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ああ言えばこう言う


ああ言えばこう言う
ああいえばこういう

あれこれと理屈をつけて言い返し、
相手のことばを素直に聞こうとしないこと。
人のはなしに口ごたえして、
なかなか従おうとしない態度のこと。
ことばじりをとらえたり、
筋の通らない屁理屈を並べたりする人にいう。
類語、右と言えば左。
山と言えば川。




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相手見てからの喧嘩声


相手見てからの喧嘩声
あいてみてからのけんかごえ

相手が自分より弱そうだ見ると、
途端に威勢よく大声を張り上げ喧嘩を売る態度をとること。
空威張りのこと。




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青田ほめられ馬鹿ほめられ


青田ほめられ馬鹿ほめられ
あおたほめらればかほめられ

これからどのようになるのか判らないもの、
あまり当てにならないものを褒めること。
稲は青い内はたとえ出来が良さそうに見えても
収穫時にはどうなるかわからない。
人間も子供の頃には天才児とか神童と呼ばれても、
大人になったらどうなるかわからないのに、
そういう者でも褒めるということの例え。
類義語、子供と青田はほめられぬ。




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赤い信女が子を孕む


赤い信女が子を孕む
あかいしんにょがこをはらむ

未亡人が私通をして妊娠すること。
夫が死亡すると墓石に戒名を刻むが、それに並べて妻の戒名も作り掘っておいて、これに朱を塗っておく風習がある。
「信女」は女性の戒名の下につける称号だが、
生きているうちは赤い字で「信女」であり、未亡人をいみする。
未亡人なのに子をはらんでいる、と侮蔑する言葉として使われる。




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垢で死んだ者はない


垢で死んだ者はない
あかでしんだものはない

風呂に入らなければ垢がたまり不潔になるが、だからといってそれが原因で死んだ人はいないということ。
風呂嫌いな者の言い訳。または、風呂嫌いへの皮肉として使われる。
類義語、垢に食われても死にはせぬ 垢がたまっても死なない




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赤恥をかかせる


赤恥をかかせる
あかはじをかかせる あかっぱじをかかせる

多くの人前で相手にひどい恥をかかせること。
面目が損なわれるほどの屈辱与えること。
「赤」は恥を強めていうことば。




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垢も身の内


垢も身の内
あかもみのうち

垢も体の一部であるから
むやみに洗い落とすものではないということ。
長湯していつまでもごしごし体を洗っている人を
冷やかすときに用いられる。
「腹も身の内」をもじった言葉。




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明るけりゃ月夜だと思う


明るけりゃ月夜だと思う
あかるけりゃつきよだとおもう

考えが浅く、世間知らずであることのたとえ。
夜、外が明るいのにはさまざまな原因があるはずだが、
それを単純に明るければ月夜だと思うということから。
単純でのんきな者を嘲笑する時などに使う。
類義語、団子さえ食えば彼岸だと思う




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垢を洗って痕を求む


垢を洗って痕を求む
あかをあらってあとをもとむ

垢を洗い落として隠れていた傷跡を探し出す意から
(転じて)
他人の小さな欠点をわざわざ見つけ出すこと。
また、他人の落度を暴いた事で、
逆に自分のボロを出してしまう事にも使われる。
類義語、毛を吹いて疵を求む。藪を突いて蛇を出す。




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空き樽は音が高い


空き樽は音が高い
あきだるはおとがたかい

内容の伴わない軽薄なおしゃべりのこと。
中身のつまった樽は、たたいても重々しい音がするが、
からっぽの樽をたたくと高い音をたてることから。
(転じて)
内容のないおしゃべりのこと。中身もなくつまらない話をすること。
また、浅薄な人ほど騒々しく、おしゃべりだということのたとえ。
同義語、「空樽は音高し」
類義語、「浅瀬に仇波」「吠える犬は噛みつかぬ」





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秋日に照らせりゃ犬も食わぬ


秋日に照らせりゃ犬も食わぬ
あきびにてらせりゃいぬもくわぬ

秋の日ざしは暑くも寒くもなく非常に気持ちがいいので、
日焼けを気にすることなく素肌を出している事が多い。
しかし秋の日ざしはまだまだ強くて日焼けしやすい。
昔は色白が美人の条件だったので、
日焼け肌の女性は相手にされないということを
少々大げさに言ったもの。




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空家で声嗄らす


空家で声嗄らす
あきやでこえからす

誰もいない空き家で、どんなに大声で呼びかけても、
誰かが返事するはずもなく声がかれるだけの意から、
(転じて)
無駄骨を折ること。
いくら努力しても人に認められないこと。
無駄な努力を繰り返している人に対する皮肉として用いられる。
類義語、縁の下の舞。楽屋で声からす。空家で棒を振る。




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秋葉山から火事


秋葉山から火事
あきばさんからかじ

秋葉山には火災除けの神を祭る秋葉神社があるが、
その秋葉山から火事が出たということから。
他を戒(いまし)める指導的な立場の者が
過ちを犯してしまう皮肉を言ったもの。
類義語、愛宕から火を出す。火消しの家にも火事。




