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哀哀たる父母我を生みて苦労せり


哀哀たる父母 我を生みて苦労せり
あいあいたるふぼ われをうみてくろうせり

おいたわしい、両親は私を生み、苦労して育ててくださったの意。
「哀哀」は痛み苦しむさま。
この心があればこそ、今に楽をさせてあげようとの思いにつながる。
出典、古代中国の詩を集めた「詩経」の一節で、
親孝行の詩として名高い。





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愛多き者は則ち法立たず


愛多き者は 則ち法立たず
あいおおきものは すなわちほうたたず

民衆に対する慈愛の情も、度が過ぎると人々がつけ上がって
法が守られなくなるということ。
また、愛や慈悲も、度が過ぎるのは考えものだという意。
出典、政治の要諦を説いた「韓非子」にあり、愛情ばかりで威厳が
少なければ、下の者が上の者を馬鹿にし、法令が行なわれなくなる
ということ。





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愛多ければ憎しみ至る


愛多ければ憎しみ至る
あいおおければにくしみいたる

上司から特別に可愛がられたり、多くの異性から慕われたりすると、
その一方で他人から嫉まれ、憎しみを招くようになる。
地位の高い人や異性からの愛情に甘えてはならないという
戒めのことば。
出典、老荘系の「亢倉子」に愛多ければ則ち憎しみ生ず、とある。
愛され慕われるのは、それだけ徳もあることで、
中国戦国時代の立法などのことを述べた「管子」には、
徳は怨みのもとということばもある。





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愛多ければ憎しみもまた多し


愛多ければ憎しみもまた多し
あいおおければにくしみもまたおおし

「愛多ければ憎しみ到る」の言葉とは違い、愛情そのものの中に
憎しみが宿ってるという意で、愛にひそむ強い独占欲を指摘したもの。
愛憎が表裏一体をなしているときの男女の愛情のもつれや、
肉親の争いほど深刻なものはない。
類義語、愛は憎しみの始まり。可愛さあまって憎さ百倍。
愛憎は紙一重。





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愛屋烏に及ぶ


愛屋烏に及ぶ
あいおくうにおよぶ

「屋烏の愛」ともいい、その人を深く愛していると、
その人の家の屋根にとまっている烏(からす)までも
いとおしく思えること。
相手に対する愛情が、きわめて深いことのたとえ。
反対語、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。





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愛してその悪を知り憎みてその善を知る


愛してその悪を知り 憎みてその善を知る
あいしてそのあくをしり にくみてそのぜんをしる

愛憎にかられて理性をくもらせることなく、
善悪、長所、短所を率直に認めること。
人を愛しても、その人の欠点を認め、
また、憎いと思ってる人でも、その人の長所を
認めるべきである、という教え。
出典、中国の古札を集めた「札記(らいき)」





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愛してその醜を忘る


愛してその醜を忘る
あいしてそのしゅうをわする

本気で惚れこむと相手のよい点ばかりが目につき、
悪いところがわからなくなる。
しまいには悪い所も良く見えてくるということ。
類義語、あばたも笑くぼ。惚れた欲目。
恋すれば色の文目(あやめ)もわきまえず。





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愛する所には駑馬を相するを教う


愛する所には駑馬を相するを教う
あいするところにはどばをそうするをおしう

伯楽という馬の鑑定名人が、
自分の好かない者には名馬の鑑定法を教え、
愛する者には駄馬の鑑定法を教えたという故事による。
名馬は少なく駄馬は多いから利用価値が高い。
「相」は鑑定法のこと。「駑馬」は駄馬のこと。
「伯楽(はくらく/ばくろう)」は「博労/馬喰(ばくろう)」とも書き、
馬の鑑定の名人から、(転じて)馬の売買、仲介する人にも用いる。




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愛想も小相も尽き果てる


愛想も小相も尽き果てる
あいそもこそもつきはてる

あきれはてて好意が持てなくなること。
「愛想」は愛着心、「小相」は語調を強めた語呂あわせ。
もともと愛情や好意を持って接していた者に対して、
すっかり愛着心がうせて、いやになってしまったという意。
したがって、始めから嫌いな相手や初対面の人に対しては使えない。
また、「愛想もクソも尽き果てる」というのは誤り。




