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逆引き 故事 ことわざ 慣用句 > 教訓 戒め 反省 



愛多ければ憎しみ至る


愛多ければ憎しみ至る
あいおおければにくしみいたる

上司から特別に可愛がられたり、多くの異性から慕われたりすると、
その一方で他人から嫉まれ、憎しみを招くようになる。
地位の高い人や異性からの愛情に甘えてはならないという
戒めのことば。
出典、老荘系の「亢倉子」に愛多ければ則ち憎しみ生ず、とある。
愛され慕われるのは、それだけ徳もあることで、
中国戦国時代の立法などのことを述べた「管子」には、
徳は怨みのもとということばもある。





                                                             | 教訓 戒め 反省 

挨拶は時の氏神


挨拶は時の氏神
あいさつはときのうじがみ

喧嘩口論はだんだんエスカレートして、なかなか収まらないもの。
そんなとき双方の顔をつぶさないよう、仲に入って挨拶してくれる者があると、まるく収めることが出来る。
争いごとや けんかの仲裁に入ってくれる人が現れたなら、氏神様だと思ってありがたくその人の言うとおりにした方が良いということ。
「挨拶」は、仲介、仲裁、とりなしの意。
「氏神」は、先祖を祭った神、または生まれた土地「うぶすな」の鎮守の神。
類義語、仲裁は時の氏神。仲人は時にとっての氏神。





                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛してその悪を知り憎みてその善を知る


愛してその悪を知り 憎みてその善を知る
あいしてそのあくをしり にくみてそのぜんをしる

愛憎にかられて理性をくもらせることなく、
善悪、長所、短所を率直に認めること。
人を愛しても、その人の欠点を認め、
また、憎いと思ってる人でも、その人の長所を
認めるべきである、という教え。
出典、中国の古札を集めた「札記(らいき)」




                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛する人に物を貸すな


愛する人に物を貸すな
あいするひとにものをかすな

お金や物を貸し借りした為に、親しかった者同士が
不仲になった例が多い。
だから、友情を保つためには貸すな借りるなという教え。





                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛想づかしも金から起こる


愛想づかしも金から起こる
あいそづかしもかねからおこる

女が男と手を切ろうとしたり、愛想を尽かして冷たくなるのは、
思うように金がもらえないためなど、
金銭が原因でいやになる場合が多いということ。
また、仲のよい夫婦でありながら、ささいな生活費のことから
大事にいたる事にもなる。
類義語、金の切れ目が縁の切れ目。夫婦喧嘩も無いから起こる。





                                                             | 教訓 戒め 反省 

間の壁が愛情を長持ちさせる


間の壁が愛情を長持ちさせる
あいだのかべがあいじょうをながもちさせる

友達や恋人のあいだには仕切りがあってこそ、
その関係は長つづきするものである。
類義語、間の垣根は友情を新しく保つ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

相手の無い喧嘩はできぬ


相手の無い喧嘩はできぬ
あいてのないけんかはできぬ

どんな乱暴者でも一人で喧嘩はできないのだから、
喧嘩を仕掛けられても相手になるなということ。
相手がいなければ喧嘩は決して起こらないのだから、
売りことばに買いことばで簡単に相手になるなという戒め。
類義語、喧嘩とモッコは一人では担げぬ。
一人喧嘩はならぬ。相手無ければ訴訟無し。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

あいの返事に難は無し


あいの返事に難は無し
あいのへんじになんはなし

誰にでも逆らわず、どんなことについても従順に、
「あい(ハイ)」と素直に返事していれば何事も無事であるということ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛は小出しにせよ


愛は小出しにせよ
あいはこだしにせよ

男と女の愛情は、あまり激しいと冷めてしまうのも早いので、
少しずつ長く愛したほうがよい。
そのほうが長続きするということ。
類義語、どか惚れのどか飽き。熱しやすく冷めやすい。
Love me little, love me long.(少し愛して、長く愛して)。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛は憎悪の始めなり


愛は憎悪の始めなり
あいはぞうおのはじめなり

愛と憎しみは紙一重で、愛し合う間柄でも一つ間違えば、
愛は憎しみに変わってしまうということ。
愛にも節度が必要であるという戒め。
「愛は憎しみの始まり」ともいう。
類義語、愛多ければ憎しみもまた多し 可愛さ余って憎さ百倍




                                                             | 教訓 戒め 反省 

逢うは別れのはじめ


逢うは別れのはじめ
あうはわかれのはじめ

人が誰かと出会えば、たとえ親子でも夫婦でも恋人でも友人でも、
いずれは別れの時がやってくるということ。
出会いは必ず別れをもたらすという人生の無常を教えたことば。
「逢う」は「会う」とも書く。
類義語、会うが別れの始め。会うは別れ。会うは別れの基(もと)。
会者定離(えしゃじょうり)。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

敢えて後れたるに非ず馬進まざるなり


敢えて後れたるに非ず 馬進まざるなり
あえておくれたるにあらず うますすまざるなり

自分の手柄を誇らずに、へりくだることのたとえ。
謙遜の心こそ、すばらしい徳であるということ。

魯の大夫孟之反(たいふもうしそ)という人物がいた。
戦争で味方の敗軍が確定的になった時、味方の退却を助けるため、
自軍はわざと遅れて引き上げた。
その功績により軍隊は難を免れることができた。
軍は大夫孟之反の功績を讃えようとしたが
「敢えて後れたるにあらず馬進まざるなり」
(私がわざと遅れて殿(しんがり)をつとめたわけではない、
馬が疲れてしまって前に進まなかっただけである)
と言って自分の功績を誇らなかった、という故事から。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