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揚げ足を取る


揚げ足を取る
あげあしをとる

人の言い間違いにつけこんだり、言葉じりをとらえて、
相手をやりこめたり皮肉を言うこと。
相撲で、技を掛けようとして地面から宙に浮いた相手の足を取って、
倒そうとしたところからきたことば。




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あこぎな商売


あこぎな商売
あこぎなしょうばい

図々しい方法でボロもうけを企むこと。
無慈悲に金品をむさぼること。
「あこぎ」は、図々しいこと。義理人情に欠けあくどいこと。
また、しつこく何度も行うこと、という意味。

もとは、三重県津市にある「阿漕が浦」という海岸のこと。
そこは伊勢神宮に供える魚をとる場所として禁猟区になっていたが、ある漁夫が夜ごと網をいれていた。
しかし何度もとっていたため、ついには見つかり密漁の罪で捕らえられたという。
類義語、阿漕が浦に引く網。あこぎな奴。




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浅瀬に仇波


浅瀬に仇波
あさせにあだなみ

考えの浅い者ほど騒々しいということ。
川の深いところは波は立たないが、
浅いところは立ち騒ぐことから、
(転じて)
思慮の浅い軽薄な者ほど、
つまらないことにやかましく騒ぎたてるという意。
「仇波」は「徒波」とも書く。
類義語、空き樽は音が高い やせ犬は吠える 
能なし犬の高吠え 弱い者のから威張り




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朝題目に宵念仏


朝題目に宵念仏
あさだいもくによいねんぶつ

朝のうちは日蓮宗(にちれんしゅう)の題目
「南無妙法蓮華経」と唱え、
夕方になると念仏宗(浄土真宗・時宗など)の念仏
「南無阿弥陀仏」と唱えるということで、
しっかりした考えを持たない無定見なことのたとえ。




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味無い物の煮え太り


味無い物の煮え太り
あじないもののにえぶとり

食べ物は煮ると小さくなるのがふつうだが、
あまり美味くもないような物に限って、
煮ると量が増えるのでいっそう味気ないという意から。
つまらない物に限って、たくさんあること。
類義語、まずい物の煮え太り。
うどんの煮え太り。うどの大木。




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足の裏の飯粒をこそげる


足の裏の飯粒をこそげる
あしのうらのめしつぶをこそげる

「こそげる」は、刮(こそ)ぐ、削り取るの意。
踏みつけて足の裏についた飯粒を、
こそいで口に入れる意から。
非常にけちなことの意。
また、不潔このうえないことにもいう。




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小豆と女のしょっぱいのには手が付かぬ


小豆と 女のしょっぱいのには 手が付かぬ
あずきと おんなのしょっぱいのには てがつかぬ

あずきは甘く煮たものでなければうまくないし、
女はあまり勘定高いと嫌われる。
あずきも女も甘くないといただけないということ。




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小豆飯を炊けば初午とみる


小豆飯を炊けば 初午とみる
あずきめしをたけば はつうまとみる

単純で早合点すること。
独りよがりで能天気だという意。
初午は二月の初の午の日をいい、
京都の伏見稲荷に神が降りた日として「初午祭」が行われる。
この日は日本各所にある稲荷神社でも祭られ、
赤飯や小豆飯をお供えする。
小豆飯を炊くのを見て、初午の日だと勘違いしてしまうことから。
馬鹿の一つ覚えで、
物事を深く考えない軽薄な者を嘲笑する時などに使う。
類義語、団子さえ食えば彼岸だと思う。明るけりゃ月夜だと思う。




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愛宕から火を出す


愛宕から火を出す
あたごからひをだす

愛宕山は京都にあって雷神を祭り、防火の守護神としている。
その御本尊から火を出すということで、
ふだん他を戒めているものが、過ちを犯すことのたとえ。
類義語、秋葉山から火事 火の番小屋から火事 
火消しの家から火事




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頭掻くか字を書くか


頭掻くか字を書くか
あたまかくかじをかくか

悪筆の人間が、
どうしても文字を書かなければならないときの情景。
あまりにも字が下手で、
恥ずかしい思いをして頭でもかくしかないという、
困り果てている様子をからかっていうことば。
「掻く」と「書く」を重ねた語呂合わせのことば。
同義語、恥をかくか字を書くか




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頭でっかち尻つぼみ


頭でっかち尻つぼみ
あたまでっかちしりつぼみ

はじめは大きく堂々としていたが、しだいに小さく貧弱になること。
また、はじめは盛んな意気込みで威勢がよかったものの長続きせず、だんだん勢いがなくなり意気地がなくなること。
最後がだらしないこと。
「頭でっかち尻すぼみ」ともいう。
類義語、竜頭蛇尾




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頭の上の蝿を追え


頭の上の蝿を追え
あたまのうえのはえをおえ

他人のことに口出しするよりも、自分のことをしっかりやれということ。
自分の頭の上にたかる蠅さえ、ろくに追い払うことが出来ない者が、
他人の頭の上の蠅を追い払おうとするなという意味から。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。