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逢いたいが情見たいが病


逢いたいが情 見たいが病
あいたいがじょう みたいがやまい

恋愛感情が高まってくると、逢いたさ見たさの
気持ちがおさえきれない。
あたかも熱病のようなものであるということ。
類義語、一日逢わねば千秋(せんしゅう)のおもい。





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間の壁が愛情を長持ちさせる


間の壁が愛情を長持ちさせる
あいだのかべがあいじょうをながもちさせる

友達や恋人のあいだには仕切りがあってこそ、
その関係は長つづきするものである。
類義語、間の垣根は友情を新しく保つ。





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愛は多くの罪を覆う


愛は多くの罪を覆う
あいはおおくのつみをおおう

人は愛することによってその罪を許し、
うめあわせ、相殺することができる。




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愛は小出しにせよ


愛は小出しにせよ
あいはこだしにせよ

男と女の愛情は、あまり激しいと冷めてしまうのも早いので、
少しずつ長く愛したほうがよい。
そのほうが長続きするということ。
類義語、どか惚れのどか飽き。熱しやすく冷めやすい。
Love me little, love me long.(少し愛して、長く愛して)。





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愛は憎悪の始めなり


愛は憎悪の始めなり
あいはぞうおのはじめなり

愛と憎しみは紙一重で、愛し合う間柄でも一つ間違えば、
愛は憎しみに変わってしまうということ。
愛にも節度が必要であるという戒め。
「愛は憎しみの始まり」ともいう。
類義語、愛多ければ憎しみもまた多し 可愛さ余って憎さ百倍




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相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ


相惚れ 自惚れ 片惚れ 岡惚れ
あいぼれ うぬぼれ かたぼれ おかぼれ

人が人を好きになる時の形には、いろいろなものがあるということ。
相惚れ=両思いの恋。相思相愛。 
自惚れ=ひとりよがりの恋。自分勝手に相手を好きになること。 
片惚れ=片思いの恋。一方的で相手に通じない恋。  
岡惚れ=ひそかに憧れる恋。交際相手がいる人に恋すること。不倫。遊びで好きになること。
ほとんどの恋愛は、このどれかにあてはまるようです。




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相見る何ぞ晩きや


相見る何ぞ晩きや
あいみるなんぞおそきや

もっと早く出会っていたら、どんなによかっただろう、と嘆くこと。




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逢い戻りは鴨の味


逢い戻りは鴨の味
あいもどりはかものあじ

一度別れた男女の仲が元に戻ると、
その情愛は以前にも増して睦まじくなるものだということ。
それを、うまい鴨肉の吸い物にたとえて言ったもの。
類義語、いとこ同士は鴨の味




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秋風が吹く


秋風が吹く
あきかぜがふく

秋に吹く風が肌寒く冷めたいことから
(転じて)
熱かった男女間の愛情が冷めてしまうことをいう。
「秋」と「飽き」を掛けた言葉。
類義語、秋風が立つ。




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秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む


秋風と夫婦喧嘩は 日が入りゃ止む
あきかぜとふうふげんかは ひがいりゃやむ

秋風というのは、日暮れになると静まるのが普通である。
それと同様に夫婦喧嘩も夜になり、就寝前には大抵
収まってしまうとの意。
類義語、夫婦喧嘩と北風は夜凪(な)ぎする




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秋茄子嫁に食わすな


秋茄子 嫁に食わすな
あきなすび よめにくわすな

秋のなすびは特に味がいいので、そんなにおいしいものを
嫁に食べさせてはもったいないという、姑(しゅうとめ)の
嫁いびりの道具立てにした言葉。
また、上の意味とは全く反対に、なすびは体を冷やす為、
毒になってはいけないから大切な嫁に食べさせないという、
嫁のことを思いやる気持ちをいったものと、
なすびは種が少ないことから子種とかけて、
子供ができないと困るので食べさせないという、
縁起をかついだとされる言葉であるという説もある。
類義語、秋カマスは嫁に食わすな。秋鯖嫁に食わすな。
反対語、秋茄子嫁に食わせよ。コチの頭は嫁にくわせ。




