)は晩の二時(ふたとき)に当たる




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朝女朝坊主


朝女朝坊主
あさおんなあさぼうず

商家にとって朝の買い物客が女や坊さんだと、
その日は客が多いといわれており喜ばしいことで、
縁起をかついだことば。
類義語、朝女に商いすれば儲けが多い。朝坊主丸儲け。




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朝駆けの駄賃


朝駆けの駄賃
あさがけのだちん

朝のうちは馬も元気が良く、
少しぐらいの荷物は苦にもしないことから、
物事が容易に出来る事のたとえ。
「駄賃」とは、駄馬で荷を届ける運賃のこと。
午前中は仕事の能率が上るという意でもつかわれる。
「行きがけの駄賃」をもじったことば。
類義語、朝飯前のお茶漬け。
朝の時間は口に黄金をくわえている。




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朝の一時は晩の二時に当たる


朝の一時は 晩の二時に当たる
あさのひとときは ばんのふたときにあたる

朝は仕事がはかどるので、
夜に仕事をする時とくらべて二倍も能率が上がるということ。
だから、仕事はなるべく朝のうちにやるほうがよい。
「一時」は、昔の時刻の数え方で約二時間。
「二時」は、約四時間。
早起きをすすめることば。
類義語、朝起き千両夜起き百両




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朝飯前のお茶漬け


朝飯前のお茶漬け
あさめしまえのおちゃづけ

物事が容易にできることのたとえ。
朝飯前の一働きで済むようなことだという意。
ふつう簡単にできることを「朝飯前」というが、これは朝飯前の
空腹時に食べるお茶漬けは、簡単にさらさらと食べ終わることから、
容易に片づくことを強調したもので、実際に朝飯前にお茶漬けを
食べるということではない。
本来は「朝飯前のお茶の子さいさい」といい「お茶の子」は
茶受けのことで、お茶に添えて出される茶菓子のこと。
本格的な食事ではないので簡単に済んでしまうことを言ったものだが、
「お茶の子」や「お茶受け」より「お茶漬け」のほうが
語呂がいいのでよくつかわれる。
類義語、朝飯前。お茶の子さいさい。朝飯前の茶受け。
朝飯前の一仕事。朝駆けの駄賃。




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朝油断の夕かがみ


朝油断の夕かがみ
あさゆだんのゆうかがみ

大した仕事ではない、まだ朝のうちだと油断して怠けていると、
夕方になって追い込んでも間に合わず、へこたれてしまうこと。
類義語、小馬の朝駆け。




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足駄をはく


足駄をはく
あしだをはく

足駄は歯の高い下駄のことで、それを履くと実際の身長より高くなることから。
人に買い物を頼まれた時、実際の値段よりも高い値段だったことにして、ひそかに上前をはねること。
また、物の売り買いの時に、本来の値段よりも高い値をつけて、その差額を稼ぐこと。





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足下の明るいうち


足下の明るいうち
あしもとのあかるいうち

昔は街灯などがなく、日が暮れると暗くて足下さえ見えなくなる。
だから仕事や移動は日が暮れる前にすませるべきだということ。
(転じて)
安全で危険が身に及ぶ前に解決すべきだというたとえ。
事態が悪化して手遅れにならないうちに策を講じるべきだということ。
また、命のあるうちにという意で使うこともある。




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足下をみる


足下をみる
あしもとをみる

相手の弱点を見抜いてつけこむたとえ。
昔、かごかきが旅人の足の疲れ具合を見て、
法外な料金を請求したことからできたことば。
さらに、客が強く出てこないと見ると、
増長して無理難題を吹っかけたりするのを、
「足下を見てつけ上がる」という。
類義語、足下に付け入る。足下につけ込む。




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畦つけ半分


畦つけ半分
あぜつけはんぶん

畦付けをていねいにするかしないかでは収穫が半分も違う。
「畦付け」は、畦塗りともいい、
田と田の間に土を盛ってねり上げて境とすること、
これをよくしておかないと水もれする。
とくに悪い地質だと念入りにしなければ、
収穫に大きな差が出てしまう。
何事にもこのように基礎的なことが重要であるということ。