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頭の上の蝿も追われぬ


頭の上の蝿も追われぬ
あたまのうえのはえもおわれぬ

自分の頭にたかる蠅さえ満足に追い払えない意から。
自分一人の始末さえも何一つ満足にできかねることのたとえ。




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頭の黒い鼠


頭の黒い鼠
あたまのくろいねずみ

主人の金品をくすねる使用人のこと。
また、盗んだのは身近にいる人間だろうとほのめかすときにも使う。
鼠は食物などを盗むことから、泥棒の代名詞にもなっており、
屋根裏に住み着くことから、同じ家の住人をさす。
頭の黒いとは、頭髪が黒いことから、人間のこと。
金や物がなくなった時、この家の人間が盗んだと暗にいうことば。




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頭禿げても浮気はやまぬ


頭禿げても浮気はやまぬ
あたまはげてもうわきはやまぬ

年を取っても道楽はなかなかやまないということ。
人はいくつになっても色気はあるもので、
浮気癖は収まらないものだということ。




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あたら男に尾が下がった


あたら男に尾が下がった
あたらおとこにおがさがった

着物の帯がとけて、だらりとさがった不恰好な様子をいったもの。
高価な衣装を格好良く着こなしたつもりで堂々としているのに、
実はどこか抜けていて醜態をさらすことのたとえ。




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新しい箒は三日間はよい


新しい箒は三日間はよい
あたらしいほうきはみっかかんはよい

新しい箒は使い勝手もよくきれいに掃けるように、
就職したばかりの新人は、まじめで仕事ぶりも良いが、
たいていはすぐ怠けるようになるというたとえ。




                                                             | 悪口 皮肉 軽蔑

あったら口に風邪ひかす


あったら口に風邪ひかす
あったらくちにかぜひかす

せっかく親切心で口を利いてやったのに、
無駄になってしまったことのたとえ。
「あったら」は、「あたら」の転じたことばで、
もったいないことに、惜しくもの意。
「口に風邪を引かす」は、言ったことが無駄になること。
類義語、無用の口に風邪ひかす




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当てられた茸汁


当てられた茸汁
あてられたきのこじる

おまえさんの言う通りになったという意。
ご推量の通り当たったと、茸汁に当たった(中毒した)とかけたもの。
多分にいまいましさを含む駄洒落。




                                                             | 悪口 皮肉 軽蔑

後から剥げる正月言葉


後から剥げる正月言葉
あとからはげるしょうがつことば

「正月言葉」は、正月に用いるていさいぶった言葉で、
使いなれないだけに、つい言い間違えて
化けの皮が剥がれるということ。
よそ行きことばや、うわべだけ飾ったお世辞は、
すぐにばれるということ。
柄に似合わない上品ぶりなどにもいう。




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穴蔵で雷聞く


穴蔵で雷聞く
あなぐらでかみなりきく

程度を越えて用心深いことのたとえ。
雷が鳴ると蚊帳の中に潜り込むくらいのことならまだしも、
穴蔵に逃げ込むのは臆病者のすることだということから。
用心深さをいうよりも、臆病者をあざけるのに近いことば。




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穴の狢を値段する


穴の狢を値段する
あなのむじなをねだんする

狢は穴熊の異名で、まだ穴の中にいて捕らえてもいないうちから、
いくらに売れるか、などと値段を言い合って予想することから。
当てにならない先のことを当てにして、
あれこれと目論(もくろ)む愚を評したことば。
同義語、捕らぬ狸の皮算用




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油を売る


油を売る
あぶらをうる

やらなければならない仕事を、
雇い主や上司の目をぬすんで怠けること。
また、仕事や物事を中途半端にしたまま、
むだ話などのよけいなことをして時間をつぶすこと。
昔、油商人は桶に入った油を柄杓(ひしゃく)にくんで
買い手の器に注いで売っていたが、油が長く尾を引くため、
一人に売るだけでもずいぶん時間をかけていたことから。
また、髪油売りが女性客を相手に、
世間話をしながらのんびり売ったことからともいう。




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油をかける


油をかける
あぶらをかける

人をおだてること。
言動などにより煽動すること。
類義語、火に油をかける 火に油を注ぐ




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阿呆に取り合う馬鹿


阿呆に取り合う馬鹿
あほうにとりあうばか

阿呆や馬鹿にはかかわるなと言ういましめ。
阿呆を相手に本気で怒ったり喜んだりする者は、
やはり馬鹿者であるということ。




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阿呆に法なし


阿呆に法なし
あほうにほうなし

阿呆や馬鹿には法律も理屈も無く、常識が通らない。
だから何をやらかすかわからないということ。
類義語、馬鹿ほどこわいものはない 
馬鹿は火事よりこわい。




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阿呆の三杯汁


阿呆の三杯汁
あほうのさんばいじる

汁のおかわりは二杯まではふつうであるが、
三杯目ともなると作法を知らない馬鹿者であるということ。
また、馬鹿者にかぎって大食をすることのたとえ。
類義語、馬鹿の大食い