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秋の扇


秋の扇
あきのおうぎ

夏の間重宝していた扇も、秋になり涼しくなると不要に
なってしまうことから、
季節はずれで役に立たないもののたとえ。
また、男性の愛を失って棄てられた女性のことにもいう。
漢(かん)の成帝(せいてい)の寵愛(ちょうあい)を失った
班婕、(はんしょうよ)が、自身を不要になった秋扇に
たとえた故事による。
類義語、夏炉冬扇。




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秋の鹿は笛に寄る


秋の鹿は笛に寄る
あきのしかはふえによる

鹿は秋になると発情期の為に雌雄は互いに求め合うが、
人間の吹く牝鹿の鳴き声に似せた鹿笛の音に、
雄鹿はだまされて近づき捕らえられる。
(転じて)
人が恋に身を滅ぼしたり、
弱みに付け込まれて利用されたりすることのたとえ。
類義語、妻恋う鹿は笛に寄る。
笛に寄る鹿ははかない契りに命を失う。




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秋の空は七度半変わる


秋の空は七度半変わる
あきのそらはななたびはんかわる

秋の空模様はたびたび変りやすい事から、
心の変りやすい事をたとえたことば。
類義語、女心と秋の空。男心と秋の空。




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秋の日と娘の子はくれぬようでくれる


秋の日と娘の子は くれぬようでくれる
あきのひとむすめのこは くれぬようでくれる

秋の日はなかなか暮れないようでいて、急に日暮れになってしまう。
娘も両親が大切にしていて、なかなか手放さない様に見えて、
申し込むと案外簡単にくれるものであるということ。
「くれる」は「暮れる」と与える意味の「呉れる」のかけことば。
反対語、一人娘と春の日はくれそうでくれぬ。




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悪女の深情け


悪女の深情け
あくじょのふかなさけ

容貌が醜い女ほど情が深く、嫉妬心が強いということ。
男にとってありがた迷惑であるという意にも用いる。
ここでいう「悪女」は、悪い心の女ではなく、容貌が悪い女のこと。
類義語、悪縁契り深し。腐れ縁離れず。




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足駄をはいて首ったけ


足駄をはいて首ったけ
あしだをはいてくびったけ

異性に惚れ込んで夢中になることのたとえ。
「足駄」は歯の高い下駄のことで、「首ったけ」は首の高さのこと。
足駄を履いても首のあたりまで沈むほど、深みにはまるという意。
ぞっこん惚れ込んでいることを「首ったけ」というが、
「足駄」が付くことで、深みにはまっていることをさらに強調させている。
類義語、竹馬に乗って首ったけ。梯子をかけて首ったけ。




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逢いたいが情見たいが病


逢いたいが情 見たいが病
あいたいがじょう みたいがやまい

恋愛感情が高まってくると、
逢いたさ見たさの気持ちがおさえきれない。
あたかも熱病のようなものであるということ。
類義語、一日逢わねば千秋(せんしゅう)のおもい。




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後追う子に引かれる


後追う子に引かれる
あとおうこにひかれる

親の後を追う子供への愛情に引かれること。
夫への愛情はなくても、子供への愛情から
離婚に踏み切れない女性の心情を表したことば。
心では離別を切望しながらも、
夫のもとを去ることができないこと。




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痘痕も靨


痘痕も靨
あばたもえくぼ

好意をいだく者に対しては、欠点さえも長所に見えることのたとえ。
天然痘の治った後、顔にできるぶつぶつのことを
痘痕(あばた)という。
にっこり微笑んだ時、頬に現れる窪みをエクボといい
非常に愛らしいもの。
そのエクボとあばたは似ても似つかぬものだが、
惚れた相手の顔にあるあばたはエクボのように
可愛らしく見えるということ。
愛する相手には、欠点や短所が美点や長所に見えるということ。
同義語、痘痕も笑窪
類義語、愛して見れば鼻欠けもえくぼ 惚れた欲目 
面面の楊貴妃 愛してその醜を忘る