敢えて主とならずして客となる


敢えて主とならずして客となる
あえてあるじとならずしてきゃくとなる

自分が中心となって進んで行動するのではなく、
いつも控えめで受身でいること。
人の先頭に立とうとして他人と争わないのが
保身の道であるということ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

垢は擦るほどあらは探すほど出る


垢は擦るほど あらは探すほど出る
あかはするほど あらはさがすほどでる

あら(欠点)を探し出せばきりがないほど出てくる。
垢はこすればこするほど、
次から次へと出てくるのに似ていると言う例え。
類義語、叩けばほこりが出る。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

諦めは心の養生


諦めは心の養生
あきらめはこころのようじょう

失敗したことや不運な出来事などを、
いつまでもくよくよ思いわずらっているのはよくない。
きっぱりあきらめて次へ備えるようにした方が
精神の健康のためには良いということ。
将来の希望に生きるのが大切である。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

秋葉山から火事


秋葉山から火事
あきばさんからかじ

秋葉山には火災除けの神を祭る秋葉神社があるが、
その秋葉山から火事が出たということから。
他を戒(いまし)める指導的な立場の者が
過ちを犯してしまう皮肉を言ったもの。
類義語、愛宕から火を出す。火消しの家にも火事。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪衣悪食を恥ずる者は未だ与に議するに足らず


悪衣悪食を恥ずる者は 未だ与に議するに足らず
あくいあくしょくをはずるものは いまだともにぎするにたらず

自分の粗末な衣服や質素な食事を恥ずかしく思うような者は、
まだまだ精神的に未熟である、
人の道について一緒に語り合う資格はないということ。
人格の修養を志す人は、外面的なものに心を奪われてはならない
という意味を表す。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪縁契り深し


悪縁契り深し
あくえんちぎりふかし

悪い縁ほど結びつきが強く、断ち切りにくいということ。
「悪縁」は「腐れ縁」ともいい、離れようと思っても離れにくい縁のこと。
男女関係にも使われる。
悪友や悪の道、また悪い習慣などは断ちがたいものである。
その逆で、良友や良い習慣は失いやすいものである。
類義語、腐れ縁離れず。悪女の深情け。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪妻は六十年の不作


悪妻は六十年の不作
あくさいはろくじゅうねんのふさく

気性や性格に欠点のある悪い妻をめとると、
一生(六十年)苦しめられて生きる事になるとの意。
また、「悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)」
ともなると、夫を一生不幸にするだけでなく、
子供や孫にも悪い影響を残すということ。
だから結婚の相手は慎重に選ぶべきであるということ。
このことは、女性の立場からみて、夫を選ぶ場合にも
あてはまるであろう。
類義語、女房の悪いは六十年の不作。かかあ外すと六十年の不作。
悪妻はこの世の地獄のはじめ。
反対語、女房のよいのは六十年の豊作。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪事身にかえる


悪事身にかえる
あくじみにかえる

自分の犯した悪事は、めぐりめぐって最後には自分のところに
戻ってきて、結局自分を苦しめる結果になると言う戒めのことば。
類義語、悪事身にとまる。因果応報。自業自得。
身から出た錆(さび)。天に唾する。
反対語、情けは人の為ならず。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪小なるを以て之を為すこと勿れ


悪 小なるを以て 之を為すこと勿れ
あく しょうなるをもって これをなすことなかれ

どんなに小さくても悪事は悪であるから一切してはならない。
小さい悪事も積み重なれば大悪となるということ。
反対語、善小なるを以て為さざること勿れ




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪銭身に付かず


悪銭身に付かず
あくせんみにつかず

苦労して得たお金は大事にするが、
盗みや賭け事などの不当な方法で得たお金は、
浪費してすぐに使い果たしてしまうということ。
類義語、あぶく銭は身に付かず。
反対語、正直の儲けは身につく。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪に強ければ善にも強し


悪に強ければ善にも強し
あくにつよければぜんにもつよし

大きな悪事を犯すような人間は、もともと強い精神力の持ち主であるため、いったん改心すると、その精神力で驚くほどの善人になるということ。
悪事にせよ善行せよ、一つの行為をやり遂げるのは凡人にはできにくいもの。
意志が強く気力に溢れている人間は、何事にも中途半端で終わるということはない。
類義語、悪に強きは善の種。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪人は畳の上では死なれぬ


悪人は畳の上では死なれぬ
あくにんはたたみのうえではしなれぬ

善人は家族に看取られて死ぬことができるが、
悪事を働くものは刑場で死んだり、
悲惨な最期をとげたりするので畳の上では
死ぬことはないということ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪の裏は善


悪の裏は善
あくのうらはぜん

人生は悪い事ばかりは続かないのもので、
悪い事があればその次には善い事があるもの。
また、善い事のあったあとには悪い事がめぐってくるということ。
人生はあざなえる縄の如くで、
今が悪い時でもいずれ善い時が来るので希望を捨ててはならない。
類義語、一の裏は六。善の裏は悪。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪は延べよ


悪は延べよ
あくはのべよ

悪いことはやらないに越した事はないが、
やむおえない事情でどうしてもしなくてはならないとしても、
できるだけ先へ伸ばすようにせよ。
悪いことを行ったあとで後悔しても、とりかえしがつかない。
先伸ばししている間に事情や考え方が変わり、
悪いことをしないで済むようになるかも知れないということ。
反対語、善は急げ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