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阿呆の鳥好き貧乏の木好き


阿呆の鳥好き 貧乏の木好き
あほうのとりずき びんぼうのぼくずき

愚者が珍鳥を飼って楽しんだり、
貧乏人が高価な古木を愛玩したりするのは、
物好きであるというより、
むしろこっけいであるということ。




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阿呆の高笑い


阿呆の高笑い
あほうのたかわらい

馬鹿者がよくやるという大笑いのこと。
物事の裏表を深く考える能力が無く、つつしみを欠く者は、
笑うときにも前後を顧みることはない。
人が笑っているその笑いの裏には、
悲しみがあるかもしれないのを読み取ろうとしないで、
大声で高々と笑いこける愚かさをいう。




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阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ


阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
あほうのはなげでとんぼをつなぐ

トンボを結んで繋ぐことができるほど鼻毛をのばしている
ということで、愚か者は身なりまでもだらしないというたとえ。
鼻毛が伸びているのは見た目も悪く、
だらしない愚かな人間だと思われやすい。
愚かな人間ほど鼻毛も伸び放題が多いということで、
トンボがしばれるほどと誇張していう。




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阿呆は風邪引かぬ


阿呆は風邪引かぬ
あほうはかぜひかぬ

阿呆は冬に薄着で北風にさらされようとも寒がらず、
風邪をひいたり身体を壊したりしないということ。
真冬の寒さを寒いと感じないのは、
鈍感だからであり、つまりは馬鹿だということから。
病気一つしない健康者への負け惜しみで言ったり、
自分の健康を謙遜して言う事もある。
同義語、馬鹿は風邪引かぬ




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甘い物に蟻がつく


甘い物に蟻がつく
あまいものにありがつく

甘いものには自然に蟻がたかることから、
(転じて)
多額の利益や利権などに人々が次々に集まってくること。
類義語、窪い所に水溜まる




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余りしゃべるとお里が知れる


余りしゃべるとお里が知れる
あまりしゃべるとおさとがしれる

人は会話をしているうちに、性格、教養などが判断されてしまう。
どれだけ豪華で綺麗なものを身につけて上品に振舞ったとしても、
話し方などでその人の生まれ育った環境がわかってしまうということ。
見かけによらず下品に育ったことがばれる場合など、
悪い意味に用いられる。
また、長話しをしていると、
自然に出身地の方言も出て生国がわかるということ。
同義語、お里が知れる お里が現れる
口の利きよでお里が知れる




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阿弥陀も銭で光る


阿弥陀も銭で光る
あみだもぜにでひかる

今の世の中、仏の御利益(ごりやく)でさえ賽銭や御布施、
お供え物の金額の多寡によって、違いが出てくるということ。
「阿弥陀」は、西方極楽浄土にいる仏で阿弥陀如来のこと。
万事お金の世の中で、
金銭の威力が絶大であることを風刺したことば。
同義語、阿弥陀の光も金次第 金が物言う 
仏の光より金の光 地獄の沙汰も金次第




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雨の降る日は天気が悪い


雨の降る日は天気が悪い
あめのふるひはてんきがわるい

わかりきった事のたとえ。
ごく当たり前の事をもっともらしく言うときにつかうことば。
また、そのようなことを言う人に対し、皮肉を込めてつかうこともある。
類義語、犬が西向きゃ尾は東 兄貴は俺より年が上




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言うなり地蔵


言うなり地蔵
いうなりじぞう

何でもはいはいと人の言いなりになっていて、
自分の信念や主義主張のないお人好しを、
意思をもたない地蔵にたとえたことば。
イエスマンのことを言う。




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家柄より芋茎


家柄より芋茎
いえがらよりいもがら

家柄を自慢する者がいるが、それを食えるわけでもなく、
芋茎ほどの値打ちもないということ。
また、落ちぶれて実力もないのに、
旧家や門閥(もんばつ)といった家柄を誇るのを嘲ったことば。
「芋茎」は、里芋の茎を干したもの。
同義語、家柄より食いがら/芋茎は食えるが家柄は食えぬ/
家の高いより床の高いがよい




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家泣きの外笑い


家泣きの外笑い
いえなきのそとわらい

家では泣きごとばかりいってるが、
一歩家を出るとのんきな振る舞いをする人のこと。
この他に、家では怒りっぽいのに、外では至極穏やかであったり、
家ではろくに口を聞かない人が、外ではお喋りな人だったりと、
とかく内面は悪いが、
外面がよかったりするのは同類の人たちである。
類義語、内閻魔の外恵比寿




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石に裃


石に裃
いしにかみしも

謹厳で堅苦しい人のたとえ。
硬い石にさらに堅苦しい礼服の裃を着せたようだということで、
堅いだけがとりえの人のこと。
また、堅いだけで融通の利かないのを嘲笑う意味にも使う。
「裃」は江戸時代の武士の礼服。
類義語、石部金吉鉄兜