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価を飾らず


価を飾らず
あたいをかざらず

ことさら値段を高くして、余計に儲けたりしないのをいう。
商品を適正価格で売るということ。




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価を二つにせず


価を二つにせず
あたいをふたつにせず

相手を見て値段を上げたり下げたりしないことで、
買い手によって値段を変えるようなことをしないということ。




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新しい箒は三日間はよい


新しい箒は三日間はよい
あたらしいほうきはみっかかんはよい

新しい箒は使い勝手もよくきれいに掃けるように、
就職したばかりの新人は、まじめで仕事ぶりも良いが、
たいていはすぐ怠けるようになるというたとえ。




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後の喧嘩先でする


後の喧嘩先でする
あとのけんかさきでする

誰かと一緒に物事を始める場合、仲の良い者同士であっても、
事を始める前なら少々のことでは喧嘩にならないものだが、
事の後ではほんのわずかな行き違いでも、それが喧嘩の原因になることがあるもの。
だから後でごたごたが起きないように、もめそうな事柄については、
あらかじめ十分に議論しておくことが大事である。




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後の喧嘩はゆっくりとせよ


後の喧嘩はゆっくりとせよ
あとのけんかはゆっくりとせよ

物事を行う時、細かい事柄は後回しにして、
おおよそのことを決めたらさっそく着手せよという意。
事前にこまごまとした事を延々と論じ合っていたのでは、
いつまでたっても事は運ばないということ。




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後は野となれ山となれ


後は野となれ山となれ
あとはのとなれやまとなれ

当面の事がなんとかなれば、
後はどうなってもかまわないということ。
作物を収穫した後の耕地が荒れ果てて
野や山になろうと知ったことではないということから、
目前の自分の利益さえ得られるならば、
後はどうなっても知らないということ。
自分の行為が原因で、どんな結果が生じようともかまわない、
という利己的、自棄的な気持ちを誇張したもの。
反対語、立つ鳥あとを濁さず




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油を売る


油を売る
あぶらをうる

やらなければならない仕事を、
雇い主や上司の目をぬすんで怠けること。
また、仕事や物事を中途半端にしたまま、
むだ話などのよけいなことをして時間をつぶすこと。
昔、油商人は桶に入った油を柄杓(ひしゃく)にくんで
買い手の器に注いで売っていたが、
油が長く尾を引くため、一人に売るだけでも
ずいぶん時間をかけていたことから。
また、髪油売りが女性客を相手に、
世間話をしながらのんびり売ったことからともいう。




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油を以て油烟を落とす


油を以て油烟を落とす
あぶらをもってゆえんをおとす

同種のものをうまく使って効果を上げることから、
仲間のものを巧く利用して目的を達することをいう。
類義語、毒を以て毒を制す 盗人の番には盗人を使え




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雨垂れ石を穿つ


雨垂れ石を穿つ
あまだれいしをうがつ

軒にしたたる雨のしずくのようなわずかな水でも、
長い間同じ所に落ちていると、いつかは石に穴をあけてしまう。
(転じて)
どんなに小さな努力でも、続けていれば大きな成果となる。
たとえ微力でも根気よく継続すれば、
大きな仕事をなし遂げることができる。
同義語、水滴りて石を穿つ 点滴(てんてき)石を穿つ
類義語、牛の歩みも千里




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甘梃子ではいかぬ


甘梃子ではいかぬ
あまてこではいかぬ

甘い考えではうまくいかないということ。
よほど覚悟を決めてかからないと、やり遂げる事が出来ない。
「梃子」は、重い物を動かす時に使う道具だが、
大きい物になると、梃子の仕掛けも複雑になる。
簡単な梃子では重量物は動かせないことから。




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網無うて淵を覗くな


網無うて淵を覗くな
あみのうてふちをのぞくな

魚を捕る網も持たずに淵を物欲しげに覗いても
仕方がないということで、準備を十分にせずに
物事に取りかかっても成功しないということ。
さらに、何の努力もしないで他人の成功をうらやむ
不心得を戒めた言葉。
同義語、網無くて淵を覗くな 網無くして淵にのぞむな 
網もたずの淵のぞき 網を持たずに海を覗くな