悪木に陰せず


悪木に陰せず
あくぼくにかげせず

木の陰はすずしいものだが、いかに疲れていても、
曲がりくねったり汚れた悪い木のもとでは休まない。
(転じて)
高潔な志をもっている者は、
どんなに苦しくても曲がった行いはしない、
身を汚すものには近寄らないということ。
類義語、悪木盗泉。喝しても盗泉の水を飲のまず。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

阿漕が浦に引く網


阿漕が浦に引く網
あこぎがうらにひくあみ

人知れず行う隠し事も、
回数が多くなると結局は人に知られてしまうというたとえ。
「阿漕が浦」は三重県津市にある海岸で、
伊勢神宮に供える魚をとる場所として禁猟区になっていた。
ある漁夫が、老母の難病に効くといわれた
矢柄(ヤガラ/からだが細長くウロコがない魚)欲しさに
夜ごと網をいれていた。
はじめのうちは見つからなかったが、
何度もとっていたため、ついには見つかって捕らえられ、
密漁の罪で簀巻きにされ沖に沈められたという伝説から。
度重なることで悪事が露見する、というたとえ。
また、「あこぎな商売」(図々しい方法でボロもうけを企むこと)や、
「あこぎな奴」(無慈悲で義理人情に欠けあくどいさま)などで言う
「あこぎ」の語源。
類義語、度重なれば顕わるる




                                                             | 教訓 戒め 反省 

浅い川も深く渡れ


浅い川も深く渡れ
あさいかわもふかくわたれ

浅いことがわかってる川でも、
深い川を渡るときと同じように用心して渡れと言う意。
相手が弱小だからといって、見くびってはならない、
ささいな事から足をすくわれることもあるので、
油断してはいけないという戒めのことば。
類義語、石橋を叩いて渡る。念には念を入れよ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

朝顔の花一時


朝顔の花一時
あさがおのはなひととき

人の世の栄華のはかないこと。
また、物事の盛りの時期がきわめて短いこと。
朝顔は朝咲いて、昼を待たずしてしぼんでしまうことから。
類義語、槿花一朝の夢(きんかいっちょうのゆめ)。
槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

朝油断の夕かがみ


朝油断の夕かがみ
あさゆだんのゆうかがみ

大した仕事ではない、まだ朝のうちだと油断して怠けていると、
夕方になって追い込んでも間に合わず、へこたれてしまうこと。
類義語、小馬の朝駆け。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

葦を啣む雁


葦を啣む雁
あしをふくむかり

渡り鳥の雁は、遠く海を渡る前に途中でとまって翼を休めるために、枯れた葦をくわえて飛び立つという故事から。
用意が良いこと。準備に手抜かりがないことのたとえ。
鳥にしては出来すぎるほど用意の良い話だが、実際は雁が枯れ葦をくわえて渡りをすることはなく、これは人間を戒めるために作られたことばであろう。
出典は淮南子(えなんじ)。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

明日の事は明日案じよ


明日の事は明日案じよ
あすのことはあすあんじよ

物事は予想通りに進まないのが常で、
明日のことをあれこれと考えるより、
今日をより充実させることが大切である。
どうなるかもわからない将来のことまで、
取り越し苦労するのはやめよということ。
明日は明日でなるようになるのだから、
くよくよしてもはじまらないという意味でも使う。
同義語、明日は明日今日は今日 明日は明日の風が吹く




                                                             | 教訓 戒め 反省 

明日は雨降り他人は泥棒と思え


明日は雨降り 他人は泥棒と思え
あすはあめふり たにんはどろぼうとおもえ

油断は禁物であるということ。
明日もし雨でも困らないように用意を忘れず、
見知らぬ人には一応警戒するに越したことはない。
何事にも用心深く慎重に立ち向かってこそ、
失敗せずに成功するものである。
類義語、人を見たら泥棒と思え




                                                             | 教訓 戒め 反省 

遊びのもっとも面白いときもっとも去るによし


遊びのもっとも面白いとき もっとも去るによし
あそびのもっともおもしろいとき もっともさるによし

なにごとも潮時が肝心だということ。
人間時には遊ぶのも結構だが、遊んでばかりいてはいけない。
夢中になっていると、予想以上に時間が経っているもので、
ほどほどに切り上げる潮時が肝要である。
また、趣味にのめり込んで、本来やるべき仕事を
おろそかにしてはいけないことにもいう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

愛宕から火を出す


愛宕から火を出す
あたごからひをだす

愛宕山は京都にあって雷神を祭り、防火の守護神としている。
その御本尊から火を出すということで、
ふだん他を戒めているものが、過ちを犯すことのたとえ。
類義語、秋葉山から火事 火の番小屋から火事 
火消しの家から火事




                                                             | 教訓 戒め 反省 

当たって砕けろ


当たって砕けろ
あたってくだけろ

思い通りにうまくいくかどうかは疑わしくても、
頭の中で考えてるだけでは結論は出てこない。
駄目で元々の覚悟で思いきって実行してみるほうがよい。
そうすることで、道が開けるかも知れないし、
駄目なら潔く断念し、次の目標に向かってすすめるというもの。
優柔不断をいましめることば。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

寇に兵を藉し盗に糧を齎す


寇に兵を藉し 盗に糧を齎す
あだにへいをかし とうにかてをもたらす

敵に利益を与え、味方の損害を大きくすることのたとえ。
敵に武器や兵器を貸し与えたり、盗賊に食料を与えることから。
自分に害をなす者の利益となるように行動することで、
その害がますますはなはだしくなることをいう。
また、そのような行動をしてはならないと戒める時のことば。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