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石に漱ぎ流れに枕す


石に漱ぎ流れに枕す
いしにくちすすぎながれにまくらす

負け惜しみが非常に強いこと。
また、こじつけがうまいことのたとえ。
自分の間違いにへりくつをつけてうまく言い逃れをすること。
晋(しん)の孫楚(そんそ)は隠遁しようと思い、
友人に「流れに漱ぎ石に枕す」と言うつもりを、
「石に漱ぎ流れに枕す」と言ってしまった。
その誤りを指摘されたが、孫楚は認めず
「石で口をすすぐのは歯を磨くためであり、
流れに枕するのは俗世間のくだらない話を聞いた耳を洗うためだ」と
言い逃れたという故事から。
夏目漱石のペンネームも、また「さすが」という語に「流石」の字を
当てるのも、この故事に由来する。
四字熟語、漱石枕流(そうせきちんりゅう)




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石の物言う世の中


石の物言う世の中
いしのものいうよのなか

秘密や隠し事が外に漏れやすいというたとえ。
聞いたり話たりすることができないはずの石が、
人の話を聞いて誰かに話すことで、
どこでだれが聞いてるかわからない、
秘密が漏れやすい世の中であるということ。
また、民衆が悪政に憤るときには物言わぬ石までもが
物を言うという意味でも使う。
類義語、石に耳あり/壁に耳あり/岩に口




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石部金吉鉄兜


石部金吉鉄兜
いしべきんきちかなかぶと

極端に物堅く、生真面目な人のこと。
融通のまったく利かないたとえ。
また、お金や女性に心を惑わされない人の形容。
「石部金吉」は、堅い物の代表的な石と金の二つを並べて人名のようにしたことばで、そのような人が、鉄の兜をかぶっているほど堅いということから。
同義語、石部金吉
類義語、石に裃/木仏金仏石仏(きぶつかなぶついしぼとけ)/
木の股から生まれる




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医者の不養生


医者の不養生
いしゃのふようじょう

医者は人に養生の大切さを説くが、自分は案外不養生だということ。
(転じて)
立派なことを口にするが、実行が伴わないことのたとえ。
類義語、坊主の不信心/医者の若死/算術者の不身代/
礼法師の無礼/儒者の不品行/紺屋の白袴/大工の掘っ立て/
髪結いの乱れ髪/人相見我が身知らず




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何れを見ても山家育ち


何れを見ても山家育ち
いずれをみてもやまがそだち

大勢いても、どれもこれも田舎者みたいで、上品な顔立ちや物腰のものは一人もいない。
また、無教養なものばかりで、役に立ちそうなのは一人もいないと言う事。
日本三大歌舞伎の一つ「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」に登場する「武部源蔵(たけべげんぞう)」が、大恩ある師匠の息子「菅秀才(かんしゅうさい)」の身替わりとなりそうな、品格ある面立ちの子供が見つからず、思案に暮れて言ったことば。
類義語、どんぐりの背比べ




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戴く物は夏も小袖


戴く物は夏も小袖
いただくものはなつもこそで

「小袖」は、袖口を狭くした絹の綿入れの着物のこと。
暑い夏に冬物の着物を着ることなどなく不要なのだが、ただでくれるというなら、もらっておくということで、人の欲深さを表したことば。
同義語、貰う物は夏も小袖




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一番風呂は馬鹿が入る


一番風呂は馬鹿が入る
いちばんぶろはばかがはいる

新湯(あらゆ)は毒というし、
沸かしたてのお湯は荒くて刺激が強く、
入り心地もよくないうえに体によくないということ。
とくに老人や病弱な人には禁物という。
類義語、さら湯は身の毒




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一文惜しみの百知らず


一文惜しみの百知らず
いちもんおしみのひゃくしらず

ほんのわずかな出費を惜しんだために、
あとで大きな利益を失う愚に気付かないたとえ。
一文ほどのわずかな金を惜しんだばかりに、
後で百文もの大損をする愚かさをいった言葉。
目先の小さな損得にこだわってはならないという戒めのことば。
同義語、一文吝みの百失い/一文吝みの百損/一文儲けの百失い
類義語、小費を苦しみ大利を失う/小利を貪り大利失う/
一文拾いの百落とし/安物買いの銭失い
反対語、損して得とれ




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一を識りて二を知らず


一を識りて二を知らず
いちをしりてにをしらず

知識や見識の浅く狭いことをいう。
あることの一面、また、一つの場合だけを知っていて、
別の面や別の場合は知らないということ。
他の側面や変化を知らず、応用力が弱い事のたとえ。
同義語、一を執りて二を顧みず/其の一を識りて其の二を知らず
類義語、馬鹿の一つ覚え




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一丁字を識らず


一丁字を識らず
いっていじをしらず

たった一個の文字さえも知らないということ。
また、教養のない人をいうことば。
中国では「一個」のことを「一个」と書くが、
「个」と「丁」が似てるため、
伝写の間に丁と誤られてしまったということから。
同義語、目に一丁字なし
類義語、無学文盲