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頭の黒い鼠


頭の黒い鼠
あたまのくろいねずみ

主人の金品をくすねる使用人のこと。
また、盗んだのは身近にいる人間だろうとほのめかすときにも使う。
鼠は食物などを盗むことから、泥棒の代名詞にもなっており、
屋根裏に住み着くことから、同じ家の住人をさす。
頭の黒いとは、頭髪が黒いことから、人間のこと。
金や物がなくなった時、この家の人間が盗んだと暗にいうことば。




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秋鯖の刺身にあたると薬がない


秋鯖の刺身にあたると薬がない
あきさばのさしみにあたるとくすりがない

秋の鯖の中毒は激しいものであるということ。
「さばの生きぐされ」ということばもあるほど、
さばは腐りやすいとされている。




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穴あらば入りたい


穴あらば入りたい
あなあらばはいりたい

恥ずかしい事をしてしまって気まりが悪く、
身のおき場もないとき、顔や姿を見られないように、
身を隠す場所があったら入りたいということ。




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暗夜に灯火を失う


暗夜に灯火を失う
あんやにともしびをうしなう

頼りにしていた人や物を失い、
どうしていいのかわからず途方にくれる様子をいう。
暗い夜道を歩く時に明かりを失ったり、
灯火を目指して進んでいたのに消えてしまって、
どうしたらよいのかわからなくなってしまうことから。
同義語、闇の夜に灯火を失う




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合わぬ蓋あれば合う蓋あり


合わぬ蓋あれば合う蓋あり
あわぬふたあればあうふたあり

どんな容器にも合う蓋と合わない蓋があるように、
人間にも適材適所があるとういことのたとえ。
器は大きさや形状がさまざまなので、
合う蓋は見つけにくいものだが、気長に探せば
かならず見つかるように、相性の合う人は必ずいるということ。
主に男女の相性によく使うことば。
類義語、似合い似合いの釜の蓋
破れ鍋に綴じ蓋




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暗中に模索す


暗中に模索す
あんちゅうにもさくす

暗やみの中で、手探りで捜しもとめること。
対象となる物が見えないため、いろいろと手さぐりするが、
手がかりや方法がつかめないままの状態のたとえ。
四字熟語、暗中模索
類義語、五里霧中




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諍い果てての契り


諍い果てての契り
いさかいはててのちぎり

喧嘩をすると、相手の言い分、
気性、力量などが互いによくわかり、
かえって仲良しになることが多い。
類義語、喧嘩後の兄弟名乗り




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往に跡へ行くとも死に跡へ行くな


往に跡へ行くとも死に跡へ行くな
いにあとへゆくともしにあとへゆくな

先妻と離婚した男へ嫁ぐのはよいが、
死別したあとへ嫁ぐのはやめたほうがよい。
亡妻への愛情が残っていて美点ばかりを追憶し、
比較されることから。
同義語、去り跡へは行くとも死に跡には行くな




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犬も朋輩鷹も朋輩


犬も朋輩鷹も朋輩
いぬもほうばいたかもほうばい

鷹狩りから出たことばで、犬が地を走って鳥を追い立て、
舞い上がったところを鷹が空から捕らえる。
役目は違うが、同じ目的で主人に使えているということから。
同じ主人に使えている者同士は、役目や待遇が違っても、
尚且つ気が合わなくても、
同僚として仲良くしていく必要があるということ。
同じ職場や作業現場で働く者同士にもいえることである。




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医は仁術


医は仁術
いはじんじゅつ
医術で病人を治療するのは、
人間愛に基づいた行為であるということ。
技術にかたよらず、患者の身になって治療すべきである。
医療は単なる金もうけが目的でするわけではない
という意味もある。