頭剃るより心を剃れ


頭剃るより心を剃れ
あたまそるよりこころをそれ

外見より精神が大切だということ。
頭を丸めて見た目だけ僧侶になっても意味がない、
仏道に帰依(きえ)する心を起こさなければ駄目だということ。
同義語、かしら剃るより心を剃れ




                                                             | 教訓 戒め 反省 

頭の上の蝿を追え


頭の上の蝿を追え
あたまのうえのはえをおえ

他人のことに口出しするよりも、自分のことをしっかりやれということ。
自分の頭の上にたかる蠅さえ、ろくに追い払うことが出来ない者が、
他人の頭の上の蠅を追い払おうとするなという意味から。
人におせっかいをするなという、軽蔑の気持ちを込めていった言葉。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

仇も情けも我が身から出る


仇も情けも我が身から出る
あだもなさけもわがみからでる

他人から憎まれたり愛情を受けたりするのは、
こちらの心掛けや行いが招いたものであるということ。
自分が相手に良くしてあげれば相手も敬愛してくれるし、
悪くすれば恨まれる。
愛されるか憎まれるかは、ふだんからの心掛け次第である。
同義語、仇も情けも我が身より出る
類義語、自業自得 因果応報 身から出た錆




                                                             | 教訓 戒め 反省 

当たる罰は薦きても当たる


当たる罰は薦きても当たる
あたるばちはこもきてもあたる

悪事を働いた者は、善人をよそおったり、
薦をかぶって乞食のふりをして身を隠しても、
神は見逃さず必ず罰を当てる。
どうあがこうと、神罰は免れないということ。
「薦」は、荒く織ったむしろ
類義語、天網恢恢疎にして漏らさず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

仇を恩にして報ずる


仇を恩にして報ずる
あだをおんにしてほうずる

非情な仕打ちを受けて、恨んで当然の相手のことを恨まず、
かえって反対に恩をかけること。
類義語、仇を情にひきかえる 汝の敵を愛せよ




                                                             | 教訓 戒め 反省 

熱火子に払う


熱火子に払う
あつびこにはらう

暖炉にあたっているときなど、
自分の身に火の粉が飛んでくると、
人はとっさに反応して、
愛する子のいる方へでもかまわずに払いのける。
危急の場合には極端な利己心があらわれ、
自分自身の安全しか考えられなくなる。
人間の利己心の醜さのたとえ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

羹に懲りて膾を吹く


羹に懲りて膾を吹く
あつものにこりてなますをふく

失敗したことに懲りて臆病になるさま。
勢いよく熱い吸い物をすすって口にやけどをしたのに懲りて、
冷たいなますや刺し身を食べるにも警戒して吹いてさます。
前の失敗に懲りて必要以上に警戒心を持つことのたとえ。
「羹」は、野菜や魚肉などを入れて作る熱い吸い物。
「膾」は、魚介類や野菜などを刻み、酢で味付けした料理。
四字熟語、懲羹吹膾(ちょうこうすいかい)




                                                             | 教訓 戒め 反省 

当て事と越中褌は向こうから外れる


当て事と越中褌は 向こうから外れる
あてごととえっちゅうふんどしは むこうからはずれる

「当て事」は、相手の都合も考えずに
自分の都合のいいように勝手に当てにすること。
「越中褌」は、約1メートルの小幅の布に紐を付けた男性用下着。
これが、体の前から外れることと、
先方の都合で当て事が外れることとの掛けことば。
また単に、当て事は向こうから外れる、ともいう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

後の喧嘩先でする


後の喧嘩先でする
あとのけんかさきでする

誰かと一緒に物事を始める場合、仲の良い者同士であっても、
事を始める前なら少々のことでは喧嘩にならないものだが、
事の後ではほんのわずかな行き違いでも、
それが喧嘩の原因になることがあるもの。
だから後でごたごたが起きないように、もめそうな事柄については、
あらかじめ十分に議論しておくことが大事である。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

後の喧嘩はゆっくりとせよ


後の喧嘩はゆっくりとせよ
あとのけんかはゆっくりとせよ

物事を行う時、細かい事柄は後回しにして、
おおよそのことを決めたらさっそく着手せよという意。
事前にこまごまとした事を延々と論じ合っていたのでは、
いつまでたっても事は運ばないということ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

危ない事は怪我のうち


危ない事は怪我のうち
あぶないことはけがのうち

危険な行為は怪我そのものであるということで、
用心して最初から行わなければ問題ないということ。
また、危険な場所に近づくことも同様と心得えよという戒め。
「怪我」は、失敗や過ちの意味をふくむ。
類義語、君子危うきに近寄らず 賢人は危うきを見ず
対義語、虎穴に入らずんば虎子を得ず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

危ない所に登らねば熟柿は食えぬ


危ない所に登らねば熟柿は食えぬ
あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ

冒険を恐れては、名声や利益は手に入らないということ。
熟柿は柿の木の上のほうに実るため、
それを得るためには高い所まで登らなければならないことから。
何事も危険を冒さなければ、
多くの利益や思い通りの結果は得られないということ。
類義語、虎穴に入らずんば虎子を得ず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

危ない橋も一度は渡れ


危ない橋も一度は渡れ
あぶないはしもいちどはわたれ

一度は危険を承知の上で行動しないと成功は掴めないということ。
「危ない橋」とは危険な方法のたとえ。
人は地道に、着実に暮らしていくことが望ましいが、
冒険をさけてばかりいたのでは成功はおぼつかない。
一生のうちに一度か二度は、好機が来たと思ったら、
思いきって勝負に出てみるのもよいとのたとえ。
類義語、危ない枝に上らなければ熟柿は食えぬ 
虎穴に入らずんば虎子を得ず 商人は矢の下くぐれ