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あわて者は半人足


あわて者は半人足
あわてものははんにんそく

あわて者は失敗が多いので、安心して仕事をまかせられない。
だから一人前の役に立たないので、
責任の軽い半人前の仕事しか与えられないということ。




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慌てる乞食は貰いが少ない


慌てる乞食は貰いが少ない
あわてるこじきはもらいが少ない

少しでも多く恵んでもらおうとあわてて動き回る乞食は、
かえって貰いが少なくなるということから、
(転じて)
物事をあわてて取り組んだり、欲張って焦ったりしても、
よい結果が得られないということ。
類義語、あわてる鼠は穴へも入れぬ 
急がば回れ 急いては事を仕損じる




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粟一粒は汗一粒


粟一粒は汗一粒
あわひとつぶはあせひとつぶ

小さな一粒の粟にも収穫までには
一粒の汗をかく程の労力がかけられているということで、
食物を無駄にしてはいけないという教え。
農民の苦労と食物への感謝の気持ちを表したことば。
類義語、粒々辛苦




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鮟鱇の待ち食い


鮟鱇の待ち食い
あんこうのまちぐい

努力しないで利益を得ようとすること。
アンコウは、大口を開けて小魚が近づいてくるのを待ち、
ぱくりと食ってしまうことから。
働きもせずに静かにじっとチャンスを待ち、
ごちそうにありつく要領のよさをたとえたことば。




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石の上にも三年


石の上にも三年
いしのうえにもさんねん

つらくても我慢強く辛抱して続ければ、
いつかは成し遂げられるということ。
冷たい石の上であっても三年も座り続けると
暖かくなってくるということから。
なれない仕事や作業など、
世の中にはいろいろとつらいことや苦労があるが、
何事も辛抱、我慢することが肝要である。
忍耐強く耐え忍んでいればいつかは報われるということ。
同義語、火の中にも三年/
茨(いばら)の中にも三年の辛抱
類義語、禍(わざわい)も三年たてば用に立つ/
辛抱する木に金がなる/果報は寝て待て/
待てば海路の日和あり




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医者の只今


医者の只今
いしゃのただいま

約束の当てにならないこと。
急病人がでて往診を頼まれた医者が、
只今参りますと返事をするものの、
なかなかやって来ないということから。
期限などの口約束のあてにならないたとえ。
類義語、紺屋の明後日/問屋の只今/
鍛冶屋の明晩/坊さんのおっつけ




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医者の不養生


医者の不養生
いしゃのふようじょう

医者は人に養生の大切さを説くが、自分は案外不養生だということ。
(転じて)
立派なことを口にするが、実行が伴わないことのたとえ。
類義語、坊主の不信心/医者の若死/算術者の不身代/
礼法師の無礼/儒者の不品行/紺屋の白袴/大工の掘っ立て/
髪結いの乱れ髪/人相見我が身知らず




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急がば回れ


急がば回れ
いそがばまわれ

急いでいる時は近道をしたくなるものだが、
危険も多く、トラブルに巻き込まれることも少なくない。
たとえ遠回りでも安全な道を通ったほうが結局は早く着くということ。
また、急ぎの仕事はかえって丁寧な方法で確実にやるほうがよいという意味でも使う。
類義語、近道は遠道/遠路は近道/回るは近道/ゆっくり急げ/
急いては事を仕損じる/走ればつまづく




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磯際で舟を破る


磯際で舟を破る
いそぎわでふねをやぶる

せっかく波打ち際まで舟を乗り着けながら、
上陸しないうちに舟を壊してしまうことから。
(転じて)
物事を行っていて達成目前で失敗することのたとえ。
また、九分九厘まで出来た達成直前が肝心で、
もう大丈夫と安心すると気がゆるんで失敗しやすいということ。
同義語、磯際で船を破る
類義語、港口で難破船/九仞の功を一簣に虧く/
草履履き際で仕損じる




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板子一枚下は地獄


板子一枚下は地獄
いたごいちまいしたはじごく

船乗りの仕事が非常に危険なことをいったたとえ。
「板子」は、和船の底にある上げ板のこと。
その上げ板の下が船底で海に接しており、
船から投げ出されたらまず助からぬ海を、
死を意味する地獄に見立てたことば。
また、船乗り以外でも、
非常に危険な仕事であることをたとえる時に
あえて使うこともある。
同義語、一寸下は地獄