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倚門の望


倚門の望
いもんのぼう

子供を愛する気持ちが切実であることで、
特に母親の愛情についていう。
「倚」は、寄りかかるで、
「望」は、遠くを見やる意。
門に寄りかかって待ち望むことで、
我が子の帰りを待ちわびる母親の心情をいったことば。
遠い土地で勉強中の子供の帰郷を待っている場合によく使う。
同義語、門に倚りて望む




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魚心あれば水心


魚心あれば水心
うおごころあればみずごころ

魚が水に対して好意を持つならば、
水も魚に好意を示すということで、こちらが好意を持てば、
相手も好意を持つものだということ。
先方の出方次第で当方にも応じ方があると言いたい場合に使う。
本来は、「魚、心あれば、水、心あり」であった。
同義語、水心あれば魚心あり/網心あれば魚心
類義語、落花流水の情




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牛は牛連れ馬は馬連れ


牛は牛連れ馬は馬連れ
うしはうしづれうまはうまづれ

牛と牛、馬と馬といったように、
同類やそれぞれにふさわしい相手が自然によってくるということ。
また、似た者同士で行動するほうが釣り合いがとれるので
好ましいということ。
地位や身分、立場が違っては同調しにくいものである。
同義語、牛は牛連れ
類義語、同気相求む/同類相求む/目の寄る所へは玉も寄る/
類は友を呼ぶ/似た者夫婦/割れ鍋に閉じ蓋
対義語、牛啼いて馬応ぜず




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打たれても親の杖


打たれても親の杖
うたれてもおやのつえ

親が子を杖で打つのは、
その子を正しく導きたいと思う愛情からであって、
手荒いようだが憎しみは無いという意味。
子を打つ杖には親の慈愛がこもっているのだから、
子は感謝すべきだということ。
類義語、親の打つ拳より他人の撫でるほうが痛い/
親は打たるる杖もゆかしい/打つも撫でるも親の恩/
叱るも親の慈悲




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浮き川竹


浮き川竹
うきかわたけ

川辺に生えていて水に浸っている竹が
水の増減や流れによって浮き沈みすることから、
不安定な境遇の辛い身の上のたとえ。
また、遊女の身の上をたとえることが多い。
「浮き」は、「憂き」との掛け言葉。
同義語、浮き川竹の流れの身




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浮世は牛の小車


浮世は牛の小車
うきよはうしのおぐるま

この世はつらく苦しいことばかりが、
めぐってくるものであるということ。
「牛」に「憂し」をかけたことばで、
「小車」は小さな車のことで、
回転が速いことから、
しきりに回ってくるものだというと。
反対語、浮世は心次第




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馬が合う


馬が合う
うまがあう

人と人との関係で、お互いの性格、気持ち、気心などが合い、
何をするにもしっくりいくことのたとえ。
意気投合すること。
もとは、乗馬で使われた言葉で、
馬と騎手の呼吸が無理なく自然に合っている様子から。
なお、お互いの気持ちが合うことに言うため、
車・バイクや道具など、心をもたない物には使えない。
対義語、馬が合わない




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生まれぬ前の襁褓定め


生まれぬ前の襁褓定め
うまれぬさきのむつきさだめ

男の子か女の子かもわからなければ、
いつ生まれるかもわからない初生児に、
着せる産衣(うぶぎ)やおむつ作りで大騒ぎすること。
手回しがはやすぎることのたとえ。
また、準備が大げさすぎることのたとえ。
類義語、海も見えぬに舟用意/とらぬ狸の皮算用/
生まれぬ先のこしまき




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縁の切れ目は子で繋ぐ


縁の切れ目は子で繋ぐ
えんのきれめはこでつなぐ

子供の幸せは実の両親に育てられることにあるのは
いうまでもないこと。
だから、夫婦中が悪くなって離婚したくても子供がいると、
その子を不幸にしたくないという気持ちから、
思いとどまることが多いということ。
また、いったんは別れても元のさやに収まることもある。
このように、子供は夫婦の縁を繋ぐという意味。
類義語、子は鎹(かすがい)