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従兄弟はとこは道端の犬の糞


従兄弟はとこは道端の犬の糞
いとこはとこはみちばたのいぬのくそ

昔は子供が多かったので、従兄弟や、
はとこ(またいとこ)も自然とたくさんだった。
また、犬の糞はそこいらの道端にたくさんあるが、
肥料の足しにもならないということから。
従兄弟や、はとこはたくさんいても、
大して頼りにならないというたとえ。
「はとこ」は「従々兄弟」とも書く。
類義語、従兄弟はとこは他人も同様




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田舎者の国自慢


田舎者の国自慢
いなかもののくにじまん

田舎者は世間が狭いためか見識も狭く、
つまらないお国自慢をする者が多いということ。
ただし江戸っ子の江戸自慢も相当だったようで、
田舎者にかぎらず出身地の自慢はしたくなるようである。
類義語、井の中の蛙




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犬に論語


犬に論語
いぬにろんご

犬に論語を読み聞かせても全然理解しないのと同じで、
まったくありがたみが通じないこと。
道理の通じない者には、何を言っても無駄であるということのたとえ。
類義語、牛に対して琴を弾ず/馬の耳に念仏




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犬の糞も所びいき


犬の糞も所びいき
いぬのくそもところびいき

だれでも所自慢はしたがるものだが、
自分の所にあるものならどんな物でも好ましいと思い、
まるで犬の糞のようなつまらないものでも自慢する人がいる。
そういう鼻持ちならない者に対して皮肉をいうときのことば。
類義語、犬も町びいき




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犬の遠吠え


犬の遠吠え
いぬのとおぼえ

臆病者が陰でいばったり陰口を言ったりすることのたとえ。
弱い犬は相手に近づくのが怖いので、遠くから吠え立てる。
同じように、弱い者や臆病な者が、
面と向かっては何も言えず、尻込みするような相手に対して、
陰では虚勢をはって悪口をいうこと。
また、「遠吠え」とは、犬などが声を長く延ばして吠えることで、
実際に犬の遠吠えが遠くに聞こえると、よからぬ事件の発生か、
縁起の悪いことが起こる兆しだととらえる事もある。
類義語、負け犬の遠吠え




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井の中の蛙大海を知らず


井の中の蛙大海を知らず
いのなかのかわずたいかいをしらず

井戸の中の狭い世界に住んでいる蛙は、
広大な海というものを知らないという意味で、
自分の狭い知識や見解にとらわれ、
他に広い世界のあることを知らない人をあざけっていうことば。
同義語、井蛙(せいあ)は以(もっ)て海を語るべからず/
井底の蛙(せいていのあ)
類義語、天水桶のボウフラ/夏の虫氷を笑う/井戸の鮒




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芋の煮えたもご存じない


芋の煮えたもご存じない
いものにえたもごぞんじない

芋が煮えたかどうかの区別も出来ないということで、
簡単なことさえわからないお坊っちゃんお嬢ちゃんなど、
世事に疎い世間知らずをからかったり、あざけったりすることば。




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いやいや三杯


いやいや三杯
いやいやさんばい

口ではいやいやと辞退するが、勧めるといくらでも飲み食いすること。
口先ばかりの遠慮を笑う時に使うことば。
また、本心と違う意味にも使われる。
同義語、いやいや三杯また三杯/いやいや三杯にげにげ五杯/
いやいや三杯十二杯/いやいや八杯応(おお)三杯




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いらぬお世話の蒲焼


いらぬお世話の蒲焼
いらぬおせわのかばやき

余計なお節介だということを、
世話を焼くと蒲焼をかけていった洒落ことば。
同義語、いらぬお世話の焼豆腐




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色男金と力はなかりけり


色男金と力はなかりけり
いろおとこかねとちからはなかりけり

女にもてる美男子にかぎって、
とかく懐は寂しいし腕っ節も弱いものだということ。
色男の定義は人や時代でさまざまだが、
江戸時代には、のっぺりしたやさ男が色男とされていたことから。
美男子をからかった川柳で、
負け惜しみの言葉としても用いられている。




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上見ぬ鷲


上見ぬ鷲
うえみぬわし

猛鳥である鷲は他の鳥より高く飛ぶため、
上空からの攻撃を警戒する必要がない。
そこから、何者をも恐れる必要がない
高い地位や身分、権勢のたとえ。
また、上を恐れず傍若無人に振る舞うことにもいい、
それを暗に批判するときにも使う。
同義語、上見ぬ鷹




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兎の昼寝


兎の昼寝
うさぎのひるね

油断したために思わぬ失敗をすることのたとえ。
足の遅い亀と競走することになった兎が、
相手を侮って昼寝したために負けたという寓話から。
また、兎が昼寝をしている姿をよく見かけることから、
昼寝ばかりしている人をからかっていうこともある。
類義語、油断大敵/上手の手から水が漏る




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牛に対して琴を弾ず


牛に対して琴を弾ず
うしにたいしてことをだんず

牛に琴を聞かせても反応がないように、
愚かな人にどんな立派な道理を説いても無益であるというたとえ。
同義語、牛の前に琴調べ
類義語、犬に論語/馬の耳に念仏/牛に経文