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一工面に二働き


一工面に二働き
いちくめんににはたらき

世渡りに成功するには金銭面のやりくりがうまいことが一番で、
勤勉に働くのはその次だという意味。
むやみに体を使って働くだけでは駄目で、頭を使えという教え。
「工面」は金を集めたり、動かしたりする才覚。
同義語、一工夫二働き




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一芸に名あれば遊ぶことなし


一芸に名あれば遊ぶことなし
いちげいになあればあそぶことなし

何か一つことに優れていれば、
世渡りしていくうえで食いはぐれることはない。
同義語、一芸に名ある者は必ず用いらる/芸は身を助く




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一合取っても武士は武士


一合取っても武士は武士
いちごうとってもぶしはぶし

どんなに貧しくとも、武士には武士の誇りがあるということ。
禄高はたとえ微々たる一合であろうと武士は武士であり、
農工商の上に立つ身分であることに違いはないという意味。
武士の誇り、気位の高さをいったことば。
類義語、一輪咲いても花は花




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一日作さざれば一日食わず


一日作さざれば一日食わず
いちじつなさざればいちじつくわず

一日仕事をしなければ、その日は食事をしないということ。
勤労の大切さを言ったことば。
中国唐の時代、懐海禅師(えかいぜんじ)という高僧が
畑仕事をしすぎるので、
休養してもらおうとして弟子が道具を隠した。
するとその日は食事をとらなかったという故事から。



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一日の長


一日の長
いちじつのちょう

一日だけ年長ということから、ほんの少し年上という意。
(転じて)
他人より経験や知識・技能などが少し優れていること。
孔子が弟子たちに、「私がお前達より多少年が上だからといって、
私に遠慮しなくてもよい」と言った故事から。
年の功で経験や知識・技能などが勝(まさ)っていることを指す。
自分の経験・能力・技能などを謙遜(けんそん)していうことば。




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一と言うたら二と悟れ


一と言うたら二と悟れ
いちというたらにとさとれ

人から何か頼まれたとき、
その用件を済ませるだけでは駄目で、
その先にある用件まで推察して用を果たせという意味。
人の役に立つ人間かどうかは、
先々まで頭を働かせて行動しているかどうかで
判断されることが多いもの。
気を利かせることの大切さを言ったことば。
類義語、鏨(のみ)と言えば槌(つち)




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一引き二才三学問


一引き二才三学問
いちひきにさいさんがくもん

出生する為の条件を順に言ったもの。
まず上の人からの引き立てが大切であり、
その次に才能、三番目が学問であるということ。
コネのないものはいつも不利なようだ。
類義語、一引き二運三器量/一蔓二才三学問




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一挙手一投足


一挙手一投足
いっきょしゅいっとうそく

ごく些細な一つ一つの動作、振る舞いのこと。
また、一度だけ手を上げ、足を出すほどの労力の意
(一挙手一投足の労)から、
ちょっとした骨折り、わずかな労力のこと。
同義語、一挙一動




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一升徳利こけても三分


一升徳利こけても三分
いっしょうどっくりこけてもさんぶ

一升も入るような大きな徳利だったら、
転げて中身がこぼれても三分(三合)ぐらいは残っているもの。
(転じて)
大金持ちが多少の無駄使いをしても無一文にはならないということ。
また、元手の大きな商売は少しぐらいの損は平気だということ。
「一升」は約1・8リットル、「一合」はその十分の一。
類義語、大鍋の底は撫でても三杯/古川に水絶えず




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井戸を掘るなら水の出るまで


井戸を掘るなら水の出るまで
いどをほるならみずのでるまで

物事は、やり始めたなら、
必ずやり遂げる根気が必要であるということ。
井戸を掘るのは根気がいる作業であることは、
始める前からわかっていること。
だから作業を進めていくうちに水脈が深いことに気落ちし、
中途でやめるようなら始めからやらないほうがよい。
何事においても途中でやめずに最後までやり遂げよというたとえ。




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祈るより稼げ


祈るより稼げ
いのるよりかせげ

幸福を得たいと神に祈るだけで、
怠けていてもご利益(りやく)などあろうはずがない。
自分で働いて稼ぐほうが確実であるということ。
また、困難に直面した時は祈ってばかりいても解決しない、
一生懸命に努力して自力で運命を打開すべきだということ。