                                                             | 教訓 戒め 反省 

阿呆の鳥好き貧乏の木好き


阿呆の鳥好き 貧乏の木好き
あほうのとりずき びんぼうのぼくずき

愚者が珍鳥を飼って楽しんだり、
貧乏人が高価な古木を愛玩したりするのは、
物好きであるというより、
むしろこっけいであるということ。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

阿呆の高笑い


阿呆の高笑い
あほうのたかわらい

馬鹿者がよくやるという大笑いのこと。
物事の裏表を深く考える能力が無く、つつしみを欠く者は、
笑うときにも前後を顧みることはない。
人が笑っているその笑いの裏には、
悲しみがあるかもしれないのを読み取ろうとしないで、
大声で高々と笑いこける愚かさをいう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ


阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
あほうのはなげでとんぼをつなぐ

トンボを結んで繋ぐことができるほど鼻毛をのばしている
ということで、愚か者は身なりまでもだらしないというたとえ。
鼻毛が伸びているのは見た目も悪く、
だらしない愚かな人間だと思われやすい。
愚かな人間ほど鼻毛も伸び放題が多いということで、
トンボがしばれるほどと誇張していう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

雨垂れ落ちは三途の川


雨垂れ落ちは三途の川
あまだれおちはさんずのかわ

家の軒から一歩外に出ると、どんな危険なことに
遭遇するかわからないから、用心するようにとの戒め。
「三途の川」は、仏教語で、
死後に冥土へ行く途中で渡るといわれている川で、
この世とあの世の境にあることから、
家の内と外との境にある軒下の雨垂れを「三途の川」に
見立てていったことば。
類義語、男は閾を跨げば七人の敵あり




                                                             | 教訓 戒め 反省 

甘やかし子を捨てる


甘やかし子を捨てる
あまやかしこをすてる

わが子を甘やかして育てることは、
その子を捨てることと同じであるということ。
甘やかして、我がままいっぱいに育てた子は、
ついには勘当するか、家出されることになる。
いずれにしても子を失う結果になるという戒め。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

余り茶に福あり


余り茶に福あり
あまりちゃにふくあり

「余り茶」とは、茶筒などに残った、使い残しのお茶っ葉の意で、
(転じて)余り物、人が残した物、落ちこぼれた物などのこと。
人が残した物に思わぬ幸福が潜んでいることから、
先を争って手を出すことは賢明ではないという戒めのことば。
また、遅れをとった者や最後になった者への慰めのことばでもある。
類義語、残り物に福がある 余り物に福がある




                                                             | 教訓 戒め 反省 

網無うて淵を覗くな


網無うて淵を覗くな
あみのうてふちをのぞくな

魚を捕る網も持たずに淵を物欲しげに覗いても
仕方がないということで、準備を十分にせずに
物事に取りかかっても成功しないということ。
さらに、何の努力もしないで
他人の成功をうらやむ不心得を戒めた言葉。
同義語、網無くて淵を覗くな 網無くして淵にのぞむな 
網もたずの淵のぞき 網を持たずに海を覗くな




                                                             | 教訓 戒め 反省 

雨晴れて笠を忘れる


雨晴れて笠を忘れる
あめはれてかさをわすれる

雨が上がると、それまで使っていた
笠や雨具のありがたみを忘れてしまいがちであることから、
苦しいことや災難が過ぎると、
そのとき助けてくれた人のありがたみをつい忘れてしまうということ。
類義語、暑さ忘れりゃ陰忘れる 魚を得て筌を忘る 
喉元過ぎれば熱さを忘れる




                                                             | 教訓 戒め 反省 

過ちて改めざる是を過ちと謂う


過ちて改めざる 是を過ちと謂う
あやまちてあらためざる これをあやまちという

人は誰でも過ちを犯すもので、
よく改めればこの過ちを取り返すことができる。
しかし、改めなければ過ちは真の過ちとなってしまうということ。
過ちと気が付いたのであれば、即座に改めよという教え。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

過ちては則ち改むるに憚ること勿れ


過ちては則ち 改むるに憚ること勿れ
あやまちてはすなわち あらたむるにはばかることなかれ

間違いを犯したことに気がついても、対面や威厳、
プライドに傷がつくと思って躊躇してしまい、
なかなか改めがたいもの。
しかし、決してそれを恐れることなく、
すみやかに改めよという戒めのことば。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

過ちは好む所にあり


過ちは好む所にあり
あやまちはこのむところにあり

自分の苦手なことや、経験の少ない事をする時は慎重になり、
よく注意するのであまり失敗しないもの。
しかし、好きなことや得意なことは、
つい油断して失敗してしまうということ。
類義語、河童の川流れ 弘法にも筆の誤り 猿も木から落ちる 
好きなことにはだまされやすい 得手に鼻突く 川立ちは川で果てる




                                                             | 教訓 戒め 反省 

蟻の穴から堤の崩れ


蟻の穴から堤の崩れ
ありのあなからつつみのくずれ

頑丈に築いた堤防も、
小さな蟻の穴が原因となって崩壊することがある。
わずかな油断や手違いで
大きな失敗や損害を引き起こすことのたとえ。
同義語、蟻の穴から堤も崩れる/蟻の一穴天下の破れ/ 
千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ/猿穴壊山
類義語、小事は大事/油断大敵