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牛の小便と親の意見


牛の小便と親の意見
うしのしょうべんとおやのいけん

牛の小便はだらだら長くて多いが、
肥料としての効き目はあまりない。
親の意見もそれと同じで、
長くてくどいばかりで一向に効果がないということ。
対義語、親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない




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牛の骨


牛の骨
うしのほね

素性の知れない者をさげすんでいう言葉。
牛骨(ぎゅうこつ)ともいう。
同義語、馬の骨/どこの馬の骨/
どこの牛の骨やら馬の骨やら知れぬ




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後ろ千両前一文


後ろ千両前一文
うしろせんりょうまえいちもん

後ろ姿は惚れぼれするようによいので、
さぞや美人かと思い前にまわってみたら、
がっかりするほど案に相違していたということ。
同義語、後ろ弁天前不動 
類義語、後ろびっくり/前十両に後ろ三両




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後ろびっくり


後ろびっくり
うしろびっくり

前や横から見てなかなかの美人だと思っていたら、
立って歩く姿は、案に相違して不美人だったということ。
同義語、前十両に後ろ三両
類義語、後ろ弁天前不動/後ろ千両前一文




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後ろ指を指される


後ろ指を指される
うしろゆびをさされる

陰で悪口を言われることのたとえ。
「後ろ」は、「陰で」の意を含み、
「後ろ指」は、当人の背後から指をさしながら、
あれこれと悪口を言うこと。
そこから、自分の知らない所で、
あれこれと悪口を言われたり、非難されたりすること。




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梲が上がらぬ


梲が上がらぬ
うだつがあがらぬ

いつまでも出世できないことのたとえ。
仕事などで芽が出ないこと。
「うだつ」は梁の上で屋根を支える短い柱(ウダチ)のこと。
うだつのように上から圧迫されているという意味と、
うだつを立てるほど立派な家をもてない境遇にある
という意味の二通りがある。
また、「うだつ」は「卯建」とも書き、
防火と装飾を兼ねて家の両側に卯の字形に張り出させた
小屋根付きの袖壁(そでかべ)で
富裕な者しかこれをつけられなかったところからという説もある。




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内閻魔の外恵比須


内閻魔の外恵比須
うちえんまのそとえびす

家では威張って渋い顔をしているが、
外ではにこやかな顔で愛想のいい人をいう。
主に家人に対する一家の主人の場合が多い。
類義語、内天下の外地蔵/家泣きの外笑い/
内広がりの外すぼり




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内で掃除せぬ馬は外で毛を振る


内で掃除せぬ馬は外で毛を振る
うちでそうじをせぬうまはそとでけをふる

飼い主が手入れをしない馬は、
外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするのでわかる。
(転じて)
家庭でしつけをしていない子どもは外での振る舞いで、
すぐにわかるというたとえ。
類義語、内の習は外で出る




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家の前の痩せ犬


家の前の痩せ犬
うちのまえのやせいぬ

後ろ盾があるときだけ強がり、
ないときは意気地がなくなる人のたとえ。
痩せていて見るからに弱そうな犬でも、
飼い主の家の前では威張って強そうに吠えることから。
同義語、内の前の痩せ犬は吠える/我が門で吠えぬ犬なし
類義語、内弁慶/虎の威を藉(か)る狐




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内弁慶


内弁慶
うちべんけい

家の中では強そうに威張っているが、外に出ると意気地がなくて、
口もきけないほど小さくなる人のこと。
「弁慶」は源義経に仕えた武蔵坊弁慶のことで
強い者、豪傑のたとえ。
弱虫なのに自分の家では強い弁慶のようにふるまう人のことから。
同義語、内弁慶の外地蔵/楽屋弁慶/陰弁慶/炬燵(こたつ)弁慶
類義語、家の前の痩せ犬/虎の威を藉(か)る狐/
内閻魔の外恵比須




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独活の大木


独活の大木
うどのたいぼく

体が人並み外れて大きいだけで、
何の取り柄もなく、役に立たない者のたとえ。
また、そのような者をあざけっていうことば。
「独活」は約二メートルに生長する植物だが、
茎はやわらかくて木材のような利用価値がないことから。
同義語、独活の大木柱にならぬ
類義語、大男総身に知恵が回りかね/大男の殿(しんがり)




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馬の足


馬の足
うまのあし

演技の下手な俳優のたとえ。
歌舞伎などの芝居で、張り子の馬を二人でかぶって、
前脚と後脚になる馬の脚の役のことで、
下級の役者がつとめるところから。
同義語、馬の脚
類義語、大根役者




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馬の耳に念仏


馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ

いくらよい意見や忠告など言っても、
当人は何とも感じず聞き流す態度のこと。
また、まるっきり効果がないこと。
念仏は尊いものだが、
馬に唱えて聞かせたところで何とも感じないことから。
同義語、馬の耳に風/馬耳東風
類義語、犬に論語/牛に対して琴を弾ず/蛙のつらに水/
どこふく風/人の意見を馬の耳/放れ駒の耳に風