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医は仁術


医は仁術
いはじんじゅつ

医術で病人を治療するのは、
人間愛に基づいた行為であるということ。
技術にかたよらず、患者の身になって治療すべきである。
医療は単なる金もうけが目的でするわけではない
という意味もある。




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牛の歩みも千里


牛の歩みも千里
うしのあゆみもせんり

歩みが遅い牛でさえ、たゆまず歩き続けていけば、
やがては千里先の遠くまで行くことができるということ。
何事も怠らずに毎日コツコツと努力を続けていけば、
いつかは大きな成果を上げることができるという教え。
類義語、雨垂れ石を穿つ/水滴りて石を穿つ




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梲が上がらぬ


梲が上がらぬ
うだつがあがらぬ

いつまでも出世できないことのたとえ。
仕事などで芽が出ないこと。
「うだつ」は梁の上で屋根を支える短い柱(ウダチ)のこと。
うだつのように上から圧迫されているという意味と、
うだつを立てるほど立派な家をもてない境遇にある
という意味の二通りがある。
また、「うだつ」は「卯建」とも書き、
防火と装飾を兼ねて家の両側に卯の字形に張り出させた
小屋根付きの袖壁(そでかべ)で
富裕な者しかこれをつけられなかったところからという説もある。




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嘘にも種が要る


嘘にも種が要る
うそにもたねがいる

嘘をつくにも、いろいろと材料が必要であることから。
何事もそれ相応の準備や元手が必要であり、
物事はそうたやすくできるものではないということ。




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旨い事は二度考えよ


旨い事は二度考えよ
うまいことはにどかんがえよ

あまりにも都合のよい話には裏があったり、
危険が潜んでいたりする。
旨い話はまゆつば物だと思って、すぐに飛び付かず、
慎重に検討することが望ましい。
後になって、どうも話が旨すぎると思った、
などと言って嘆いても手遅れである。
世の中には、うまい話が転がっているものではないと思ってよい。
類義語、うまい話は怪我のもと/旨い物食わす人に油断すな/
食わせておいて扨(さて)と言い/好事魔多し




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馬の前に荷車をつけるな


馬の前に荷車をつけるな
うまのまえににぐるまをつけるな

正しい順序で物事を行えということ。
荷馬車は馬が荷車を引くもので、
当然馬の後に荷車を繋げなくてはならない。
その馬の前に荷車をつないでも用を成さないことから。
物事の順序を誤るなと言う意味。
英語の「Don’t put the cart before the horse」から。
類義語、馬も買わずに鞍買う/本末転倒




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馬は馬方


馬は馬方
うまはうまかた

その道の専門家は専門家だけのことがあるということのたとえ。
馬は馴れない者が扱うとなかなかうまく動かない。
しかし、馬方が扱えば馬は意のままに動く、
だから馬を扱うのは馬方に任せよということから。
馬に限らず、やはりその道の専門家は一段と優れているということ。
類義語、餅は餅屋/海の事は漁師に問え




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海の事は漁師に問え


海の事は漁師に問え
うみのことはりょうしにとえ

物事はすべて、その道の専門家に相談するのが
最善の方法であるということ。
同義語、海の事は海人(あま)に山の事は杣人(そま)に聞け/
海の事は舟人に問え/山の事は山人に問え
類義語、蛇の道は蛇/舟は船頭に任せよ/餅は餅屋/
馬は馬方/病気は医者




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売出し三年


売出し三年
うりだしさんねん

商売は開業から三年くらいは、やり繰りも苦しいが、
それを切り抜けると基礎や信用もでき、
軌道に乗ったあとは順調に儲かるようになるということ。
これは商売に限らず仕事を覚えて一人前になるまでには、
三年かかると言われており、何事も三年は辛抱が必要だということ。
類義語、商い三年/石の上にも三年




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売り物には花を飾れ


売り物には花を飾れ
うりものにははなをかざれ

売り物は、品質が良くて商品価値が高くても、
それだけで売れるものではない。
客の気を引いたり、購買意欲がわくように飾り立てる必要がある、
それが商売のこつでもあるということ。
同義語、売り物に紅をさせ/売り物は毛を毟(むし)れ