                                                             | 教訓 戒め 反省 

案じ置きには利なし


案じ置きには利なし
あんじおきにはりなし

前々から考えて温めていた案は、
いざ使うとなると役に立たない場合が多いもの。
人の好みや世の中の状勢が変わったりして、
その時はよい思いつきでも古くなったり、
時勢にそぐわなくなってしまっていたりする。
だから、どんな良い思案も
長く温めておけば色が褪せるものであると言う事。
また、そうした考えが頭にあると、
時勢の変化に対応するのに必要な機転が弱まったりすること。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

言うた損より言わぬ損が少ない


言うた損より言わぬ損が少ない
いうたそんよりいわぬそんがすくない

言い過ぎや言い間違いから生まれる損よりも、
黙っていたためにする損の方が少ないということ。
おしゃべりは慎むべきという戒めのことば。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

謂うなかれ今日学ばずして来日ありと


謂うなかれ今日学ばずして来日ありと
いうなかれこんにちまなばずしてらいじつありと

明日がある明日があると、一日延ばしに延ばしていると、
いつの間にか年をとってしまうから、
今日出来ることを明日に延ばすなと戒めたことば。
宗の朱子(しゅし)が、若者たちに学問をするよう勧めた文章の一節。
類義語、少年老い易く学成難し




                                                             | 教訓 戒め 反省 

怒りは敵と思え


怒りは敵と思え
いかりはてきとおもえ

怒りの感情は、
結局自分自身を滅ぼす敵になってしまうものであるということ。
怒るということは自分が正しく相手が悪いという思いから
起こるもので、そうすると相手にも怒りや恨みの感情が起こり、
新しい敵を作るのと同じ結果になる。
また、腹を立てれば自分の判断力を曇らせ、正しい判断が
できなくなる。
だから怒ることは身を滅ぼす敵と思って、慎むことが大切だという
戒めの言葉。
徳川家康の遺訓の一節から。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

怒りを遷さず


怒りを遷さず
いかりをうつさず

特定の誰かに対する怒りはその相手に向けられるべきで、
関係のない者には怒らないということ。
関係のない者に八つ当りしないこと。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

怒れる拳笑顔に当たらず


怒れる拳笑顔に当たらず
いかれるこぶしえがおにあたらず

怒って振り上げた拳でも、こちらが笑顔を見せていると気勢をそがれて打ち下ろせないということ。
相手が暴力的な態度の時には柔和に対応するのが
効果的だということ。
争いごとを避ける為の、相手の怒りに対する効果的な方法の一つ。
同義語、握れる拳笑める面に当たらず
類義語、尾を振る犬は叩かれず/袖の下に回る子は打たれぬ




                                                             | 教訓 戒め 反省 

息の臭きは主知らず


息の臭きは主知らず
いきのくさきはぬししらず

自分の欠点は自分ではわからないものだということ。
息が臭いのにはいろいろな原因があり、程度もさまざまだが、
近くにいる人が気になるほどのにおいでも、
本人は気が付かないことから。
類義語、臭い物身知らず/我が糞は臭くなし/
我が身の臭さわれ知らず/豕(いのこ)抱いて臭さ忘る/
人の七難見ゆれどわが十難見えず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

軍見て矢を矧ぐ


軍見て矢を矧ぐ
いくさみてやをはぐ

戦いが始まってから矢を作り出すという意味で、
何か事が起こってから慌てて対策を講じたり、
準備したりする愚かさをいう。
目前に必要が迫ってから行動したのでは手おくれだというたとえ。
「矧ぐ」は、矢竹に羽をつけて矢を作ること。
同義語、鹿を見て矢を矧ぐ/敵を見て矢を矧ぐ
類義語、盗人を見て縄を綯(な)う/泥棒を捕らえて縄を綯う




                                                             | 教訓 戒め 反省 

諍い果てての乳切り木


諍い果てての乳切り木
いさかいはててのちぎりぎ

時期に遅れることのたとえ。
また、時期に遅れて間にあわず役にたたないこと。
「乳切り木」は、人の胸あたりまでの長さに切った棒のことで、
喧嘩のときに振り回すのに手ごろな武器となるが、
喧嘩のすんだ後で持ってきても役にたたないということから。
同義語、争い果てての乳切り木
類義語、生まれた後の早め薬/六日の菖蒲十日の菊/
葬式すんで医者話/火事後の火の用心/
取られたのちの戸締まり




                                                             | 教訓 戒め 反省 

医者の不養生


医者の不養生
いしゃのふようじょう

医者は人に養生の大切さを説くが、自分は案外不養生だということ。
(転じて)
立派なことを口にするが、実行が伴わないことのたとえ。
類義語、坊主の不信心/医者の若死/算術者の不身代/
礼法師の無礼/儒者の不品行/紺屋の白袴/大工の掘っ立て/
髪結いの乱れ髪/人相見我が身知らず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

急がば回れ


急がば回れ
いそがばまわれ

急いでいる時は近道をしたくなるものだが、
危険も多く、トラブルに巻き込まれることも少なくない。
たとえ遠回りでも安全な道を通ったほうが結局は早く着くということ。
また、急ぎの仕事はかえって丁寧な方法で確実にやるほうがよいという意味でも使う。
類義語、近道は遠道/遠路は近道/回るは近道/
ゆっくり急げ/急いては事を仕損じる/走ればつまづく