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馬持たずに馬貸すな


馬持たずに馬貸すな
うまもたずにうまかすな

物の扱い方を知らない心のない者には、
物を貸してはいけないというたとえ。
「馬持たず」は、馬を飼った経験がないため、
飼育する苦労や辛さを知らない。
それゆえ馬への愛情やデリケートな心づかいを
欠いていると思ってよい。
だから馬を貸してもろくに可愛がり方さえ知らないだろうから、
粗末に扱われてひどい目にあうということから。
類義語、子無しに子を呉れるな




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売り家と唐様で書く三代目


売り家と唐様で書く三代目
うりいえとからようでかくさんだいめ

初代が苦労して築き上げ、
その苦労を知る二代目が引き継いで大きくした財産も、
三代目ともなると遊芸に凝ったりして、
使い果たしてしまうことが多い。
その結果、家を売りに出すことになるが、「売り家」と書いた文字も、
オシャレな書体で書かれていたという三代目の愚行を皮肉った川柳。
「唐様」は中国風の書体。
類義語、長者に二代なし




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売り言葉に買い言葉


売り言葉に買い言葉
うりことばにかいことば

相手の暴言に対して、負けずにこちらも暴言で言い返すこと。
「売り」と「買い」は「喧嘩を売る」「喧嘩を買う」と同じ意味。
喧嘩を売ることばに対して、喧嘩を買うことばで応ずる意から。
同義語、売る言葉に買う言葉




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膿んだとも潰れたとも言わぬ


膿んだとも潰れたとも言わぬ
うんだともつぶれたともいわぬ

できものができた事を聞かされたが、
その後どうなったか連絡がなくてわからないことから。
物事の経過や成否、または消息などについて、
返事もよこさずに、音沙汰が無いことのたとえ。




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易者身の上知らず


易者身の上知らず
えきしゃみのうえしらず

他人の身の上について占う易者も、自分のことはわからない。
自分のことは主観が入って正しい判断ができなくなるということ。
また、他人のことをあれこれ批判するより、
自ら反省せよという意味にもつかう。
同義語、陰陽師身の上知らず/人相見の我が身知らず




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えせ侍の刀いじり


えせ侍の刀いじり
えせざむらいのかたないじり

武士としての精神修養ができていない臆病な侍ほど
むやみに刀に手をかけたり、振り回したりして、
人前で虚勢を張ることのたとえで、
実力の乏しい者が外見を取り繕うことのたとえ。
「えせ」は、「似非」と書き、偽(にせ)の意。
「えせ侍」は武士としての心得がない侍という意味。
類義語、えせ者の空笑い




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えせ者の空笑い


えせ者の空笑い
えせもののそらわらい

下心ある者は、おかしくもない話を聞いても、
高笑いや追従笑いをするものだということ。
軽薄な者が他人のご機嫌取りに笑ったり、
腹黒い者が悪巧みをしているときに、
真実を隠す為にごまかし笑いをするのを卑しんだことば。
「えせ」は偽(にせ)の意。
同義語、曲者の空笑い/阿呆の高笑い/馬鹿のそら笑い
類義語、えせ侍の刀いじり




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江戸中の白壁は皆旦那


江戸中の白壁は皆旦那
えどじゅうのしらかべはみなだんな

この店をやめても、広い江戸には奉公先は
いくらでもあるという意味。
この店ばかりが勤め口じゃないと、
奉公人がふてくされて口にすることば。
「白壁」は白壁造りの土蔵で、大きい商家、
大店(おおたな)のこと。
「旦那」は商家の使用人が主人を呼ぶ名称。
類義語、此処(ここ)ばかりに日は照らぬ/
米の飯と天道様はどこへ行ってもついて回る/
世界中は白壁作り




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絵に描いた餅


絵に描いた餅
えにかいたもち

見た目がどんなに美味しそうな餅でも、
絵の餅では食べられない。
そのことから、頭の中で考えただけで
実現する可能性のない計画、あるいは空想などのたとえ。
同義語、絵に描いた餅は食われず/画餅(がべい)/画餅に帰す
類義語、机上の空論




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老いの繰り言


老いの繰り言
おいのくりごと

年寄が、言ってもしかたのないことを、くどくどと繰り返し言うこと。
「繰り言」は、繰り返して言う愚痴のこと。




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大男総身に知恵が回りかね


大男 総身に知恵が回りかね
おおおとこ そうみにちえがまわりかね

体が大きすぎて全身に知恵が行き渡らないという意味で、
図体が大きいだけで、なんの役にも立たない愚か者や
仕事ぶりのはかばかしくない者を皮肉っていった悪口。
類義語、独活の大木/でっかの能なし/
大男の見かけ倒し/大男の殿/大きな頭に小さな知恵/
小男の総身の知恵も知れたもの




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大男の殿


大男の殿
おおおとこのしんがり

体は目立つほど大きいのに、いつも人に後れをとっている男のこと。
何事にも人に遅れをとる男をあざけって言うことば。
「殿」は、列や順番などの最後尾。最下位。
類義語、独活の大木/大男総身に知恵が回りかね




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