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蘊蓄を傾ける


蘊蓄を傾ける
うんちくをかたむける

自分の持っている知識や技能を思う存分注ぎ込んで物事を行うこと。
「蘊蓄」は研究や経験を積んでたくわえた深い知識のことで、
「蘊蓄を傾ける」とは、その知識を発揮することをいう。
なお、自分の知識を得意になって披露することではない。




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運用の妙は一心に存す


運用の妙は一心に存す
うんようのみょうはいっしんにそんす

兵法には型があるが、それを活用するもしないも、
人の心一つであるということから。
何事についても言えることで、規則や法則は
なくてはならないものだが、それだけでは役に立たない。
活用することに価値があり、うまく機能を発揮するかどうかは
それを活用する人の臨機応変の心一つにあるということ。
中国 宋(そう)の名将 岳飛(がくひ)が、
出陣するにあたって言ったことば。
同義語、運用の妙は一心にあり




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易者身の上知らず


易者身の上知らず
えきしゃみのうえしらず

他人の身の上について占う易者も、自分のことはわからない。
自分のことは主観が入って正しい判断ができなくなるということ。
また、他人のことをあれこれ批判するより、
自ら反省せよという意味にもつかう。
同義語、陰陽師身の上知らず/人相見の我が身知らず




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枝を切って根を枯らす


枝を切って根を枯らす
えだをきってねをからす

木を枯してしまうためには、
いきなり根を掘るのは骨が折れるので、
切りやすい枝を取り除いていって、
次第に木の根まで枯らしてしまうのがよいという意味。
いきなり根本的なことに及ぼすのは難しいので、
手近な物事から順次処理していくほうがよいということ。
また、敵を倒すためには、軟弱なところから攻撃していき、
本拠地が次第に衰えるのを待つということ。
同義語、枝を刈り根を枯らす/葉を截ちて根を枯らす




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得手に鼻突く


得手に鼻突く
えてにはなつく

人は自分が得意にしていることは、
かえって油断して不注意になるので失敗するものだということ。
だから得意なことでも初心を忘れることなく、
注意と努力を傾けて物事に取り組むべしということ。
「鼻突く」は、鼻を物に打ち当てる意味で、
思わぬ失敗をすること。
同義語、得手で手を焼く/得手で仕損ず
類義語、過ちは好む所にあり/泳ぎ上手は川で死ぬ/
川立ちは川で果てる/猿も木から落ちる




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得手に帆を上げる


得手に帆を上げる
えてにほをあげる

順風の時に帆を上げると船は快調に進んでいくことから。
(転じて)
待ち受けた絶好機の到来を利用して
得意な分野で存分に力をふるうことのたとえ。
「得手」は得意とすること。
同義語、得手に帆/得手に棒/追風に帆を上げる
類義語、順風満帆/流れに棹さす




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江戸中の白壁は皆旦那


江戸中の白壁は皆旦那
えどじゅうのしらかべはみなだんな

この店をやめても、広い江戸には奉公先は
いくらでもあるという意味。
この店ばかりが勤め口じゃないと、
奉公人がふてくされて口にすることば。
「白壁」は白壁造りの土蔵で、大きい商家、
大店(おおたな)のこと。
「旦那」は商家の使用人が主人を呼ぶ名称。
類義語、此処(ここ)ばかりに日は照らぬ/
米の飯と天道様はどこへ行ってもついて回る/
世界中は白壁作り




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恵比須講の儲け話


恵比須講の儲け話
えびすこうのもうけばなし

ありそうもない儲け話のこと。
恵比須講は十月二十日に恵比須神をまつる行事で、
昔、江戸の商家では、店に恵比須神の像をまつり、
家人の間で、売り手と買い手に分かれ、五万両、十万両などの
高値をつけて「売ろう」「買おう」と言い合い、
売買の真似をして繁盛を祈ったという風習から、
夢のような大儲けの話をいう。




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蝦で鯛を釣る


蝦で鯛を釣る
えびでたいをつる

小海老のような小さなえさで、
鯛のような大きな獲物を手に入れることから、
少しの元手で大きな利益を得ることのたとえ。
また、わずかな努力で大儲けすること。
同義語、海老で鯛を釣る/蝦鯛(えびたい)
類義語、雑魚で鯛釣る/麦飯で鯉を釣る