                                                             | 教訓 戒め 反省 

磯際で舟を破る


磯際で舟を破る
いそぎわでふねをやぶる

せっかく波打ち際まで舟を乗り着けながら、
上陸しないうちに舟を壊してしまうことから。
(転じて)
物事を行っていて達成目前で失敗することのたとえ。
また、九分九厘まで出来た達成直前が肝心で、
もう大丈夫と安心すると気がゆるんで失敗しやすいということ。
同義語、磯際で船を破る
類義語、港口で難破船/九仞の功を一簣に虧く/
草履履き際で仕損じる




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一日作さざれば一日食わず


一日作さざれば一日食わず
いちじつなさざればいちじつくわず

一日仕事をしなければ、その日は食事をしないということ。
勤労の大切さを言ったことば。
中国唐の時代、懐海禅師(えかいぜんじ)という高僧が
畑仕事をしすぎるので、
休養してもらおうとして弟子が道具を隠した。
するとその日は食事をとらなかったという故事から。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一度ある事は二度ある


一度ある事は二度ある
いちどあることはにどある

何か事が起こると、再び同じような出来事が起こるということ。
とくに悪い事は度重なるものなので、
何か悪い事が起こった時は注意せよという戒めのことば。
「二度ある事は三度ある」と続く。
同義語、朝ある事は晩にある
類義語、一災起これば二災起こる




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一度は思案二度は不思案


一度は思案二度は不思案
いちどはしあんにどはふしあん

事にあたるとき最初は失敗がないようによく思案して行うが、
二度目からはとかく深い注意も払わず、慎重さに欠けるもの。
慣れるにつれて気がゆるんで注意が行き渡らず、
事故などを起こすことが多い。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一度は習慣にならぬ


一度は習慣にならぬ
いちどはしゅうかんにならぬ

良い事でも悪い事でも、一度だけでは習慣にならないが、
二度三度と重なると元に戻りがたいもの。
どんな習慣にも一度目があり、それから始まるわけだから、
良い事なら続けるべきであるし、悪い事は禁止すべきである。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一度はままよ二度はよし


一度はままよ二度はよし
いちどはままよにどはよし

「ままよ」は「儘よ」と書き、ほどこす方法がなく
自暴自棄におちいったときなどに発する語で、
なるようになれの意。
一回目は良心がとがめ、何とでもなれという
気持ちで行った悪事でも、
二回目からはなんとも思わなくなり、
次第に悪を重ねていくことをいう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一将功成りて万骨枯る


一将功成りて万骨枯る
いっしょうこうなりてばんこつかる

一人の将軍が軍功を立てた陰には、
戦場に命を落とした多くの無名の兵士の犠牲があるということ。
また、そのことを忘れてはならないという戒めのことば。
功績は上層部の目立つ人のものになり、
その下で働いた多くの人々は報われないという意味でも使う。
「万骨枯る」は兵士たちの数多くの屍が
戦場に打ち捨てられたまま白骨化したありさまをいう。




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一寸の虫にも五分の魂


一寸の虫にも五分の魂
いっすんのむしにもごぶのたましい

わずか一寸の虫にも、その半分の五分という、
からだに似合わず大きな魂があるということから。
人はどんなに弱小であっても、
それ相当の意地や根性があるから
決して軽んじてはならないという戒めのことば。
同義語、一寸の虫にさえ五分の魂/一寸之虫
類義語、なめくじにも角/痩せ腕にも骨/
八つ子疳癪/匹夫も志を奪うべからず




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一銭を笑う者は一銭に泣く


一銭を笑う者は一銭に泣く
いっせんをわらうものはいっせんになく

たかが一銭だと軽視して粗末に扱う者は、
やがてその一銭が足らずに困ったり、
たった一銭の金もなくなって困ったりするものである。
少額だからといって小銭を粗末にする者は、小銭で困ることがある、
わずかな額でも金銭は大切にせよという戒めのことば。
「一銭」は一円の百分の一。この場合は極めて少額ということ。
同義語、一円を笑う者は一円に泣く




                                                             | 教訓 戒め 反省 

一朝の怒りにその身を忘る


一朝の怒りにその身を忘る
いっちょうのいかりにそのみをわする

一時の怒りのために前後を忘れて行動し、身を滅ぼすこと。
「一朝」は、日の出から朝食までの間のことで、
わずかな時間の意味。
一時の腹立ちに分別を失ってしまう事で、
そのような行動は自分の一生を駄目にすると言う戒め。
同義語、一朝の怒りに一生を過(あやま)つ
類義語、怒りは敵と思え




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いつまでもあると思うな親と金


いつまでもあると思うな親と金
いつまでもあるとおもうなおやとかね

親に頼っている子供は、いつまでも親は元気に働き、
自分を養ってくれるものと思っている。
しかし、親もいつかは死ぬし、
多くの財産や貯蓄があったとしても使えばいずれなくなってしまう。
だから、自分で働いてお金を稼ぐ努力をしなさいということ。
独立と倹約を説く戒めのことば。




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いつも柳の下に泥鰌は居らぬ


いつも柳の下に泥鰌は居らぬ
いつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ

一度柳の下でたまたまドジョウをとったからといって、
いつも柳の下にどじょうがいるとは限らない。
同じ幸運を何度も期待するのは愚かであるという戒め。
同義語、柳の下にいつも泥鰌は居らぬ/柳の下の泥鰌
類義語、朔日(ついたち)ごとに餅は食えぬ/
大猟の翌日/狐は二度と同じ罠にはかからぬ
反対語、柳の下に泥鰌二匹




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犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ


犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ

三日飼ってもらった犬はその恩を三年もおぼえているということ。
動物の犬でさえ受けた恩を長年おぼえているのだから、
人間たるものが恩知らずであってはならないという、
恩を忘れてしまいがちな人への戒めのことば。
同義語、犬も三日飼えばその主を忘れぬ
類義語、犬はその主を知る/飼い養(か)う犬も主を知る
反対語、猫は三年の恩を三日で忘れる/飼犬に手を噛まれる




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犬も歩けば棒に当たる


犬も歩けば棒に当たる
いぬもあるけばぼうにあたる

犬も出歩くから棒で打たれるような災難にあう。
だから災難に遭いたくなければ、気やすく何かに手を出したり、
出しゃばったりしないほうがよいということ。
なお、現在では逆の意味で、
歩きまわっていれば思いがけない幸運にぶつかることもある。
だからじっとせずに積極的に行動したほうがよい、
という意味でも多く使われるが、本来は誤用。
類義語、歩く足には棒当たる




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命あっての物種


命あっての物種
いのちあってのものだね

人間は生きていてこそ物事が出来る。
その意味で、命がすべてのもと(根源)と言える。
死んでしまっては何もならない。
だから、命を失うような危険は避け、自重せよということ。
同義語、命が物種/命こそ物種/
命のかけがえはない/命に換うる宝なし/命が宝
類義語、死んで花実は咲くものか




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祈るより稼げ


祈るより稼げ
いのるよりかせげ

幸福を得たいと神に祈るだけで、
怠けていてもご利益(りやく)などあろうはずがない。
自分で働いて稼ぐほうが確実であるということ。
また、困難に直面した時は祈ってばかりいても解決しない、
一生懸命に努力して自力で運命を打開すべきだということ。




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位牌に泥を塗る


位牌に泥を塗る
いはいにどろをぬる

祖先の名を汚す。祖先の名誉を傷つける。
「位牌」は死者の法名を記し、仏壇にまつる木の札。
同義語、位牌を汚す




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茨に棘あり


茨に棘あり
いばらにとげあり

美しい茨の花には触れると痛いトゲがある。
そのように美しいものには、必ずといっていいほど、
恐るべきものがひそんでいるものだということ。
また、美しさに惑わされて安易に近づいてはいけないという戒め。
類義語、綺麗な薔薇には棘がある/棘のない薔薇はない




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いらぬ物も三年経てば用に立つ


いらぬ物も三年経てば用に立つ
いらぬものもさんねんたてばようにたつ

今は不用の物であっても、
三年も取っておけば役に立つ機会がきっとあるという意味。
今必要ないからと性急に判断して、
むやみに物を捨てたりするものではないという教え。
類義語、禍も三年経てば用に立つ




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鰯で精進落ち


鰯で精進落ち
いわしでしょうじんおち

精進とは生臭物を断って菜食し、身を浄め心を慎むこと。
長い精進期間がやっと終わったのに、
その祝いを鰯のようなつまらない魚でするという意味で、
長い間の苦労や努力が十分に報われないこと。
また、精進期間中に鰯のようなつまらない魚をうっかり食べて
今までの努力を台無しにするという意味から、
つまらぬ事で大事な誓いを破ったり、
つまらない者を相手にして汚名をきせられる場合にもいう。
同義語、鰯で飲んで精進落とす




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言わぬ心に恥じよ


言わぬ心に恥じよ
いわぬこころにはじよ

口に出して責めないで、相手が自らの反省するのを待つこと。
ガミガミときつく責めたりせずにそっとしておく、
そうした心待ちに対して、恥ずかしさを感じなければならない、
ということ。




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殷鑑遠からず


殷鑑遠からず
いんかんとおからず

自分が戒めとすべき手本は、古いものや遠くに求めなくても、
すぐ身近にあるということ。
また、身近にある他者の失敗例を、自分の戒めにせよということ。
「殷」は中国古代の王朝。
「鑑」は鏡のことで、手本の意。
殷(いん)王朝の手本とすべきは、遠く古代に求めなくても、
前代の夏(か)王朝の滅亡がよい戒めであるということから。
同義語、商鑑遠からず




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印形は首と釣り替え


印形は首と釣り替え
いんぎょうはくびとつりかえ

実印に限らず判子(はんこ)は大切に扱うこと。
いったん押した以上は、首と引き替える覚悟が必要。
軽々しく捺印して、後で苦しむ例も世間には多い。
「印形」は、印章、印判、はんこ。




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飢えに臨みて苗を植える


飢えに臨みて苗を植える
うえにのぞみてなえをうえる

間に合わないことのたとえ。
必要に迫られてから準備をはじめても手遅れである。
食べ物がなくなってから苗の植え付けでは、
とても今の空腹が満たされることはない。
類義語、渇して井を穿(うが)つ/
軍(いくさ)見て矢を矧(は)ぐ




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上を見れば方図がない


上を見れば方図がない
うえをみればほうずがない

上をうらやんでいては、上には上があって際限がない。
人生は分相応が肝心で、
下を見て歩むようにするのがよいということ。
「方図」は定め、範囲。
類義語、上には上がある




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魚のかかるは甘餌による


魚のかかるは甘餌による
うおのかかるはかんじによる

魚は用心深いものだが、うまい餌にだまされて針にかかる。
そのように人間も利欲に目がくらんで命を捨てたり
一生を台無しにしてしまうこと。
名誉や利益を餌にだまそうとする者がいるので、
名利(みょうり)を求めようとする気持ちがあると失敗するもの。
また、うまい話には用心するようにという戒めのことば。




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