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負うた子より抱いた子


負うた子より抱いた子
おうたこよりだいたこ

背負った子どもよりも、抱いた子どものほうを優先的に世話することから、身近なことを先にしたり、身近な者を大事にすることのたとえ。
同義語、負う子より抱く子/負うた子より抱く子/
負ぶった子より抱いた子/生んだ子より抱いた子




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大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然


大家と言えば親も同然 店子と言えば子も同然
おおやといえばおやもどうぜん たなこといえばこもどうぜん

借家人(しゃくやにん)からすれば家主は親と同様の存在であり、
家主からすれば借家人は我が子と同様の存在だということ。
「店子」は、借家人の意。
江戸時代には、借家人に公的な権利や義務がなく、
家主がその保証や責任を負ったところからいう。
昔の家主と借家人の関係を言ったことば。




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屋烏の愛


屋烏の愛
おくうのあい

人を深く愛していると、その人の家の屋根にとまっている
烏(からす)までも愛おしく思えること。
人を愛すると、その人に関わる全てのものが愛しくなる
ということのたとえ。
また、相手に対する愛情が、きわめて深いことのたとえ。
同義語、愛屋烏に及ぶ
反対語、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い




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同じ釜の飯を食う


同じ釜の飯を食う
おなじかまのめしをくう

一つの釜で炊いた飯を一緒に食べるという意味から、
仲間として寝食を共にしたり、職場の仲間として働くなど、
苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ。
なお、親しい間柄で同じ釜の飯を食ったとしても、
遊び仲間には使わない。
同義語、一つ釜の飯を食う/一つ鍋の物を食う




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同じ川の流れをむすぶ


同じ川の流れをむすぶ
おなじかわのながれをむすぶ

「むすぶ」は、両手で水をすくう動作。
同じ流れの川の水を口にもっていって飲むことから、
同じ事柄に関係して縁が深いことのたとえ。




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同じ羽の鳥は集まるものだ


同じ羽の鳥は集まるものだ
おなじはねのとりはあつまるものだ

英語の「Birds of a feather flock together.」より。
同じような趣味や考え方の人間は、自然と寄り集まり、
仲間を作るものだということ。
類義語、類は友を呼ぶ/類をもって集まる



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お前百までわしゃ九十九まで


お前百までわしゃ九十九まで
おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで

夫婦がいつまでも仲良く暮らし、
共に元気で長寿を楽しもうという願いをいったことば。
「お前百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」
と続けてもいう。





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思う仲に口さすな


思う仲に口さすな
おもうなかにくちさすな

お互いに思い合ってる男女の間に起こることは、
それが他人の口ぞえが必要であろういざこざであったとしても、
二人の仲に水を差すことになるので、なまじ口出ししないほうがよい。
自然に解決するからほおっておいてもよいということ。





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思う仲のつづり諍い


思う仲のつづり諍い
おもうなかのつづりいさかい

仲のよい者同士のちょいちょい喧嘩。
男女の仲がよすぎて遠慮がないために、
かえってつまらないことでちょっとした喧嘩をよくするものであるということ。
類義語、好(よ)い仲の小(こ)いさかい/思う中の恋いさかい/
濃(こ)い仲の女夫(みょうと)いさかい/仲よいで喧嘩





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親思う心にまさる親心


親思う心にまさる親心
おやおもうこころにまさるおやごころ

子が親を慕う心よりも、親が子を案じる心のほうが痛切であるということ。
また、子の親への孝心よりも、親が思う子への慈愛はさらに大きいということ。
安政の大獄で処刑された幕末の志士、吉田松陰の辞世の句
「親思う心にまさる親心今日の音づれ何ときくらん」より。





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親擦れより友擦れ


親擦れより友擦れ
おやずれよりともずれ

人は親から受ける影響よりも、友人から受ける影響のほうが大きい。
知識などは友人との付き合いにより身につくことが多いので、悪い友人をもてば悪くなるということ。
「親擦れ」は、親との生活で世間を知ること。
「友擦れ」は、友人との交際で世事に慣れたり、悪擦れしたりすること。
類義語、朱に交われば赤くなる/善悪は友による





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親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない


親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない
おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもあだはない

親が子への慈悲から出た意見には、決して無駄な言葉などないということ。
茄子には仇花がほとんどなく、花は必ずといっていいほど実になることから。
「仇はない」は、必ず身(実)になるということを暗にいったことば。
同義語、茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない/
親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない





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親の打つ拳より他人の摩るが痛い


親の打つ拳より他人の摩るが痛い
おやのうつこぶしよりたにんのさするがいたい

親が折檻する拳には愛情がこもっているので子供の為になるが、
他人が可愛がる手には愛情がこもっていない表面的なものだから、
子供が勘違いして自惚れたり付け上がったりと害になりやすいということ。
類義語、打たれても親の杖





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及ばぬ鯉の滝登り


及ばぬ鯉の滝登り
およばぬこいのたきのぼり

鯉は激流をさかのぼるが、垂直に高くかかっている滝の場合は無理ということから、
能力以上のことに挑戦しても目的が達成できないという意味。
どんなに望んでもとうていむりなことのたとえ。
「鯉」を「恋」にかけて、望みがかなえられない恋としてよく用いる。
類義語、高嶺の花/花は折りたし梢(こずえ)は高し





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女は相見互い


女は相見互い
おんなはあいみたがい

女性同士は共通の利害があるので、
案外思いやりや同情を抱きやすく、
かばい合い理解し合うものだということ。
類義語、女心は女が知る/女の事は女同士





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女は己を説ぶ者の為に容づくる


女は己を説ぶ者の為に容づくる
おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる

女は自分を愛してくれる男のために、より一層念入りに化粧をしたり、
美しく着飾ったりするということ。





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女は弱しされど母は強し


女は弱しされど母は強し
おんなはよわしされどはははつよし

女性は母親になると、子供を守るためにどんな困難にも耐える強い力を発揮するということ。
一般的に、女性は男性に比べて肉体的に弱いし、性質も本質的にやさしい。
しかし、か弱い女性も出産して、ひとたび母親としての立場におかれると、見違えるほど強くなる。
困難な状況の中で立派に子どもを育て上げたり、外敵から子どもを安全に保護したりする。
そのように、子どもを守ろうとするときの母親の強さをいったことば。





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影の形に随うが如し


影の形に随うが如し
かげのかたちにしたがうがごとし

何らかの形をもった物体があれば必ず影が生じ、行くところへついてまわる。
そのように、二人が常にいっしょにいて離れることがないさまをいう。
また、裏切ることなく従うことのたとえとしても用いる。
同義語、影の形に添う如し/形影相伴う
反対句、影形と相依らず





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欠き餅と焼き餅は焼くほどよい


欠き餅と焼き餅は焼くほどよい
かきもちとやきもちはやくほどよい

愛情があればこそ嫉妬するもので、適度に焼くほうが夫婦仲がよいということ。
「欠き餅」は、餅を薄く切り乾燥したものを焼いて食べる。
「焼き餅」は、嫉妬することのたとえ。
同義語、焼き餅と欠き餅は焼く方がよい





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賢い人には友がない


賢い人には友がない
かしこいひとにはともがない

利口過ぎる人、すきのない人、打算的な人、謹直さが度を越す人といった人々は近寄りがたいので、
心を開き何でも気軽に話ができるような打ち解け合った友人は出来ないものであるということ。
類義語、水清ければ魚棲まず





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片恋こそは最上の恋


片恋こそは最上の恋
かたこいこそはさいじょうのこい

恋が成就すると、辛いことや苦しい現実とも向き合うことになるので、片思いの時こそ恋の最高の姿であるということ。
片恋の時は男女を問わず、異性を理想的に美化するものである。





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金の貸し借り不和の基


金の貸し借り不和の基
かねのかしかりふわのもと

どんなに親しい間柄であっても、金銭の貸し借りは揉め事のもとである。
負い目ができたり、催促を受けて恨んで不仲になることも起こる。
親しい間柄ほど金銭の貸借を慎まなければならないという戒め。
類義語、金を貸せば友を失う