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縁の下の力持ち


縁の下の力持ち
えんのしたのちからもち

縁の下のような目立たない場所で、力仕事をしている人のように、
人の目につかないところで、他人のために重要な働きをするたとえ。
決して目立つことはないが、その存在なしで成功はあり得ない、
陰の働き手のこと。
同義語、縁の下の掃除番/縁の下の舞
類義語、楽屋で声をカらす




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大河を手で堰く


大河を手で堰く
おおかわをてでせく

出来ないことのたとえ。
大きな川の流れを手で堰き止めようとすることから、
無謀で不可能な方法のたとえ。
類義語、大海を手で塞(ふさ)ぐ/大空の星を竿で落とす/
大山の崩れを線香で支える




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大掴みより小掴み


大掴みより小掴み
おおづかみよりこづかみ

商売は一度に大金を儲けようとすると、
無理をしてしまうために元も子もなくなってしまうことがある。
一度に大もうけするよりも、堅実に少しずつもうけていくほうが、
結果的には成功するということ。
同義語、大取りより小取り/大取りよりは小儲け




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起きて働く果報者


起きて働く果報者
おきてはたらくかほうもの

健康で働けるほど幸せなことはないということ。
生活が豊かであれば申し分ないが、
たとえ苦しい生活であっても、病床に臥せることもなく、
毎日元気に働けるのは幸せ者であるということ。
健康で元気に過ごしているときはあまり気にならないが、
病気で寝込むようになるとしみじみ実感するものである。
「果報者」は、幸せ者の意。




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お茶の子さいさい


お茶の子さいさい
おちゃのこさいさい

たやすくできることのたとえ。
「お茶の子」は、お茶受けともいい、
お茶と一緒に出されるお茶菓子のこと。
「さいさい」は、俗謡の「のんこさいさい」という
囃子詞(はやしことば)をもじったもの。
本格的な食事ではないので、
すぐに食べおわってしまうことから、
容易にできる物事のたとえにいう。
また、簡単に済んでしまう仕事などにも使う。
同義語、朝飯前のお茶の子/お茶の子/
朝飯前/朝飯前のお茶漬け/朝駆けの駄賃




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お膳立てをする


お膳立てをする
おぜんだてをする

「お膳立て」は、膳の上に食器・料理を並べること。
また、膳を据え並べること。
食事の準備を整えて、すぐに食事ができる状態にすること。
(転じて)
あることがすぐに始められるように、
また、うまく事が運ぶように、いろいろ整えて準備をすること。




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斧を掲げて淵に入る


斧を掲げて淵に入る
おのをかかげてふちにはいる

物の使い道を誤ることのたとえで、
理屈に合わない見当外れの使い方をしようとすること。
木を伐採する道具である斧を振りかざして川の淵に入ったところで
魚を捕れるはずもなく、何の役にも立たないということから、
適材を適所に用いなければ意味がないというたとえ。




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御払い箱


御払い箱
おはらいばこ

使用人を解雇すること。
また、不用品を処分すること。
伊勢神宮の御祓いの札を入れた箱を「御祓箱」といい、
毎年新しいものが来て古いものを処分することから。
「祓い」と「払い」をかけていう。





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終わりが大事


終わりが大事
おわりがだいじ

物事は達成しようとする間際に失敗する例が多い。
そこで初めを入念にするのは必要だが、緊張を緩めず、
終わりはとくに慎重さを期さなければならないということ。
類義語、百里の道を旅行く者は九十里を以って半ばとすべし/
終わりを慎(つつし)む事始めの如くんば則ち敗事無し