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金の切れ目が縁の切れ目


金の切れ目が縁の切れ目
かねのきれめがえんのきれめ

金銭で成り立っている関係は、金がなくなったときが関係の切れるときだということ。
男女関係やその他の人間関係でも、一方に金があることで続いている関係は、一見すると親しい間柄のようだが、金が尽きれば掌を返すように冷淡になり、別れて去ってしまうということ。
元は遊女が遊客に接するときの心得とされていたが、一般にも通用するため用いられるようになった。
類義語、愛想尽かしも金から起きる。
When poverty comes in at the doors, love leaps out at windows.
(貧困がドアから入ってくると、愛は窓から飛び出していく)





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鐘も撞木の当たりよう


鐘も撞木の当たりよう
かねもしゅもくのあたりよう

鐘の音の大小や良し悪しは撞木の当たりぐあいによるものであることから、
(転じて)
夫婦の間柄は、連れ添う相手次第でよくも悪くもなるということのたとえ。
また対人関係なども、こちらの接し方しだいで相手の反応も変わってくることにもいう。
同義語、鐘も撞木の当たりがら





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噛む馬にも合い口


噛む馬にも合い口
かむうまにもあいくち

噛みつく癖のある馬でも気の合った乗り手にはおとなしい。
(転じて)どんな乱暴者にも頭の上がらない人や気の合う友達があるということ。
同義語、人食い馬にも合い口
類義語、蹴る馬も乗り手次第





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烏に反哺の孝あり


烏に反哺の孝あり
からすにはんぽのこうあり

烏は口移しにえさを食べさせて子鳥を育てるが、成長したのちには親鳥の口にえさを含ませて、養育の恩に報いるという習性があるといわれる。
烏さえ親の恩に報いるのだから、人ならばなおのこと親孝行せねばならないということ。
「反」は、恩に反(むく)いること。
「哺」は、食べ物を口にふくませること。
同義語、鳩に三枝の礼あり烏に反哺の孝あり/反哺の孝





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可愛い子には旅をさせよ


可愛い子には旅をさせよ
かわいいこにはたびをさせよ

子供が可愛いとつい甘やかしてしまいがちだが、愛する子供の将来のためには厳しい経験を積ませるほうがよく、辛い旅を体験させて世の中の苦労や困難を知るほうが立派に成長するのでよいということ。
昔は現代のように交通機関が発達していなかったので、旅は辛く厳しいものであったため、人生経験を積むのによかったことから。
同義語、いとしき子には旅をさせよ/可愛い子は打って育てろ/いとしき子には杖で教えよ/可愛い子には灸をすえ憎い子には砂糖やれ
類義語、獅子の子落とし/親の甘いは子に毒薬/親の甘茶が毒になる





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可愛可愛は憎いの裏


可愛可愛は憎いの裏
かわいかわいはにくいのうら

内心では憎らしいと思っていながら、口先では盛んに「可愛い、可愛い」とお世辞を言うこと。
また、度の過ぎた愛情は憎悪に変わりやすいという意味でも使う。
類義語、可愛さ余って憎さが百倍





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かわいさ余って憎さが百倍


かわいさ余って憎さが百倍
かわいさあまってにくさがひゃくばい

ふだんから可愛いと思う感情が強ければ強いほど、
いったん憎しみの感情が沸けば、
その憎しみの感情は並外れたものになるという意味。
愛情と憎しみは表裏一体であるということがうかがえることば。
同義語、可愛さ余って憎さ百倍
類義語、可愛可愛は憎いの裏





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肝胆相照らす


肝胆相照らす
かんたんあいてらす

互いに真心を打ち明けて理解し合い、親しく交際することのたとえ。
「肝」は肝臓、「胆」は胆嚢(たんのう)。
両方とも生命を支える大事な臓器であることから、
(転じて)奥深い所にある心、真実の心という意味。
昔の中国人はその二つの臓器が心の働きをするところと考え、
本当に親しく交際するには自分の姿を見せあう必要があるとし、
肝胆を互いに明らかにして、真情を表すことのたとえとした。





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