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終わり良ければすべて良し


終わり良ければすべて良し
おわりよければすべてよし

物事は結果がすべてであり、結果がさえ良ければ、
途中で失敗や苦労があっても全く問題にならないということ。
動機や途中の過程よりも締め括りが大切であるということ。





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お椀を持たぬ乞食はない


お椀を持たぬ乞食はない
おわんをもたぬこじきはいない

どんな乞食でも貰い物を受ける椀は大切に持っているように、
誰でも生業に必要な仕事道具は、必ずちゃんとそろえておけという戒め。





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女賢しゅうして牛売り損なう


女賢しゅうして牛売り損なう
おんなさかしゅうしてうしうりそこなう

売り手の女が賢いと、売り物の牛について不必要なことをいったりして、売り時を失い結局損をするという意味。
女は利口そうに見えても目先のことにとらわれ、広い視野からものごとを判断できないため、大局を見失って失敗することが多いということ。
牛を売る時に、少しでも高く売ろうとして
「この牛は丈夫で少しの欠点もない、足にも傷ひとつない。」
などと言ったために、買い手がその言葉をきっかけに調べまわり、
足に傷を発見して買うのをやめたという話から。
利口ぶる女性をなじったことば。
同義語、女賢しくて牛売り損なう/女発明で牛の値が下がる/女が口を叩けば牛の値が下がる
類義語、女の知恵は鼻の先/女の賢いのと東の空明かりは当てにならぬ





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書いた物が物を言う


書いた物が物を言う
かいたものがものをいう

書類として残されたものは決定的な証拠になるということ。
口約束では後になって、言った言わないと水掛け論になるおそれがあるので、弁解や言い逃れを許さない為にも書類を証拠として残すのがよい。
同義語、証文が物言う/死んでも書いた物が物を言う





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蛙の願立て


蛙の願立て
かえるのがんだて

前ばかり見て後ろを顧みない者や、いいかげんな考えで失敗してしまうことのたとえ。
また、儲かる事ばかり考えて損をする事を考えずに失敗する者にもいう。
かえるが人間のように立って歩けるようにと願を立てて、清水寺にお参りした。
願いは叶ったが、目は元のまま後ろ向きなので、歩けずにひからびて死んだという話から。
同義語、蛙の立願(りゅうがん)





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懸かるも引くも折りによる


懸かるも引くも折りによる
かかるもひくもおりによる

物事を始めるのも終わらせるのも、ふさわしい機会をつかむことが大切だということ。
敵に攻めかかるにしても、退却するにしても適当な時機があるという意味から。
類義語、懸かるも引くも時による/駆くるも引くも折による





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書き入れ時


書き入れ時
かきいれどき

商売などが繁盛して、最も利益の上がる時期のこと。
また、一日のうちで最も忙しい時間のこと。
「書き入れ」は、利益を帳簿に記入すること。
なお、帳簿の「書き入れ」に忙しいとこからいったことばで、お客を店に「掻き入れ」るのに忙しい時という意味ではない。





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駕籠かき駕籠に乗らず


駕籠かき駕籠に乗らず
かごかきかごにのらず

仕事として取り扱っている物や技術は、他人のために使うばかりで、自分のためにはかえって使用しないことのたとえ。
自分のものを自分のために使用できない境遇にもいう。





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籠で水を汲む


籠で水を汲む
かごでみずをくむ

いくら苦労しても効果がなく、無駄骨折りにすぎないことのたとえ。
竹で編んだ籠で水を汲んでも、網の目から流れて水はすくえないことから、苦労しても少しも良い結果が得られず徒労(とろう)に終わることの意。
また、経済観念に欠けることにもいう。
類義語、網の目に風たまらず/ざるに水





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駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人


駕籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋を作る人
かごにのるひとかつぐひと そのまたわらじをつくるひと

世の中には駕籠に乗る身分の人もいれば、駕籠を担いで生活している人もいて、さらに駕籠かきの履く草鞋を作る人もいるということ。
世の中の階級や職業はさまざまであり、そのさまざまな境遇の人が互いに助け合って社会が成り立っているというたとえ。





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傘屋の小僧


傘屋の小僧
かさやのこぞう

仕事や作業を一所懸命にやっても叱られるということ。
傘を作る時に傘の骨を折って叱られることから、頑張って主人のために働いたのに、少しもほめられず叱責されてばかりのつらい立場のこと。
一所懸命という意味の骨折りと、傘の骨を折るとの洒落ことば。
同義語、傘屋の丁稚





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頭が動かねば尾が動かぬ


頭が動かねば尾が動かぬ
かしらがうごかねばおがうごかぬ

上に立つ者が先に立って働いてみせないと、下の者は熱心に働こうとはしない。
上に立つ者は、率先して範を示せということ。
同義語、頭(あたま)が動けば尾も動く/頭が回らにゃ尾も回らぬ





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